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2022年6月27日

ちょうど参院選があるので前回2019年参院選「政見放送」を考えてみる

もう少しで参議院選挙ですね。(2022年7月10日投票日です)

政見放送、ネット時代だからでしょうか、時代でしょうか、スタジオのセットに座ってという従来のものが減っているように思います。政党の政見放送はCM化し、議員候補の政権放送はプロモーションビデオになっているものもあります。

これは秀逸と思ったのが2019年参院選青森県選挙区 小田切さとるさんの政見放送。
これは政治色全く無いです。5分半、ぜひ見て欲しいです。


見て頂くとわかるんですが、選挙区候補の政見放送なのに名前が出て来るのはなんと1分過ぎてから。

2019年の青森県の実情をよく捉えた作品なんです。だから古くならない。2019年の青森県を知る映像になっています。

名前も政党名も連呼しないから圧がない。青森県の実情、青森県の課題を坦々と語るだけ。
だから作品になっている。視聴者(有権者)への共感を誘う。

残念ながら落選。著名人でも宣伝しているわけでもないのに1.4万回回も再生されてます。
私は時々見返しています。
2019年の青森県の記録映像になっていると思います。


2019年と言えば、宮城県選挙区の石垣のりこさん。



「新しい人」をキーワード(対立候補は1955年から3代に続く世襲政治家)に視聴者へ問いかけから始まります。

そして課題であることをもう決まったことだと思っていませんかと語りかけます。
私は○○の壁を越えていきたいといういくつかのわかりやすい政策を絞り、新しい人だからこそ○○できる。一緒に壁を乗り越えましょうという結び。
これは石垣のりこさんのプロモーションビデオになっていると思います。


2019年参院選での対立候補の政見放送はこちら。


「父の時代から30年」という実績をアピール。
政策は総花的(そうばなてき)であり、なんでも任せろという無責任さ。
そして最後にガンバロー。(鼓舞)
必ずみなさんの期待に応えるで’結ぶのが対照的。
終わったかなと思うと当時の安倍晋三首相が出てきてアピール。結んだんだから出てこなければ良いのに作戦失敗としか思えません。

2022年6月の視点で見るとどっちが当選したかではなく、作品の質としてもやはり石垣のりこさんの方が優れていたと思います。

政見放送だけで投票先を決める人は少ないでしょうが、政見放送に何を求めるのかが変わってきたように思います。

2015年12月21日

映画 - 「天使の詩」と「ウィンター・ローズ」

映画の同時上映のことを書いてたら思い出したんですが、小学生の時に観たサンリオ映画「くるみ割り人形」の同時上映だった「天使の詩」(イタリア映画)、中学生の時に観た「キャノンボール2」の同時上映だった「ウィンター・ローズ」が同じ内容の映画でびっくっりしたってことがありました。

「天使の詩」のリメイクが「ウィンター・ローズ」だったのですね。
ラストシーンが違っていたけど、ともに悲しい映画ってことで、いまだに覚えています。

ウィンター・ローズを見始めてから、なんか見たことあるぞ感があったんですが、どんどん話が進むにつれて確信へ至ったことを思い出しました。
当時はリメイク(イタリア映画のハリウッド版リメイク)なんてことがあるとは思っていなかったので「なんだったんだろう」感が強かったです。

映画館 - 同時上映が当たり前で途中の出入りできた頃

映画館にはここ数年行ってません。「シネコン」になってから何度か行ったことはありますが、最近の映画館の仕組みってのにどうも違和感があって、足が遠のいています。

小学生のときはサンリオ映画、どこぞの友だちの親が同伴でというパターンが多かったかも。中学生の頃になるとさすがに友だちと(親の同伴無しで)一緒に出掛けてというパターンでしたね。
元気の無くなっていた日本の映画というジャンルに角川映画という勢力が出現してという時期でした。(薬師丸ひろ子、原田知世、渡辺典子の「角川三人娘」ね)

当時の水戸市内には単体の映画館がそこら中にあったので、あちこちで観た記憶がありますが、そのほとんどが現在は無くなっているようです。(駅に隣接したビルにシネコンがあるらしいし、郊外にはイオンモールにシネコンがあるらしい)

高校生の頃はあんまり映画観た記憶が無いです。
学校行事で市民会館で「寅さん」と「クレイマー、クレイマー」を見に行ったという記憶だけが鮮明です。(この時が初寅さんでした)
いったいどういう基準で選んだ2本なのか未だに謎ですが、男がほとんどな学校でしたが、放浪癖のある主人公の映画、女性に捨てられた父子の映画というのは「こうなるな」という教育だったのか、「こうなってもなんとかなる」という教育だったのか謎です。


それ以降は、授業の合間に寂れた地方都市の映画館で長い時間を過ごす場として映画を観ていました。
完全入れ替え制の現在に比べ、当時は上映中でも出入り可能でしたんで、映画の最後から見始めて、同時上映の映画を頭から最後まで観て、それからまたお目当ての映画を頭から観てという感じ。一回でわからなければ(時間がたっぷりありましたんで)この繰り返しを続けて観るという感じでした。

ベトナム戦争を新たな切り口で描いた「プラトーン」(プラトゥーンだと思うんだけど)を観に行って同時上映がたまたま「サボテン・ブラザース」だったり、アメリカでの人種差別問題を描いた「ミシシッピー・バーニング」を観に行ったら、「ペテン師とサギ師/だまされてリビエラ」だったりして、なんで硬派な映画の同時上映がコメディ、しかもノリノリだった時期のスティーブ・マーティンなんだろうと思ったものです。
(以前も書いているけど、「ビギナーズ」を観に行ったら同時上映が「エルム街の悪夢」で怖い系の映画がますます苦手になったりという経験もあります)

社会人になってから映画館で観たのは、仙台駅東口側の小さな映画館で上映していた「ニュー・シネマ・パラダイス」でした。就職してから初めての赴任地から帰省する途中に観た映画でした。(同時上映は無し。入れ替え制でした)

てな感じで、結構同時上映って大事だったなぁと思うんですよ。好きじゃ無い組合せもあるだろうけど、同時上映でたまたま観た映画なのに、そっちの印象の方が強いなんてこともあるわけで、それが良いことなのかどうかはわかりませんが、もったいないから観てみたら結構自分の好みが発掘されていくような感じは、似たようなものばかりお薦めしてくる現在の仕組み(社会)からすれば結構貴重な経験だったなぁと思う次第。

繰り返して観てようやくわかるような映画には、入れ替え制で都度料金を払うという現在の仕組みはやはり向いていなくて、映画館に長居して同じ映画を三度も観ればという方法が使えないのは残念だなぁと思うわけです。
その分、有料チャンネルに代表されるように、映画のテレビ放送、高画質での録画という現在の仕組みがあるから、それでいいじゃんと言われそうですけどもね。(同時上映の意外性のある発見は得られないと思うけど)

2014年8月4日

消化映画 -「少林寺三十六房」(1978年)

BSジャパン(テレ東系)で放映されたものを録画視聴。
BSジャパンは「寅さん」全部放送とか映画も充実しているのでチェックするようにしてます。(テレ東の午後2時台の映画枠みたいな伝統なんでしょうか。あれは学校休んだときに観るのが楽しみだったなぁ)


少林寺三十六房 - 作品 - Yahoo!映画
http://movies.yahoo.co.jp/movie/少林寺三十六房/10865/
解説
 実在の人物とされる劉裕徳をモデルに描かれた少林寺ものの一つで、悪の将軍によって師や友人たちを殺された若者が、少林寺に入門。それぞれ異なる技を鍛錬する三十五からなる房の中で修行を積み、やがてヌンチャクの変形、“三節棍”を生み出し卒業、復讐を果すまでを描く。
1978年公開の映画なんですね。
私は1980年代の(ジャッキー・チェンの)カンフーブームがあった後に出てきたモノだとばかり。

http://ja.wikipedia.org/wiki/少林寺三十六房
1985年1月12日フジテレビ「ゴールデン洋画劇場」でテレビ初放送された。
ということなので、それも当然かも。
そんなわけで、何度もテレビ放映されてたはずですが、通しで観たのは今回が初めて。

明朝から清朝へ時代が変わり、清朝の役人たちから追われる身となった主人公が・・・というわかりやすいストーリーなんですが、漢族からすれば異民族である清王朝ってのは悪役になりやすいんだろうな、などとも。

香港、ショウ・ブラザーズの映画というか、1970年代あたりのショウ・ブラザーズの映画はやっぱりすごいなと。
今の基準からすれば主題歌(少林ファイター 日本語版だけの挿入歌みたいですが)とか笑えるのかもしれないけど、いやいやあの時代とすれば、その感覚はなかなかのものでしょう。加えて音響効果もゴージャス。
ストーリーも破綻無く、着々と進んでいく安定感。結局主人公は一人だけ殺したってことになるのかな。僧侶という立場なのでその辺も逆にリアル。

ってことで、少林寺モノであれば一押し。カンフー映画としても一押しです。

2014年7月3日

消化映画 - 「ひばり捕物帖 かんざし小判」 (1958年)

