2011年11月30日

MacOS用Safari 5.1.2に

MacOS用のWebブラウザ "Safari" がバージョンアップしたようです。



このアップデートでは、様々な点が向上しています。主な修正内容は以下の通りです:

  • 安定性が向上
  • システムが応答しなくなったり、過度のメモリ消費を引き起こす問題を修正
  • Web ページが白くフラッシュする問題を修正
  • PDF が Web コンテンツ内に表示されるよう修正



iMacでは標準ブラウザとして使っているので、安定性の向上はありがたい。たまにプロセスだけ残って終了できない状態になっていたし。(Safari→Safariを終了が表示されない)
メモリ消費が激しいのは以前からで、楽天のキャンペーン応募はChromeを使っているぐらい。
Webページが白く・・・というのは、Safariの仕様変更でそうなったんだとばかり思ってました。タブを切り替えた時に白い画面になってWebページを再読み込みするんで邪魔だなと思ってたんで、これバグだったんですね。
PDFの表示がおかしいのは設定なのかなと思っていましたが、これもバグだったんですね。

ということで、5.1.1を使っている方は、とっとと5.1.2にバージョンアップした方が良さそうです。

2011年11月29日

バランス・チェア - Rybo イージー : やっておきたい簡単メンテ

バランス・チェア、Rybo イージーを使って数日経過しましたが、膝下、すねに当たる部分の違和感はずいぶん解消しました。
やはりある程度使ってみないとわからないものですね。

バランスチェア・イージー  パーツ名称と価格表



膝を置く部分、膝クッションの高さは調整できるようになっているのですが、湾曲したアームに固定しているせいで体重を掛けたときにこの部分が下にスライド(調整下限に落下)してしまう、という状態でした。

上の写真だと左側の膝クッションを留めているのは、調整ネジと金属ワッシャ、革パッキン、ゴムパッキンとなっています。
私の入手したものはゴムパッキンが無く、革のものと金属のワッシャだけ。

しかもこの革パッキンが硬化していて柔軟性が無くなっていました。だから滑ってしまうわけですね。

ゴムパッキンが必要なんでしょうが、これはホームセンターで似た形状のものを買ってくればよいかなと思ってます。




革パッキンの硬化問題ですが、リペアパーツとして販売しているので交換してしまおうかと思っていましたが、本物の革であれば柔軟性を回復させることは容易なんで試してみました。
写真は皮革メンテのオイルではなく、ハンドクリームを塗布して一日経過したもの。




湾曲したアームにネジ留めなので、ゴムパッキンなどの柔軟性のある素材で固定する必要があるということですね。
革パッキンの柔軟性回復後はゴムパッキン無しでもしっかり固定できています。


代理店では個別のパーツを販売しているので、注文、交換するのも簡単ですが、革パッキンの硬化であればハンドクリームとかで「回復」させるのも有効だと思います。




"フォレスト・ガンプ" の「もう一枚の」サウンドトラック

以前、映画「フォレスト・ガンプ」のサウンドトラックアルバムについて書きましたが、オリジナル・スコア盤もあったんですね。
アラン・シルヴェストリ (Alan Silvestri)という方が担当した映画音楽です。




ジャケットは、フォレスト・ガンプ(トム・ハンクス)とジェニー・カラン(ロビン・ライト)が並んで木に座っているところ。

以前紹介した2枚組は、主演のトム・ハンクスが語り出す話の中で効果的に使われていたヒット曲の数々を収録したものでしたが、この "Original Motion Picture Score" は、映画の合間などに使われていたオーケストラの楽曲(ほとんどがインストゥルメンタルです)。

ライ・クーダーも歌っていた "Jesus On The Main Line" だけが歌モノです。(11曲目)


アラン・シルヴェストリという名前、前にも見たことがあるなと思ったら、有名な映画音楽家でした。

http://ja.wikipedia.org/wiki/アラン・シルヴェストリ
アラン・シルヴェストリ(Alan Silvestri, 1950年3月26日 - )は、アメリカ合衆国の指揮者、作曲家。
ニューヨーク生まれ。父親はイタリア移民の2世、母親はアイルランド移民の2世である。ボストンの名門バークリー音楽大学出身。これまでに数多くの大作・話題作映画の音楽を手がけている。ロバート・ゼメキス監督との関係が強く、1984年の『ロマンシング・ストーン 秘宝の谷』以降は同監督の全ての劇場公開作品の音楽を手がける。

フォレスト・ガンプの監督は、ロバート・ゼメキスなわけで、当然アラン・シルヴェストリが音楽をということなんですね。なるほど。

それにしても1970年代からたくさんの映画を手掛けている方ですね。作品一覧を見たらどれか一つは見ているって方がほとんどじゃないかなと。


関連
"フォレスト・ガンプ" のサウンドトラック


2011年11月28日

消化映画 - 「レッスン!」(2006年)

NHK-BSプレミアムで放送されたものを録画視聴。
原題は "Take the Lead" で、2006年のアメリカ映画。

Wikipedia - レッスン!
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AC%E3%83%83%E3%82%B9%E3%83%B3!
ニューヨークで社交ダンスを教える社交ダンサーピエール・デュレイン(アントニオ・バンデラス)。彼はある晩、スラム街を通りかかった際、車を破壊している少年を見かける。

