2014年4月27日

4月からの図書館の広域利用が使いにくい

今年の連休は、4日休んで、3日勤務して、また4連休という状態なので、帰省するわけには短いし、自宅モードって感じになりそうです。

自動車などの工場では、4/26から5/5まで休みとし、5/6の振り替え休日を稼働とするパターンのようですが、そういうダイナミックな(笑)休みじゃないもので、下手に夜更かししちゃうとあとで大変ってこともあり、早寝早起きモード。
(昨日、今朝と6時に目覚め、9時過ぎにまた布団で眠ってというよくわからんパターンになってます。一気に老化しかのような・・・)

さて本題。
最寄りの図書館が4月から視聴覚資料の貸出枚数を2枚から5枚に増やしたこともあって、いままで借りにくかった組みモノのCDを借りてきたり。(2枚組は2枚とカウントされるんで、面倒なんですよ、これ。図書館でしか見かけないようなクラシック音楽の全集モノなんて全部借りるのに何回通えばいいんだよ状態でしたもん)

まずは落語のCDを借りてきて1950年代、1960年代の「名演」を収録したコロムビアから2005年発売のものなんですが、やっぱり音だけというのはいろいろ想像できて良いですなと。
小学生のときにはじめて自分のラジオを買ってもらった頃、TBSラジオで落語の番組を放送してたのを思い出しました。近年では、NHK第一放送で「ラジオ名人寄席」があったけど、玉置宏さんが使った音源に問題があって終了となってしまい、玉置さんもああなってしまったのは本当に残念。ラジオで落語、相性抜群なのに減ってます。


4月から地元エリアでの「図書館の広域利用」がはじまって
http://tiiduka.blogspot.jp/2014/04/4_20.html

広域利用登録者、地元の(本当にローカルな)ローカル紙によれば滑り出し好調だそうです。

大崎タイムズ4月20日付記事
大崎地方5市町連携 滑り出し順調、相乗効果も期待 図書館の相互利用開始
 大崎地方にある5つの図書館は1日から、管内5市町の住民であれば誰にでも書籍を貸し出す相互利用サービスを始めた。18日現在、自治体の枠組みを超えて新たに利用登録した人は計239人と、まずは順調な滑り出し。利便性向上を目指す取り組みの成果がさっそく表れている。
延べ人数でしょうから、割り引いて考えれば18日間で150人とかそんなレベルなんじゃないかと。人口を考えれば多いと言えるかも。

近隣の図書館も利用可能になったけど、視聴覚資料はどうやっても貸出させません、という図書館、広域利用者にも貸し出しますよという図書館、両方があることがあって混乱中です。統一運用してくれなきゃ図書館の中の人も混乱するだけだと思うんだけど。
  • Internetで蔵書検索できる仕組みを持っているんだけど、広域利用者はその画面から予約をすることができない。
  • 視聴覚資料は「館内利用」のみ。(例外の図書館あり)
この二点が使いにくい原因。

まず一点目。
最寄りの図書館に行って隣町の図書館の蔵書を貸出予約するには、手書きの申請書を起票してという作業が必要になります。
広域利用者登録をして、隣町の図書館に行って借りに行くには、蔵書検索をしたメモを持っていくなり、館内の蔵書検索端末で調べるなり、図書館員に調べてもらって蔵書を探し、窓口で貸出処理をしてもらうことになります。
Internetで蔵書検索→予約であれば、最寄りの図書館に転送してもらって届いたら近所の図書館に行けば済みます。(取り寄せのために行く必要がなくなる)
実際に隣町の図書館に行けるという人であれば、あんまり問題ないんじゃ?と思いますが、実際に行ってみたら貸出になっていて借りられなかったなんてことも発生します。

次に二点目。
視聴覚資料に必要以上の制約を課す必要ってなんなんでしょう?
枚数の制約であればまだわかりますが、自分の自治体に居住または通勤・通学している人には貸出するけど、広域登録利用はヨソ者だから貸さないよってことなんでしょうか?
明確な理由があるわけでもなく、図書と視聴覚資料を分けてしまうのは何故?と思います。