NHK-BSプレミアムで放送されたものを録画視聴。
NHKはこういう優良なコンテンツをBSでこっそり放送してるんで注意するようにしてます。

美空ひばりが20歳のときに撮影された映画で、美空ひばりが演じる「阿部川町のお七」が主人公となる「ひばり捕物帖」シリーズの第一作。
ミュージカル時代劇ではあるんですけど、セットの豪華さ、出演者の豪華さがやっぱり時代なんでしょうか。(映画全盛期の作品ですから)

ひばり捕物帖 かんざし小判 | Movie Walker
http://movie.walkerplus.com/mv25507/
小説の泉に連載された瀬戸口寅雄の原作から、彼自身と中田竜雄が脚色し、「江戸の名物男 一心太助」の沢島忠が監督した。撮影は「緋ざくら大名」の松井鴻。主演は「丹下左膳(1958)」の美空ひばりに東千代之介、それに里見浩太郎。色彩はイーストマン東映カラー。
ひばり捕物帖シリーズについては以前書いているので、そちらを。

あらすじ
老中阿部伊予守の妹妙姫は姫様暮しをきらって、十手をあずかり阿部川町のお七と名乗った。彼女が選ばれた江戸美人番附の行列の最中、その一人が殺され、かんざしが盗まれた。お七は手下の五郎八を連れて、方々を調べ、それが桜とほられた古渡りの品と知った。その途中、兵馬という酔っぱらいの喧嘩屋の浪人と知合った。新橋の芸者清葉が殺されこれもかんざしを盗られた。
主な出演者
里見浩太朗はテレビ版の水戸黄門シリーズで知ったクチ(もちろん助さん役のときね)なもんで、それ以前のものすごく若い里見浩太朗を見たのはこれが最初。声がそのまんまだったのでわかりましたが、顔だけ見ていたらわかんなかっただろうなぁ。

東京キッドの時も絶賛だった堺駿二は年齢を重ねてずいぶん丸くなったけど、やっぱりこの映画でもすごいなぁと思いました。この演技というか芸風に影響受けた芸人さん多いはず。(坂上二郎とかそうなんじゃないのかなぁ。もちろん息子の堺正章も)

身分(老中の妹という役)を隠しての世直しという時代劇のパターンなんで善悪がわかりやすい、加えて美空ひばりの口上やら歌やらなんだかんだで上手いわけで、五郎八(堺駿二)とのやりとりなんか息が合ってます。加えて弁慶に扮する歌舞伎での大立ち回り。美空ひばりの時代劇モノを一本というのであれな、この作品かなと。

卓悦役の星十郎は、盲目という役どころですが、絶妙の演技。Wikipediaに項目がないのが不思議なぐらいに映画に出演されているのにねぇ。

2014年6月7日

消化映画 - 「ダークナイト ライジング」 (2012年)

図書館で借りてきて観た前作の「ダークナイト」があまりにも素晴らしかったので、三部作の最初「バットマン ビギンズ」は中古DVDを購入して観て、ますます「ダークナイト」の成り立ちってものがよくわかり、自分の中では「ダークナイト」凄い。という位置づけの映画でした。

で、図書館じゃ三部作の最後、「ダークナイト ライジング」が置いてないんで、このためにわざわざ会員登録してレンタルするのも面倒なわけでして、キャンペーン価格で安かったこともあって「ダークナイト ライジング」は新品DVDで購入しちゃいました。

ダークナイト ライジング  解説・あらすじ- Yahoo!映画
http://info.movies.yahoo.co.jp/detail/tymv/id340611/
鬼才クリストファー・ノーラン監督が、『ダークナイト』に続いて放つアクション大作。8年間平和を保ってきたゴッサム・シティを狙うベインが出現し、再びダークナイト(バットマン)と激しい攻防を繰り広げる様子を映し出す。今回も主演のクリスチャン・ベイルをはじめ、マイケル・ケインやゲイリー・オールドマンらが続投。新キャストのアン・ハサウェイやトム・ハーディらと共に見せる、最終章にふさわしい壮絶なストーリー展開に熱狂する。

感想を先に書けば、悪い方の「えええっ!」という印象。
話が詰め込まれすぎていて、しかも矛盾が多くてなんだかがっかり。
布石をちゃんと回収しているように思えるけど、回収の仕方が乱暴というか、それするためにそれ?的なものを感じます。
水爆(中性子爆弾)に転用できるような発電所を主人公が持っているってのも無茶。それあんた(バットマン)が悪いでしょ、と。
地下の世界というのもポイントなようでしたが、警官が全員地下に閉じ込められるなんてのも設定に無理がありますよ、やっぱり。

前々作、前作と舞台の「ゴッサムシティ」はシカゴでしたけど、今回はニューヨーク。
島に取り残されるという設定が必要だからなんでしょう。ループ(高架循環鉄道)下でのカーチェイスというお決まりのシーン(フレンチコネクションで有名になりましたね)は今回は無し。

バットマンが地下牢にというシーンは看守いないの?とか、脱出を試みるシーンではあのロープ(支点になっているのが壁の上の方なんだもの)を使えば飛ばなくてもいいんじゃねぇか?などと違和感を感じつつ、ハリウッド的な異文化ってこういうイメージで描くの好きだよなぁとも。

ってことで、新バットマン三部作、バットマンビギンズ、ダークナイト、ダークナイト ライジングを通して見れば三作目で躓いた感がありあり。
ダークナイトの次、しかも三部作の最後ってこともあったんでしょうが、最後なんだから爆発しちゃって戻ってくる必要もなかったんじゃないの?などと思えてしまいます。

ビギンズ、ダークナイトだけで終わるのも消化不良気味だし、やっぱり三作目は必要だと思うんですが、なぜそう来るか、という点、ダークナイトがあまりにもよくできていただけにがっかり。それにつきます。

2014年4月27日

4月からの図書館の広域利用が使いにくい

今年の連休は、4日休んで、3日勤務して、また4連休という状態なので、帰省するわけには短いし、自宅モードって感じになりそうです。

自動車などの工場では、4/26から5/5まで休みとし、5/6の振り替え休日を稼働とするパターンのようですが、そういうダイナミックな(笑)休みじゃないもので、下手に夜更かししちゃうとあとで大変ってこともあり、早寝早起きモード。
(昨日、今朝と6時に目覚め、9時過ぎにまた布団で眠ってというよくわからんパターンになってます。一気に老化しかのような・・・)

さて本題。
最寄りの図書館が4月から視聴覚資料の貸出枚数を2枚から5枚に増やしたこともあって、いままで借りにくかった組みモノのCDを借りてきたり。(2枚組は2枚とカウントされるんで、面倒なんですよ、これ。図書館でしか見かけないようなクラシック音楽の全集モノなんて全部借りるのに何回通えばいいんだよ状態でしたもん)

まずは落語のCDを借りてきて1950年代、1960年代の「名演」を収録したコロムビアから2005年発売のものなんですが、やっぱり音だけというのはいろいろ想像できて良いですなと。
小学生のときにはじめて自分のラジオを買ってもらった頃、TBSラジオで落語の番組を放送してたのを思い出しました。近年では、NHK第一放送で「ラジオ名人寄席」があったけど、玉置宏さんが使った音源に問題があって終了となってしまい、玉置さんもああなってしまったのは本当に残念。ラジオで落語、相性抜群なのに減ってます。


4月から地元エリアでの「図書館の広域利用」がはじまって
http://tiiduka.blogspot.jp/2014/04/4_20.html

広域利用登録者、地元の(本当にローカルな)ローカル紙によれば滑り出し好調だそうです。

大崎タイムズ4月20日付記事
大崎地方5市町連携 滑り出し順調、相乗効果も期待 図書館の相互利用開始
 大崎地方にある5つの図書館は1日から、管内5市町の住民であれば誰にでも書籍を貸し出す相互利用サービスを始めた。18日現在、自治体の枠組みを超えて新たに利用登録した人は計239人と、まずは順調な滑り出し。利便性向上を目指す取り組みの成果がさっそく表れている。
延べ人数でしょうから、割り引いて考えれば18日間で150人とかそんなレベルなんじゃないかと。人口を考えれば多いと言えるかも。

近隣の図書館も利用可能になったけど、視聴覚資料はどうやっても貸出させません、という図書館、広域利用者にも貸し出しますよという図書館、両方があることがあって混乱中です。統一運用してくれなきゃ図書館の中の人も混乱するだけだと思うんだけど。
  • Internetで蔵書検索できる仕組みを持っているんだけど、広域利用者はその画面から予約をすることができない。
  • 視聴覚資料は「館内利用」のみ。(例外の図書館あり)
この二点が使いにくい原因。

まず一点目。
最寄りの図書館に行って隣町の図書館の蔵書を貸出予約するには、手書きの申請書を起票してという作業が必要になります。
広域利用者登録をして、隣町の図書館に行って借りに行くには、蔵書検索をしたメモを持っていくなり、館内の蔵書検索端末で調べるなり、図書館員に調べてもらって蔵書を探し、窓口で貸出処理をしてもらうことになります。
Internetで蔵書検索→予約であれば、最寄りの図書館に転送してもらって届いたら近所の図書館に行けば済みます。(取り寄せのために行く必要がなくなる)
実際に隣町の図書館に行けるという人であれば、あんまり問題ないんじゃ?と思いますが、実際に行ってみたら貸出になっていて借りられなかったなんてことも発生します。