何の予備知識も無く見始めたら面白くて最後まで。
最初に実話をベースにした物語であるとの説明があります。
落ちこぼれの高校生たちを相手に奮闘する「先生」という学園モノ。と書いてしまえば、TVドラマの「グリー」と一緒かと思ってしまいますけど、そういう作り話めいた大げさなものではなく、脚色はされているけど、一つ一つのエピソードが実話だったりするんだろうな、と思えるものばかり。
ドラマ「グリー」の誰が誰と恋をして・・・みたいな学園モノとは大違い。

社交ダンスモノ、ということであれば、日本映画の傑作の一つ、Shall we ダンス?(1996年)がありますけど、社交ダンスとは無縁だった人が社交ダンスを通じてという部分では似ているけれど、「レッスン!」に出てくる生徒たちはダンスは得意だけど、「社交ダンス何それ?」という部分が違って、本来得意としていたダンスを社交ダンスに取り入れてという経緯が面白いところ。


社交ダンスというもの、「Shall we ダンス?」で認知はされるようになっているけれど、普通は経験しないもの。「ソシアル・ダンス」とも呼ばれていますが、本来の意味からすれば「和製英語」ですね。
映画では当たり前ですけど、"Ballroom Dance"という言葉が何度も出てきます。
(Paul McCartneyの "Ballroom Dancing" という曲で "Ballroom Dance" という言葉を知ったのが中学生の時だから随分経ちますが、Ballroom Dance = 社交ダンスと気付いたのは結構後になってから)

映画では、舞台は高校となっているが、実際は小学校。現在も、毎年およそ7,500名の生徒に教えている。
プロデューサーのダイアン・ナバトフがデュレインのドキュメンタリー番組をみて感銘を受け、映画化を思いついた。

実話では小学校だったとはびっくり。小学生が「ワル」(Bad boy)だったのかな。

映画ではデュレイン役を演じたアントニオ・バンデラス、自己紹介のときに「スペイン語のアクセントだけど」というセリフがあるんですが、この方はスペイン国籍の人だったんですね。
そうか、笑うとこだったのか!

映像、音楽の使い方も含め、映画としてよくできています。
深夜の「教室」で Sly & The Family Stone の "Que Sera, Sera (Whatever Will Be, Will Be)" とか印象的に使われてます。
なので、もう一回観てから消去することにしました。





サントラにはSlyの曲も入ってますね。



サンハヤト ICS-01 - ピンそろった

工具というか治具なんですが、OPAMPの足のフォーミングに便利なんで使ってます。

サンハヤト ICS-01 IC用治具
http://www.sunhayato.co.jp/products/details.php?id=04540&u=771
ピンそろった ICS-01
ワンタッチでDIP ICのピンが整列

  • 曲がっていたり、不揃なDIP型ICのピンを手軽に矯正できます。
  • IC幅が3/10と6/10インチの両方に対応していますので経済的です。

駄洒落系のネーミングは置いといて、これは便利なアイデア商品だなと思います。


レールがあって、握るとレールを押すという仕組みで、DIP8にもちろん対応。
レールに入れて、握ってやるだけ。



できあがりは手でフォーミングするよりずっ綺麗。
このフォーミングでソケットに挿入しやすくなるんで、挿入前に使うようにしてます・


困ったのは震災時にいろんなものが崩れ落ち、この「ピンそろった」の一部が破損してること。
材質、リブ形状などで強度を上げて欲しい商品です。




2011年11月27日

バランス・チェア - Rybo イージー

リサイクル店もいくつかありますが、近所だとGEO系列のセカンドストリートというお店がありまして、たまに覗いてます。
ポータブルCDプレイヤーがあればいいなと思って行くんですけど、安いものはすぐ売れるのか売っているのはガラスケースに入った高いものばかり。

さらっと見て帰ろうかと思ったら、入口近くの家具を置いてる場所にバランスチェアが。
値段が安かったのでニトリとかのかな?と思ってよく見たら、Rybo(リボ)のシールが。
この値段だったら買ってみるかということで、買ってきました。
Ryboはノルウェーの会社なので "Norwegian Wood" ですね。


リボハウス 株式会社プロダクトマーケッティングサービス
http://www.rybo.co.jp/




日本の代理店の販売価格はちょっと高すぎのようにも思うのですが、代理店政策で競争原理が働かないから仕方がないのか。
以前、宮武製作所のバランスチェアを買おうかと思っていたこともあったんですけどね。(安いですし)


さすがに安い中古品だったこともあって膝当ての布地が傷んでましたが、カバーを掛ければ問題ないかな。
早速昨夜から使ってみることにしました。愛用のハーマン・セラチェアは隣室へ移動。
椅子が小さくなったので部屋が広く感じたりという副作用も。(ちゃんと片付ければもっと広くなるんですが、それはそれ)
  • 膝を当てる部分の高さ調整ができるので、子供から大人まで使えます。
  • 膝の下が常時当たっているので、慣れるまでは肌が赤くなったりするかも。クッションが効いているのですが、いままでその場所を使っていなかったので慣れるまでの辛抱かな。
  • 冬なので布地の不快感はありません。夏だと汗ばむでしょうね。
  • どういうポジションにすれば良いのか試行錯誤してますが、「猫背にならないか」と言われれば、「猫背にもなる」と。意識してお腹を突き出すように座らないと駄目です。
  • 普通の椅子でも座面の前の方に座り、足を後ろにして「疑似バランス」状態を作ることができますが、その姿勢を取るのがバランスチェア。お腹を引っ込めると猫背になってしまいます。
  • 猫背になる姿勢でもお腹にある程度の力が入るので、腹筋は使っているようです。
  • 慣れない姿勢のせいか、肩こりになってます。