そもそも上記5市町、つまり5つの自治体で、公立図書館を持っているのは1市2町、3自治体という情けない状態なのですよ。
(市は平成の大合併でできたかなり広い面積なんだけど、もともと図書館を有していたのが1市だけという情けなさ)

仙台市では随分前から広域利用が可能になっていて、その蔵書数はさすがなものだし、仙台市内には県図書館まであるんだもん、土俵が違いすぎます。仙台都市圏に住むといろいろ利便性が高いなと思われちゃいますよ、やっぱり。

仙台市図書館 利用案内
http://lib-www.smt.city.sendai.jp/guide/useguide.html
利用者カードは、仙台市内にお住まいのかた、仙台市内に通勤、通学のかた、および仙台都市圏13市町村にお住まいのかたに発行しています。
  • 仙台都市圏の公立図書館等の相互利用については、図書館の相互利用事業 (別ウィンドウが開きます) をご覧ください。
  • 仙台都市圏13市町村(塩竈市・名取市・多賀城市・岩沼市・亘理町・山元町・松島町・七ヶ浜町・利府町・大和町・大郷町・富谷町・大衡村)

仙台都市圏広域行政推進協議会
図書館の相互利用事業
http://www.sendaitoshiken.jp/jigyo/libraly_top.html
 仙台都市圏内の住民の方が市町村の行政区域に限定されずに圏内の公立図書館等の図書を借りることができる「仙台都市圏の公立図書館等の相互利用」を、平成10年10月より行っています
1. 利用対象者及び利用できる図書館について
  仙台都市圏の14市町村に住んでいる方であればどなたでも、次に掲げる圏内の28の公立図書館等を利用することができます
上では13、下で14市町村となっているのは、仙台市を含めば14市町村ということ。
山元町って県南部(お隣は福島県新地町)で、かなり遠いと思うんだけど、ばっちり都市圏に入ってます。

こういう前例があるんだし、広域利用に関してはもうちょっと考え方を変えてもらいたい、実際に使い勝手の向上につながるものにしてほしいって思うわけです。

http://recorder.town.kami.miyagi.jp/WebOpac/webopac/infodetail.do
●貸出について
  加美町内に在住・在勤・在学の方:図書は1人10冊、視聴覚資料は1人3点まで。
  大崎圏域(色麻町,大崎市,美里町及び涌谷町)の方:図書1人5冊まで。 

http://www.city.osaki.miyagi.jp/people/kurashi/manabu/manabu05/01.html
◆貸出資料数の上限と期間
※平成26年4月1日から始まった大崎定住自立圏協定事業で大崎圏域(色麻町・加美町・涌谷町・美里町)に住んでいる人が借りる場合は2点を上限とします。
品川区立図書館 | 図書館利用ガイド
http://lib.city.shinagawa.tokyo.jp/lib_guide.html
利用カードをつくる
資料の貸出や予約、鑑賞等のためには、利用カードが必要です。 最寄りの品川区立図書館へ住所、氏名、生年月日が記載されている有効期限内の証明書(免許証、保険証、学生証など。コピー不可)をご持参の上、ご来館ください。
品川区立図書館では、区内在住・在勤(在学)に関係なく、どなたでも利用カードを作る事ができます。 利用カードは、品川区立の全ての図書館で使えます。
また、利用カード発行は、0歳からできます。お子様の場合でも、証明書の提示とご本人確認を行いますので、お子様と一緒にご来館ください。
利用カードは2年毎に有効期限を更新します。長期間ご利用がない(貸出がない)場合、利用カードは失効します。

理想は、品川区のように、どこかに住んでたらOKという緩い制約。
それで何が問題?って思いますが。

関連
図書館でCDを借りる
http://tiiduka.blogspot.jp/2011/10/cd.html

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