次に二点目。
視聴覚資料に必要以上の制約を課す必要ってなんなんでしょう?
枚数の制約であればまだわかりますが、自分の自治体に居住または通勤・通学している人には貸出するけど、広域登録利用はヨソ者だから貸さないよってことなんでしょうか?
明確な理由があるわけでもなく、図書と視聴覚資料を分けてしまうのは何故?と思います。

そもそも上記5市町、つまり5つの自治体で、公立図書館を持っているのは1市2町、3自治体という情けない状態なのですよ。
(市は平成の大合併でできたかなり広い面積なんだけど、もともと図書館を有していたのが1市だけという情けなさ)

仙台市では随分前から広域利用が可能になっていて、その蔵書数はさすがなものだし、仙台市内には県図書館まであるんだもん、土俵が違いすぎます。仙台都市圏に住むといろいろ利便性が高いなと思われちゃいますよ、やっぱり。

仙台市図書館 利用案内
http://lib-www.smt.city.sendai.jp/guide/useguide.html
利用者カードは、仙台市内にお住まいのかた、仙台市内に通勤、通学のかた、および仙台都市圏13市町村にお住まいのかたに発行しています。
  • 仙台都市圏の公立図書館等の相互利用については、図書館の相互利用事業 (別ウィンドウが開きます) をご覧ください。
  • 仙台都市圏13市町村(塩竈市・名取市・多賀城市・岩沼市・亘理町・山元町・松島町・七ヶ浜町・利府町・大和町・大郷町・富谷町・大衡村)

仙台都市圏広域行政推進協議会
図書館の相互利用事業
http://www.sendaitoshiken.jp/jigyo/libraly_top.html
 仙台都市圏内の住民の方が市町村の行政区域に限定されずに圏内の公立図書館等の図書を借りることができる「仙台都市圏の公立図書館等の相互利用」を、平成10年10月より行っています
1. 利用対象者及び利用できる図書館について
  仙台都市圏の14市町村に住んでいる方であればどなたでも、次に掲げる圏内の28の公立図書館等を利用することができます
上では13、下で14市町村となっているのは、仙台市を含めば14市町村ということ。
山元町って県南部(お隣は福島県新地町)で、かなり遠いと思うんだけど、ばっちり都市圏に入ってます。

こういう前例があるんだし、広域利用に関してはもうちょっと考え方を変えてもらいたい、実際に使い勝手の向上につながるものにしてほしいって思うわけです。

http://recorder.town.kami.miyagi.jp/WebOpac/webopac/infodetail.do
●貸出について
  加美町内に在住・在勤・在学の方:図書は1人10冊、視聴覚資料は1人3点まで。
  大崎圏域(色麻町,大崎市,美里町及び涌谷町)の方:図書1人5冊まで。 

http://www.city.osaki.miyagi.jp/people/kurashi/manabu/manabu05/01.html
◆貸出資料数の上限と期間
※平成26年4月1日から始まった大崎定住自立圏協定事業で大崎圏域(色麻町・加美町・涌谷町・美里町)に住んでいる人が借りる場合は2点を上限とします。
品川区立図書館 | 図書館利用ガイド
http://lib.city.shinagawa.tokyo.jp/lib_guide.html
利用カードをつくる
資料の貸出や予約、鑑賞等のためには、利用カードが必要です。 最寄りの品川区立図書館へ住所、氏名、生年月日が記載されている有効期限内の証明書(免許証、保険証、学生証など。コピー不可)をご持参の上、ご来館ください。
品川区立図書館では、区内在住・在勤(在学)に関係なく、どなたでも利用カードを作る事ができます。 利用カードは、品川区立の全ての図書館で使えます。
また、利用カード発行は、0歳からできます。お子様の場合でも、証明書の提示とご本人確認を行いますので、お子様と一緒にご来館ください。
利用カードは2年毎に有効期限を更新します。長期間ご利用がない(貸出がない)場合、利用カードは失効します。

理想は、品川区のように、どこかに住んでたらOKという緩い制約。
それで何が問題?って思いますが。

関連
図書館でCDを借りる
http://tiiduka.blogspot.jp/2011/10/cd.html

2014年3月31日

週末あれこれ(増税前の買い物やら映画やら)

消費増税直前ということもあり、スーパーに買い物に行ってもなんか落ち着かない感じ。
入口にどーんとまとめ買いコーナーがあったと思えば、普段より安いな、と思ったら税抜き表示に切り替わっていたりして、買い物も混乱。

増税後の売上減少に対する販売店側の施策(つまり安売り)があるだろうしと、備蓄食料、備蓄飲料をちょっと買い足す程度で済ませることにしました。
(なんだか増税前の駆け込み需要を狙って、普段の安売りの時より高い値段で売られているものを買うってのはおかしいと思うしねぇ)

音楽通販系では、CDやら書籍をまとめ買い。
一時期よりも円高傾向になっていることもあり、買ってなかった欲しかったCDをあれこれと。昨年リリースされ、評価の高かったもので(年間ベスト10とかに入ってたもの)で買って無かったもの中心ではありますが。
書籍は基本的に図書館と割り切るようにしていますが、音楽関係の書籍となると、図書館にお願いするわけにもいかず、そういえば買ってなかったという書籍を数点。


Mac関連ではすでにApple Careを買って登録したし、このまま放置かなと思ったけど、VMware Fusionを結構使うようになるとメモリ不足が気になるというか、4GB+4GBの計8GB構成だとHDDにスワップしまくりになったりして困りもの。
(普通に使っているだけでも、Safariを起動しっぱなしだとメモリ消費が激しく、たまにSafariを終了させたりして対応してました)

HDDが高速なものであればまだしも、Mac miniの場合は低速なHDD(5400rpmの2.5インチ)ってこともあり、「待たされる」感が強く、こりゃやっぱり8GB+8GBの最大容量構成にしておくべきかと思案しておりました。

ところが、1600MHzのDDR3 SO-DIMMの値段がなかなか下がってくれないんです。
高止まりから若干下がっているようなんだけど、8GBが2枚入ったものだと14800円〜16800円という感じ。(Amazonの「ほしいもの」に入れて価格チェックしてた結果)
うーん、高いですよ、やっぱり。

AKIBA PC Hotline!
サハロフ佐藤の相場月報 2014年3月号 (メモリ PC3-12800中心に下落傾向)
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/docs/price/monthly_repo/20140327_641531.html
秋葉原レポート 2014年3月29日号
http://www2s.biglobe.ne.jp/~sakharov/2014/aki4329.html#sodimm

記事全体では下落傾向と書いてありますが、記事中に書かれているように上り下がりが頻繁なようです。
普段であれば期末決算で安売りとなるところ、消費増税前ってことで需給バランスが崩れてるって感じがします。
一応、「この値段になったら」という自分基準を設け、近日中に買うかというところまで考えてます。

この週末は日曜が雨ってこともあり、充電池の「充電大会」をやってたわけですが、充電器に電池をセットして待っている間に録画しっぱなしだったテレビ放送された映画を数本消化。

最近の日本映画っていろんな意味でよくできているよなぁとしみじみと。
私が未成年だった頃は日本映画の駄目駄目だった時期で、書籍と映画のメディアミックスで角川映画(薬師丸ひろ子や原田知世の出演作)、フジテレビがテレビと映画のメディアミックス(南極物語とかさ)。日活はロマンポルノな時期でしたしね。
アイドル映画という分野もあったけど、松田聖子の「野菊の墓」とか見たいと思いました?
その後、Vシネマというものが量産されてたような時期もあり、洋画と邦画の差が激しかった時期。

そんな時期でも、大林宣彦監督の「転校生」(主演が尾美としのりと小林聡美!)、相米慎二監督の「台風クラブ」のようなカルトな人気作、あと伊丹十三監督作品(お葬式、たんぽぽ、スーパーの女などなど。宮本信子出演作でもありますね)もあるから、時々優れた、興行的にも成功した映画があったものの、テレビで好評→映画化、マンガで好評→映画化という安易なんだけど、それでも当たるという現在の状況を考えると、今の日本映画は玉石混淆なれど、活発だよなと感じます。(1990年代、「Shall we ダンス?」あたりから大きく変わったように感じています)

と、このように書いていて思ったのは、角川映画の薬師丸ひろ子、「転校生」の尾美としのり、和田誠監督作の「怪盗ルビイ」では小泉今日子(主題歌は大瀧詠一作品!)、伊丹作品では宮本信子と、昨年の「あまちゃん」出演者が目立ちます。単なる偶然ではないように思うのですけどね。(薬師丸ひろ子は離婚後にちょこちょこ映画に出てたけど、「あまちゃん」で決定的なカムバックだったし、尾美としのりが小泉今日子の旦那役ってのも「転校生」の主役だったという背景を知ると「なるほど」と思えるもの)

原田知世は角田光代の作品「紙の月」をドラマ化したものを年明けにNHK総合のドラマ10で放送してましたね。原作を先に読んでたんで、話数の少ないドラマだとこういう脚色になるのか、などと違った作品として楽しめました。(細かいエピソードは小説と同じなんだけど、親友の3人という設定は小説になかったものだったりします)