震災で通っていたプールが廃業になり、日々の運動ができない状態なんで腹筋や背筋を使う機会が激減。このままだと腰痛になるな、まずいなと思っていたんで、当面試してみようかと思ってます。

バランスチェアのメリットがもう一つありました。椅子に座ったまま眠ってしまうことがなくなります。
セラチェアだとついつい眠ってしまうことがあったんでこれは効果大かも。


カバーのセット


こちらは宮武製作所のバランスチェア。

買ってきた5枚のCD - ワンダーグーで100円

昨日買ってきた5枚のCD。




左上から時計回りに、
  • Savage Garden - Savage Garden (1997)
  • Blur - Blur [Bonus Tracks] (1997)
  • Bananarama - Wow! (1987)
  • The Cardigans - Hey! Get Out Of My Way (1995)
  • The Cardigans - Rise & Shine (1995)
5枚買えば100円だったのでこれはというものもあったけど5枚選択した次第。

ワングーデー
http://www.wonder.co.jp/campaign/wg_day.php




以前も紹介してますが、土日は300円以下の中古CDが5枚で100円と安いんで、数少ない洋楽から選択。
元の値段は50円〜200円なので随分お得。
CDケースの状態が良くなかったりしますが、写真のようにCDソフトケースに入れ替えるので問題無し。(ケース代の方が高くなってしまいますけども)

1990年代半ばの作品が多いのは、それだけその時代の音楽に対する評価が低いということなのか、流通量が多かったからなのか。


  • Savage Gardenは消極的選択だったんですが、これは当たりでした。オーストラリアのバンドなんですね。
  • ブラーは日本盤ボーナストラック入りを持っていたかどうか怪しかったので選択。帰宅後確認したらダブってましたが気にしない。好きなアルバムだし。
  • バナナラマは懐かしいなということで選択。帯とケースがセロテープで固定されていたので、セロハンと糊が劣化してて見た目は悪い状態。セロハンテープは経年劣化するから本などには使わないで欲しいとこ。スコッチのにしましょう。音がスカスカで80'sしてます。
  • カーディガンズの2枚はMaxiシングル。カーディガンズは大好きでアルバムは全部持っているけどMaxiシングルは持ってないものがほとんどなので迷わず選択。アルバム未収録の曲やVo違いバージョン、ライブバージョンが収録されていて良かったです。

300円以下の棚のほとんどは日本のミュージシャンのCDやCDシングルだったりするので、洋楽だけで5枚って結構大変なんですが、たまにチェックするようにしてます。

ジャケット写真(アートワーク)のためにAmazon.co.jpでチェックしたけどマーケットプレイスで1円の商品ばかりですね。商品価値としてはどれも1円以上、20円以上だと思うのですが、需要と供給の関係で売れたCDは安くなるということでもありますね。
「再評価」されても良さそうなミュージシャンが結構いると思うのですけれど。



2011年11月25日

ポータブルCDプレイヤー(SONY D-x75の3台)

ソニーのDiscman D-265、D-375、D-475を並べてみました。




左上から順に、D-265、D-375、D-475。




外付け電池ケース、液晶リモコンは共通です。
D-265、D-365,D-465のx65シリーズもあるけど、探すの面倒なんで省略。

外付けの電池ケースは共通です。

関連
D-275 1997年
http://tiiduka.blogspot.com/2011/08/cdsony-d-275.html
D-375 1997年
http://tiiduka.blogspot.com/2011/11/cdsony-d-375.html
D-475 1997年
http://tiiduka.blogspot.com/2011/11/cdsony-d-475.html

ポータブルCDプレイヤー(SONY D-375)

ソニーのポータブルCDプレイヤー、Discman D-375です。
1997年5月発売のモデルです。1996年発売のD-365の後継モデルです。

下二桁が75なのは、D-275,D-375、D-475とありまして、共に1997年5月の発売です。
以前紹介したD-275と今回のD-375は「充電式ニッケル水素電池」の付属有無とカラーリングだけです。

1bit DAC、10秒間の音飛び防止機能(ESP)搭載です。
結構クセのあるデザインなので見たことあるな、と思う方が多いかもしれません。
ピックアップはDAX11というモデルが使われています。



電源は単3電池2本、またはDC4.5V(センター+)です。
外付け電池ケースが取り付けられるようになっています。(後述)
電池ケース側には、音量抑制機能AVLSのスイッチがあります。



HOLD以外の操作部が上蓋になっているため、下側はすっきりしています。
出力はヘッドフォンジャックとLineOut(アナログと光)です。


外付けの電池ケースが付属しています。
単3電池2本を収納し、外付け電池ケースだけでの駆動も可能です。(本体に電池を入れなくても動作します)

外付け電池ケースとの接点はこんな感じで背面に付いてます。
電池ケースを付けるとDCジャックが塞がれるので「排他利用」となります。


この接点が結構厄介でして、点と点で接触しているだけなので接触不良になっていることが多いように思います。

電池ケースにアルカリ電池を入れっぱなしにしていて液漏れ→電池ケースのマイナス極の導体を腐食させ、電池ケースと本体との接点まで腐食してしまうことがあります。

下の写真の奥が正常品で、手前が腐食したもの。



点接触なのでそれでなくても接触不良になりやすいのに、電池の液漏れで腐食してしまうと修理が面倒です。
電池ケースそのものは0番のプラスドライバーがあれば分解できますんで、中の電極板とピン状の接点を外し、水洗い。電極板の腐食は歯ブラシなどで磨けばだいたい取れますが、ピンの腐食は接点部をヤスリで削ってやるしかないようです。その後、十分に乾かしてからで接点復活剤を塗布して組戻し。

