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2018年7月8日

なぜ金子眼鏡は鯖江での増永眼鏡の創業を矮小化するのだろうか

先日、金子眼鏡に行ったときに貰ってきた小冊子。



最初のページにはこんな記述があります。

100年ほど前。一軒の農家が、農閑期の内職として始めた鯖江のめがね作り。

雪国育ちの誠実で忍耐強い気質で、ひたすらに手を動かす。

金子眼鏡の根底に流れる職人の技と心。

福井県鯖江地域でのメガネ作りのスタートを紹介した一文なのですが、これはおかしいです。はっきり書けば嘘。事実を矮小化しすぎています。


>100年ほど前。一軒の農家が、農閑期の内職として始めた鯖江のめがね作り。

事実は、増永五左衛門(ますながござえもん)という豪農(地主ですね)で若くから村会議員を務めてきた人がキーマンなので、決して「一軒の農家」ではありません。

しかも、最初から自前の工場を使い、地元の人間を工員として雇い、大阪から職人を招いてのメガネ作りがスタートしています。なので「農閑期の内職」でもありませんでした。(工員の中には大工もいましたし)
このスタートが明治38年6月1日とされています。
増永五左衛門がはじめた会社が現在に至る増永眼鏡です。
明治38年=1905年が増永眼鏡、福井県鯖江地域でのメガネ作りのはじまりとなります。

詳しくは、以下のサイトを読んで欲しいのですが、こんな矮小化されたレベルでのはじまりだったわけではありません。

明治・大正・戰前期に福井経済を牽引した起業家や経済人の事績
眼鏡産地の基礎を築いた先覚者 増永 五左衛門(ますなが ござえもん)
http://okhome.fc2web.com/mp/mp013.html

増永眼鏡のサイトではここに書かれています。
PHILOSOPHY | MASUNAGA since 1905(増永眼鏡)
http://www.masunaga1905.com/philosophy

小説化もされています。
「おしょりん」 藤岡 陽子(著) ポプラ社
明治三十八年、福井県麻生津村。増永五左衛門はこの地に産業を根付かせるべく苦闘していた。そんな時、弟の幸八が村でのめがね枠製造を提案する。村人たちの猛反対の中、二人は困難な道を歩み始めるのだった―。めがねで世界を変えた、兄弟の魂の物語。 



事実を脚色しつつの小説なので、日本のメガネ製造史を知る一冊というわけにはいきませんが、ぜひご一読を。

決して、『一軒の農家が、農閑期の内職として始めた』ものではないことがよくわかります。

鯖江でのめがね作りの歴史を引用しつつ、自前のものにしてしまう金子眼鏡は、なぜ増永眼鏡の創業時のことを矮小化するのはなぜなんでしょうかね。



2017年3月31日

まだまだ続く タワーレコードの閉店ラッシュ(追記あり)

2012年にこのブログで2回に分けてタワーレコードのリアル店舗がどんどん閉鎖されていっているということを書きましたが、最近もまた閉店が続いていたようです。

店舗一覧から。
http://tower.jp/store/

秋田店と大分店は、イオン系のファッションビル、フォーラスの閉店に伴うもの。千葉店は、千葉パルコの閉店に伴うもの。
泉南と新居浜はイオンモールそのものからの撤退の様子。

CDというフィジカルメディアがまだ売れているという珍しい日本にありつつも、通販との競争もあって、やはりリアル店舗でフィジカルメディアを扱うのは難しいかな、と。


2015年以降に閉店した店舗。(つくば、藤沢、長崎店を追記。2014年以前はTwitterアカウント削除・凍結のためWikipedia参照)

秋田店

タワーミニLALAガーデンつくば店

千葉店
藤沢店

泉南店

新居浜店

長崎店

大分店


2012年分
タワーレコードの閉店ラッシュ
続報 タワーレコードの閉店ラッシュ

Wikipediaでの閉店店舗

2015年6月11日

Amazon買取サービス の開始と ブックオフ

すでに報道されていますが、Amazon.co,jpが本の買い取りを実施するとのこと。
送料負担無しで買い取りをしてくれるというサービスでブックオフなどの中古本チェーン店に大きな影響があるんじゃないか?と報道されています。

J-CASTニュース
アマゾン、「古本買取サービス」の衝撃 ブックオフや古本屋も将来危機に?
http://www.j-cast.com/2015/06/04237022.html
アマゾン・ジャパンが2015年6月3日に発表した「Amazon 本買取サービス」は、和書・洋書の100万タイトルの買取価格がAmazon.co.jp上で事前に確認でき、「本を売りたい」と思ったときに、その本の商品詳細ページから買い取りの申し込みができる。


Amazon買取サービス 3本買取成立で500円プレゼントキャンペーン
http://www.amazon.co.jp/Trade-In/b/ref=sv_b_9?ie=UTF8&node=3085249051


ブックオフなどの買取価格、実際に持ち込んでみるとわかるんですが安いんですよね。買い叩かれる印象。

実際の「相場」はAmazon.co,jpのマーケットプレイスでの価格ってことが多く、ブックオフ店頭に並んだ買い取られた書籍をバーコードリーダでスキャンして相場より安いものをセドリするなんて人も多いのが実情。(あの方々は本業なんですかねぇ。確定申告とかしてるんだろうか)

私の場合、ブックオフへは以前より行かなくなりましたが、これは書籍は買わずに図書館でということが徹底されてきたこと、中古CDを買うなら同じブックオフでもブックオフオンライン(ネット通販)、駿河屋(ネット通販)を利用することが増えたことも影響しています。
ブックオフのCDコーナーなんて人まばら状態ですしねぇ。

実際のブックオフ、どうなっているかといえば、株価はこんな感じ。
TOPIX(東証株価指数)との比較で一目瞭然なんですが、低迷してます。


客離れ対策として、ポイントカードを導入(何度目だろ)したりとテコ入れはされているようですが。

四季報より。
【横ばい】ブックオフ単独店が苦戦。ハードオフFC解約で特損。16年3月期は14年10月の『TSUTAYA』FC譲渡分が通期影響。複合店は堅調持続だが単独店の回復弱い。ネット強化費減るが営業益横ばい。
衣料品を扱うような大型店舗は確かに賑わってますが、従来からの書籍、CD、DVDなどは客が少ない(いても立ち読みって感じ)になってますから、苦戦は続くかなと。
筆頭株主がヤフーになってることもあって、黙ってこのままということはないと思いますが(思いたいんですが)、現状だと分が悪いなと思います。

ブックオフオンライン楽天市場店

2015年1月22日

情報にお金を出さない時代 - 新聞・書籍・雑誌を買わなくなって

新聞(日刊紙)のWebニュースでの会員登録、あれなんとかならんのかと思うこと多々。
朝日新聞なんかは現在何文字が表示されていて、残りの本文が何文字かと表示されているのでまだ読み飛ばすかどうか判断できるけど、毎日新聞のように見出しだけだとなんだよそれは的なものがあります。

新聞を購読しないやつが悪い。
まさにそうなんですよね。新聞社だってWeb広告だけで儲かるわけないんですから、無料読者にはある程度の制約をという方向性はわかります。

学生の時から社会人になってから数年間は新聞を購読していましたが、それ以降は自分で新聞を購読するという習慣がなくなり、考えてみれば新聞を購読しない状態の方が長いんだなと気づいた次第。

実家では今でも新聞を購読しているので、長期連休で帰省した際は新聞をじっくり読むこともあるんですが、やはり一過性の情報としてのニュース記事はInternetの方が早いし、そこから検索してという新聞記事から連想してのニュースの深掘りができて便利。(そういう使い方を長く続けているからなんでしょうが)
とはいえ、特集記事などはやはり紙面が勝っていて、Web版だけが新聞紙面じゃないってことを痛感したりします(とはいえ、そういう記事は少ない!)。

新聞を購読しても良いんだが、絶対にあれが毎日届いてもちゃんと読めないだろうなという確信があってやはり購読はやーめたってことになってしまっています。


新聞は上記の通りですが、他にも活字つながりで、書籍、雑誌を買う量も大きく減っています。

書籍の場合、たいていは公立図書館で済ませるようにしていること、置いてない書籍でもリクエストをすれば結構な割合で図書館で蔵書としてくれることもあり、図書館依存度は高いです。
書籍の場合、読んだ後の片付けやら処分が面倒(本を捨てることができない人です)、読み終わってない「積読」状態の本は処分するわけにもいかずと、これがまた大変。
そんなわけで本は極力借りて済ますという方向になっています。
これは私だけじゃないようで、版元にとっては頭の痛い問題なようです。

図書館と書店のコラボが始まる
http://biz.bcnranking.jp/article/serial/eye/1411/141113_137952.html
2002年、書店での書籍販売数は7億3900万冊。それに対して、公共・学校図書館の貸出冊数は5億5700万冊だった。書店での販売が図書館の貸出冊数を上回っていたが、それは2009年に逆転してしまう。その後2012年には、書店販売数が6億8700万冊、図書館の貸出冊数が7億4400万冊となり、その差は年を追うごとに広がっている。

私の場合、利用するのは地方の図書館ですから、人気作品だからといって同じ本を何冊も蔵書にするようなことはなく、一冊の本を予約して待つしかないのですが、都区内の図書館だとリクエストの多い本は10冊とか蔵書してたりしてそれでも予約が100人待ちとかだったりしますから、ヘビーな図書館利用者というのはかなり多いかなと。(東京都区内の図書館は一つの区にたくさんの図書館があるのでそういう運用も可能なんでしょうけど、私の住む地方都市では市に一つの図書館だけという状態ですからかなりの格差があります)

#実際の話、私はこういうベストセラー小説などを読まないんで関係しないんですけどもね。

電子書籍というものもあるけれど、私が読みたいような本はなかなか電子化されてなかったりということもあり、こちらは様子見が続いています。
(図書館で借りることができるなら、買うまでもないかという感じ。何度も借りて結局買った本というのもあるんですけど、それは少数)


雑誌の場合、現時点で定期購読しているものが三誌。
以前はもっとたくさんあったのですが、毎月必ず買っていた雑誌が「休刊」という名の廃刊になり、残ったのがこれだけというのが現状。
これは以前も書いてますね。

ことば - 「出版不況」 そういや買う雑誌が激減してる。現在買ってる雑誌と過去に買っていた雑誌
http://tiiduka.blogspot.com/2014/08/blog-post.html

毎月1000円の会員制Webサイト、有料メールマガジンというものもあり、気になっているものもいくつかあるのですが、紙媒体だった頃には「月に1000円」は「普通」だったけれど、電子媒体になると「高いっ」となるのはなんでなんでしょうかね。私だけでしょうか?