そうそう、シネコン全盛の今じゃ考えらないけど、入れ替え制の映画館は少なくて、途中からでも入れて、一旦映画館に入ってしまえば何度も見返すことができたんですよ。
シネコンの入れ替え制、一回観ただけじゃピンとこなかったらまたチケットを買ってね、ということなんでしょうが、味気ないなと思い、私は足が遠ざかっています。

と、脱線しっぱなしで落ちはありません。

2013年12月12日

消化映画 - 「第9地区」 (2009年)

久々に映画の感想。
図書館でDVDを借りてきて視聴。
いろいろな意味でよくできた映画。吹き替えと字幕で数回見なおしてしまったぐらい。

第9地区 - Yahoo!映画
http://info.movies.yahoo.co.jp/detail/tymv/id335765/
ある日、ほかの惑星から正体不明の難民を乗せた謎の宇宙船が、突如南アフリカ上空に姿を現す。攻撃もしてこない彼らと人間は、共同生活をすることになる。彼らが最初に出現してから28年後、共同居住地区である第9区のスラム化により、超国家機関MNUは難民の強制収容所移住計画を立てるのだが……。

エイリアンがやってきて、なぜかヨハネスブルグの上空で停止、そこにエイリアンたちが乗ってきた母船の下に住み着いた場所が「第九地区」。

28年間も地球人とエイリアンが混在して住むことになってたという設定が奇抜。
ニューヨークでもパリでもなく、ヨハネスブルグってのがポイント。
エイリアン(外観から「エビ」と呼ばれる)たちを第九地区から地方の収容所へ送るための交渉を行うのが主人公。その交渉風景をドキュメンタリー風に撮影していて、それが映画の導入部でややこしい設定を理解しやすくなっています。

  • 地球人(南アフリカ国民)とエイリアン
  • 南アフリカ人とよそのアフリカから来た人(移住者)とエイリアン
という具合に対立の構図が描かれていて、アパルトヘイト政策を行っていた南アフリカという国が舞台になっているのはなかなか意味があることだと気付きます。

地球人よりも高度な技術を持つはずのエイリアン(宙に浮く巨大な母船がその象徴)がなんで地球人に反抗しないのか、なんでキャットフード(エイリアンの大好物でエイリアンの武器とかと物々交換される)でおとなしくなってしまうのかは映画を観ていけばわかるというもの。

で、この映画、追い立てる側の人間が追われる側になったり、被差別地帯(第九地区)の中でも南アフリカ人が移住者を差別したり、となかなか深いテーマを描いているんですけど、どうもそうは思わない批評がありました。

ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト
『第9地区』の空疎な企業叩き
http://www.newsweekjapan.jp/stories/movie/2010/05/post-1268.php
エイリアンが登場する傑作短編映画から生まれたが、「企業=悪」という陳腐な設定に流れた駄作
 隔離されたエイリアンを軽いノリで描くのはブロムカンプの自由だ。しかしそれが目標なら、企業悪を持ち出す必要はない。お気楽映画に徹したらよかったのに。

企業悪?
たしかに追い立てる側(軍隊の代行、傭兵)が実はエイリアンの武器を使うためにエイリアンを解剖したりという企業が悪く描かれているけど、そこは決して「企業=悪」という内容になってないと思いますけどね。
ましてや「隔離されたエイリアンを軽いノリで」描いてやしないんだけど。
どんだけ被害妄想なんだよと思った次第。





2013年10月22日

消化映画 - 「続・男はつらいよ」(1969年)

BS JAPAN の「土曜は寅さん!」で男はつらいよシリーズの二作目、「続・男はつらいよ」が放送されたんで、録画視聴。

http://www.bs-j.co.jp/cinema/


続男はつらいよ | Movie Walker
http://movie.walkerplus.com/mv22624/

最初の「男はつらいよ」(一作目)では、寅さんの凶暴性ってものがあって「丸くなった寅さん」しか知らない世代からすると衝撃だったわけですが、二作目となる「続・男はつらいよ」ではそのへんがどうなったのか興味津々でした。

一作目では妹さくら(倍賞千恵子)の結婚(見合いに同席して駄目にしたり、前田吟の独立画策、そして結婚)という大きな話題があったんですが、二作目では「1年ぶりに戻ってきた」という設定でさくらには子供が生まれ、今回は寅さんの母親探しもテーマに。

恩師役に東野栄治郎(水戸黄門役でお馴染みのあの方)、恩師の娘(マドンナ)として佐藤オリエ、恋敵には山崎努という配役。

この時点でどこまで続くのかわかっていなかったと思うんですけど、それ以降の「型」がこの第2弾でできあがっていたように思います。

あまりにあっけなく移動したり(列車での移動シーンがなく、気付いたら京都というのは東海道新幹線開通から5年経過という時代を反映してるのかなと)、焼き肉屋で支払いをと思ったら手持ちが少なく店主と揉めるシーンでは今の基準じゃアウトな演出だったり、恩師があまりにあっけなく死んじゃったり(寅さんが母親探しを迷っていたときに人は死ぬんだから会うべきと説得したのはこの恩師)するシーンが印象的。

一作目ほどの衝撃はなかったけど、描かれている風景はやはり貴重な記録ですね。

2013年10月19日

消化映画 - 「新しい人生のはじめかた」 (2008年)

NHK BSプレミアムで放送されたものを録画視聴。

新しい人生のはじめかた | Movie Walker
http://movie.walkerplus.com/mv45522/
ハリウッド&イギリスの演技派共演による、大人のラブ・ストーリー。人生を半ばあきらめた男女が巡り合い、迷いながらも新たな一歩を踏み出そうとするさまが心に染みる。

原題は、"Last Chance Harvey" です。
日本語タイトルでちょっとおしゃれ感が出てます。(まぁ直訳されるよりいいけど)
主演はダスティン・ホフマンエマ・トンプソン

ダスティン・ホフマンはもうベテランなんで解説不要だと思いますが、エマ・トンプソンは「ラブ・アクチュアリー」にも出ていたあの人。(ハリー・ポッターにも出てるようですが)

実年齢ではダスティン・ホフマンが70代、エマが50ちょい前ですから、日本映画でもこういうのありそうだけど、吉永小百合に出られても困るし配役が難しそう。



テレビドラマで見かける俳優さんも結構出ていて印象的。(ニューヨークでの仕事の相棒がドラマ「ザ・ホワイトハウス」のトビー役だったリチャード・シフとか)

原題のラストチャンスだよって感じは切迫したものじゃなく、娘の結婚式では存在感がなく、ニューヨークでの仕事も駄目になってという駄目駄目感からかなと。

ロンドンを舞台にした「大人の恋の物語」って感じでさくっと楽しめる映画です。
いかにもロンドンって感じのロケじゃなく、秋のロンドンってこんな感じなのかと風景も楽しめました。
凝った演出もひねった脚本もなく、ただただ演技がメイン。
演技がうまい二人だから最後まで見入ってしまうという映画。

タイトル曲は Sandrine の "Where Do We Go"。





2013年9月27日

テレビを見る習慣。BS放送の充実。フジテレビの視聴率低迷とチャンネルの関係。「男はつらいよ」全作放送。

一時期よりもテレビを見る時間が増えていますが、平日の夕方にWOWOWプライムで放送していた「ER緊急救命室」の放送が終了し、NHK総合の朝ドラ「あまちゃん」が終了すると「テレビをあんまり見ない」という以前の状態に戻りそうです。

「ER緊急救命室」は毎日録画して時間をずらして観てましたが、そのついでに他の録画していた番組をチェック・・・という流れがあったのですが、そのきっかけとなる番組が無くなると毎回録画している番組(BS朝日の「ベストヒットUSA」「カーグラフィックTV」やDlifeの海外ドラマなど)がどんどん溜まっていく状態です。

地上波の番組は「あまちゃん」ぐらいで、あとはニュースぐらいという感じですからテレビ大好きというわけじゃありませんが、テレビで放送される映画は番組表をチェックしてみたりはしています。

地上波放送は相変わらず低予算などーでもいい番組が多いなぁと思いますが、NHKは金掛けてるなぁという番組が多いですね。民業圧迫じゃんと言いたくなるぐらいに。

ニュース番組はチェックするようにしていますけど、「バブル経済の崩壊以降増えた非正規雇用」とか報道されるとそれは違うよ、非正規雇用が増えたのは労働者派遣法の改正で対象職種を「規制緩和」したせいでしょとツッコミ入れたくなるだけなんでほどほどにしています。

NHKニュース サラリーマン年収 2年連続減
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130927/k10014866611000.html
増える非正規労働者
国税庁が雇用形態別の平均年収を発表したのは、非正規労働者の割合が高くなったため、全体の平均だけでは給料の実態を必ずしも反映できなくなったからです。
総務省の調査によりますと、非正規労働者の数は、バブル経済の崩壊後、急速に増加しました。
ことしに入っても増えていて、4月から6月までの3か月の平均で1881万人と労働者全体の36.2%を占めています。
同じニュースの前半には、この通り。
国税庁が去年1年間を通して民間企業で働いた会社員やパート従業員などの給料を調査したところ、平均年収は前の年より1万円少ない408万円でした。平均年収が減るのは2年連続で、ピークだった平成9年の467万円に比べて59万円少なくなっています
バブル崩壊後の平成9年にピークだったということはどうなってるのと。


