2013年12月12日

消化映画 - 「第9地区」 (2009年)

久々に映画の感想。
図書館でDVDを借りてきて視聴。
いろいろな意味でよくできた映画。吹き替えと字幕で数回見なおしてしまったぐらい。

第9地区 - Yahoo!映画
http://info.movies.yahoo.co.jp/detail/tymv/id335765/
ある日、ほかの惑星から正体不明の難民を乗せた謎の宇宙船が、突如南アフリカ上空に姿を現す。攻撃もしてこない彼らと人間は、共同生活をすることになる。彼らが最初に出現してから28年後、共同居住地区である第9区のスラム化により、超国家機関MNUは難民の強制収容所移住計画を立てるのだが……。

エイリアンがやってきて、なぜかヨハネスブルグの上空で停止、そこにエイリアンたちが乗ってきた母船の下に住み着いた場所が「第九地区」。

28年間も地球人とエイリアンが混在して住むことになってたという設定が奇抜。
ニューヨークでもパリでもなく、ヨハネスブルグってのがポイント。
エイリアン(外観から「エビ」と呼ばれる)たちを第九地区から地方の収容所へ送るための交渉を行うのが主人公。その交渉風景をドキュメンタリー風に撮影していて、それが映画の導入部でややこしい設定を理解しやすくなっています。

  • 地球人(南アフリカ国民)とエイリアン
  • 南アフリカ人とよそのアフリカから来た人(移住者)とエイリアン
という具合に対立の構図が描かれていて、アパルトヘイト政策を行っていた南アフリカという国が舞台になっているのはなかなか意味があることだと気付きます。

地球人よりも高度な技術を持つはずのエイリアン(宙に浮く巨大な母船がその象徴)がなんで地球人に反抗しないのか、なんでキャットフード(エイリアンの大好物でエイリアンの武器とかと物々交換される)でおとなしくなってしまうのかは映画を観ていけばわかるというもの。

で、この映画、追い立てる側の人間が追われる側になったり、被差別地帯(第九地区)の中でも南アフリカ人が移住者を差別したり、となかなか深いテーマを描いているんですけど、どうもそうは思わない批評がありました。

ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト
『第9地区』の空疎な企業叩き
http://www.newsweekjapan.jp/stories/movie/2010/05/post-1268.php
エイリアンが登場する傑作短編映画から生まれたが、「企業=悪」という陳腐な設定に流れた駄作
 隔離されたエイリアンを軽いノリで描くのはブロムカンプの自由だ。しかしそれが目標なら、企業悪を持ち出す必要はない。お気楽映画に徹したらよかったのに。

企業悪?
たしかに追い立てる側(軍隊の代行、傭兵)が実はエイリアンの武器を使うためにエイリアンを解剖したりという企業が悪く描かれているけど、そこは決して「企業=悪」という内容になってないと思いますけどね。
ましてや「隔離されたエイリアンを軽いノリで」描いてやしないんだけど。
どんだけ被害妄想なんだよと思った次第。





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