接点構造が点なんでほんと腐食してしまうと厄介です。ご注意を。


電池の持ちは、取説からの抜粋です。


D-265,D-365とは微妙に違っているのですが、なぜなんでしょうかね。
下がD-265,D-365の電池の持続時間。


アルカリ電池利用時は同じだし、ESP OFF(音飛び防止機能をオフ)時の充電池使用時のみ若干改善されているということでしょうか。誤差の範囲かもしれませんが。


2011年11月24日

今年のBlack Friday - Amazon.com と EarphoneSolutions.com

年末セールってことで書いたばかりですが、Amazon.com と EarphoneSolutions から「ブラック・フライデー」のメールが届いてました。

Amazon.com: Black Friday Music Deals


最近リリースされたアルバムが6.99ドル、MP3アルバムだと5.99ドル、100タイトルのMP3アルバムが5ドルなどなど。
Amazon.co.jpでもやってくれたらいいのに。

EarphoneSolutionsは以前も紹介してますが、今年も。
クーポンコードを入れると割引適用になります。送料無料だし、円高だし・・・
幸いにもヘッドフォンの取扱いが少ないので散財せずに済みます。(苦笑)


http://www.earphonesolutions.com/





関連
年末セール - あちこちであれこれ
年末商戦始まってますね

schola - 坂本龍一 音楽の学校

NHKのEテレ(教育)で放送している、schola(スコラ)坂本龍一 音楽の学校という番組、なかなか面白いです。
http://www.nhk.or.jp/schola/

2シーズン目なんですね。1シーズン目は見てません。もっと早く気づけば良かった。
YMO以外では芸大らしい活動を続けてこられた方の名前が入っているんで、そうかこういうことやりたかったのかと、坂本龍一さんの(音楽での)取り組みに久々に共感しちゃったりして。

最近は、ドビッシー、サティ、ラベルの近代の音楽家に焦点を当てた内容でした。
11/26はいよいよ「ロックへの道編」だそうで、ゲスト講師も変わるようです。

ゲスト講師:北中正和、ピーター・バラカン、高田漣
演奏:坂本龍一、細野晴臣、小山田圭吾 ほか
 1950年代にアメリカで生まれたロックンロール。その母体になったといわれるのが白人音楽の「カントリー・ウェスタン」と黒人音楽の「R&B」である。この両者がどのように融合してロックンロールが誕生したかをたどる。ワークショップでは、生徒のアマチュアロックバンドが、カントリー&ウェスタンの曲のリズムをアレンジ。ロックンロール誕生を追体験する。


先週までは浅田彰さんが出ていてんですが、「ロックへの道」ということでルーツに詳しい北中さんとピーター・バラカンさんという人選はさすが。
(北中さんとピーター・バラカンさんが一緒に出ちゃうのかとびっくりですけど)
もう長いこと影響を受けているのに、動く北中さんを見るのは初めて。楽しみ。

演奏のところでは、NHKに毎週のように出ている細野晴臣さん。
先々週あたりにはYMOの特番やってたはずだし、翌週も京都のライブを放送した番組にも出てました。小山田圭吾さんはすっかりYMOの準レギュラーになってますね。

この番組、熱心に繰り返し観ていたというよりは、さらっと見ていたという感じなんですけど、音楽評論って実はこういう音楽の仕組みを解説することなんじゃないのかと思った次第。

音楽評論家という方は、ポピュラー、クラシック問わずたくさんいらっしゃいますが、クラッシック音楽についてこんなにわかりやすく実践的に解説できる人ってそんなにいないんじゃないのかなと。

私はポピュラー音楽がほとんどなんで、クラシック音楽については門外漢ですが、この番組を見てドビッシー、サティ、ラベルを難解と思うより、なーんだと思ったりしたクチです。
クラッシックのCDだとたいていの図書館に収蔵されてますんで、借りてきて聴いてなるほどね、という感じ。


指揮者がどうで、演奏者がどうで、ホールがどうでなんてことよりも、その音楽の生まれた背景などきちんと知ってからじゃないと正しく理解できないもんだと思います。
近代史を知らないと「いま」がどうやってできたのかわからないのと同じように。ex.「世の中」、「この国」・・・


ジャズ以降であれば、自分で調べたりしてきた蓄積があるから「それは音楽評論じゃなくて感想文」(日本のジャズ文化はもったいぶって書くからわからんのだよ!)と見抜くことができるけど、クラシックの場合はやっぱり年表だなと。時代背景なんかもわかりますしね。そうすればずーっと欧州が世界の中心だったわけじゃないという事実もわかりますし。(ムスリム文化の影響とかあるわけで・・・)

これからはポピュラー音楽についての内容になるんで、ますます楽しみです。
人選からして間違いは無さそうですしね。

2011年11月23日

iTunes 10.5.1 - アートワーク処理の仕様変更?

