2009年9月30日

ELEKIT TG-5882 (2)

ボリュームの交換前後の写真です。

ボリューム用の基板はこんな感じになってまして、RK09Lがちょこんと付いてます。
外枠の部分がRK27にぴったり合うようになってます。ちゃんと端子を挿入できるようなパターンになってます。

交換するとこの通り。きれいに収まります。
フロントパネル側にはちゃんと位置決めピン用の穴も開いていてきちんと取り付けることができます。












2009年9月29日

ELEKIT TG-5882 (1)

ELEKITの真空管ヘッドフォンアンプ、TG-5882という機種を使っています。
2006年に限定販売されたヘッドフォンアンプです。
その後、ELEKITでは外観を他の真空管オーディオ機器と合わせた後継機、TU-882、TU-882Rを出しています。
初代ということもあって、真空管が直に出ているとかデザインがとかいろいろ不満はありますが、音は良いです。

製品情報はこちら。
http://www.elekit.co.jp/product/54472d35383832
http://www.elekit.co.jp/product/promo/TG-5882/

ここに開発者インタビューがあります。
http://www.elekit.co.jp/product/promo/TG-5882/interview.html

小寺さんのレビューはこちら。(AV Watch)
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20060524/zooma258.htm

真空管は、5670Wが標準で、2C51、WE396Aと互換性があります。(WEは高いです!)
開発者インタビューにはしっかりとボリューム交換できるという情報が書かれていて、当然ながら交換しちゃいました。
標準はRK09Lでしたので、これをRK27に。
そのまま交換できる基板になっていること、パネル取り付けでちゃんと固定できるようになっていて、コストの制約が無ければ最初からこうしたかったのかなと思いました。

とりあえず、今回は文章での紹介まで。

ボリュームの話題が多いんで

ボリュームの話題が多いので、簡単に用語解説。
ボリュームというと体積なんですが、オーディオで言うと音量調整用のあれです。

英語だと"Potentiometer"となり、略してPotとも。
日本語読みだとポテンショメータ。可変抵抗って言ったほうが通じるか。

電子式のボリュームがどんどん増えているので、使ったことが無い、触ったことが無いなんていう人もいるかも。
(テレビは完全に置き換わりましたね。ノートPCもほとんどスイッチを押すタイプになっているかと)

日本のメーカだと、東京光音やALPS製品が有名ですが、海外ではDALE(Vishay)や中国・台湾のものなど多数あります。
外観そっくり、端子ピッチに互換性があったりして、コピー品なんじゃないの?なんてのもありますが。

オーディオ用のボリュームだと「デテント」とか「ミニデテント」なんて用語も出てきますが、「デテント」はALPS RK40という廃機種になったボリュームを指しているようです。
その小型版の「ミニデテント」はALPS RK27という現行品。

RK40は製品から外したものが高値で流通していたりと根強い人気があるようです。
RK27は現行品なのでパーツ屋さんで購入できますが、通販だったら海外のお店から買ったほうが安いなんてこともあります。(書いている時点でのレート$1=89.35円)
ちなみに私はUSのお店で買ってます。

RK50という真鍮の塊のようなボリュームもありますが、でかすぎ&高過ぎでなかなか使う用途は無いのではないかと思います。(もったいなくて鑑賞用になってしまいそう)

ポータブルヘッドフォンアンプだと、RK097というのが最近のiBasso製品に使われています。
(ちょっと前までは同じサイズの台湾Alpha製でした)
Dr HeadにはRK09LというRK097のローコスト版が付いてました。
(RK09Lはスナップインなんで、背面に金属板が付いてます)

メーカーの製品紹介だと車載対応という区別しかなくて、どっちがどうなんだかわかりにくいのですが、車載用途にも使えるということは、利用できる環境温度の違いを指しているようです。
(クルマの中だと寒さ、暑さが半端じゃないですからね)

そうそう、オーディオ用に使うならAカーブ、測定器ではリニアなBカーブという選択になります。
(オーディオ機器でもBカーブのボリュームを使っているものもありますけど)

抵抗値が「ノ」みたいな感じで上がっていくのがAカーブ、「/」なのがBカーブです。

2009年9月28日

CEC HD53 ヘッドフォンアンプの改善(ボリューム交換)

ヘッドフォンアンプ CEC HD53 のボリュームを交換しました。


HD53の詳細はこちら。 http://www.cec-web.co.jp/service/pastproducts/hd53/hd53.html 見た目も良いし、価格帯からするとちゃんとしたアンプのはずなんですが、CECという会社は手抜きが多く、音量調整時にノイズが出るとか不具合の多いアンプでもあります。
私のCEC HD53もボリュームにギャングエラーとガリが出ており、交換準備のため分解してみました。
で、どんな部品が使われているのかチェックしてみたら驚きの事実が。(大げさ)


なにより、分解していて思うのは、組み立て性(分解性)が悪いということ。

トルクスネジをたくさん外してようやく蓋を外したところがこれ。














ちゃんとしたトランス積んでいます。 部品点数多いよなぁというのがわかるかと思います。

で、問題の箇所はここ。





直径22mmmのボリュームノブ(アルミのしっかりしたもの)なのに、肝心のボリュームは9mmサイズのミニサイズ。 刻印はHT A100K。Aカーブの100KΩってことですかね。
どう考えても ツマミの値段>ボリュームの値段 です。 ちょっと引いて撮影したのがこれ。


