2013年10月22日

消化映画 - 「続・男はつらいよ」(1969年)

BS JAPAN の「土曜は寅さん!」で男はつらいよシリーズの二作目、「続・男はつらいよ」が放送されたんで、録画視聴。

http://www.bs-j.co.jp/cinema/


続男はつらいよ | Movie Walker
http://movie.walkerplus.com/mv22624/

最初の「男はつらいよ」(一作目)では、寅さんの凶暴性ってものがあって「丸くなった寅さん」しか知らない世代からすると衝撃だったわけですが、二作目となる「続・男はつらいよ」ではそのへんがどうなったのか興味津々でした。

一作目では妹さくら(倍賞千恵子)の結婚(見合いに同席して駄目にしたり、前田吟の独立画策、そして結婚)という大きな話題があったんですが、二作目では「1年ぶりに戻ってきた」という設定でさくらには子供が生まれ、今回は寅さんの母親探しもテーマに。

恩師役に東野栄治郎(水戸黄門役でお馴染みのあの方)、恩師の娘(マドンナ)として佐藤オリエ、恋敵には山崎努という配役。

この時点でどこまで続くのかわかっていなかったと思うんですけど、それ以降の「型」がこの第2弾でできあがっていたように思います。

あまりにあっけなく移動したり(列車での移動シーンがなく、気付いたら京都というのは東海道新幹線開通から5年経過という時代を反映してるのかなと)、焼き肉屋で支払いをと思ったら手持ちが少なく店主と揉めるシーンでは今の基準じゃアウトな演出だったり、恩師があまりにあっけなく死んじゃったり(寅さんが母親探しを迷っていたときに人は死ぬんだから会うべきと説得したのはこの恩師)するシーンが印象的。

一作目ほどの衝撃はなかったけど、描かれている風景はやはり貴重な記録ですね。

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