このあたり、音楽の聴き方(定額制の配信サービス)と同様に頭の切り替えが必要になるように思います。

2014年8月10日

ことば - 「出版不況」 そういや買う雑誌が激減してる。現在買ってる雑誌と過去に買っていた雑誌

出版不況だそうで。新たな取り組みもいろいろ試しているようですが、通勤時に本や雑誌を読むより、スマートフォンを操作して・・・という感じじゃなかなか難しいだろうなと。

そんなところで、ドワンゴの取り組みは面白いなと。
http://mainichi.jp/select/news/20140715k0000m040083000c.html 
芥川・直木賞:候補作、無料配信始まる
毎日新聞 2014年07月14日 20時45分(最終更新 07月14日 21時37分)
 17日に迫った第151回芥川・直木賞(日本文学振興会主催)の選考会を前に、ニコニコ動画を配信する「ドワンゴ」は14日、全候補作の試し読みの無料配信を始めた。出版不況の中、文学界最大の“お祭り”を盛り上げようという新しい試みだ。
 無料配信されるのは、芥川賞候補作が冒頭から400字詰め原稿用紙約10枚分、直木賞は、同約20枚分。
 直木賞候補作は既に単行本になっているが、芥川賞候補は文芸誌に掲載されただけでまだ単行本になっていない作品が多く、バックナンバーを手に入れるのが難しかった。
 ドワンゴの担当ディレクター、高橋薫さんは「本離れが進んでいるなかで、簡単に候補作に触れる機会を作りたかった」と話している。【内藤麻里子】
そうなんですよ。「バックナンバーと手に入れる」ってなかなか大変。
(図書館に行けばある可能性もあるけどね)

無料配信だから気軽に読んでみようって気になりますもんね。

で、出版不況と言われてずいぶん経つように思うんですが、どうも雑誌はかなりダメージを受けているようです。雑誌買ってます?

以前は毎月購入していた雑誌が休刊(という名の廃刊)になったなんてのはよくある話だし、気付いたら値段がどんどん上がっていてというのもこれまたよくある話。

現時点で私が定期的に購読している雑誌はこんな感じ。(すべて紙媒体。順不同)

  • ミュージック・マガジン 音楽雑誌です。高校生の頃から読み始め・・・という雑誌。安かったロッキングオンを最初に読み始めたんですが、たまたま手にしたMM誌を読んだら音楽だけじゃなく、芸能(芸能界とかじゃなくもっと幅広いもの)、社会問題から音楽のジャンルもロックだけじゃなく、もちろん歌謡曲から民俗音楽までと幅広い内容でかなり刺激を受けました。権威主義的なんじゃないの?と思われそうな雑誌ですが、最近ではももクロやK-POPの特集なんかも。
  • レコード・コレクターズ 同じミュージックマガジン社の月刊誌。MM誌よりこっちの方が売れてるんじゃなかろうか、というぐらいにメジャーな存在になっているように思えます。(今号は厚みがついに逆転)特集記事は結構なボリュームがあるので読み応えがあるのですが、未リリースの媒体を特集して肝心な新しい音を聴かずに特集記事が組まれることが多いのが難点。(最近だとレッドツェッペリンの再発モノがこれ)再発されてからだと売る機会を逸するからなのかもしれないけど、何度も紹介されているようなアルバムの紹介記事だけなんてのは読んでいてつまらんわけでして。とはいえ、巻末のリイシューアルバム紹介など、外せないものがあるんで毎号購入してます。
  • バウンス ご存じタワーレコードのPR誌。店頭に行くには距離があるし、確実に入手したいのでタワレコオンラインで毎号注文してます。店頭では無料ですが、タワレコオンラインでは部数限定で100円+税。上記2冊の音楽雑誌が偏った内容(笑)なので、全体を見るには良い雑誌。連載記事など結構読むところが多いです。とはいえPR誌ですからその月に発売されるレコード会社とのタイアップ記事もかなり多いのでそこは割り引いて読むようにしてます。
  • ちくま 筑摩書房のPR誌。かれこれ20年以上定期購読しています。大きめの書店だとレジ脇で無料配布してたりしますが、私は毎月自宅に送ってもらう定期購読者。以前は長期申し込みで割り引きがあったんですが、現在は1年1000円という固定価格に。薄い冊子ですが、読むところが多く巻頭言(以前はなだいなだ氏、氏が亡くなってからは橋本治氏が書いてます)、斉藤美奈子さんの書評に、なかなか読む機会の少ない小説や歴史モノの連載も読んでます。(こういうPR誌に連載後、単行本化というパターンが多いんです)
  • JAF MATE JAF会員向けに送られてくる冊子。じっくり読む機会が減ってます。会員向け広報誌という扱いなんでしょうが、20年以上JAFに加入してますが、JAFを呼ぶ機会が一度も無い私としては、JAF=この雑誌 になってます。

PR誌を含めてもこんな状態。少ないですねぇ。

過去に読んでいた雑誌はこんな感じ。(時期はバラバラですが、学校を卒業してから買ってたようなものを思い出しつつ)

  • 噂の真相 地方の書店にも毎号平積みでしたし、読むところが多くて毎号買ってました。同じ雑誌内でのケンカとかいかにも怪しげな記事もあったりしましたが、反体制的姿勢(反自民という意味じゃなくて権力を持つものという意味)がこの雑誌ならではの視点だったりして熟読機会が多かったです。当時の森首相の学生時代の強姦疑惑とか結構スクープもあった雑誌。黒字なまま休刊に。
  • 話の特集 70年代的な雑誌ではありましたが、永六輔氏の「無名人語録」から反体制的記事が面白く読み応えがありました。ソウルオリンピック以降も私信の検閲があったとか、そういう情報もこの雑誌から。出版会社倒産により休刊。
  • 頓智 筑摩書房から発行された雑誌。松田哲夫という筑摩書房を代表する編集者が創刊した雑誌ということで、赤瀬川原平氏関連の人脈とかマニアックな内容ではあったものの、月刊誌という形でスタート。とはいえ長続きせず休刊に。(全号保管してあります)
  • 波 新潮社のPR誌。これは「ちくま」と同様の出版社のPR誌ですが、読み応え十分で数年定期購読してました。出版社が大きいからその頃通ってた仙台の大型書店に行けばレジ前で無料配布でしたけどもね。
  • 日経バイト 日経BP社から刊行されていた雑誌です。バイトってのは、コンピュータで使われるByteのことで、アルバイト雑誌じゃありません。幅広い情報、深い特集記事、勤務先での仕事に役立ったことも多々。とはいえ休刊。
  • 日経ネットワーク 比較的新しい日経BPの雑誌。日経コンピュータや日経パソコンのようなコンピュータやPCの総合誌ではなく、ネットワークに関する情報を扱う雑誌。とはいえ、年に一度はみたいな記事が増えてきたり、勤務先での仕事内容が変わったこともあって定期購読中止。
  • スーパーアスキー アスキーから出ていた月刊誌。マニアックな先端技術を扱う感じで、SCSIカードの特集やHDDやCD-ROMドライブ、モニター(当時はCRT)のベンチマーク記事はどの雑誌よりも専門的でかなり頼りになる存在でした。休刊。
  • Mac Power 通称「まーぱ」。アスキーから出ていたMac専門誌。この雑誌の他に現在も続いているMac Peopleが入門者向けとすれば、こっちはその上みたいな存在でした。かなりマニアックというか、専門的というか、連載記事も濃い方々でしたね。最後の頃はデザイン誌っぽくなってましたが休刊。その後季刊誌状態になるものの現在は完全に休刊。
  • THE BASIC 通称「ざべ 」。中村正三郎氏の連載コラムに対し、日本マイクロソフトが圧力を掛けたってことで、現在も知ってる人は知ってるって存在。プログラミングに関する雑誌がメインだったはずですが、連載記事が面白く毎号買ってました。休刊。
  • PC WAVE これもコンピュータ関連の雑誌ですが、マイナー誌だから知らないって人も多いかも。HP200LXなどに代表される小型なPCを取り扱っていたり、連載コラムが結構過激で面白く毎号買ってました。休刊。
  • NAVI 自動車の雑誌です。CAR GRAPHIC誌が権威主義的に思えた私は同じ発売元のこっちを毎号買ってました。軽めの記事から結構本格的なテスト記事、その後単行本化されたような連載まで多岐にわたっていたし、CG誌と同様に長期レビューなんかもあって読み応えあった雑誌。出版元の整理により休刊。その後もムックとして出たりしてますが買ってません。(Web媒体のWebCGで十分)
  • ロッキングオン 現在も続いている、音楽誌の中では一番売れているであろう雑誌。1995年頃まで買っていたみたい。写真と翻訳のインタビュー記事目当てで買ってました。レビュー記事は参考程度だったかな。
  • FMfan 共同通信社から刊行されていたFM雑誌。エアチェックというFM番組を録音するために番組表目当てで買い始めたFM雑誌ですが、エアチェックという行為をしなくなってからも買ってました。隔週刊。長岡鉄男氏のダイナミックテストはオーディオ機器を分解してボリュームツマミの重さとかスピーカユニットの磁石サイズまで記載されていて、その他の評論家とは大きく違ってました。音楽記事も結構ちゃんとした人が書いていたのも忘れちゃいけない点。FM雑誌としては最後まで頑張ったものの休刊。
  • オーディオアクセサリー 季刊誌。現在は判が大きくなってますが、分厚い頃に買ってました。カセットテープの全部レビュー(ノーマルの一番安いやつからメタルテープまで)とか結構手間が掛かることをやってたんだよなぁと思うと同時に小さな差異を表現するために現在に至るポエム表現が増えたのかもと。
  • アサヒカメラ カメラ雑誌で現在も刊行されてます。日本カメラかアサカメかという選択肢だったわけですが、FMfanでの機器レビューに馴染んでいた私には現在もやってる分解徹底レビュー記事があるこっちを選んでました。写真誌というよりカメラ誌なんですよね。写真の撮り方、フォトコンテストもあるんだけど、やっぱり比率はカメラ>写真という印象。フォトコンテストに入選した写真は結構刺激があって、機材や撮影データを参考にして写真を撮ってました。デジタルカメラが一般的になった頃に購読を中止。現在は図書館で気になる記事があればそこで読むという感じ。
  • 暮しの手帖 生活雑誌というジャンルになるんでしょうか。いまでも図書館で手に取ることのある雑誌です。
  • クウネル マガジンハウスらしい生活雑誌。