手前の黒いのがステレオヘッドフォンプラグ(6.3mm)の受け側ですんで、音量調整という肝心なところを手抜きしているってのがよくわかります。 他の部品もこんな感じ。




コンデンサーは中国産品。




最初の開腹で支障のあるボリュームの仕様(9mmサイズの2連100KΩ)がわかったので、手持ちの部品を使って右側のボリュームのみ交換しました。

(1つしか無かったんでとりあえず作業性の悪い右側のみ交換しました )


最初に付いてたのがHTというブランドのAカーブ100kΩ 。
HTってマルツで売ってるやつじゃんか。

SHというブランドのAカーブ100kΩに交換(これは共立で購入) しました。
http://eleshop.jp/shop/g/g4BQ13S/




ボリュームノブを外したところ、ボロボロのスポンジが挟まってました。
回転時に擦れる音がしていたのはこれが原因のようです。除去したらスムーズに。
ボリュームの大きさ、コネクタ位置はコンパチだったのでパネル加工無し。

交換後はガリノイズ無し、ギャングエラー気にならず。
ボリューム操作は軽くなってしまい、ここだけ残念。(スカスカではないですけど)

左側のボリュームはALPSのRK097を入手したら交換します。

必要な工具
・ケース分解にトルクスT10
・ボリュームツマミ外すのに六角レンチ1.5mm
・FETの固定ネジを外すのに+ドライバ


2009年9月27日

無料で楽曲を RCRD LBLの紹介

iTunesStoreの毎週やってる無料ダウンロードを楽しみにしている人も多いかもしれませんが、こっちは毎日やってますというWebサイトのご紹介。





RCRD LBL http://rcrdlbl.com/


無名アーティストのプロモーション用の曲を配信してるだけじゃんと言われるとその通りですけど、結構「これいい!」となる曲があり楽しめます。

ジャンルはBlogのタグでだいたい選べますが、片っ端からDownloadして聞いてみるのがおもしろいです。
ストリーミング再生もできますよ。

あと、録音が良いものが結構あって、変にお金掛けてない良さもあります。(失礼!)
お試しを。

iTunesで管理している楽曲の音量調整(iVolume)

iTunesでCDからRipした楽曲を管理していますが、「音量が揃わない」のは仕方がないとあきらめていました。
iTunesの環境設定で「サウンドチェック」というのがありますが、これがあてになりません。






iVolumeというソフトがあるのは随分前に知り、試してみたことがありました。
当時はなんか使いにくいなということで利用をあきらめ、そのままになってました。

で、iVolumeが新しくなっているので試してみたところ、UIもずいぶん変わってびっくり。





試してみたらコメントタグに情報を追加するぐらいなので、戻すのも簡単と判断し、シェアウェアなんでとっとと支払を済ませました。

そうそう、支払時にはレートを換算して有利になる通貨を選びましょう。いまだとUSDがお得です。

iVolume (日本語ページ)
http://www.mani.de/ivolume/jp/index.html

ヘッドフォンアンプCORDA HEADFIVEについて

CORDA HEADFIVEという据置のヘッドフォンアンプがあります。
2006年に限定販売されたちょっと前のヘッドフォンアンプではありますが、なかなかしっかりした音が出ます。
現在では、Head-Fiにて$100〜$120ぐらいで取り引きされているようです。

CORDA HEADFIVEの内部をチェックしてみました。

下記の仕様通り、Pot(ボリューム)はALPS RK27(ミニデテント 50kΩ)が使用されていました。
OPAMPは、LM6171 x4(ソケット式)、バッファにBUF634T x2という構成でした。

シンプルな基板だなーと思って裏面を見るとたくさんのコンデンサがパラってあってなかなか手が掛かってます。

また、アルミケースもパネル面の裏側にパーツ取り付けにあわせてフライス盤で座繰りがされていたりして、採算合うの?と思うような見えない部分でのお金が掛かっています。

日本のメーカーだとこの価格帯のヘッドフォンアンプは皆無という現状ですからね。
オーディオテクニカのAT-HA20,AT-HA25Dより上位となるといきなり価格帯が上がってしまうのが残念。
(AT-HA25Dを所有していますが、ホワイトノイズは言われているほどひどく無いですよ。ちょっと時間を置けば消えますし、音楽再生するうえで問題ありません。AT-HA2と混同している人が多いのかと思います)

MEIER-AUDIO
http://www.meier-audio.homepage.t-online.de/index.htm

Specs for
CORDA Headfive $250
limited series of 500 amplifiers
ALPS potentiometer
Crossfeed filter
Power supply: 110/115 or 220/230 Volts switchable
Power uptake: 3 Watts
Maximal amplification (1 kHz): 10 dB
Maximum output: 12 Volts
Input impedance: 12 kOhm
Output impedance:














Headphoneはヘッドフォンで(このBlogでの用語について)

Headphoneという言葉、「ヘッドフォン」「ヘッドホン」の両方が使われています。
私は「ヘッドフォン」という言葉で統一して書いていきます。
同じくEarphoneもイヤフォンです。

用語
ヘッドホン→ヘッドフォン
イヤホン→イヤフォン

イヤチップ→イヤピース

Player→プレイヤー
スピーカー→スピーカ
ウーファー→ウーファ

レコード→アナログ盤

2009年9月24日

初投稿

とりあえず、始めてみました。
オーディオ関係とかあれこれ書き続けていこうかと思っています。