BS放送は無料視聴可能なチャンネルだけで地上波のチャンネル数を超えるんですが、昔のドラマや海外のドラマ、そして夜中の通販番組が多いという印象が強いです。
とはいえ、東北ではネット局の無いテレビ東京系は、BSジャパン(BS7チャンネル)のおかげでテレビ東京系の番組を見ることができるのはありがたいところ。

最近は関東地方でのチャンネルも7になって、以前の端っこの東京12チャンネルという感じが薄れ、視聴率の良い番組もいくつかある様子。
関東だとフジテレビの8が一番端になったわけですが、これと視聴率低迷の因果関係は誰か突っ込んでますかね?(それに反して10から5になったテレ朝の好調との因果関係)
  • 以前:1=NHK総合、3=NHK教育、4=日テレ、6=TBS、8=フジ、10=テレ朝12=テレ東
  • 現在:1=NHK総合、2=NHK Eテレ、4=日テレ、5=テレ朝、6=TBS、7=テレ東、8=フジ
ザッピング(チャンネルをしょちゅう切り替える)だと隣接したチャンネルが有利になるから、自然と真ん中のチャンネルが有利になるように思うのですけども。

ちなみに宮城県の場合、数少ないNHK総合が3チャンネルな地域なんで、
  • 1=TBC(TBS系)、2=Eテレ、3=NHK総合、4=ミヤギテレビ(日テレ系)、5=KHB(テレ朝系)、8=仙台放送(フジ系)
となってます。



10月は改編という時期なんで、いまチェックしている番組をご紹介。

BSジャパンでは先日「ダーティハリー4」を放送していました。
http://www.bs-j.co.jp/cinema/d130920.html
http://ja.wikipedia.org/wiki/ダーティハリー4

久々だなぁと思いながら見始めたんですが、字幕ではなく吹き替え版。それもクリント・イーストウッドの声は山田康雄さんのバージョン。
Wikipediaによれば、この声優陣でのものは、「TBS版 - 初回放送:1986年10月13日 TBS『月曜ロードショー』」とのこと。
当時リアルタイムでテレビで見てたものと同じです。(荻昌弘さんの解説でしたね)


CMで今後の映画放送の告知が入ったんですが、「土曜は寅さん!」と題して「男はつらいよ」シリーズ全作品を1作目から順に放送するんだそうです。

BSジャパン シネマ・アディクト ~BSジャパン映画情報~
http://www.bs-j.co.jp/cinema/d131012.html


寅さんってシリーズ後半の印象が強いせいか、「寅さん=憎めない人」さらには「寅さん=純粋な人」みたいな感じに思っている人が多いと思いますが、この第1作での寅さんは「とんでもなく厄介な人」として描かれています。
長い期間放浪していて帰ってきて皆が困るという描かれ方。妹の縁談(見合い)を駄目にしたりするところはほんと厄介者。(周囲の人が怖れてますし)

初期の頃は寅さんのヤクザ感(反社会性)、触れちゃいけない厄介者という感じだったという描かれ方が、後年にはたまに帰ってくる憎めない奴に変わっていったわけでとりあえず全作見ようじゃないのと思っています。

2013年8月8日

荒井由美「ひこうき雲」とジブリ映画「風立ちぬ」

ジブリの映画「風立ちぬ」が公開されてから、主題歌に採用された荒井(松任谷)由美の「ひこうき雲」を耳にする機会が増えました。

http://kazetachinu.jp


映画「風立ちぬ」は未見ですし、いままでのジブリアニメに対してもそうだったように映画館に足を運ぶということはないと思いますが、主題歌は「またユーミンか」と思ったと同時に「うまい選曲だね」と。

1989年公開の「魔女の宅急便」(平成元年だからもう25年も前。『バブル』のピーク時期の作品)はテレビ放送された時に観ましたが、音楽に荒井由美時代の「やさしさに包まれたなら」と「ルージュの伝言」が使われていたのが印象的。

で、今回の「風立ちぬ」ではまた荒井由美時代の(というか、デビューアルバム1曲目の)「ひこうき雲」が使われているようです。

私の世代だと「風立ちぬ」というタイトルだと、松田聖子が歌った「風立ちぬ」(作詞:松本隆、作曲:大瀧詠一の名曲)を連想しちゃうけど、映画ではそうじゃなくて荒井由美の「ひこうき雲」なわけです。

この曲は歌詞がものすごいんです。(作詞作曲:荒井由美)
  • あの子の命はひこうき雲
  • 高いあの窓であの子は死ぬ前も空を見ていたの
「命」や「死ぬ」という言葉を重く使った曲で、これだけでも普通のポップスにしちゃあという歌詞であることがわかるかと。

「ルージュの伝言」の『明日の朝、ママから電話でしかってもらうわマイダーリン』、「やさしさに包まれたなら」の『やさしい気持ちで目覚めた朝はおとなになっても奇蹟はおこるよ』という(現実離れした)明るい歌詞と比較すればその重さがよくわかるかと。

どれも名曲なんですが、ほんとこの頃の荒井由美という人は神がかっているなと思います。(私は「松任谷由実」になる前の活動時期が彼女のピークだと思ってます)

そんなわけで、主題歌として荒井由美の「ひこうき雲」が選ばれたというだけで、重苦しそうな、「みんなが楽しめる」と正反対な映画だってことがわかります。

ジブリ作品については、公開にあわせてのプロモーション(NHKも巻き込んで)とか公開時のバッシングがすごいけど、こういう会社があってもいいんじゃないの?と思います。
(今回はスイートスポットが狭い映画なんだから余計にバッシングが激しいみたいですけど。「紅の豚」に萌えを感じない人にゃそりゃ酷評されるだろうし)

2013年8月5日

「著作権保護期間の延長」について

著作権法というものは「既得権益を得ている方々」のロビー活動が活発で、昨年の著作権法改正(違法ダウンロードの刑罰化)では日本レコード協会のロビー活動が大きく影響したようです。(議員さんへの働きかけとして、議員会館に杉良太郎を挨拶に使ったそうで)

著作権法では著作権保護期間が定められていますが、アメリカ(United States = US)では、ディズニーなどの活発なロビー活動で50年から70年へと法改正されています。
このように「今後も独占いたい」から著作権の保護期間を延長しようというのが顕著です。(ディズニーに代表される会社形態だとそれそのものがビジネスの核になっているわけで、ロビー活動が活発(必死)なのもわかります)

朝日新聞デジタル:著作権保護延長、TPPで容認論 死後50年→70年 米の要求受け
http://www.asahi.com/shimen/articles/TKY201307310852.html
著作権保護延長、TPPで容認論 死後50年→70年 米の要求受け
環太平洋経済連携協定(TPP)で、「著作権の保護期間」を米国などに合わせて作者の死後70年に延長することが検討されている。日本の消費者にとってデメリットも多いが、著作権法を所管する文部科学省では延長容認論が出始めている。

TPP以前から、日本も50年から70年へという働きかけがあったわけですが、さすがにそこまでの強い動きになっていませんでした。
日本のTPPへの参加表明から嫌な予感がしていたのですが。案の定という感じ。

http://ja.wikipedia.org/wiki/著作権の保護期間
日本では、2004年1月1日、映画の著作物の著作権の保護期間を公表後50年から70年に延長する改正著作権法が施行されたが、映画以外の著作物の保護期間は、1970年の著作権法全面改正で死後38年から50年に延長されて以来、2012年現在に至るまで変更されていない。
http://ja.wikipedia.org/wiki/世界各国の著作権保護期間の一覧

30年というイエメン、イランは短いなぁと思いますが、EU加盟諸国が70年と「先進国ほど保護期間を延長している」という状態です。映画大国のインドが公表後60年という例もありますが。

著作権者の有する「オリジナル」「正規盤」しか買わないんで関係無いという人も多いかもしれません。

The Beatelsのアルバムが保護期間を過ぎ、どこのマスターを使ったのかわからないアルバムが低価格で発売されたとしても私は買わないでしょう。オリジナルを尊重すると思います。

しかし、The Beatlesなどのように原盤管理がきちんとなされているものばかりではありません。正規の形でリリースされないまま「埋もれている作品」が多数あるのが現状です。

SP盤やLP盤などのアナログディスクで発売されたっきりという作品が数多くあるのが実際のところ。新しいパッケージメディアどころかデジタルダウンロード販売ですらまだまだ入手できない作品がたくさんあるわけです。

映画「シュガーマン 奇跡に愛された男」で描かれたように、本国では見向きもされなかったミュージシャンの作品(アルバム)が南アフリカで大ヒット。本人が知らない状態のまま南アフリカでは長い期間愛されてきたという事実もあるわけです。


映像作品も同様で、過去の作品でもVHSで発売されただけというものは、このブログでも紹介した美空ひばり主演作品にも存在するのが現状です。
また、上映されただけでパッケージ販売されていない映画作品もかなりあります。運良くテレビ放映されたときに録画された映画作品も多いですから。