最盛期にはこんな感じですから月に7000円〜8000円ぐらい使っていたように思います。

連休ってこともあり、思い出し系の長文でした。

2014年6月29日

Mikiki - タワーレコードのミュージック・レヴュー・サイト

タワーレコードの音楽情報と言えば、フリーマガジンの bounce を筆頭にいろいろあるわけですが、そういう紙媒体だけじゃなく、Webメディアとしてのサイトというものも始まっています。

Mikiki - music review site


bounce の記事をタワーレコードオンラインのコンテンツとして再掲する試みは以前も行われていましたが、転載というだけじゃない取り組みになっているのが今回の Mikiki というWebコンテンツです。

Mikiki | Mikiki 立ち上げにあたって | お知らせ
「Mikiki 立ち上げにあたって」
この度、タワーレコードでは新たにミュージック・レヴュー・サイト「Mikiki」を立ち上げることとなりました。「Mikiki」のコンセプトは、音楽をもっと聴きたい、知りたい、楽しみたい人のための〈読んで〉〈聴ける〉ミュージック・ガイド・メディア。音楽好きを自負するタワーレコードが、“目利き”ならぬ音楽の“耳利き”として、ネット上にボーダレスに広がり続けるあらゆる音楽を、音楽好きの目線で取り上げて紹介していくサイトです。

「みきき」つまりは、見聞きするってことをコンセプトにしているだけに、いままでのタワーレコードのサイトでは表現できなかった部分、45秒のストリーミング試聴だけじゃなく、YouTubeの動画をぺたぺた貼ってあって記事を読みつつ、音楽を体感してというつくりになってます。


加えて商品リンクも従来だったらタワーレコードオンラインへのリンクだけだったはずなんでしょうが、iTunes Storeへのリンクも用意されているのが斬新。

http://mikiki.tokyo.jp/articles/-/1564


基本的には bounce での特集記事、レビューの再掲なんですが、前述の通り、動画(PV)が文章と文章の間に入っていることで、紙面だけだったらすっ飛ばしてしまうようなところをYouTubeにアップロードされている動画(音楽)を使ってついつい再生してしまう、再生してみたらこれってこういう音楽だったのか、などと新たな発見があったりするわけです。(紙面だとジャケ写真+文章なんで、どんな音楽なのかは想像するか検索して調べるかしかないわけですから、未知の音楽だと想像するか、読み飛ばすかでしょ)

個人メディアとしての取り組みではこういう使い方は以前からあったわけですが、タワーレコードという音楽を売ることを商売にしている会社がこういうことをやるってところに自分のところの売上にならないかもしれないけど、とにかく音楽好きな会社なんですという姿勢に好感を抱きます。
(オンライン媒体なわけで、あえてリンク掲載しているiTunes Storeで購入になったり、競合となるAmazon.co.jpで購入されちゃうかもしれない、またはYouTubeでの再生だけで満足されちゃう可能性もあるわけだけど、それでもいいという判断なんでしょう)

新譜だけじゃなく、旧譜の取り上げも積極的で、「廃盤なので掲載できない」という足かせがあるようなのは残念なんだけど、この辺は廃盤でも中古盤は豊富にあるわけで、紹介しちゃってもいいんじゃないのかなぁと。(タワレコはHMVのように中古盤を扱っていないから来る制約なんでしょうが、ギョーカイ全体のことを考えればそんなの気にしてる場合じゃないかと思うし)

そうそう、日本のミュージシャン、海外のミュージシャンという括りはあるものの、いわゆる「洋楽」と「邦楽」を一緒に扱っているのが最近のコンテンツらしいな、と思いました。

例えばこんなの。
Mikiki | 【特集】94 'til Infinity ~1994年のアルバム~(1) | COLUMN | R&B / HIP HOP
http://mikiki.tokyo.jp/articles/-/1196
連載一覧はこちら。
http://mikiki.tokyo.jp/search?keyword=94%20’til%20Infinity

Oasis や Blur、Weezerの間にオザケン(小沢健二)や電気グルーヴが入っていても違和感無いですもんね。(当時を体験してるからかもしれないけど)
(ちなみにこの特集記事、ブックオフの250円棚改め280円棚の常連さんがたくさん出てくるんで、この記事読んでブックオフに走る人が多い予感)

現時点では4月以降の蓄積分ということで、まだまだコンテンツとしてはもの足りなさを感じますが、bounce などの媒体での記事がオンラインコンテンツ+α(YouTubeのPV)がこれからどんどん蓄積されていくことになると思うので、今後に期待しています。

2014年4月27日

4月からの図書館の広域利用が使いにくい

今年の連休は、4日休んで、3日勤務して、また4連休という状態なので、帰省するわけには短いし、自宅モードって感じになりそうです。

自動車などの工場では、4/26から5/5まで休みとし、5/6の振り替え休日を稼働とするパターンのようですが、そういうダイナミックな(笑)休みじゃないもので、下手に夜更かししちゃうとあとで大変ってこともあり、早寝早起きモード。
(昨日、今朝と6時に目覚め、9時過ぎにまた布団で眠ってというよくわからんパターンになってます。一気に老化しかのような・・・)

さて本題。
最寄りの図書館が4月から視聴覚資料の貸出枚数を2枚から5枚に増やしたこともあって、いままで借りにくかった組みモノのCDを借りてきたり。(2枚組は2枚とカウントされるんで、面倒なんですよ、これ。図書館でしか見かけないようなクラシック音楽の全集モノなんて全部借りるのに何回通えばいいんだよ状態でしたもん)

まずは落語のCDを借りてきて1950年代、1960年代の「名演」を収録したコロムビアから2005年発売のものなんですが、やっぱり音だけというのはいろいろ想像できて良いですなと。
小学生のときにはじめて自分のラジオを買ってもらった頃、TBSラジオで落語の番組を放送してたのを思い出しました。近年では、NHK第一放送で「ラジオ名人寄席」があったけど、玉置宏さんが使った音源に問題があって終了となってしまい、玉置さんもああなってしまったのは本当に残念。ラジオで落語、相性抜群なのに減ってます。


4月から地元エリアでの「図書館の広域利用」がはじまって
http://tiiduka.blogspot.jp/2014/04/4_20.html

広域利用登録者、地元の(本当にローカルな)ローカル紙によれば滑り出し好調だそうです。

大崎タイムズ4月20日付記事
大崎地方5市町連携 滑り出し順調、相乗効果も期待 図書館の相互利用開始
 大崎地方にある5つの図書館は1日から、管内5市町の住民であれば誰にでも書籍を貸し出す相互利用サービスを始めた。18日現在、自治体の枠組みを超えて新たに利用登録した人は計239人と、まずは順調な滑り出し。利便性向上を目指す取り組みの成果がさっそく表れている。
延べ人数でしょうから、割り引いて考えれば18日間で150人とかそんなレベルなんじゃないかと。人口を考えれば多いと言えるかも。

近隣の図書館も利用可能になったけど、視聴覚資料はどうやっても貸出させません、という図書館、広域利用者にも貸し出しますよという図書館、両方があることがあって混乱中です。統一運用してくれなきゃ図書館の中の人も混乱するだけだと思うんだけど。
  • Internetで蔵書検索できる仕組みを持っているんだけど、広域利用者はその画面から予約をすることができない。
  • 視聴覚資料は「館内利用」のみ。(例外の図書館あり)
この二点が使いにくい原因。

まず一点目。
最寄りの図書館に行って隣町の図書館の蔵書を貸出予約するには、手書きの申請書を起票してという作業が必要になります。
広域利用者登録をして、隣町の図書館に行って借りに行くには、蔵書検索をしたメモを持っていくなり、館内の蔵書検索端末で調べるなり、図書館員に調べてもらって蔵書を探し、窓口で貸出処理をしてもらうことになります。
Internetで蔵書検索→予約であれば、最寄りの図書館に転送してもらって届いたら近所の図書館に行けば済みます。(取り寄せのために行く必要がなくなる)
実際に隣町の図書館に行けるという人であれば、あんまり問題ないんじゃ?と思いますが、実際に行ってみたら貸出になっていて借りられなかったなんてことも発生します。

次に二点目。
視聴覚資料に必要以上の制約を課す必要ってなんなんでしょう?
枚数の制約であればまだわかりますが、自分の自治体に居住または通勤・通学している人には貸出するけど、広域登録利用はヨソ者だから貸さないよってことなんでしょうか?
明確な理由があるわけでもなく、図書と視聴覚資料を分けてしまうのは何故?と思います。

そもそも上記5市町、つまり5つの自治体で、公立図書館を持っているのは1市2町、3自治体という情けない状態なのですよ。
(市は平成の大合併でできたかなり広い面積なんだけど、もともと図書館を有していたのが1市だけという情けなさ)

仙台市では随分前から広域利用が可能になっていて、その蔵書数はさすがなものだし、仙台市内には県図書館まであるんだもん、土俵が違いすぎます。仙台都市圏に住むといろいろ利便性が高いなと思われちゃいますよ、やっぱり。

仙台市図書館 利用案内
http://lib-www.smt.city.sendai.jp/guide/useguide.html
利用者カードは、仙台市内にお住まいのかた、仙台市内に通勤、通学のかた、および仙台都市圏13市町村にお住まいのかたに発行しています。
  • 仙台都市圏の公立図書館等の相互利用については、図書館の相互利用事業 (別ウィンドウが開きます) をご覧ください。
  • 仙台都市圏13市町村(塩竈市・名取市・多賀城市・岩沼市・亘理町・山元町・松島町・七ヶ浜町・利府町・大和町・大郷町・富谷町・大衡村)

仙台都市圏広域行政推進協議会
図書館の相互利用事業
http://www.sendaitoshiken.jp/jigyo/libraly_top.html
 仙台都市圏内の住民の方が市町村の行政区域に限定されずに圏内の公立図書館等の図書を借りることができる「仙台都市圏の公立図書館等の相互利用」を、平成10年10月より行っています
1. 利用対象者及び利用できる図書館について
  仙台都市圏の14市町村に住んでいる方であればどなたでも、次に掲げる圏内の28の公立図書館等を利用することができます
上では13、下で14市町村となっているのは、仙台市を含めば14市町村ということ。
山元町って県南部(お隣は福島県新地町)で、かなり遠いと思うんだけど、ばっちり都市圏に入ってます。