iMacで先日アップデートされた iTunes 10.5.1 を使っていますが、アートワークの処理が変わったようです。
(以下は、iMac + MacOS10.6.8 + iTunes 10.5.1での内容です)






http://support.apple.com/kb/DL1426?viewlocale=ja_JP
iTunes 10.5.1 の新機能
iTunes Match への対応。CD から読み込んだ音楽を含め、音楽ライブラリ全体を iCloud に保存して、iPhone、iPad、iPod touch、コンピュータ、または Apple TV でどこにいても好きなときにコレクションを楽しむことができます。
iTunes 10.5 では以下の新機能も追加されています:

  •  iTunes in the Cloud。iTunes で購入した音楽およびテレビ番組は、iCloud に保存されるため、お使いのデバイスで、いつでも、どこでも、楽しむことができます。しかも無料です。
  •  自動ダウンロード。デバイスやコンピュータから音楽を購入すると、その音楽のコピーがお使いの PC および iOS デバイスに自動的にダウンロードされます。
  •  以前に購入した項目をダウンロード。過去に購入した音楽、テレビ番組、App、およびブックを無料で再度ダウンロードできます。以前に購入した項目が iTunes Store にない場合は、ダウンロードできない可能性があります。
  •  iOS 5 搭載の iPhone、iPad、および iPod touch と同期。
  •  Wi-Fi で同期。同じ Wi-Fi ネットワーク上にある場合は、お使いの iPhone、iPad、または iPod touch を iTunes と Wi-Fi 経由でいつでも同期できます。
このアップデートのセキュリティコンテンツについて詳しくは、support.apple.com/kb/HT1222?viewlocale=ja_JP を参照してください。


以前は再生中の曲、選択した曲のアートワーク(ジャケット写真)をコピーしたり、ペーストしたりすることができましたが、10.5.1になってからコピーができない仕様になっています。



CDからのリッピングの際、iTunes Storeにサインインしていればアルバムのアートワークを取得してくれるという仕様はそのままなんですが、違うアートワークを取得することも多く手動でコピー&ペーストして使っていたのですが、その作業が不便になって困りもの。


iTunes Storeから取得したアートワークは、ライブラリの再構築をすると「初期化」されてしまうので、自動取得したアートワークを個別にコピー&ペーストしておけば埋め込んだ状態になるので自動取得した画像を選んでコピーをしたいんだけど、それができないわけです。

現時点での解決方法は無し。
単なるバグであれば良いんですけど、本当に仕様変更だったらどうしようかと思っているところです。

iTunes Storeから自動取得されたアートワークをコピーするには、曲のプロパティからアートワークを選んでデスクトップなどにドラッグ&ドロップするしかないようです。
#追記:下の画面の状態でcommand + c のショートカットキーで画像をコピーできます。メニューにはコピーがありませんが、キーボード操作でコピー可能です。



違うアートワークが埋め込まれた場合は、アルバムを選択してアートワークのところにチェックだけして「消去」してからじゃないと変更できないようです。




10.5.1の大きな変更点は、iTunes Matchへの対応なんですが、日本じゃ権利関係で使えないわけで、10.5.0のまま使っていれば良かったと後悔。
リッピングの際、一曲ずつアートワークの処理をしているようだし、iTunes Match関連なのか仕様変更なのかもしれません。

音楽の試聴 - 試聴させない権利はあるが、試聴する権利は無い

Amazon.co.jpのことを書いたときに書きましたけど、Amazon.co.jpでは試聴できないことがほとんどなので、Amazon.comで試聴しなければならなかったりして不便。(そこに表示されている価格と比較しちゃって結局買わないなんてことも)

Amazon.co.jp

<略>


R.E.M. の "Part Lies Part Heart Part Truth Part Garbage 1982-2011" で比較してみますが、1486円に対し、14.57ドル。
単純計算すれば、1486/14.57 = 101.99 となるんで、設定為替レートが102円ってあんまりですよ。


ちなみに、アメリカからの輸入盤の場合、URLの一部を消して "m" を入力するだけでAmazon.comの商品ページに移動できます。
こんな感じです。
http://www.amazon.co.jpm/Part-Heart-Truth-Garbage-1982/dp/B005NS0VNU/

Amazon.com



当然のようにAmazon.co.jpの商品ページには試聴機能は無く、Amazon.comでは全曲(曲の一部を)試聴できるようになっています。(旧譜では無かったりしますけど、その率は低いと思います)


iTunes Store や Amazon MP3ストア では当たり前のように試聴できるのに、CDを購入する画面では試聴不可というのはほんと不便。
オンライン販売なんだから試聴サービスは大事だと思うんですが、以前より対象が減っていたりするのは権利関係のようです。

ダウンロード販売では試聴OKでフィジカルメディアのCDでは試聴できないって理不尽じゃないですか?
CDを試聴させない権利はあっても、CDを試聴して購入する権利は無いということです。

こうした努力「あたりまえのこと」(あえて努力とは書きません)もせずに「CDが売れない」なんて言われてもなぁと思うわけです。


試聴といえば、アナログ盤のときは新品は試聴不可、中古盤は試聴可能という「ルール」がありました。
アナログ盤は物理的に「減る」から新品というものに針を通すのには抵抗があったということなんでしょうかね。(映画や書物で知った知識では、アメリカやイギリスではそんなこと無かったようではありますけれども)
アナログ盤時代には店頭試聴機なんてのももちろんありません。サンプル盤があれば店頭で掛けてくれるというお店はありましたね。

CDになったら物理的には減らないはずなので試聴が可能になるようになるのかと思ったら、店頭に試聴機が並ぶようになりました。
売りたい商品を試聴機に入れているだけなので、それ以外の大多数は試聴できないという状態。

