2012年12月27日

"Message Song" - その意味するところ

テレビの年末特番(NHK紅白への布石番組)で普段関心の無いミュージシャンの方を扱ったものをたまたま観ていたら、香港のマーク・ルイ(Mark Lui)"が出てきてうれしかったりしたんですが、その番組で「メッセージソング」という言葉が出てきて、私の考えている定義と異なるんだなってことに気付きました。

いまの日本では「メッセージ・ソング」ってのは『応援歌』みたいな意味合いになってるんですね。
たとえばこんな曲とか。

Yui - "Fight"



ちょっと前のアルバムの紹介ではこんな感じ。

MY SHORT STORIESの制作にあたり
http://www.sonymusic.co.jp/Music/Info/yui-net/discography/srcl6899.html

'll be (アイルビー)大切なひとから、友達から、先輩から、家族から
そして、YUIから・・・。これからの"キミ"へのメッセージソング。

勘違いだと思ってたんですけど、やっぱり「メッセージソング≒応援歌」ってのが現状のようです。

本来の意味はそうじゃないだろと検索してみたら、やっぱり最近の日本の歌がおかしいってことのように思います。

"Message Song"
http://kotobank.jp/word/message+song



中村とうようさんが記述した解説が出てくるとは思わなかったんでびっくりですけど、「プロテスト・ソング」の項にあるように、「社会の中の不公平や不正を告発し抗議する歌」というのが本来の意味。「人生がんばれ」的な歌とは全く違うもの。

私がイメージするのは1980年代のイギリス。
リアルタイムで接していた音楽がなかなか日本じゃ歌われないような歌詞でびっくりというのが実体験。

たとえば、Paul Weller がやってた Style Councilスタイル・カウンシル)。
"Our Favourite Shop" というアルバムは代表作でもあり、日本でもそこそこ売れたと思います。(「おしゃれなイメージ」でですけどね)
佐野元春氏の「ヤング・ブラッズ」の引用元である "Shout To The Top"  を収録しているアルバムでもあります。

Style Council -  "Shout To The Top"



Style Council - "Internationalist"



で、このアルバム収録曲の歌詞、当時はアナログ国内盤でしたんで、日本語訳が付いていたわけです。当時は前述のYuiのリスナーと同年代の学生でしたから、そのかなりぶっとんだ内容に驚いたものです。
(当時のサッチャー率いる保守党への辛辣なメッセージが歌われています。(映画「リトル・ダンサー」の時代背景そのまんまです)

そうそう、同時期にはビリー・ブラッグはもっと過激でした。
90年代以降、WiicoやBeckと共作でアルバムを出すことになるとはいやはや。

そういうわけで、「がんばれ、がんばれ」とか「ナンバーワンよりオンリーワン」な楽曲がメッセージ・ソングになってしまっている社会っておかしくないですかね?

ファッションとしての「パンク」とかそういうのは以前からあったわけですけど、「メッセージ性の強い歌」が「人生応援歌」になってしまっているのってやっぱりおかしいと思います。

2012年12月26日

ポータブルCD-ROMドライブ(IO-DATA CDPS-PX24)

アイ・オー・データから発売されてたポータブルCD-ROMドライブ、CDPS-PX24です。
インターフェースはSCSI-2で、最大読み取り速度24倍速のポータブルCD-ROMドライブになります。
1998年1月に発売されたモデルです。

PC Watchの記事
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/980108/iodata.htm




写真の通りで、パイオニアのポータブルCD-ROMドライブのOEMを受けた製品です。
以前取り上げたパイオニアPCP-PR1は最大10倍速でしたが、その後継モデルのOEM製品になります。
形状や色はパイオニアのものと同じで、型番の印刷、底面のラベルのみIO-DATAのものになっています。




電池駆動も可能です。単3電池6本で動作します。


フロントパネルはパイオニアと同一です。




上蓋を開いた状態です。


上蓋の小窓。上蓋はABS製との表記あり。


ヒンジ部を内側から。劣化してますが、防音対策と思われるウレタンが貼ってあります。


左側面のヘッドフォンジャック、ボリューム、アナログラインアウトも同じです。


左奥の角から。
左側面の奥に赤い電源スイッチ、背面にはSCSIの端子とDCジャック。



付属のACアダプタもIO-DATAのラベルになっています。
出力はDC13V1Aです。


PCP-PR1周辺機器としては過去の遺物扱いなので、リサイクル店で安価で入手可能かと思います。
ポータブルCDプレイヤーとしても使えますし、音もなかなか良いのでお試しを。


2012年12月25日

ポータブルCDプレイヤー(KENWOOD DPC-361)