こういう前例があるんだし、広域利用に関してはもうちょっと考え方を変えてもらいたい、実際に使い勝手の向上につながるものにしてほしいって思うわけです。

http://recorder.town.kami.miyagi.jp/WebOpac/webopac/infodetail.do
●貸出について
  加美町内に在住・在勤・在学の方:図書は1人10冊、視聴覚資料は1人3点まで。
  大崎圏域(色麻町,大崎市,美里町及び涌谷町)の方:図書1人5冊まで。 

http://www.city.osaki.miyagi.jp/people/kurashi/manabu/manabu05/01.html
◆貸出資料数の上限と期間
※平成26年4月1日から始まった大崎定住自立圏協定事業で大崎圏域(色麻町・加美町・涌谷町・美里町)に住んでいる人が借りる場合は2点を上限とします。
品川区立図書館 | 図書館利用ガイド
http://lib.city.shinagawa.tokyo.jp/lib_guide.html
利用カードをつくる
資料の貸出や予約、鑑賞等のためには、利用カードが必要です。 最寄りの品川区立図書館へ住所、氏名、生年月日が記載されている有効期限内の証明書(免許証、保険証、学生証など。コピー不可)をご持参の上、ご来館ください。
品川区立図書館では、区内在住・在勤(在学)に関係なく、どなたでも利用カードを作る事ができます。 利用カードは、品川区立の全ての図書館で使えます。
また、利用カード発行は、0歳からできます。お子様の場合でも、証明書の提示とご本人確認を行いますので、お子様と一緒にご来館ください。
利用カードは2年毎に有効期限を更新します。長期間ご利用がない(貸出がない)場合、利用カードは失効します。

理想は、品川区のように、どこかに住んでたらOKという緩い制約。
それで何が問題?って思いますが。

関連
図書館でCDを借りる
http://tiiduka.blogspot.jp/2011/10/cd.html

2014年4月20日

4月から地元エリアでの「図書館の広域利用」がはじまって

いま住んでる地域で公立図書館間での広域貸出、広域利用というものがスタートしました。
それまでは、市町村の図書館は、その市町村に住んでいる人か、その市町村に働きに来ている人だけというものだったけど、エリアを設定して、そのエリアに住んでいる人にも開放しようというもの。

これ待ちに待った状態でしたんで、4月からの運用開始に合わせて隣町の図書館(距離で言えば10km離れているだけ)の図書館に行って広域利用者カードを発行してもらいました。

ところが、この広域利用者、なにかと制約があって結構面倒。

  • 近所の図書館(地元の図書館)から同エリア図書館の資料をリクエストして貸出ができる(ただし視聴覚資料=DVDやCDは駄目)
  • 同エリアの図書館に行って利用者登録はでき、そこで資料の貸出はできるようになったけど、Internetでの予約はできない。(検索そのものは誰でもできるんですけどね)
  • 同エリアの図書館に出向いてその図書館の利用者登録をしても、その図書館の視聴覚資料の貸出はできない。(ある町の図書館だと視聴覚資料もOKとのこと。運用ばらばら)

地元の人を優先したいって気持ちはわかるんですけど、Internetで資料を探し、「お、あったぞ」と思っても(地元または対象の)図書館に行かないとリクエストだったり、予約ができないという面倒さ。

加えて視聴覚資料は対象外なもんで、レアなCDが結構多い図書館がエリア内にあっても『館内利用』しかできないという不自由さ。

一歩前進したけれど、制約が多くて使い勝手が向上したか、と言えば、その図書館に行く足がある人には結構な恩恵がある(でも視聴覚資料は大きなが制約ある)けど、という感じ。徐々に緩和されることを期待するしかないですね。

図書館の建物がものすごく立派で広い隣町に行くという動機にはなったし、そこで開架の棚を見て、実際に本を手にして読むことができるというのはうれしい出来事。
でも、資料視聴覚資料の制約が厳しすぎるのは困りもの。しかもそれが閉架資料になってたりするんだもん、そういう資料であれば広域貸出の対象にしちゃってもいいじゃないのと思うわけです。
(視聴覚資料の開架→閉架は人気が無くなって棚に収まらなくなったものを閉架にというパターンが多いです。VHSやLD(レーザーディスク)の資料とか、貸出の少ない古いCDとか)

図書館でCDを借りることができ、それもいまじゃプレミア付いてるようなCDが結構豊富にあったりすると、PC持ち込みで館内貸出してもらって・・・という作業をしちゃくちゃ駄目なのかなぁ。それはそれで大変なんだけど。(PCの利用箇所を制限しているところもあるし)

#館内利用でCDを貸してもらうことはできるけど、PCでの複製は難色を示す図書館が多いので注意。

2014年4月12日

最近の「ヘビロテ」Justin Timberlakeから大滝詠一まで

最近の愛聴盤。

Justin Timberlake関連の諸作。
たとえば、JAY-Z。
Rapのアルバムにはこれまでも何枚かの愛聴盤があるけど、どちらかと言えば、R&Bに近いものが好物でして、Rap主体のものは何度も繰り返してということが無かったんです。
昨年リリースされた "Magna Carta... Holy Grail" は8bit系の音だったり、日本語が入ったりと、そういう使い方もあるんだなと楽しんでます。Rapというジャンルだけど、メロディ、リズムとも豊富で飽きません。(だからBlurのデーモンがやってるゴリラズとかが好きなんですけどね)
アルバム通しで60分という長さもちょうど良いです。これより長いものだと飽きます。50〜60分という長さがアルバム通しで聴くギリギリなのかも。(Rap系って長いの多いですからね)

関連するんですが、Pharrell Williams の "GIRL" も愛聴盤。
この種のキャッチーさ、それとヴォーカル(ファルセット)に弱いんです。





日本だと昨年末に亡くなられた、大滝詠一さんのリイシュー盤でしょうか。
再発CDのスリムケース入り、20周年盤は買っていたのですが、大滝さんの場合「どうせ40周年盤も出るでしょ」ってことで見送っていたものです。
"A LONG VACATION" の30周年盤は買っていなかったので、"EACH TIME"の30周年盤(Finalというのがほんと寂しいです)とあわせて購入。
(一番好きなアルバムは、「ナイアガラカレンダー」で、これは30周年盤も購入してました。)




リアルタイムで接していた世代なので、ここで当時の思い出話につながるはずなんですが、当時の私は「洋楽かぶれ」の真っ只中でして、アナログ盤は店頭やレンタルレコード店(レンタル落ち含め)実際に接していたけど聴いてないという状態でした。
なわけでして、再発スリムケース盤からのお付き合いなんです。

リアルタイムな頃、1981年は The Beatles にどっぷりだったのと、1984年は Donald Fagen → Steely Dan という年齢に合わない老方(追い方)、Jazz の Swing、1960年代のサーフロックやら(Police などの売れ筋も当然入ります)に没入してました。

大滝さん関連作で初めて買ったのは、フランキー堺とシティスリッカーズのアナログ盤。(今はCD化されていて、通常CDではないけど、オンデマンド制作盤をタワレコで購入できます)
次が、クレイジーキャッツの「クレイジーキャッツデラックス」のCDだったりしたのですよ、これが(あとトニー谷のアルバムも)。(解説も書かれていますんで、CDで買いたいところ。大滝さんの遊びっぽい曲が好きな方はMP3ストアでぜひ試聴を)

ミュージックマガジンを読み始めたのが1985年、それから同社のレコードコレクターズという雑誌で大滝さんを詳しく知り(1986年のサーフロック特集)、ミュージックマガジン誌やレコードコレクターズ誌で取り上げられていたフランキー堺とシティスリッカーズ、クレイジーキャッツという再発にあたっての制作側の人として、大滝さんを知ってという流れ。ロンバケはリアルタイムでしょ?と言われると弱いんです。

2014年4月10日

タワレコ、ずいぶんと商売上手になったなぁと思います

TOWER RECORDS(タワレコ)なんですが、過去にリアル店舗の閉店が相次ぎ、応援したい利用者としては、ここ最近のタワーレコードオンラインの充実ぶりに大喜びしております。


  • タワレコの店頭で配布しているフリーマガジン(冊子)をオンラインで販売するようになった。

TOWER RECORDS ONLINE
タワーレコードのフリーマガジン〈bounce〉〈intoxicate〉を108円で販売中!


昨年からなのですが、これは助かります。というか、毎号購入するようになりました。

私の場合、仙台駅前のパルコに入ってるタワレコの実店舗まで行けば入手できる環境にはありますが、わざわざそのためにというのはさすがにやりませんし、店に行けば必ずあるというものでもありません。
ヤフオクに出品されているものを落札してというのも、よっぽど以前の号であれば資料として落札するのもアリだと思いますが、最近の号を現在進行形として読むのに店頭で配っているものをヤフオクに出品→落札という流れはタワレコに失礼!と思ってためらっておりました。
ISBNコードの無いフリーマガジンなので、バーコードのシールを貼っての限定数販売。売るのも大変だと思いますがずっと続けて欲しいなと思っています。

#bounceを入手するためにタワレコオンラインでの買い物が増えたというのは私だけですかね?