輸入盤の場合、今では輸入盤シールが貼ってある場合もありますが、CD登場直後の縦長の紙箱(アナログ盤の棚にCDを並べるために使われていた15cmx30cm程度の紙箱)が無くなってからは日本盤のように梱包されていなかったので、店頭試聴できても良さそうなものなんですが、そういうお店はほとんど無かったんじゃないですかね。
(タワーレコードやHMV、新星堂などで買ってましたがそういうお店は経験無し。個人商店に近いお店だったらやってた可能性はありますね)


CDの場合、
  • レコード会社が店頭にサンプルとして配布する「サンプル盤」(レコード会社の販促費)
  • 輸入盤CDのように店で売りたいものを試聴用にセットするCD(店の負担)
という二つに分かれていたんじゃないのかなと思います。

レコード会社は売りたいCDを店舗や放送局、評論家にサンプル盤を配布。サンプル盤を店頭で掛けてもらったり試聴機に入れてもらうという販売促進策としてのもの。
店で売りたいというものを試聴機や店内で流すというもの。(「渋谷系」のあたりからは試聴機が主でしたね)

前者が「商業的」に見えるとしたら、後者は「趣味性」が高いとも言えるのかな。
そんなことを思っていたら、

「なかむーの最近気になる音楽ブログ」 の 試聴機 というエントリから。

いまでこそ当たり前のようにCD店に設置されている試聴機だが、大型店が取り入れた当初は、
『そこで聴かれたら買われなくなってしまう』
という声もあったかもしれない。
しかし実際は、試聴機に入れたアルバムは途端に売れ行きがグンと伸びだした。
いままではまったく売れていなかったものが、試聴機に入れると2週間で在庫のすべてを売りつくすこともあるというのだ。
試聴機に入っていない状態と比較すると、最大で15倍ほど伸びるといわれているほど購買に及ぼす影響が大きい。
これまで音楽ファンは、内容のわからないアルバムを、いわば賭けのように購入することも多かった。
音楽誌のアルバムレヴューなどもあるが、音楽は文章だけではうまく伝えられない。
まず聴いて、気に入れば買う。
ある意味、当然の消費行動ができずにいたのである。

また試聴機は、FMやテレビの音楽番組をチェックする余裕のない音楽ファンにとっては貴重な情報源となるのだ。いわば試聴機は、ひとつのメディアなのである。


当時、客としてちょくちょく店に通ってた私としては、この部分よくわかります。
そして「試聴機はひとつのメディア」に同意。

で、試聴機なんですが、CDレンタル客じゃないけれど、TSUTAYAのレンタルCDコーナーに試聴用のプレイヤーが置いてあることは知ってます。(全部の店舗じゃないのかもしれませんが)

気になるCDを選んで、試聴機で(自分で)再生。
気に入ったらレンタル、気に入らなかったらレンタルしないという流れ。

これって当たり前のようなんですが、新品販売のCDじゃできないというのが不満なわけです。
CDレンタルでは当たり前のようにできる「試聴」がCD購入ではかなり制約があるというのは変ですよね。


CDは再販制度の対象となる音楽ソフトなんで、国内盤は割引に制約があったり、その制約が徐々に変わっていたり、「音楽レコードの還流防止措置」のように国内のレコード会社が制作したCDに輸入に制約ができたりしてややこしい状態なのが実際のところ。(これにレンタルCDという仕組みも加わりますんで、ほんとややこしい)

同じ再販制度の対象である「本」で考えると、こちらも「取次制度」などややこしいのも特徴ですけれど、書店では、新刊本書店と古本屋が分かれているのが日本。
  • コミックス(マンガの単行本)の立ち読みができないのが新刊書店。
  • コミックスの立ち読みができるのが古本屋。
なんてところは似ていると思います。


閑話休題。
一時期は新星堂などの大手で試聴盤の無いCDもバーコードをスキャンさせて圧縮音源と思われる楽曲を再生する仕組みがありました。
新星堂では一部店舗でスマートフォンを使った試聴ができるんだとか。

新星堂 - プレスリリース
2010年11月17日
天王寺ミオ店 CD試聴機をスマートフォンに変更


天王寺ミオ店でもスマートフォンを販売いたします。さらに新しい試みとして、CD試聴機をスマートフォンに変更することで、スマートフォンが音楽や映像を楽しむメイン機器として誰もが親しめるように、また、店頭のCD陳列との連携を検討しながら、徐々に試聴可能曲を増やすことで、お客様により幅広い音楽・映像ソフトの楽しみ方をご提案して参ります。
※試聴用にスマートフォンを活用するにあたっては、音源の使用申請と許諾の手続きが必要です。

文末の太字(原文でも太字)で書かれている「試聴用にスマートフォンを活用するにあたっては、音源の使用申請と許諾の手続きが必要です。」という部分から、試聴可能にするためには「音源の使用」に関する権利が絡んでいることがわかります。

インフラとしてのインターネット環境が当たり前になった時代から進化した「クラウド時代」なんだから、リアル店舗でもオンラインショップでも試聴できて当たり前なんじゃないのかなと強く思う次第。
新星堂のスマートフォンを試聴機にという取り組みには違和感を感じますけど、試聴機にも「異変」が発生しているようです。

年末セール - あちこちであれこれ

11月下旬に入ったこともあって、年末商戦まっただ中という感じです。
海外通販だと12/25までに届かないけど良いか?みたいな表示が出ますしね。

CD WOW!は、クリスマス・プロモーションを開始。
11/23は全商品10%オフ。これから12日間連続でプロモーションをやるんだそうです。
http://www.cdwow.jp/