ケンウッドのポータブルCDプレイヤー、DPC-361です。
1996年発売のモデルです。

いかにもケンウッドという感じのデザインです。
生産国はタイでした。


電池ケースは取り外し式。
底面の固定ネジは6本と多め。(タッピングネジが長めです)


低価格帯のモデルなので、液晶表示がシンプル(再生中のトラック番号または再生トラックの分と秒の切り替え式。何曲目の何分何秒目というのが普通ですんで割り切ってます)

上蓋を開いた状態。
CDのチャッキング(ロック)が無いように見えますが、ちゃんと固定されます。


左側面はBASS BOOSTとHOLDのスイッチ。
一段階のスライドスイッチが2つ並んでます。

右側面はボリューム、リモコン用端子、ヘッドフォンジャック、DCジャックが並んでいます。
下位モデルということもあり、ラインアウトはありません。
DCジャックはDC6Vとなっています。


操作部左側。大きな三角が上蓋のオープン、中央側にPlay Mode、Repeatのスイッチ。


操作部右側。こちらの大きい三角は再生・一時停止、その下に停止スイッチ。
液晶右に選曲スイッチという配置。


音は独特です。低音が強めで最初はBassBoostのスイッチがONになったままになってるんじゃないかと思ったぐらい。
BassBoostをONにするとそれより低音が強調されるんでスイッチの故障じゃないようです。
ま、そんなわけで分解してみました。

ケース上部を外した状態。基板は1本のネジで固定されています。


黄色の電解コンデンサはELNA製、横になってる大きい紺色のものもELNA製。


基板裏面(底側)です。
ジャンパ線がありますね。


で、気になったのがここ。
Technicsのロゴ入りのIC。SONY系の部品じゃないんですね。
Technics MN662740REと読めます。
検索してみたら、「Signal Processing LSI for CD Players」とのこと。


こちらも M ロゴ入りで旧松下系のIC。
MN150813AZD と読めます。Micro controllerとのこと。


こちらも M ロゴ。AN8806SBで、「Three-beam Method Head Amplifier Ic For Cd Player」とのこと。


M ロゴがまだまだ続きます。
8819NFB-Mと読めます。「4Ch. Linear Driver IC DC-DC Converter Control for CD」とのこと。


ようやく見慣れた型番のIC。BA3578FSはローム。「Headphone driver for digital audio」となってます。



BassBoost、Holdのスライドスイッチにも M ロゴが入ってましたんで、旧松下電子部品製のようです。

1bit DAC(上蓋には1Bit Dual D/A Converterと表記あり)なんですけど、1996年のモデルにTechnicsブランドのICが載っているとは思いませんでした。

2012年12月21日

iTunesのライブラリチェックで目的と手段が・・・

iMacで使ってるTunesライブラリで「過去に低ビットレートのMP3ファイル」を始めたら音楽をじっくり聴く時間が減ってしまって、いったい何やってんだという状態です。


iTunesライブラリのチェック(過去にエンコードした160kbpsのMP3ファイルのチェック)
  • →CD棚からそのCDを探して再リッピング
  • →しかし、当然持ってるもんだと思っていたCDが出てこない
  • →実は図書館で借りたCDをリッピングしただけでCDを所有してなかったことに気付く
  • →所有してないをCD(安く)買う
  • →AmazonやWOW HDで探すとか、ブックオフで中古CDを探す
  • →CDが増える
  • →CD収納はCDソフトケースに移行したんで、CDソフトケースを買い増し(出費!)
  • →CDだけでも出費が増えてるのに、CD棚が不足になる(更なる出費・・・)


以前図書館で借りたCDをまた図書館で借りたらいいんですけど、都区内在住時に借りたCDが結構な量。しかも結構レアなCDもあったりして、気にしなきゃいいんですけど、気になるとやっぱり気になる次第。

あー、このCDはこの前どこかのブックオフで見かけたな、と思って出掛けてみると実際には無かったり、駿河屋とかブックオフオンラインの通販で注文した直後にふらっと寄ったブックオフで在庫があったりとなかなかタイミングが合わなかったり。
まー、この作業は長期戦で取り組んだ方が良いようです。ふとしたときに250円棚で発見することが多いんですよ、


で、図書館。(地域格差の愚痴です)

当時住んでいた大田区の各図書館の他、自転車で行ける範囲の隣接区、品川区(南大井図書館)、目黒区(緑が丘図書館)、世田谷区(奥沢図書館)で結構借りまくってましたんで、対象となるCDも結構な量。あー、東京の人は恵まれてますよ、ほんと!(23区内在住だと23区すべての図書館のカードを作成できるというすばらしい仕組みだし、CDは豊富だし、マニアックなものも揃ってるしでほんと充実してます。CDに関して言えば地方のTSUTAYAより充実してたりします)