関連
"bounce" - 充実しているタワーレコードのフリーペーパー
http://tiiduka.blogspot.jp/2012/06/bounce.html
タワレコオンライン - リニューアルで読み物充実
http://tiiduka.blogspot.jp/2012/10/blog-post_6.html


  • 輸入雑誌の取り扱い うれしい悲鳴状態


これも店頭に行けば必ず置いてるってものじゃないんですよ、海外の音楽誌なんですけどね。大型書店の輸入雑誌だと高いし種類も少ないんでガッカリなんだけど、さすがタワレコという品揃え。

TOWER RECORDS ONLINE オンラインショップ・情報サイト 海外雑誌



私の場合はMojoとかUncutを以前から見かけたら買うようにしてたんですが、店頭に行く頻度が落ち、(おまけCD目当ての)輸入雑誌を買う機会が皆無になっていましたんで、これはうれしかったです。
先月はPrince特集で、Princeっぽい付録CDを目当てにMojoを買いましたもの。
他に、NMEとかたくさんの取扱いがあり、良心的な価格で販売されています。


  • クーポンの配布がすごい

雑誌目当てでのリピータになっているからなのか、支払時に利用できるクーポンが定期的に送られてくるようになりました。


今回のポイント10倍セールに合わせて送られてきたのが上の内容。(メールで送られてきました)
8月末までの1000円以上で100円引き、2000円以上で200円引き、3000円以上で300円引き、5000円以上で500円引き、10000円以上で1000円引きというかなりお得なクーポン。
もちろんCDだけじゃなく、雑誌や書籍の購入にも使えるものなので結構重宝します。
加えて、ポイント10倍セールに合わせてなのか、4月からの消費増税対抗という意味合いなのか、上記の他に5000円以上で500円引きが2枚(4月末まで)という配布もあって、買っておくぞと、あれこれ散財する結果に。まんまと策略に・・・(苦笑)

価格ではAmazonやWOW HDには敵わない部分もありますが、クーポンやポイント(ポイントには有効期限があるのは注意。クーポンとポイントを併用できないのも注意)を使えばそんなに差はないように思います。(モノによりますが)

他にも注文履歴からお薦め商品をメールで送ってくるし、Amazonだけじゃないぞという感じ。(この履歴もAmazonだといろんな商品、たまたま開いた商品が履歴になって余計な商品を推奨してくるんだけど、タワレコの場合はiTunesの画像用に訪問することも無いから結構ツボな推奨です)

残念なのは発送が「JP」ってところだけでしょうか。ヤマト運輸のような融通が利かず、再配達依頼も結構面倒なんですよ、これが。(佐川急便とヤマトはとっとと配達したいんで迅速な対応なんだけど、JPって・・・な印象)

#通販で買うと月替わりの謎なシールが入っていることがあって(毎回ではなく)、結構楽しみにしてたんですが、これは終了となったそうです。残念。


関連
"bounce" - 充実しているタワーレコードのフリーペーパー
http://tiiduka.blogspot.jp/2012/06/bounce.html
タワレコオンライン - リニューアルで読み物充実
http://tiiduka.blogspot.jp/2012/10/blog-post_6.html
タワーレコードの閉店ラッシュ
http://tiiduka.blogspot.jp/2012/07/blog-post_22.html
続報 タワーレコードの閉店ラッシュ
http://tiiduka.blogspot.jp/2012/09/blog-post.html

2014年3月31日

週末あれこれ(増税前の買い物やら映画やら)

消費増税直前ということもあり、スーパーに買い物に行ってもなんか落ち着かない感じ。
入口にどーんとまとめ買いコーナーがあったと思えば、普段より安いな、と思ったら税抜き表示に切り替わっていたりして、買い物も混乱。

増税後の売上減少に対する販売店側の施策(つまり安売り)があるだろうしと、備蓄食料、備蓄飲料をちょっと買い足す程度で済ませることにしました。
(なんだか増税前の駆け込み需要を狙って、普段の安売りの時より高い値段で売られているものを買うってのはおかしいと思うしねぇ)

音楽通販系では、CDやら書籍をまとめ買い。
一時期よりも円高傾向になっていることもあり、買ってなかった欲しかったCDをあれこれと。昨年リリースされ、評価の高かったもので(年間ベスト10とかに入ってたもの)で買って無かったもの中心ではありますが。
書籍は基本的に図書館と割り切るようにしていますが、音楽関係の書籍となると、図書館にお願いするわけにもいかず、そういえば買ってなかったという書籍を数点。


Mac関連ではすでにApple Careを買って登録したし、このまま放置かなと思ったけど、VMware Fusionを結構使うようになるとメモリ不足が気になるというか、4GB+4GBの計8GB構成だとHDDにスワップしまくりになったりして困りもの。
(普通に使っているだけでも、Safariを起動しっぱなしだとメモリ消費が激しく、たまにSafariを終了させたりして対応してました)

HDDが高速なものであればまだしも、Mac miniの場合は低速なHDD(5400rpmの2.5インチ)ってこともあり、「待たされる」感が強く、こりゃやっぱり8GB+8GBの最大容量構成にしておくべきかと思案しておりました。

ところが、1600MHzのDDR3 SO-DIMMの値段がなかなか下がってくれないんです。
高止まりから若干下がっているようなんだけど、8GBが2枚入ったものだと14800円〜16800円という感じ。(Amazonの「ほしいもの」に入れて価格チェックしてた結果)
うーん、高いですよ、やっぱり。

AKIBA PC Hotline!
サハロフ佐藤の相場月報 2014年3月号 (メモリ PC3-12800中心に下落傾向)
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/docs/price/monthly_repo/20140327_641531.html
秋葉原レポート 2014年3月29日号
http://www2s.biglobe.ne.jp/~sakharov/2014/aki4329.html#sodimm

記事全体では下落傾向と書いてありますが、記事中に書かれているように上り下がりが頻繁なようです。
普段であれば期末決算で安売りとなるところ、消費増税前ってことで需給バランスが崩れてるって感じがします。
一応、「この値段になったら」という自分基準を設け、近日中に買うかというところまで考えてます。

この週末は日曜が雨ってこともあり、充電池の「充電大会」をやってたわけですが、充電器に電池をセットして待っている間に録画しっぱなしだったテレビ放送された映画を数本消化。

最近の日本映画っていろんな意味でよくできているよなぁとしみじみと。
私が未成年だった頃は日本映画の駄目駄目だった時期で、書籍と映画のメディアミックスで角川映画(薬師丸ひろ子や原田知世の出演作)、フジテレビがテレビと映画のメディアミックス(南極物語とかさ)。日活はロマンポルノな時期でしたしね。
アイドル映画という分野もあったけど、松田聖子の「野菊の墓」とか見たいと思いました?
その後、Vシネマというものが量産されてたような時期もあり、洋画と邦画の差が激しかった時期。

そんな時期でも、大林宣彦監督の「転校生」(主演が尾美としのりと小林聡美!)、相米慎二監督の「台風クラブ」のようなカルトな人気作、あと伊丹十三監督作品(お葬式、たんぽぽ、スーパーの女などなど。宮本信子出演作でもありますね)もあるから、時々優れた、興行的にも成功した映画があったものの、テレビで好評→映画化、マンガで好評→映画化という安易なんだけど、それでも当たるという現在の状況を考えると、今の日本映画は玉石混淆なれど、活発だよなと感じます。(1990年代、「Shall we ダンス?」あたりから大きく変わったように感じています)

と、このように書いていて思ったのは、角川映画の薬師丸ひろ子、「転校生」の尾美としのり、和田誠監督作の「怪盗ルビイ」では小泉今日子(主題歌は大瀧詠一作品!)、伊丹作品では宮本信子と、昨年の「あまちゃん」出演者が目立ちます。単なる偶然ではないように思うのですけどね。(薬師丸ひろ子は離婚後にちょこちょこ映画に出てたけど、「あまちゃん」で決定的なカムバックだったし、尾美としのりが小泉今日子の旦那役ってのも「転校生」の主役だったという背景を知ると「なるほど」と思えるもの)

原田知世は角田光代の作品「紙の月」をドラマ化したものを年明けにNHK総合のドラマ10で放送してましたね。原作を先に読んでたんで、話数の少ないドラマだとこういう脚色になるのか、などと違った作品として楽しめました。(細かいエピソードは小説と同じなんだけど、親友の3人という設定は小説になかったものだったりします)

そうそう、シネコン全盛の今じゃ考えらないけど、入れ替え制の映画館は少なくて、途中からでも入れて、一旦映画館に入ってしまえば何度も見返すことができたんですよ。
シネコンの入れ替え制、一回観ただけじゃピンとこなかったらまたチケットを買ってね、ということなんでしょうが、味気ないなと思い、私は足が遠ざかっています。

と、脱線しっぱなしで落ちはありません。

2013年12月12日

「ゼロ年代の音楽 壊れた十年」

「ゼロ年代の音楽  壊れた十年」河出書房新社刊


ゼロ年代の音楽を振り返った書籍です。
ゼロ年代を振り返る記事はゼロ年代から2010年代に変わったあたりにいろいろ特集されていたけれど、書籍としてまとまったものはあまり無いかなと。

リアルタイムで接していたはずなんだけど、どうもつかみ所の無いというのがゼロ年代の印象。
1990年代だったら、「グランジ」に「ブリットポップ」「オルタナティヴ」とキーワードが浮かぶけど、じゃゼロ年代は?となると「インディーズ」なのかなというのが読んでの感想。

iTunesでCDを認識させると、ジャンルが「Indie Rock」っての多いです。(iTunesのCDDBはGracenote
メジャーレーベルからの発売でも、ジャンルが「Indie Rock」となっているものが多いですものね。

逆に The Beatles のCDだと「Pop」になってたりして、Rockじゃないのかよ!とツッコミを入れつつ修正してますが、このジャンルというものがどんどん複雑化しているのが90年代、ゼロ年代を経た現在そのものだなと。

「00年代の音楽図鑑」という章では、150枚のアルバムを丁寧に紹介(1ページに2アルバム)してありますが、これってゼロ年代だったのかと思うアルバムもあれば、全然知らなかったアルバムもたくさん。欧米の音楽だけでなく、日本の音楽もごく当たり前に並んでいるのもゼロ年代らしいところかも。

もちろんInternetな時代、ネットメディアな時代ですからその一部を覗くことができます。

Pitchfork
Staff Lists: The Top 200 Albums of the 2000s: 20-1
http://pitchfork.com/features/staff-lists/7710-the-top-200-albums-of-the-2000s-20-1/

英NME誌が選ぶこの10年のベスト100 (2009/11/18)
http://ro69.jp/news/detail/27737
英アンカット誌が選ぶ00年代ベストは? (2009/10/10)
http://ro69.jp/news/detail/26447

最近だとこういうのも。

BARKS音楽ニュース
UK音楽誌の読者が選んだ「過去20年のベスト・アルバム・トップ10」
http://www.barks.jp/news/?id=1000095867
『MOJO』誌の読者が選んだ「過去20年のベスト・アルバム・トップ10」は以下の通り。
  1. ホワイト・ストライプス『Elephant』
  2. アーケイド・ファイア『Funeral』
  3. ボブ・ディラン『Time Out Of Mind』
  4. レディオヘッド『OK Computer』
  5. ザ・ストロークス『This Is It』
  6. ザ・フレーミング・リップス『The Soft Bulletin』
  7. フリート・フォクシーズ『Fleet Foxes』
  8. ウィルコ『Yankee Hotel Foxtrot』
  9. DJシャドウ『Entroducing』
  10. アークティック・モンキーズ『Whatever People Say I Am, That's What I'm Not』
MOJO誌の読者なので、日本だとレココレ、ミュージックマガジンに近いかなと思ったりもしますが、この20年の10枚がこれです。どうです?

