2013年7月11日

消化映画 - 「ひばり捕物帖 折鶴駕篭」(1960年)

美空ひばり主演の映画シリーズ「ひばり捕物帖」の中の一本。
NHK-BSプレミアムで放送されたものを録画視聴。

ひばり捕物帖 折鶴駕篭 | Movie Walker
http://movie.walkerplus.com/mv22931/
江戸の祭の夜、折鶴に飾られた駕籠に乗る一人の武士が殺された。お七はその武士の手にあった女持ちの財布をたよりに料亭松葉屋に小染を訪ねたが、彼女も殺されていた。

美空ひばりの公式Webサイトではディスコグラフィーは充実しているけど、出演映画については記載がなく、Wikipediaでも同様な状態。

調べてみると、1953年公開の「ひばり捕物帖 唄祭り八百八町」から始まって、この作品まで続いたようです。

最初の作品「ひばり捕物帖 唄祭り八百八町」1953年7月14日公開
http://movie.walkerplus.com/mv28258/
「あっぱれ五人男」のスタッフ(脚本八住利雄、監督斎藤寅次郎、撮影服部幹夫、音楽万城目正)がそのままこの作品に共通している。出演者も堺、川田、伴、北上、清川、打田、山路などは「あっぱれ五人男」のキャスト。他に「陽気な天使」の美空ひばり、「真珠母」の水原真知子、「決闘」の藤代鮎子など。

そうなると「あっぱれ五人男」が気になるわけですが、調べてみるとこれは面白そう。

あっぱれ五人男(1953年5月13日公開)
http://movie.walkerplus.com/mv23580/
「アジャパー天国」の八往利雄脚本、斎藤寅次郎監督と例のコムビによる白浪五人男のパロディ。撮影、音楽はそれぞれ「疾風からす隊」の服部幹夫、「女だけの心」の万城目正。「ちゃんばら手帖」の花菱アチャコ、「アジャパー天国」の堺駿二伴淳三郎、「新東京行進曲」の北上弥太朗、「闘魂」の高千穂ひづる、「女だけの心」の千秋みつるなどが出演。

「東京キッド」の斎藤寅次郎が監督し、同じく花菱アチャコ、境駿二、川田晴久が出演しているというだけでもこりゃ面白そうというもの。(喜劇映画の全盛期でもあるし)

そういう系譜の映画「ひばり捕物帖 折鶴駕篭」なんですが、1960年公開の映画ということもあり、喜劇要素は無く歌や踊りのある時代劇となってます。

1958年に東映との専属契約を結んでからの映画なんでまさに「東映時代劇」という感じ。

主人公の美空ひばりの相棒、五郎八役はどこかで見た顔だと思ったら、花房錦一さん。ひばりの弟の芸名でしたね。(ひばりの「息子」は別の弟(長男)の息子)他に東映映画らしく、里見浩太朗(徳川頼宣役。若い!)や東千代之介、近衛十四郎も出演。

時代的には東映制作の時代劇全盛期の作品なんですよ。(このあと時代劇衰退→東映任侠映画という流れ)
その時代の作品なので時代劇としてはよくできてると思うけど、美空ひばりらしさが出ているかと言えば微妙。
殺陣のシーンとか上手いもんだねぇと思うし、獅子舞のシーンでは弟の歌に合わせて踊ったり(リズムはラテン!)とか見せ場はあるけど、話そのものは時代劇そのもの。(よくできてます)


流通しているのはVHSパッケージのみ。DVD化されてないようですね。
BD、4K2Kと規格はどんどん進むけど、過去の作品のリイシューが進んでいないのは音楽も映画も同じなようです。
(映画の場合は今回のようにテレビで放送される可能性がありますが、著作権の保護期間が切れるまではパッケージでの発売は絶望的なのかもしれません)



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