現住地(宮城県)だと市の図書館では一度の貸出枚数が2枚(2タイトルではなく。2枚組だとそれで終わり)、県図書館(クラシックが主でポピュラーは少ないのが残念)で貸出は5タイトルという制限があるうえに、視聴覚資料はWebで予約できない仕組みだったりして、再リッピングのためにCDを借りるのも、もう大変。
(県図書館だと30kmも離れてますし、閉館時間が早かったりして行く頻度が少ないのも残念なとこ)

県図書館のCDは新譜を増やしているという感じは無し。(予算不足かな)
市の図書館は新譜のセレクトが妙に偏っていてマルーン5とかはあるけど、ボブ・ディランはまばら。トーキング・ヘッズはなくてとかそんな感じ。
クラシックもロームなどでリリースしてる図書館向けのもので済ませている感じでやる気あんまり感じず。CDの取扱いも地方だと「荒い」んで、キズだらけのものが多かったりして、由紀さおりの1969なんかはキズだらけでパイオニアのDVDマルチドライブだとNGでヤマハのCD-RWドライブじゃないとリッピングできないような状態。(返却時にチェックしてるはずなんだけどなぁ。中古販売店に常備されている研磨機は図書館に無いし、これもコストなんでしょうけども)

閑話休題。
なんだか取り憑かれたのようなこの1ヶ月。
好きな音楽をじっくり聴きたいというのが本来の目的なんですが、ライブラリの『粗』がどーしても気になって本末転倒になってしまったという話でした。

2012年12月19日

PC買い替え - DELL Vostro1200の後継に考えてた安いやつ

DELL Vostro1200にはUS配列のキーボードやらBluetoothのカスタマイズをして使っていますけど、次はもっと割り切ったもので良いなというのが実感。
(iMacはもうちょっと落ち着いてから新型に買い替えかな)

Vostro1200が不調だった際、Windows7のあるうちに買い替えるか!と思ったのが実際のところ。
(Windows8って使い勝手いいんですか?店頭で操作してみたぶんには残念なOSという印象なんですが・・・)

DELLやHP、Lenovoも安いのがありますけど、それより安くてほんとに大丈夫か?と思うような値段のものがユニットコム(パソコン工房)から発売されてます。

【PC Watch】 ユニットコム、29,980円からのデュアルコアCPU搭載15.6型ノート
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20121120_574198.html

レサンセ(Lesance)シリーズ
http://www.pc-koubou.jp/pc/lesance_29980.php

「セレロン」で「Windows 8」じゃなんなんで、39,800円の「これ」なんかいいんじゃないかと。

パソコン工房通販
Lesance NB 7HP-S3539-SP [Windows7プリインストール]
15.6inch HD液晶 / Windows 7 / Core i3 3110M / 500GB / 4GB / DVD MULTI
http://www.pc-koubou.jp/goods/1124957.html




15.6インチ液晶でコンパクトとはいえないけど、Core i3でメモリも4GB。HDDは500GBもありゃ十分だし、CD好きな私にとってはDVDマルチドライブ付きはやっぱりうれしい仕様。Windows8とWindows7のモデルが選べて、上記のものは、Windsows7のもの。これで39,800円ですからね。




iconPC Watchの関連記事

【西川和久の不定期コラム】 ユニットコム「Lesance NB P3534-SP」 ~15.6型の2スピンドルノートPCが29,980円
【Hothotレビュー】 ユニットコム「Lesance NB S3431/L」 ~5万円台で購入できる安価なUltrabook

DELL Vostro1200 - SSDはやはり快適

HDDの不良セクタが原因で120GBのSSDに換装した DELL Vostro1200 ですが、WindowsVistaという重めのOSですが、320GB HDDで使っていたときよりも明かに快適。




Windowsエクスペリエンスインデックスのスコアは上の通りで、プロセッサが4.9、メモリが4.5、プライマリハードディスク(SSDに換装)が5.9という値に。(足を引っ張っているのはグラフィックスで3.5)

ゲームをするわけでもないんで、これでも十分なスペック。
新しいノートPCも検討していたんですが、これで当面使えるなと。

#WindowsPCが無いと困る場面があるんでWindowsOSのPCは必須なんです。
#PND(ポータブルナビ)のデータ更新はWindowsOS上でしか動かないとかいろいろ。