こうした「放置状態」の著作物の保護も50年から70年へと保護期間が延長するのは利用者(視聴者)にとっては大きな機会損失だと思うわけです。

音楽や映画は過去作品に影響を受けて発展して文化です。
音楽の場合は過去の作品からの影響が無ければ現在のようなものにはなってなかったでしょう。

ポピュラー音楽の場合、20世紀に形作られたものですが、民俗音楽などからの影響でBluesが生まれ、Bluesやクラシック音楽の影響を受けJazzが成長し、これらの音楽の影響を受けて現在一般的に聴かれるような音楽へという流れがあります。(複製物(レコード)の流通が可能になったという技術面の進歩も欠かせませんが)

影響を受けた(パクった)作品が制作され、その作品にまた影響される形で現在に至っているわけです。(The BeatlesだってGoffin/Kingなどのカバー曲もあれば、それらの楽曲に影響を受けた曲、Bluesやクラシック音楽に影響を受けた作品がたくさんありますよね)
Rolling StonesだってUSのチェスのスタジオに行って感激してたわけですよね。

ミュージシャンでは、John Lennonの権利を管理するYoko Onoが延長推進活動をしているようですが、ほんとにJohnは望んでいたことなのかなぁと思えてしまいます。

著作権の保護期間が延長されることで、著作権を持つ家族や会社が潤う期間が長くなる→孫子の代まで権益を確保できるってことで、そんな必要があるの?と思えますし、個人(故人)がそれを望んでいたのかは疑問のあるところ。
パブリックドメインという考え方も浸透しつつある中、慎重に考えないといけない話だと思います。

http://www.asahi.com/shimen/articles/TKY201307310852.html
 米国が延長を求めるのは海外でも人気の作品を多数抱え、その輸出で稼いでいるから。一方、日本は印税など著作権使用料の国際収支で約6千億円の赤字だ。
 日本の消費者にとって、延長は、作品を楽しむ自由が制限され、商品の値段も下がらないという問題が起きる。例えば、ネットの無料電子図書館「青空文庫」に作品が入るのが遅れ、人気キャラクターの商品を安く作れない状態が続く。小説を原作にした映画や演劇、海外小説の翻訳なども生まれにくくなる。
 それなのに文科省内から延長容認論が出るのはなぜか。小説家や作曲家らの遺族には、著作権使用料を受け取れる期間が延びる利点がある。日本音楽著作権協会(JASRAC)などの管理団体も、使用料徴収額と手数料収入が増えるため延長を要望してきた。
 また、欧米が作る国際標準に追随し、延長してきた歴史があり、文科省に著作権の国際ルールを作ろうという意識が低い面もある。
 著作権法に詳しい福井健策弁護士は「保護期間をいま延長しても米国の収入が増えるだけ。TPP交渉参加国の半数は死後50年であり、弱腰になる必要もない」と指摘している。(藤井裕介、赤田康和)

この記事で書かれている通り、「誰がために鐘は鳴る」ならぬ「誰がために金は成る」になってしまっています。

50年から70年に延長したとして、また10年後には100年に延長すべきという話になっていきそうなんですよ。

2013年7月30日

消化映画 - 「八甲田山」 (1977年)

NHK-BSプレミアムで放送されたものを録画視聴。

八甲田山 | Movie Walker
http://movie.walkerplus.com/mv18506/
新田次郎の原作『八甲田山死の彷徨』をもとに、大部隊で自然を克服しようとする部隊と小数精鋭部隊で自然にさからわず、折り合いをつけようとする部隊の様子を冬の八甲田山を舞台に描く。脚本は「続人間革命」の橋本忍、監督は「日本沈没」の森谷司郎、撮影は「阿寒に果つ」の木村大作がそれぞれ担当。

橋本プロダクション・東宝・シナノ企画の制作となってます。
脚本の橋下忍氏の説明が『脚本は「続人間革命」の橋本忍』となっていますが、代表作とは思えないんですけどもね。「羅生門」「生きる」「七人の侍」などの黒澤明監督作の多くを手掛けている方ですし、他にも「日本沈没」「砂の器」、テレビだけど「私は貝になりたい」もあるわけで。
制作会社にシナノ企画が入っているから、その関係?(シナノ企画は創価学会関係の会社)
監督:森谷司郎
脚本:橋本忍
原作:新田次郎
企画:吉成孝昌 、 佐藤正之 、 馬場和夫 、 川鍋兼男
製作:橋本忍 、 野村芳太郎 、 田中友幸
撮影:木村大作
出演:高倉健、北大路欣也、前田吟、三國連太郎、緒形拳、秋吉久美子
島田正吾、大滝秀治、丹波哲郎、藤岡琢也、浜田晃、加藤健一、江幡連、高山浩平、安永憲司、久保田欣也、樋浦勉、広瀬昌助、早田文次、吉村道夫、渡会洋幸、加山雄三、小林桂樹、神山繁、森田健作、東野英心、金尾鉄夫、古川義範、荒木貞一、芦沢洋三、山西道宏、下絛アトムほか

大作です。(あ、そういう意味じゃなく)
165分という長い映画ですが、一気に。

重い内容の映画、暗い映画だということはわかっていたので「たまたま放送していたから録画して観た」という感じ。積極的に観ようという感じじゃなかったんですが、録画を消去する前にちょっとと思って見始めたら最後まで。


小学生の頃、この映画が公開されたこと、大きな話題になったことを覚えています。
「天は我々を見放した」という北大路欣也のセリフはたしかに流行してましたしね。(テレビドラマになったことはぼんやりと)

現在の視点で言えば、実話を取り入れたフィクションで小説や映画になった話と実際の話は違うものなんだということがInteretからの情報で得られるわけですが、当時はほとんど知られていなかった実話がベースということもあってかなり話題になったように思います。

時代は日露戦争前。明治対ロシア戦を想定(遼東省から満州を想定)して厳寒地での装備をどうすべきか、ロシア軍が津軽海峡、陸奥湾を封鎖した場合、東西の物流ルート確保のための行軍というのが「目的」だったようですが、「その場で起きるいろいろな困難を解決していく」というのが目的になってしまう過程がなんとも。

今だったらやらないであろう、真冬の八甲田山でのロケ。出演していた大竹まこと(最初に死ぬ兵)のラジオ番組に撮影の木村大作氏がゲスト出演したときに撮影当時の話をしていましたが、Wikipediaに書いてある通り、かなり過酷な撮影だったようです。

日本映画が低調な時期。1970年代後半からの角川映画とか1980年代のフジテレビ関係の映画(南極物語)でちょっとは賑わったけど、今のように日本映画が賑わっていなかった頃。(なので、いまでも日本映画ってあんまり関心を抱かないのですよ)




2013年7月22日

消化映画 - 「カムイ外伝」 (2009年)

白土三平氏のマンガが大好きです。「ファンです」だなんてとても言えないぐらいに好き。

映画化されたとは知ってたけど、子供の頃に見たアニメ版や原作の影響から「こわくて見られない」状態だった作品でもあります。

そういうわけでBS日テレで放送されたものを録画視聴した次第。

カムイ外伝 | Movie Walker
http://movie.walkerplus.com/mv38291/
江戸時代の日本。貧しい村に生まれ、忍者となった男カムイ(松山ケンイチ)。だが彼は、理不尽な殺戮、掟に縛られた世界に嫌気が差し、自由を求めて忍の世界を抜ける。同時にそれは裏切り者として追っ手と戦う運命を背負うことでもあった。彼を追うのは、かつての仲間、大頭(イーキン・チェン)やミクモ(芦名星)。その執拗な追跡を逃れ、生きるための逃亡の旅は続く。
監督:崔洋一アクション監督:谷垣健治脚本:崔洋一 、 宮藤官九郎撮影:江崎朋生 、 藤澤順一出演:松山ケンイチ、小雪、伊藤英明、佐藤浩市、小林薫ほか

脚本は監督の崔洋一と宮藤官九郎だったんですね。見終わってから気付きました。いやはや。(いろんな意味で)

放送時間はCM入れての2時間なのでテレビ放送用に編集されたものだと思います。


まずは、「カムイ外伝とはなんぞや」というところから知っておいた方が良い映画だと思います。(映画の冒頭に解説されるんだけれど、それじゃちょっと意味合いが違ってしまうじゃないか、余計な解説しないでくれと言いたくなります)

カムイ外伝 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/カムイ外伝

私は子供の頃に再放送されたアニメで「カムイ外伝」を知ったのが最初。

当時は夕方に手塚治虫の「リボンの騎士」とか白土三平の「サスケ」「忍風カムイ外伝」とか再放送でやってたんです。「宇宙戦艦ヤマト」の再放送もやってましたし、「魔法使いサリー」は何度も再放送してたなぁ。地上波でアニメとなると深夜時間帯を除けば数少ないのが現状なようですから、贅沢な時代だったと言えるかも。

「カムイ外伝」にはその時の強烈な印象があったわけです。「サスケとはちょっと違うぞ」と。大人向けのアニメだなと思ったものです。(妖怪人間ベムにも似たものを感じたけど)


それからずーっと時代が過ぎ、「カムイ」と再開したのは1990年代中盤。
「外伝」については、1998年に小学館から文庫サイズで「カムイ外伝」が発売されたとき。

1990年代半ばは、ちょうどマンガ(コミックス)の文庫化ブームの時期でして、白土作品も多数文庫化され、「サスケ」「忍者武芸帳」そして「カムイ伝」とたくさん発売されました。
これらを「発見」する形で白土三平のマンガにのめり込み、文庫化された作品はほとんど揃えたはず。