ボブ・ディランはその後〜現在に至る「復活」のきっかけとなったアルバムだとは思うけど3位というのにはさすがに違和感がありますが、MOJO誌だからかな。




Pitchfork編も出ているようです。

2013年11月19日

天野祐吉さんと「私」 天野祐吉さんを偲んで

天野祐吉さんが亡くなったと聞いたときは、島森さん(島森路子さん)に続いてか・・・とやはり落胆。

朝日新聞
http://www.asahi.com/topics/word/天野祐吉.html
朝日新聞デジタル:世を映す窓、見つめ続けた 天野祐吉さんを悼む
http://www.asahi.com/articles/TKY201310210522.html

MSN産経ニュース:天野祐吉さんが死去 広告批評、コラムニスト 80歳
http://sankei.jp.msn.com/entertainments/news/131021/ent13102108550003-n1.htm

とはいえ、1933年生まれの天野さんだもの、今年で80歳。昔と違ってこの時代、「まだ若いのに」という年齢じゃありませんか。

以前から風貌が「おばあちゃん」っぽいところがあった(ご本人が何かの機会に話されていましたね)けど、最近はほんと「おばあちゃん」って感じで、最近まで普通にテレビに出てたんだし、最後まで執筆されてのお別れ。


私がテレビに出ている天野さんを見かけたのは中学か高校の頃。TBSの夜中のニュース番組に出てらしたのを拝見したのが天野さんとの出会いでしょうか。同時期に新聞に執筆されていたコラム(朝日新聞のCMウオッチング)を毎週欠かさず読むようになりました。
その後、天野さんが編集長をしてらした「広告批評」を立ち読みするようになり、買うようになり。そうそう、地方だと置いている書店が少なくて結構大変でした。


新聞に投稿して天野さんのコラムで紹介されたとき、私より友人が先に知っていて学校の図書館に慌てて走り、新聞のコラムに自分の文章(もちろん校正されていましたよ)が紹介されているのを読んだこと、いまでも鮮明に記憶しています。

連載コラム「CMウオッチング」が書籍(のちに文庫化)になり、私の書いた文章の一部が書籍に!と変なところで自信を付けてもらいました。

そのあとも投稿したけど、その時は新聞じゃなくて広告批評の読者投稿欄に掲載してもよいかとのお返事。もちろん快諾し、その号はわざわざ郵送していただきました。

特集「がんばれ、おたく!」ーと今月号はマジメに言ってしまおうと思う。

糸井重里、橋本治、岸田秀、岡崎京子、黒川創、野々村文宏、中森明夫、森山塔、いがらしみきお、稲増龍夫、川本三郎、浅田彰、市川準、えのきどいちろう、竹野雅人、萩尾望都

M氏の事件のことで「おたく」がクローズアップされ、散々ネガティブキャンペーンが繰り返された頃の号。(今では報道する側のヤラセだったことが判明していますが)


当時はバブル期。とはいえ、地方在住の学生には何のことやらでしたけどね。「シュワちゃんがヤカンを持った」CM(日清カップヌードル)を流してたんだから、やっぱりバブルだったんでしょう。

いまでは雑誌の廃刊が相次いでいますが、これもスポンサーが減り広告収入が減ったから。民放のテレビ番組がどんどん近場ネタ(以前だったら海外ロケ、今じゃ近場の商店街)、ひな壇タレント全盛(単価の安い人を並べる)になったのもスポンサーが減り、広告収入が減ったからでしょう。(そう考えると、マツコデラックスって人はリーマンショック以前であればものすごいお金を稼いでいたんでしょうね。タイミングが悪かったとしか言いようがないケース)


広告批評を買うために仙台の書店に行ってという話は島森さんのときに書いた通り。
その広告批評が休刊となり、新聞を購読しなくなり、天野さんのコラムはたまに図書館で読む程度になったけど、NHKなどに天野さんが出ていると「おばあちゃんぽいなぁ」と思いつつ、拝見しておりました。

多感な時期に天野さんという存在を知ることができ、本当に良かったなと思っています。
世の中をちょっと違った視点で観察することの面白さと大切さ、変だと思ったことは面白がるという楽しみがあるということを学ばせていただきました。

後任編集長の島森さんが4月に亡くなられました。2013年という同じ年に天野さんまで亡くなるとは驚きですよ、やっぱり。ご冥福をお祈りいたします。



マドラ出版 月刊広告批評122号 1989年11月号 「手紙」より

東芝の挑戦
 今までの「テレビ」のCMは「こんなにキレイにうつります」的なものがほとんどで、我家の古いテレビで見ていてもそれなりにキレイに映ってた(でも最新型の高画質テレビのCMを古い「ソレナリテレビ」で見るっていうのも変だなァ。古いテレビでもソレナリにきれいに映ってしまうなんて)ので安心して見ていられましたが、最近の東芝のテレビのCMは攻撃的になり、とても安心して見ていられなくなりました。
 少し前まではホソノ氏がベースギターを弾いて「この音、聞こえますか?」と言って攻めてましたけど、今度のはもっとスゴかった。あのマサカズ氏がベタがドーシタコーシタと言ってるアレです。このCM、最後のところでマサカズ氏が手で画面を、いや、カメラをかな? それを塞ぎ「あなたの黒、グレーっぽくありませんか?」と攻撃してきます。このマサカズ氏を初めて見た時、「ウッ、グレーっぽい」と言ってしまいました。(ウソ)
 比較広告が解禁されたとは聞いていたけど、どれもエンリョがちで、今思いつくのはやはり、あのホソノ氏の「ダッシュ」のCM(最初の頃やってたやつ)くらいでしたが、この東芝「バズーカ」のCMは茶の間(古い!)で見てるテレビ全てと戦ってしまうところがスゴイと思います。「バズーカ」以外は全てライバル・・・という感じで、東芝のイキゴミが感じられます。東芝バンザイ!サザエさんバンザイ!原発反対!

注釈
  • 私が投稿したものです。
  • 文章をそのまま掲載というわけではなく、編集部での校正された文章が掲載されています。
  • 「カタカナ」遣いが多い=天野さんの文体の影響もだけど、そういう時代だったのです。
  • ホソノ氏=細野晴臣さん
  • マサカズ氏=田村正和さん
  • 東芝「バズーカ」=東芝の高級テレビシリーズ。この記事によるとヒットしたみたい。(日経BPの記事
  • 「この音、聞こえますか?」のCM=これです。
  • 「あなたの黒、グレーっぽくありませんか?」のCM=動画が見当たらず。掲載雑誌紙面から。
  • 「ダッシュ」のCM=ライオンの全自動洗濯機用洗剤「ダッシュ」のCM。細野氏が「全自動洗濯機を使っているのにもったいない」と洗濯物を干している主婦に向かって言うCM。ニコニコ動画に動画あり
  • サザエさん=当時は日曜夕方のサザエさん(フジテレビ)は東芝の一社提供でした。
  • 原発反対=1986年にチェルノブイリ原発事故がありました。日本では北海道に泊原発、青森には六ヶ所村の核施設群・・・と原発推進の動きが激しかった時代です。(実際にこの頃に運転を開始した原発が多い→資料
関連
島森路子さん逝去
http://tiiduka.blogspot.com/2013/04/blog-post_24.html

2013年10月16日

定期購読してる雑誌と興味関心。そしてRAIDケースで遊ぶ。

筑摩書房の出しているPR誌「ちくま」の購読料、2年分の支払いをしてきたんですが、以前は1年700円、複数年だと割安になるし、知人にも1年間無料で送付するってことまでやってたのに、今じゃ年間1000円。割引無しなので2年でいいかと。
送料(定期刊行物なので安めだけど)+αと考えれば安いのか。
まだまだ読むところが多いPR誌なんで

自分の中では、1990年代中頃が定期購読している雑誌が一番多かっただという話は以前も書いてますが、年払いの月刊誌「ちくま」とミュージックマガジンの発行する「ミュージックマガジン」と「レコードコレクターズ」の3誌だけというのも寂しいものがあります。

以前に比べ、Web(無償メディア)で情報を得ることが多いですから、そんなに困ってないんですが、拡がりというものがなくなるのが難点。(興味関心のあるものを選んで閲覧するんで)

PC関係だとパーツの進化ってものに疎くなりがちで、Windows PC は DELLのノートPC、メインは旧型の iMac という状況なんで、モノが壊れたときに情報収集してという感じで、常にアンテナを・・・という状況ではありません。

MacOSを使っていると「閉じた世界」ということもあって、最新のハードウェアに疎くなりがちなんで余計にそう感じます。


ここ最近は HDD 関係が不調になったり、RAID機器を導入したりと構成変更をあれこれしていて思うのは、店頭で買うより通販で買う方がほんと安い時代になったなということ。
秋葉原の最安値とまでいかないまでも、往復の交通費を考えれば安上がり。
(キャンペーンで送料無料なところを選べたりしますしね)

加えてオークション(ヤフオク)をうまく利用するという手段もありますし、ちょっと手が出なかったようなものを格安でということも可能。

近所の大型家電量販店では、3.5インチのHDDケースの取扱いがなく、あるのは2.5インチHDDのものばかり。自作系は売れないんでしょうね。(ベアドライブも置いてないし)

2.5インチのHDDはUSB3.0じゃなく、USB2.0対応なものが家電用として数多く流通するようになったこともあって、ケースの「殻割」をしてHDDを取り出して使う方が安かったりと妙な状態。

2.5インチHDD用のRAIDケースを入手したので、同容量な大きめのHDDを2つ揃える必要があったんですけど、バッファローやIO-DATAだと同じモデルを買っても中のドライブが違うメーカってこともありそうなんで、LaCie(Seagate資本)や東芝(もともと2.5インチHDDに強いメーカ)あたりで探そうかと。(Western Digitalの赤い1TBが欲しいけど高いんで低回転な普通のでいいやと)

#東芝が東芝ブランドでパッケージのHDDを販売していたのは最近知りました。

HDDは緩やかに値下がり傾向ですが、メモリはどんどん上がってますね。
8GBのSO-DIMMが安かったときに買っておけばと悔やまれますが、規格が変わったら利用できなくなるわけだし、こればかりは仕方がないですね。