困ったのはSSDとTurbo Memoryが共存できないこと。
せっかく2GBのTurbo Memoryを取り付けたのに有効にしているとSSDの管理ツールが起動しないという状態。どっちもIntelなんですけどね。
SSDにしちゃえばTurbp Memoryは必要無いってのはわかるんですけど、せっかくの2GBが・・・





2012年12月16日

iTunes 11.0.1 - Windows版で使ってみた

先日、iTunesは当面バージョンアップしないまま使うと書いたわけですが、そうは言っても古いバージョンのまま何年も使い続けられるとは思っていませんので、Windows環境(DELL Vostro1200)のiTunesはバージョンアップして試しています。

で、iTunes11ですが、一部不具合を改善した 11.0.1がリリースされています。

AV Watch - アップル、iTunes 11.0.1を公開。重複項目の表示や不具合修正
http://av.watch.impress.co.jp/docs/news/20121214_578755.html

iTunes 11.0.1では、ライブラリ内で重複している項目を表示する機能を追加。また、iTunes MatchがオンのときにiCloud にある新しく購入した項目がライブラリに表示されない問題の解決や、大きいライブラリを検索するときのレスポンスの改善、AirPlayボタンが正常に表示されない問題を解決する。安定性およびパフォーマンスの改善も図っている。

「大きいライブラリ」利用者の私としては細かい修正をどんどん重ねていってほしいところ。
(WindowsPCのライブラリは1000曲弱なんで11.0でも問題は感じていませんでした)

今回はバージョンアップしたついでにiTunes 11.0.1を使っての感想を。

Tunes-up iTunesを用いてパッチ当てした状態で使ってます。
#「ジャンル」のローカライズを行わないようしないと管理不能になるもんで。(「ローカライズする」だと再生するだけで "Rock" が "ロック" に変更されてしまうんです。大きなお世話!)


メニューを表示させ、カラム表示にした画面です。これだと以前のバージョンの画面に近いかと思います。

左のサイドバー下にあったアルバムアートワーク(表示・非表示が選択できたもの)の表示枠が消えているんですが、これは仕様なんですかね?かわりに画面中央上のところにアルバムアートワークが表示されるようになりましたが小さなもの。ここを右クリックしてもアルバムアートワークをコピーしたりペーストしたりすることはできず。

Appleとしては「新しいUIで使ってくれ」ということなんでしょうが、「大きいライブラリ」だとタイル表示の新しいUIは使いにくいのですよ。

アルバムアートワークに関しては、iTunes Storeで買えば変更する必要はないんだから気にしてないのかな?(光学ドライブを搭載しないというAppleのハードウェア戦略とあわせ憶測してしまいます)

「アルバムアートワークを入手」の項目がメニューから消えたと思ったら、設定画面にありました。Macだと詳細→「アルバムアートワークを入手」。Windows版11.0.1では編集→設定→Store 「持っていないアルバムアートワークを自動的に取得する」がそれにあたるようです。

カラムブラウザでも使えるということがわかったけれど、もうちょっと待ってみた方が良さそうというのが実感です。

2012年12月13日

消化映画 - 「拝啓天皇陛下様」 (1963年)

NHK-BSプレミアムで放送したものを録画視聴。

拝啓天皇陛下様 - goo 映画
http://movie.goo.ne.jp/contents/movies/MOVCSTD5950/index.html

監督:野村芳太郎
出演:渥美清、長門裕之

昭和初期から戦後までの男を描いたドラマ。
戦争モノ+喜劇要素もあり、これは観ておいてよかったと思った作品。(語り手は長門裕之)

「三度の飯がしっかり食べられるからシャバにいるより軍隊にいたい」という「カタカナしか読み書きできない」男を演じたのが渥美清。

私の世代だと、渥美清はすでに「寅さん」で、長門裕之は「夫婦で俳優」という頃でしたんで、寅さん以前の渥美清の演技、その後の寅さんに通じる役柄に興味を持ちました。

二年兵の西村晃は初年兵を絞りまくり。(戦時ではなかったので徴兵期間は二年)
ビンタ乱発、嫌味な役がぴったり。他に同期入隊の中には桂小金治、代用教員をしていて1年後に入隊となる藤山寛美(一つ下の入隊で文字を教えてもらうことになる)とかキャラクターが立ってます。

1963年の作品とのことで、東京オリンピックの前年。
1945年の敗戦から20年経っていないわけですけど、今よりもあの戦争というものをよりリアルに描いています。
役者の体型や風景が大きく影響しているのかななどと。
特に役者の体型の違いは以前から気になっているところです。(容姿をいかにCG処理しても)