その頃に「カムイと再会」し、本編である「カムイ伝」の文庫版が発売になって毎月買いそろえていました。(カムイ伝第一部の文庫版は全15巻)もちろん当時連載中だった「カムイ伝第二部」はコミックスで買い集めという状態でした。(ああ、全然まとまらない。好きすぎて駄目ですね)

カムイ伝、カムイ外伝にたどり着くまでにこんなに長くなってしまうぐらい(これでも削ったんですけど・・・)思い入れがあるという状態なわけです。

「外伝」とある通り、本編である「カムイ伝」のサイドストーリー(スピンオフ)作品がこの「カムイ外伝」なわけです。

そういう作品の映画化となると、やっぱりこういう思い入れがある人の期待値がのしかかってくるし、厳しい身分制度とか、残虐性という「カムイ」が背負っている設定を「21世紀の日本映画」で表現するのにはかなり無理があるだろうと思うわけです。

冒頭に書いた「こわくて見られない」状態ってのは、残忍なシーンの恐怖(ちなみにホラー映画は苦手です)と原作を知ってるから残念な出来になってそうで怖いという両方の意味、どちらかと言えば後者が強かったという次第。

2009年の日本映画ですが、アクションシーンとかCGの使い方とかは「どこかで見たことあるぞ」というもの。

ワイヤーアクションを多用し、合成とかCGはうまく使っているなと思いました。忍者(抜け忍)が主人公の映画を実写でやるというのはやっぱり大変なんだよなぁと思いますし。

これはちょっとと思ったのは、海のシーン。小舟が波でというシーンでその撮影はちょっと古いでしょ。あとはCGの使い方。青い空に青い海というシーンに顕著なんですが、「ハリウッドの書き割り」みたいになっていて制作費が足らなかったの?と思えてしまいます。

ストーリーについてはかなり強引だなと感じました。
先入観無し、カムイって何?マツケン主演の映画だから、という人だと違う印象になるんでしょうが。

なぜカムイが何者なのかという大事な部分が冒頭の解説(ナレーション)で済まされていたり、生まれ育った環境のシーンがさらっと流されています。
この部分は江戸時代の身分制度という現代では「表現に不自由が生じる部分」でもあるのであっさり済ませることにしたのかと思うけど、そういう「本当の話」が無いとただのアクション映画になってしまいます。
原作を下地にした全く違う話になっていればそれで済んだと思うんだけど、「スガルの島」という原作がベースになっていることもあり、原作ベースならその前の話を・・・と思えてしまいます。

そういうわけで、「カムイ」を知らないって人であれば、アクション映画として楽しめると思います。
「カムイ」を知っている人であればもの足りなさを感じると思います。書棚にある「カムイ外伝」を再読しようと思うはず。

テレビ放送だから放送枠に収めるためのカットもあったと思うけど「よくできた話」だと思います。(これは原作あってのものだけど)

松山ケンイチという人は昨年のNHK大河ドラマ「平清盛」で主役だったわけですが、この作品が影響しているのかなと思いました。「きたない」と評判だった平清盛ですが、この映画でその片鱗を見ることができます。





2013年7月17日

「ザ・ミドル」の音楽担当は「Newman Family」の第三世代

Dlife(BS無料放送局)で平日の18:00から放送されている「ザ・ミドル 中流家族のフツーの幸せ」については以前も書いてますが、毎回「リアルなアメリカ人家庭」をコミカルに描いていて楽しいドラマ。

いつもは最後の最後まで見ないんですが、今日たまたまエンドクレジットまでちゃんと見ていたら、Joey Newman という名前がありました。
もしかして、と思ったら当たりでした。

Wikipedia - Joey Newman
http://en.wikipedia.org/wiki/Joey_Newman
Wikipedia - ジョーイ・ニューマン
http://ja.wikipedia.org/wiki/ジョーイ・ニューマン

ジョーイ・ニューマン(Joey Newman, 1976年9月9日 - )は、アメリカ合衆国の作曲家、オーケストレーター、編曲家、指揮者。映画音楽、およびテレビ、ゲームの音楽を手掛けている。映画音楽の作曲家一家として知られる「ニューマン・ファミリー」の一人で、ライオネル・ニューマンの孫。デヴィッド、トーマス、ランディの次の世代に当たる。バークリー音楽大学で学んだ。

ニューマン家(Newman Family)の第三世代にあたる人物のようです。

第一世代(兄弟)

http://ja.wikipedia.org/wiki/アルフレッド・ニューマン
http://ja.wikipedia.org/wiki/エミール・ニューマン
http://ja.wikipedia.org/wiki/ライオネル・ニューマン

アルフレッド・ニューマンは「怒りの葡萄」「嵐ヶ丘」「三十四丁目の奇蹟」などの多数の名作映画の音楽を担当。エミール・ニューマンは「ジャンヌ・ダーク」など、ライオネル・ニューマンは「億万長者になる方法」「紳士は金髪がお好き」などの映画音楽を担当。

第二世代

アルフレッドの息子
http://ja.wikipedia.org/wiki/デヴィッド・ニューマン_(作曲家)
http://ja.wikipedia.org/wiki/トーマス・ニューマン
第一世代の甥。デヴィッドとトーマスは従兄弟。
http://ja.wikipedia.org/wiki/ランディ・ニューマン

デヴィッド・ニューマンは「ローズ家の戦争」アニメ映画「アナスタシア」、トーマス・ニューマンは「ジャンピン・ジャック・フラッシュ」「若草物語」「ショーシャンクの空に」など、ランディ・ニューマンはシンガーソングライターとしての活動でも有名ですが、「サボテン・ブラザーズ」ピクサー制作のアニメだと「トイ・ストーリー1〜3」「カーズ」など、近作では「モンスターズ・ユニバーシティ」の映画音楽を担当しています。


で、ジョーイ・ニューマンなんですが、「カーズ」「シービスケット」(ともにランディ・ニューマンと一緒に手掛けた映画)の他、テレビシリーズなども手掛けているとのこと。

自身のWebサイトの他、SoundCloud(ストリーミング配信)で楽曲を楽しむことができます。
http://www.joeynewman.com
https://soundcloud.com/joeynewmanmusic





まぁ、それにしても映画に音が付いた時代に第一世代が活躍し、以降ずーっと続いているというのはすごいです。
ハンガリーからの移民一家(ユダヤ系)が、なんでここまで映画音楽に縁があるのかなぁと不思議に思えてしまいます。
(世襲なわけじゃないですしね。コネは使えるだろうけど、実力が伴わないと難しい分野だし。映画はアメリカの伝統芸能と言えるけれど・・・)






2013年7月14日

消化映画 - 「パットン大戦車軍団」(1970年)

NHK-BSプレミアムで放送されたものを録画視聴。
戦争映画大好きだった私なんですが、通しで観たのは初めてでした。

パットン大戦車軍団 | Movie Walker
http://movie.walkerplus.com/mv7366/
アメリカの産んだ名将の、波瀾の生涯を描いた戦争巨編。製作はフランク・マッカーシー、監督は「猿の惑星」のフランクリン・J・シャフナー。ラディスラス・ファラーゴの原作を「雨のニューオーリンズ」のフランシス・フォード・コッポラとエドモンド・H・ノースが脚色。音楽は「刑事」のジュリー・ゴールドスミス、撮影は「空かける強盗団」のフレッド・コーネカンプ、編集はヒュー・ファウラーがそれぞれ担当。出演は「華やかな情事」のジョージ・C・スコット、「血と怒りの河」のカール・マルデン、「北京の55日」のスティーブン・ヤング、「白銀のレーサー」のカール・ミカエル・フォーグラー、「ハマーヘッド」のマイケル・ベイツなど。デラックスカラー、D150 方式。1970年作品。

以下のパットンの演説で始まる出だしは、1970年という時代背景(ヴェトナム戦争の真っ只中)を考えるとプロパガンダ映画そのもの。(背景は大きな星条旗)
「アメリカ人は昔から戦いが好きだ」
「本物のアメリカ人は皆、戦いの刺激を愛す」
「アメリカ人は勝者を好み、敗者を容赦しない」
さらに、
「我々は負けたことがない、戦争も必ず勝つ。なぜならアメリカ人は負けを考えることすら嫌う」
と続きます。

この演説はドイツ軍とナチスの戦いに向けたものなんですけど、映画制作時の時代背景をどうしても考えてしまうから、これは厭戦気分を払拭するためのプロパガンダなのか、戦争というものを冷静に考えさせようとする映画なのかと悩みました。

この冒頭のシーン、Wikipediaによれば、実際にパットンが訓話したものがベースになっているようです。
http://ja.wikipedia.org/wiki/パットン大戦車軍団
オープニングのモノローグは1944年6月5日、ノルマンディー上陸作戦に先立って行われたスピーチを元にした物であったが、実際のスピーチには多くの不敬表現が含まれており(パットンは平時から言葉遣いの乱暴さで有名であった)、映画ではそのような表現の大部分は排除されるかあるいはより穏やかな表現に置き換えられた。