いつもは100円クーポンを1枚送ってくる感じなので、1010円以上以上のものだと割安感があるのかなと思います。まとめ買いにも最適ですね。あぶない、あぶない。(苦笑)

#追記:まとめ買いしました。(苦笑)

CD WOW!は商品情報が簡素なのと試聴できないのが不便。その分安くしてますよということなんでしょうが、原産国ぐらい書いておいてくれればと思うことも。


ノンサッチレコードの直販サイト、Nonesuch Storeでは34%OFF。
http://www.nonesuch.com/store


直販ということもあって、CDやDVDだけでなく、アナログ盤LPも対象です。
昔は民俗音楽のレーベルという印象だったのに、Ry Cooderをはじめとして、ほんと重鎮が集まるレーベルになってますね。Kate & Anna McGarrigle の3枚組もすでに買っているし、すでに買ってるよというのがほとんど。残念。

Amazon.co.jpも輸入盤価格をちょっと変更しているようですが、まだ円高メリットを感じないことが多いです。Amazon.co.jpでは試聴できないことがほとんどなので、Amazon.comで試聴、そこに表示されている価格と比較しちゃって結局買わないなんてことも。

サッポロ 北海道生搾り

サッポロビールの発泡酒、「北海道生搾り」。
ビールではなく、「発泡酒」です。



原材料:麦芽、ホップ、大麦、糖類
アルコール分:5.5%
350ml缶6本で700円強。

きめ細やかな泡がきちんと出ます。
ちょっと消えるのが早いかな。グラスの汚れのせいかもしれませんが。(苦笑)

「第三のビール」とか「新ジャンル」などと呼ばれる発泡酒の次に出た「ビール風飲料」に比べ割高ですが、「変な酔い」「嫌な酔い」をしないんで発泡酒以上のものを買うようにしています。
売り場がどんどん減っていて、店によっては「ビール」と「第三のビール」だけで、「発泡酒」は肩身の狭い状態ですけど、ビールは未満、「新ジャンル」以上の「発泡酒」にはまだまだがんばって欲しいところです。

キリンだと「淡麗」が発泡酒ですね。こちらは原材料が「麦芽・ホップ・大麦・米・コーン・スターチ・糖類」と以前のキリンビール風です。
店頭では、販売力なのか、売れないからなのか、ビールと第三のビール、一部の発泡酒(淡麗シリーズ)という感じなのは残念。

300円ぐらいからボトルワインを買うことができる時代になっているんで、醸造酒も大変だよなぁと思います。

ベストヒットUSAに異論 - 1980年代のUKロックシーンって

先週のベストヒットUSAでザ・スミスのPVが流れたときに、小林克也さんが「1980年代はイギリスのロックは駄目な時期だった。しかしモリッシー、ジョニー・マーの在籍したザ・スミスは違った」(録画視聴したんですが、すぐに消してしまったので正確な表現ではありません。こんなこと言ってたよということ)みたいなコメントを言っていてちょっとそれは違うんではないのかと突っ込みを入れていたのは私だけでしょうか。




ベストヒットUSAはテレ朝系の地上波で放送しているとき、1980年代によく観てました。
いまはBS朝日で放送中で、地上波じゃ無理だけどBSで全国放送というのはありがたい限り。
(カーグラフィックTVも同じBS朝日で放送していて、これもありがたい)

で、1980年代のUKロックシーンってどうだったのか、リアルタイムで番組(当時、小林克也さんテレビでベストヒットUSA、FM東京系でレギュラー番組を持ってました)でイギリスのバンドをたくさん掛けてたのをお忘れかと。

資料無しで思い浮かぶまま書いてみるとこんな感じ。
  • 1970年代末にニューヨークからロンドンに飛び火した「パンク」(SEXピストルズやクラッシュなど)
  • ヴァージンアイランドと言ったイギリスの独立系レコード会社の存在。(今は「インディーズ」じゃなくなってますけども)
  • 後に「ニュー・ウェーヴ」と呼ばれるようになった一連の動き。
  • ツートーンレーベルに代表される「スカ」(スペシャルズやマッドネスなど)
  • インディーズレーベルの台頭(チェリーレッドや4AD、ファクトリー、そしてザ・スミスのいたラフ・トレードなど)
  • レコード会社という面では、Edsel(コステロも在籍してた)系で積極的にリイシューをしていたのも印象に残ってます。(当時は今と違って中古レコードでしか入手できないようなアルバムだらけでしたから。もちろんAmazonもブックオフも無い時代)
  • 他にもモッズ・リバイバル(ザ・ジャム)やジャズの再生(SadeやWorking Week、のちにアシッド・ジャズへ)なんてのも。
これらがいろいろ絡み合っていたのが1980年代のUKロックシーンというのが私のイメージ。
以前紹介した、映画 "Absolute Beginners" のサウンドトラックアルバムに凝縮されているんじゃないのかなと思います。(スタイル・カウンシル、デヴィッド・ボウイ、Sade、Kinksのレイ・デイヴィスなどなど)