2012年12月9日

ポータブルCDプレイヤーの比較 : D-E400 と D-E404

ポータブルCDプレイヤーが売れていた時代、毎年のモデルチェンジが恒例でした。
そんな時代の二機種を比較してみます。
  • SONY CD WALKMAN D-E400 1998年発売
  • SONY CD WALKMAN D-E404 1999年発売

右がD-E400、左の青いのがD-E404です。(色違いだけにも見えますが・・・)


底面。右がD-E400、左がD-E404です。
どちらもマレーシア製です。



デザイン面での違いは「尖り方」かと思います。
上蓋のエッジが伸びているのがD-E400、それよりも短いのがD-E404。


D-E400では上蓋の「のぞき窓」が縦長です。


D-E404では上蓋の「のぞき窓」が横長になっています。笑った口のような感じ。


下側のボディデザインは共通のようです。


で、よく見るとOPEN, ESPなどの操作ボタンの色が違っています。
右側のスイッチの方がわかりやすいですかね。


D-E400はグレー、D-E404はガンメタリックになっています。ちょっと高級感を増しましたという感じ。


上蓋と操作スイッチ以外にも違いがあって、それは連続再生時間(つまり電池の持ち)。












D-E400 D-E404



ESP OFF ESP ON ESP OFF ESP ON

単3アルカリ電池
14 12 16 15

BP-DM20
7 6 9 9

BP-DM10
3.5 3 5 4.5

















単3アルカリ電池 = SONY LR6SG

BP-DM20 = Ni-MH 1200mAh

BP-DM10 = Ni-Cd 650mAh









  • 専用充電池の充電時間(本体充電)は両機種ともBP-DM20が約3.5時間、BP-DM10が約2時間となっています。
  • ヘッドフォン出力は両機種とも15mW+15mWで同じです。
  • 付属リモコンのヘッドフォン端子はどちらもミニステレオです。

つまり、1年後のモデルチェンジで「再生時間を延ばした」ということのようです。
どちらも付属充電池はBP-DM10(Ni-Cd充電池)なので、充電に2時間掛かって連続再生が3時間なのがD-E400。たしかに短く感じます。

D-E404の場合、ダイソーやセリアで1本105円で販売されているNi-MH充電池クラスでも連続9時間再生可能ってことでもありますね。

D-E400
http://tiiduka.blogspot.com/2012/12/cdsony-d-e400.html
D-E404
http://tiiduka.blogspot.com/2010/04/cdsony-d-e404.html

関連
ポータブルCDプレイヤー SONY D-E404 とPanasonic SL-S310
http://tiiduka.blogspot.com/2012/05/cd-sony-d-e404-panasonic-sl-s310.html

ポータブルCDプレイヤー(SONY D-E400)

ソニーのポータブルCDプレイヤー、D-E400です。
1998年発売のモデルです。
以前、D-E404を紹介していますが、その前年に発売されたモデルです。




SONY製品はこの手の製品特長シールが貼られていて、そのまま使ってる人が多かったように思います。最近のSONY製品はシールが減ったように思います。

左から、ESP2(連続音飛びキャンセラー搭載)、GROOVE(低域強調のイコライザ)、充電池対応、リモコン/ヘッドフォン付属、ACアダプターとあります。


底面を後ろから電池カバーを開いた状態で。
専用の充電池(単3NiCd充電池を合体させたもの)か単3電池2本が入ります。
AVLSのスイッチも底面にあります。


上蓋を開いた状態。内部もシルバーになってます。上蓋の素材はPC(ポリカーボネート)です。


左側面にはDCジャック(DC4.5V)があります。
結構手前に付いてるんでACアダプタ常用だと邪魔になりそうな感じ。


正面の操作スイッチ、左側。
上蓋のオープン、その下にESP(音飛び防止機能)の切り替えスイッチ、その下にHOLDスイッチ(スライドスイッチ)があります。


正面中央部。
PLAY MODE、REPEAT/ENTERの各スイッチ、液晶をはさんで選曲のスイッチが上下に配置されています。


正面右側。
選曲スイッチの右奥に停止と再生(一時停止)のスイッチがあり、その下にSOUND(GROOVE)切り替えのスイッチ、奥に回転式のボリュームがあります。


右側面にはヘッドフォンジャック(リモコン端子)、RESUME設定のスライドスイッチがあります。


背面、上蓋のヒンジ下にはアナログのラインアウト。


電池の持ちは取説より。
上と下は専用充電池使用のもの。
アルカリ電池2本で使用した際にESP(音飛び防止機能)OFFで14時間、ONで12時間となっています。



付属リモコンのヘッドフォンジャックは「マイクロプラグ」ではなく、通常の3.5mmミニステレオです。
CDが売れまくっていた時代のCD WALKMANなので入手性は良いかと思います。