映画で描かれるのは北アフリカでの第2軍団司令官への着任から1945年10月の第15軍司令官への異動までの期間。

戦闘シーンは戦車と砲撃が中心で、駄目な友軍のイギリス軍、だらしない部下たち(アメリカ軍)には高い規律を求め、実際にパットンってこういう人だったみたいですね。

日本人の感覚からすると、規律は「そんな程度なの?」という感じがしてしまいます。日本軍の規律は上官からのビンタとか日常(水木茂氏のマンガや著作によく描かれているもの)だったわけで、「あんな程度で左遷させられてしまうのか」と感じます。

具体的には野戦病院のシーンで、負傷した兵を見舞い、重症な兵に対しては涙ぐみ、元気そうに見えた「戦争ノイローゼ」の兵を殴り叱責。
この殴ったことが原因でパットンは兵団司令の任をはずされています。(左遷ですね)

「この程度のこと」で人事が動くというのにびっくりしちゃうのはやっぱり日本人だからなんですかね。(体罰問題と同じで、最初に「体罰は必要」と言った大阪市長と同じ感覚)


170分の大作映画です。
パットンは歴史に詳しく、戦地となった場所を歴史書の引用をしたりして、ある程度ローマ帝国の話を知っていないと何言ってるんだ?となります。
パットンを演じたジョージ・C・スコットはアカデミー賞の受賞を拒否したり、政治的にはリベラルな人だったようです。

この映画の冒頭の演説シーンや終盤のロシア嫌いなところだけを取り上げて「好戦的な映画」という目で見られがちですが、終盤の記者からのインタビューシーンではそうじゃないという側面も描かれています。
記者「ドイツ軍が夢の兵器を研究中でした。長距離ロケット、遠隔爆撃、兵士抜きの兵器」
パットン「夢の兵器?どこが夢だ。英雄も賞賛もなく殺すだけ?」「腰抜けも、兵隊も抜きか。将軍も。ただ生き残った者と死んだ者だけ。ぞっとする」

記者「今でも重要な地位に元ナチを用いているとか」
パットン「訓練された人員が来ればナチは排除する。それまでは鉄道や電話を任せるさ」
記者「結局、普通のナチ党員というのは、我々の共和党員、民主党員と同じと?」
パットン「まあな」
記者「国策は軍人ではなく、民間人が決めるべきと?」
パットン「そうだ。しかし軍の活動は必ず中途で終わらされ、次の戦争に」
第二次大戦のヨーロッパ戦線のことを語っているわけですが、映画制作、公開時のヴェトナムへの侵略や中南米、南米へのアメリカの関与、そしてアフガニスタン、イラクへの侵略戦争を考えると、「本物のアメリカ人は皆、戦いの刺激を愛す」をそのまんまやってしまているのがこの国。

ロナルド・レーガンたちが好んだ「強いアメリカ」という部分以外に目を向けると「そうじゃない映画」とも受け取ることができます。
(職業軍人の悲哀さも感じられますが、これは祖父が職業軍人だったからかな)


消化映画 - 「知りすぎていた男」(1956年)

NHK-BSプレミアムで放送されたものを録画視聴。

知りすぎていた男
http://movie.walkerplus.com/mv4159/
英国時代にヒッチコックが作った「暗殺者の家」の再映画化で、原作はチャールズ・ベネットとP・B・ウィンダム・ルイス。脚色は「ハリーの災難」のジョン・マイケル・ヘイズとアンガス・マクフェイル、撮影監督は、「ハリーの災難」のロバート・バークス。音楽はバーナード・ハーマン。主演は「カービン銃第1号」のジェームズ・スチュアートと「情欲の悪魔」のドリス・デイ。

ジェイムズ・スチュアートよりドリス・デイが歌う「ケ・セラ・セラ」で有名な映画。(アカデミー歌曲賞受賞)

以前はヒッチコックの映画は民放局の深夜枠とか正月の深夜に数本を連続放送(日テレ)とがあったり、ヒッチコック劇場の再放送もあったし、目にする機会が多かったんですが、最近は地上波テレビ放送からBSでという感じなのは残念なところ。

最初に観たのは中学生の頃だったかと思います。当時は今みたいにBSやCSが無かった時代ですから、とにかくいろいろテレビ放送されたものは観てました。

「ケ・セラ・セラ〜♪」という曲はその前に知ってたけど、それはペギー葉山がNHKの子供向け歌番組で歌ってたからかも。
音楽を知るようになってからは、スライ&ザ・ファミリー・ストーンのカバーを愛聴してます。(同曲収録の1973年リリース "Fresh" はEDSELからのリイシューアナログ盤を通販で買ったのが最初で、今でも大好きなアルバムの一つ)

閑話休題。
アメリカ人の親子、医師(ジェイムズ・スチュワート)と元歌手(ドリス・デイ)、そして息子が旅先で事件に巻き込まれてというお話。

  • 起承転結がはっきりしていて、伏線を生かした映画でヒッチコックらしい映画。
  • 「善」と「悪」がわかりやすい。
  • 120分の映画なんですが、冗長に感じるのは今の視点だからかな。
  • いかにもアメリカ人という感じのジェイムズ・スチュワートは「アメリカの良心」そのもの。(おせっかいな面含め)
  • 配役では息子がいかにもアメリカ人という感じ。(これまたステレオタイプだけど)
  • 背景が合成だとわかってしまう映像はやはりその時代のもの。

「ケセラセラ〜♪」を知らない人だったら絶対観ておいた方が良い映画。
スライのカバーでしか知らないという人だったら絶対観ておいた方が良い映画。



2013年7月11日

消化映画 - 「ひばり捕物帖 折鶴駕篭」(1960年)

美空ひばり主演の映画シリーズ「ひばり捕物帖」の中の一本。
NHK-BSプレミアムで放送されたものを録画視聴。

ひばり捕物帖 折鶴駕篭 | Movie Walker
http://movie.walkerplus.com/mv22931/
江戸の祭の夜、折鶴に飾られた駕籠に乗る一人の武士が殺された。お七はその武士の手にあった女持ちの財布をたよりに料亭松葉屋に小染を訪ねたが、彼女も殺されていた。

美空ひばりの公式Webサイトではディスコグラフィーは充実しているけど、出演映画については記載がなく、Wikipediaでも同様な状態。

調べてみると、1953年公開の「ひばり捕物帖 唄祭り八百八町」から始まって、この作品まで続いたようです。

最初の作品「ひばり捕物帖 唄祭り八百八町」1953年7月14日公開
http://movie.walkerplus.com/mv28258/
「あっぱれ五人男」のスタッフ(脚本八住利雄、監督斎藤寅次郎、撮影服部幹夫、音楽万城目正)がそのままこの作品に共通している。出演者も堺、川田、伴、北上、清川、打田、山路などは「あっぱれ五人男」のキャスト。他に「陽気な天使」の美空ひばり、「真珠母」の水原真知子、「決闘」の藤代鮎子など。

そうなると「あっぱれ五人男」が気になるわけですが、調べてみるとこれは面白そう。

あっぱれ五人男(1953年5月13日公開)
http://movie.walkerplus.com/mv23580/
「アジャパー天国」の八往利雄脚本、斎藤寅次郎監督と例のコムビによる白浪五人男のパロディ。撮影、音楽はそれぞれ「疾風からす隊」の服部幹夫、「女だけの心」の万城目正。「ちゃんばら手帖」の花菱アチャコ、「アジャパー天国」の堺駿二伴淳三郎、「新東京行進曲」の北上弥太朗、「闘魂」の高千穂ひづる、「女だけの心」の千秋みつるなどが出演。

「東京キッド」の斎藤寅次郎が監督し、同じく花菱アチャコ、境駿二、川田晴久が出演しているというだけでもこりゃ面白そうというもの。(喜劇映画の全盛期でもあるし)

そういう系譜の映画「ひばり捕物帖 折鶴駕篭」なんですが、1960年公開の映画ということもあり、喜劇要素は無く歌や踊りのある時代劇となってます。

1958年に東映との専属契約を結んでからの映画なんでまさに「東映時代劇」という感じ。

主人公の美空ひばりの相棒、五郎八役はどこかで見た顔だと思ったら、花房錦一さん。ひばりの弟の芸名でしたね。(ひばりの「息子」は別の弟(長男)の息子)他に東映映画らしく、里見浩太朗(徳川頼宣役。若い!)や東千代之介、近衛十四郎も出演。

時代的には東映制作の時代劇全盛期の作品なんですよ。(このあと時代劇衰退→東映任侠映画という流れ)
その時代の作品なので時代劇としてはよくできてると思うけど、美空ひばりらしさが出ているかと言えば微妙。
殺陣のシーンとか上手いもんだねぇと思うし、獅子舞のシーンでは弟の歌に合わせて踊ったり(リズムはラテン!)とか見せ場はあるけど、話そのものは時代劇そのもの。(よくできてます)


流通しているのはVHSパッケージのみ。DVD化されてないようですね。
BD、4K2Kと規格はどんどん進むけど、過去の作品のリイシューが進んでいないのは音楽も映画も同じなようです。
(映画の場合は今回のようにテレビで放送される可能性がありますが、著作権の保護期間が切れるまではパッケージでの発売は絶望的なのかもしれません)