忘れちゃいけないのが、ビートルズを筆頭にアメリカの音楽チャートにどんどんチャートインしたときの「ブリティッシュ・インヴェイジョン」の再来となった「第2次ブリティッシュ・インヴェイジョン」と呼ばれたのが1980年代のUKロック。

http://ja.wikipedia.org/wiki/ブリティッシュ・インヴェイジョン
1980年代前半、デュラン・デュラン、カルチャー・クラブに代表されるイギリスのバンドがアメリカで巻き起こした旋風を、1960年代のブリティッシュ・インヴェイジョンになぞらえて第2次ブリティッシュ・インヴェイジョンという。その他の主なアーティストとして、ヒューマン・リーグ、スパンダー・バレエ、カジャ・グー・グー、ユーリズミックス、ハワード・ジョーンズ、ワム!などの名前が挙げられる。デヴィッド・ボウイもベテランながらこの波に乗って成功している。

上記のミュージシャン以外でも、1960年代から活動していたスティーブ・ウィンウッドの「復活」、1970年代組だとスティングが在籍していたザ・ポリスジェネシスよりソロ活動を優先してた感もあるフィル・コリンズ、ジェネシスから独立したピーター・ゲイブリエル、後にデュラン・デュランのメンバーとパワー・ステーションでも活躍するロバート・パーマーらも1980年代にヒットを放っていたのが実際。
忘れちゃいけないのがPV作家としても活躍した10ccからの独立組、ゴドレイ&クレーム。モーフィングが新鮮でした。(この手法はいまでもCMなどで使われてますね)



大御所では、ローリング・ストーンズは"Steel Wheels"で「復活」するまで低迷してたけど、キンクスはPVが当たってアメリカでもヒット。



他にもプログレバンドからポップになったYesや前述のジェネシスも復活。
Yesつながりだと「ラジオスターの悲劇」(バグルス)のトレヴァー・ホーンZTTレーベルからは、フランキー・ゴーズ・トゥ・ハリウッドなんてのもありましたね。


メインストリームのミュージシャン以外でも、ワーナー移籍前のエルヴィス・コステロXTC、スクリティ・ポリティ、ザ・ジャムを解散したポール・ウェラーはスタイル・カウンシルで活動してたし、チェリーレッドのエヴリシング・バット・ザ・ガール(トレイシー・ソーンとベン・ワット)と交流があったり。他にも思いつくまま書けば、ハウスマーティンズ、ペイル・ファウンテンズ、ビート(イングリッシュ・ビート)、ファイン・ヤング・カニバルズ、カラー・フィールド・・・80年代末には、1990年代のUKソウルにつながっていく、Soul II Soul が登場します。




こうして書いていて思うのは、1990年代の「ブリット・ポップ」よりも当時のUKロックシーンは盛り上がっていたと思うわけです。
#一連の流れを「体験」してきたから「ジャンル」で知るというよりは、レーベルだったり人脈だったり。

ということで、UKロックシーンにおけるザ・スミスの「再評価」は結構なことだけど、それ以外もすごかったというのが当時のUKロックシーンだということです。
「商業化しすぎてしまった」という意味であれば、そのことをちゃんと言わなきゃと思うわけです。
(1960年代のイギリスにはビートルズしか存在しなかったかのような歴史観もありますからねぇ・・・)

2011年11月20日

メモ - APCの無停電電源 ESシリーズの交換バッテリー

APCの家庭用無停電電源、ESシリーズの交換バッテリーはサウンドハウスで安く買えますよというメモ。

自室にはAPCの無停電電源(UPS)、ES 500を使って、iMacと外付けHDDをバックアップするようにしてます。(外付けHDDにiTunesのデータが入っているので)
標準添付のUSBケーブルをiMacに接続するだけで、MacOS側で認識、制御できるんで便利。
(以前は専用のユーティリティをダウンロードして使うようになってましたが、OS側に統合されてます)

APC ES 500
http://www.apc.co.jp/products/ups/es500.html

UPSそのものが壊れるよりもバッテリーの消耗の方が早いんじゃないかなと思います。
バッテリーは2年〜3年で消耗するもの。消耗したら交換するか買い替えるか。
純正品の交換用バッテリーがありますけど、そんなに安いものじゃないし、自分で交換することに。

GSユアサ製だと思ったらCSBという会社のもの。中国製の密閉式鉛バッテリーです。


サイズがいくつかあるので、そこだけ間違えなければ流用可能と思います。(自己責任で)
秋月でも売られていますけど、サウンドハウスの方が安いんじゃないのかな?税込み1500円ですしね。
(店頭購入で運んで帰るのも大変ですし)

サウンドハウスのUPSを買ってしまうというのも手ではあるんですけども、MacOS対応ってちゃんと書いてあるものがやっぱり良いですしね。(自動シャットダウンはして欲しいですから)

ハードオフで中古のESシリーズを見かけるんで、USBケーブル付属であればそれを買ってきてバッテリー新品でというのもありかなと。

交換バッテリー購入時には、
  • サイズをよく確認すること。(大きすぎてUPSに入らないなんてことにならないよう)
  • 端子の向きに注意すること。(+と-の電極の位置)
でしょうか。

#メーカの保証対象外の使い方なんで、その辺は考えて。


CLASSIC PRO (クラシックプロ) UPSB7AH
CLASSIC PRO (クラシックプロ) UPSB7AH


CLASSIC PRO ( クラシックプロ ) / UPSB9AH
CLASSIC PRO ( クラシックプロ ) / UPSB9AH


MacOS Xに対応と書いてないけど、3980円のUPSも。
CLASSIC PRO ( クラシックプロ ) / UPS500IIU
CLASSIC PRO ( クラシックプロ ) / UPS500IIU