2013年7月28日

「マルチメディアコンテンツ」を死蔵させないために

いろんな場所の図書館を利用してる側の人間としては気になる記事が。

東京新聞 2013年7月28日 07時04分
開かずの電子資料 OS更新 図書館泣かせ
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2013072890070429.html
 各地の図書館で、CD-ROMなどの電子媒体で保存されている資料の一部が、パソコンのOS(基本ソフト)など、デジタル環境が刷新されていく中で、見られなくなっている。図書館側も問題を認識しているものの対策は難しく、手をこまねいている状態だ。専門家は「電子資料を持つすべての機関に関わる問題。このままだと貴重な記録も消失する」と危惧する。

1990年代に数多く作られた「マルチメディア」なコンテンツ(作品)、私もいくつか所有してますし、たしかに動かなくなっているものが多いなって思います。

一時期、ミュージシャンがインタラクティヴなCD-ROMをリリースしてということが流行したんです。トッド・ラングレンやプリンスのものは購入したし、デヴィッド・ボウイとかも出してたんじゃなかったかな。
音楽関係以外でも、赤瀬川原平氏の「トマソン」作品もあったし、一時期でしたけど、いろいろな作品が発売されていました。

No World Order - Wikipedia, the free encyclopedia
http://en.wikipedia.org/wiki/No_World_Order
Prince Interactive - Wikipedia, the free encyclopedia
http://en.wikipedia.org/wiki/Prince_Interactive
1996/10/17 ジャストシステムと筑摩書房、CD-ROM出版分野で協力
http://www.justsystems.com/jp/news/96l/news/j9610171.html

Microsoft Windows で動くもの、MacOSで動くもの、両方で動くもの(Hybrid)があったわけですが、当時のWindowsですから、Windows 95 とか Windows 98 の頃。MacOSは、MacOS7.6 とか Mac OS 8 あたりの頃。

株式会社ボイジャーの沿革を見てみると当時どんな作品がリリースされていたのかがわかるかと思います。(ボイジャーが手掛けたものなのでほんの一部ですけどね)

http://www.voyager.co.jp/company/history.html
1993. 5 "A Hard Day's Night"(ビートルズがやってくる ヤア!ヤア!ヤア!)が、米Mac User誌上において年間Best CD-ROMに選ばれる。日本国内だけでも25000本以上を売り上げる。
これは私も買いました。
内容は QuickTime Movie なのでメディアがあれば今でも QuickTime Player で再生できると思うけど、これはシンプルな内容だったから特別かと。

東京新聞の記事(つづき)
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2013072890070429.html
 国会図書館にも、OS更新後、見られなくなった資料がある。同館では当面の対処として、現在利用しているより前のバージョンのOSが入ったパソコンも閲覧室に置き、なるべく多くの資料が再生できるよう工夫している。担当者は「電子資料は、どうしても読み取りの機械に依存する。図書館だけの問題ではない」と話す。再生できない資料は、死蔵状態となるが「捨ててしまえば、将来的にも見ることができない」と保管を続ける。

「やっぱり紙には敵わないなぁ」と思うと同時に、これからの課題でもあります。

地方自治体の図書館であれば「ひと・もの・かね」の限界があるから仕方が無いという面があると思うのですが、さすがに国会図書館でこういう状態になっているのはまずいと思うんですよね。

株式会社ボイジャーの沿革から拾えば、「1998.11 新潮美術ROMシリーズ完結編「ルーベンス」発売。」「1998.9 「人体探査航〜Body Voyage〜」発売。」とありますから、こういうものが閲覧できない状態になっているんじゃないかと思います。

古いOSを動かすためにPCをスタンバイしておいて、というのも対応策だと思うですが、VMware Fusionを使っていて思うのは、こういうものこそVM(仮想マシン)で動かせるようにしておくべきだと思うんですよね。

iMac + Parallels Desktop for Mac 、そして当時のOS(Windows3.11以降)があれば容易に解決しそうなんですけど。
アップルでもマイクロソフトでもいいから、国会図書館に寄贈すればいいのにって思えてしまいます。(費用は経費で買えるレベルなんだけど、運用となると技術や人材の支援が必要になりますからね)

MacOS 9.2以前(つまり MacOS X になる前のClassic OS)で動くものはどうするの?って話もありますが、こっちの方が深刻なんですよね。

ゲーム機の世界でも同様で、こちらは1980年代に発売されたゲームでも「ファミコン互換機」なるものが存在するからゲームカートリッジが今でも流通してますね。
ファミコンの前となるとヴィンテージ機器扱いになってそうですけども。

閑話休題。
音楽や映像の資料は、レコード(アナログ盤)を処分してCDに切り替えた図書館が多いように思います。(蔵書検索で出てこないところがほとんど。茨城県立図書館はアナログ盤の館内利用が可能で特別な例かと。茨城県立図書館にはレーザ読み取り式のアナログプレイヤーが置いてあるんです。これだけでも行く価値あり、ぜひご利用を)

茨城県立図書館
http://www.lib.pref.ibaraki.jp/home/index.htm
http://www.lib.pref.ibaraki.jp/home/gaiyo/gaiyo.htm


映像資料の場合、VHSカセットのものはいまも貸出や館内での視聴が可能になっていますが、これも数年後にはDVD、Blu-rayに切り替わっていくのかもしれません。

しかし、同じものがDVD化、Blu-ray化されていればいいんですが、「VHSで一度発売されたきり」という作品も多く、「著作権切れ」にならないと新しいメディアでのリリースが絶望的という感じもあります。(音楽の場合もアナログ盤でリリースされたっきりCD化されてないものもたくさんありますしね)
著作権の保護期間延長の動きがありますが、私はこういう理由から「延長には反対」という立場です)


#そういえば国家予算をふんだんに使った「インパク」なんて削除されてそれっきりですからねぇ。都合の悪い資料は焼いてしまうとか、そういう感覚なのがこの日本という国ではあります。

2013年5月5日

1990年代の外資系輸入盤店の広告など

1993年から1997年あたりのロッキング・オン誌から広告を拾ってみました。

まずは、ブラーの2作目、"Modern Life Is Rubbish" の広告。
1993年7月号の広告から。


「アメリカ人にはわかるまい。」


「約2年ぶりに発表されるブラーの2ndアルバムは、なんとアメリカでは発売されないことが決定した、。よりポップで、商業性に富んだ新曲をレコーディングするまで、発売される見込みはないという。」


で、実際もそのようだったようで、USはSBKというレコード会社からのリリースだたようです。

http://en.wikipedia.org/wiki/Modern_Life_Is_Rubbish

American release

The American release of Modern Life Is Rubbish features an altered track listing. Blur's American label SBK Records preferred the group's original demo of "Chemical World", and included it on the album instead of the Stephen Street-produced version. According to Select magazine, this "defeated the object of recording a heavy rock song in the first place".


続いては、1990年代に活発になった外資系の輸入盤屋さんの広告をご紹介。

1995年3月号から。
「ヴァージン・メガストア」の広告。

「ヴァージン・メガストア」は新宿、池袋、横浜、京都、神戸、広島の6店舗。(1995年3月17日に札幌店開店の告知がありますね)
小規模な「ヴァージン・ディスク・ステーション」は草加、川口、水戸の3店(すべて丸井の各店舗)
1995年2月24日に丸井静岡店B館5Fにオープンとの囲みもありますね。


隣のページにはHMVの広告がありました。


最下段に店舗が書いてありますが、この頃は旗艦店である渋谷店の場所は開店当時からのワン・オー・ナインB1F〜2Fなんですね。


渋谷、原宿、新宿、池袋、銀座、横浜、厚木、仙台、栄(名古屋)、心斎橋(大阪)の10店舗。
ヴァージンの「丸井テナント率」が高いのに対し、HMVはビブレに入っている率が高め(横浜、厚木、仙台の3店舗)。


タワーレコードは同じ号に広告が無かったので別の号から。
1996年10月号からカラー見開きで。ロッキング・オンとの提携広告になってます。


右側には「歴史的名盤12,000タイトル!レッド・タグCD3枚 ¥3,900!」とあり、セールだと旧譜が1300円/枚だったってことがわかります。
当時買ってた感覚からすると2000円弱。安くて1500円程度だったんでセールでこの値段はそんな感じだったなぁと。

店舗数が多くて札幌(2店舗)、仙台、新潟、千葉、南越谷、池袋、新宿(2店舗)、渋谷、吉祥寺、八王子、横浜、川崎、相模大野、浜松、長野、名古屋(2店舗)、金沢、京都、大阪(梅田、心斎橋)、神戸、姫路、和歌山、岡山、広島、松山、福岡、小倉、大分、熊本、鹿児島、那覇と書いてあります。

この時期はまだ市街地への出店がピークだった頃なんじゃないかと思います。
その後、郊外につくられたショッピングモールへの出店が続き、現在に至るという感じでしょうか。
(ヴァージンは撤退、HMVは縮小、タワレコも店舗整理)

2013年5月4日

それにしても寒い五月連休と当時の記事を読みつつのブラー三部作

晴れてはいるんだけど、空気がひんやりというのが続いています。
田植えシーズンでもあるこの時期にこんな天候。4月には霜が降りて農作物にも被害が出ているようです。
夕方から夜にかけては落雷と雨。なんだかこの時期っぽくない連休です。

昨年はちょっとした庭でミニトマトを栽培しましたが不作で放置。
連作になるから接ぎ木の苗を買ってまたトマトにするか、連作障害にならない豆系にするか思案中。
シーズンオフに土をマメに手入れしていればそれなりに育つものなんですが、冬になると雪でそれもできず。冬も生ゴミ処理を兼ねたミミズ飼育は継続していて、(脱走した)ミミズのおかげで固まっていた土もずいぶんふんわりしてるんで、勝手に生えてくる草が抜けやすくなったのはありがたい点。


さて、まとめて読書をと思っていたけど、1990年代の音楽誌(ロッキング・オン)を読むので精一杯。
当時、かなり持ち上げられてたミュージシャンやアルバムがその後のすっかり低評価なんてのは毎度のことですけど、CDや雑誌が売れていた時期でもあるわけで広告の量もすごいし、記事も結構派手目。



読んでいるのは1994年あたりの「ブリットポップ」全盛期の時代なんで、ブラーデーモン・アルバーンとかインタビュー記事も多くて読みふけり。

読みながらブラーのセカンドアルバムからの三部作(Modern Life Is Rubbish (1993年)、 Parklife (1994年)、The Great Escape (1995年))の流れを改めて聴いてるわけですけど、やっぱり勢いのある時期の作品だなと思います。

オアシスの曲がテレビCMに使われたりしてますし、「10年前の曲はダサく20年前の曲はいけてる理論」の通り、そろそろブリットポップの楽曲たちがリバイバルするタイミングなのかななどと思ってます。


  



2013年4月24日

島森路子さん逝去

広告批評」という雑誌の編集者、編集長として活躍されてきた島森路子さんがお亡くなりになったとのこと。

朝日新聞デジタル:「広告批評」元編集長の島森路子さん死去 66歳 - おくやみ
http://www.asahi.com/obituaries/update/0423/TKY201304230157.html

広告をジャーナリスティックに論じた雑誌「広告批評」誌の元編集長、島森路子(しまもり・みちこ)さんが23日未明、呼吸不全で死去した。66歳だった。

「闘病中」という話は、亡くなられた草森紳一さんが「広告批評」に長期連載していた「中国文化大革命の大宣伝」を書籍にまとめた際の解説に書かれていたんだったかな。

広告批評という雑誌はすでに無くなりましたけど、人生の多感な時期にこの雑誌と接することができ良かったなと思っています。


「広告批評」という雑誌を知るきっかけは、天野祐吉さんがTBSの深夜帯のニュース番組に出演していたからなのか、朝日新聞の金曜日に掲載されていたコラムが先だったか。


最初は天野祐吉という人を面白がっていたんですけど、次第に「広告批評」という雑誌の面白さにはまり、すでに編集長になっていた島森路子さんを知りという感じ。
新聞連載のコラムに投書したらコラムで紹介されたり、広告批評に掲載されたりなんてこともありました。

広告批評からは「広告」そのもの以外にも、1989年から108回の長期連載となった(前述の)草森紳一さんの『文革連載』で中国の近現代史に興味を持つようになったりといろいろ影響受けてます。(仕事で中国に行く機会があったり、中国からの公費留学生や中国から日本に実習に来た方々と交流する機会がありましたが文革はタブーみたいな感じでしたね)


広告批評は月刊誌でしたけど、地方だとなかなか入手できない雑誌で、社会人になってからもこれを買いに仙台市中心部の書店まで買いに行ってたものでした。(その書店、宝文堂もすでに無く・・・)

66歳での逝去。早すぎます。
合掌

2013年4月16日

1990年代中盤の音楽雑誌とオーディオ雑誌

片付けをしていたら「発掘」したのが、1995年前後の音楽雑誌「ロッキングオン」とオーディオ雑誌の「オーディオアクセサリー」。

いまはどちらの雑誌も立ち読みすらしなくなってるんですけど、当時はいろんな雑誌を買っていたんだなぁと再認識。
ロッキングオンを買っていたのは1980年代までだと思い込んでましたけど、1990年代後半まで買ってたみたいです。すっかり忘れてました。
(ミュージックマガジン誌とレコードコレクターズ誌は本棚とか(箱に入れて)押し入れに収納してるんですが・・・)

出版業界というか、紙媒体が衰退気味の現状から考えると考えられないんですけど、毎月の雑誌購入代金は7,000円ぐらいだったかも。

音楽系にオーディオ系、クルマの雑誌も買ってたし、その他いろいろ。記憶を辿ればこんな感じ。(数巻で「休刊した雑誌もあるし、同じ月にすべてを買ってたわけではありません)

他にも「デザインの現場」を買うようになったのもこのちょっとあとだったかな。
定期購読していた筑摩書房のPR誌「ちくま」を除けば書店でせっせと買ってました。
(サブカル系は地方都市じゃ置いてなくて仙台まで買いに行ってたもんです)

で、出てきたロッキングオン。
ブラーの5枚目のアルバムがリリースされた直後でデーモン・アルバーンへの全曲解説インタビュー記事があって今更ながら熟読してしまいました。

1993年頃の同誌だと「ブリットポップ」関連のミュージシャンが大きく取り上げられていて『時代』を感じます。Jamiroquaiのアルバムとか、Wilcoのファースト "A.M." がレビューされていて、前者では今読むと騒ぎすぎだったり、後者では松村氏が「万馬券」と評したようにその後の活躍はご存じの通り。
まだ数冊読んだだけなんですけど、雑誌は20年近く経つとまた違った面白さが出てきます。

オーディオ誌は「オーディオアクセサリー」なんですけど、その前は月刊「Stereo」を併せて購入してたけど、一つに絞った頃。季刊誌なんで安上がりというのがその理由だったりしましたが。

1996年秋号のVol.82 を読んでみましたけど、いまのように高価格帯ばっかりの記事、なんだかよくわからないアクセサリー中心の記事だけじゃなく、低価格帯、入門用の機材紹介がなかなか多いのが印象的。長岡鉄男氏の「長岡鉄男のワンダーランド第61回」では「ローブライスCDプレイヤー大集合 今、お買い得なモデルはこれに決まり!」となっています。

CDプレイヤーの低価格化はますます進み、フルサイズで2万円台から存在している。本誌ではなかなか紹介されないモデルたちを常にCPを追求する長岡氏に視聴してもらい、そのクオリティとお買得度を検証してみる」というもの。

ケンウッド DP-3080、オンキョー C-702、ソニー CDP-XE700、YAMAHA CDX-590、CEC CD2100、デンオン DCD-715-K、パイオニア PD-UK3、マランツ CC-45、パイオニア PD-F705の全9機が「安価な組合せ」ではなく長岡氏のメインシステム(方舟)に組み込んで絶対値評価をするという力作。

最近のオーディオ誌と違って、ACケーブルの極性チェックは自分で確認し、長岡氏ならではの本体重量にボンネットの留め方に重量、ACケーブルの太さ、電源トランスの大きさなどなど客観的な部分から始まって試聴に用いたCDでは良いことばかり書かず、駄目なものはとはっきり書いてあるのが印象的。
昨今のオーディオ誌に見受けられる「ヨイショ記事」「ポエム」が一切無いところがあったから毎号買ってたんだろうなと。
(同じくFMfan誌は長岡鉄男氏の「ダイナミックテスト」があるから買ってたわけですが)

オーディオアクセサリーの場合、巻頭特集では高い製品ばっかりだけど、こういう「現実味のある記事」、ポエム表現に頼らない「批評」が成立していた頃はまだオーディオ雑誌が成立していたんだと思います。
(1980年代は1,000円以下のRCAピンケーブルから高いケーブルまで、低価格のカセットテープ(ノーマルの一番安いやつ)から高いメタルテープまで全部テストする記事が毎年掲載されてました)

で、話は戻って音楽誌なんですけど、当時のロッキングオンを読んでたら「ブリットポップ」の隆盛から衰退までがよーくわかりました。
当時、購読していた雑誌でこんなに大きく取り上げられてたのになんで関心を抱かなかったんだかはっきりした理由はわかりませんけど、1997年の香港回帰(香港返還)あたりの頃だったから香港のポップスにぞっこんだった時期だと気付きました。

当時はウォン・カーウァイの映画、王菲(フェイ・ウォン)の音楽に魅了され、そっちを追い掛けてたという時期。仙台の新星堂(今と違って上階に書店まであった頃)は香港や台湾のミュージシャンのCDが結構豊富で入り浸っていた頃です。(今じゃ「香港勢」に元気がありませんし、仙台の新星堂は久しく行ってません)

2013年1月17日

地方の文化を支える"TSUTAYA"

朝日新聞デジタル
ツタヤ、書籍販売で首位 最大手紀伊國屋を抜く
http://www.asahi.com/business/update/0116/TKY201301160471.html

DVDレンタルなどのチェーン店を展開する「TSUTAYA」(ツタヤ)の書籍販売部門の2012年の売上高が過去最高の1097億円になり、業界最大手の紀伊國屋書店を抜いて首位に立ったことが16日、わかった

書籍販売もとっくにトップになっているもんだと思ってましたが、2012年の売上高でトップになったということのようです。
他にジュンク堂とかもありますけど売上高は紀伊國屋書店が一番だったんですね。


地方に住んでいて実感するのは、レコード屋と書店の少なさ。
ブックオフはあるけど新譜を扱うレコード屋(CD販売店)が無い、なんてのはよくあることですし、ツタヤはDVDやCD、コミックスのレンタルだけでなく書籍やCDの販売もしているのはご承知のところ。

ツタヤの場合、深夜まで営業しているところが多いですから、ちょっと立ち寄ってみるという人が多いんじゃないかと思います。
(都会だと夜中遅くまで営業してる店が多いからあんまり意識しないとこだと思いますが、地方だと夜中までやってる店が限られるんですよ)
コンビニエンスストア以上のものを求めるとツタヤしかないという地方はほとんどなんじゃないかなと思ってます。(ワンダーグーなどのお店もありますけどもね)
レンタル商品の他、書籍も扱っているツタヤってその地域の文化の最後の砦みたいな位置づけになっているように思います。(でも扱ってる商品は単一的ですけどね)

私の場合、Tカードは持ってるけどツタヤで買い物することはあまりなく、書店部門も売れ筋ばっかりで立ち読み専門。マニアックなものはAmazonなどの通販という状態。(レンタル落ちのCD目当てでツタヤに行くことはありますけども)
レンタルCDの棚を見ても "J-POP" の他に "J-Rock" とか "歌謡曲"みたいな分類で棚が分かれていてわかりにくかったです。(同じミュージシャンでもあのアルバムはこっち、あのアルバムはこっちと分かれていることも多々)海外の音楽についてはアルファベット順じゃなくてあいうえお順なのも馴染めないとこと。Velvet Underground や Van Morisson のように「ヴ」で始まるミュージシャン名の場合、「う」の棚、「は」の棚にあるかは店舗によって違うようですね。いくつの店舗で確認したらまちまちなんだなと気付いた次第。

閑話休題。
紀伊國屋書店の売上高は店舗での販売に加え、「外商」も含めての数字でしょうから書籍の店頭販売だけのツタヤがそれを抜いたというのは確かにニュースかもしれません。
海外では本家本元のHMVが駄目になってしまいましたが、日本独特のレンタルという文化は意外にしぶといんじゃないかとも思いました。