2013年1月30日

ポータブルCDプレイヤー(TWINBIRD AV-221)

ツインバード工業のポータブルCDプレイヤー、AV-221という機種です。
現在も防水仕様のCDプレイヤーを製造、販売していますし、家電製品などで同社を知っているという人は多いかと。
ツインバード工業 AV機器
http://www.twinbird.jp/product/av.html

地上波アナログ放送が停波し、「地デジのみ」になってからTV音声を聞く手段が限定されるようになったなか、ワンセグの音声を聞くことができる「ラジオ」を発売しています。こういうニッチな製品、かゆいところに手が届く製品を得意とする同社らしい製品だなと思います。
(いままでテレビ音声をラジオで聴いていた障碍者の方が待ち望んだ製品なんじゃないかと思います)

手元スピーカー機能付3バンドラジオ( テレビ音声 / FM / AM ) AV-J125W
http://www.twinbird.jp/product/avj125/


閑話休題。で、今回のポータブルCDプレイヤーに関するInternet上の情報は皆無。
いつ頃の製品なのかもよくわかりませんが、自社生産品と思われます。


大きさは幅135 x 高さ40 x 奥行190 mmというところ。
ポータブルCD-ROMドライブみたいな大きさです。

本体奥(上蓋ヒンジの奥)の電池収納部のところには TWINBIRD のロゴと SOUND CARRY という愛称が印刷されています。


上蓋を開いた状態です。CDのチャッキング機能はありません。載せるだけ。


底面の電池ケース周辺。
電池ケースの蓋は取り外し式。
定格電圧 DC9V、単3電池 x6 専用ACアダプター (DC9V 350mA)と記載あり。
製造番号から推測すると1990年製?


右奥角のDCジャック。センターマイナスのACアダプタです。


右側面。
手前からボリューム、電源スイッチ(スライド)、ラインアウト(アナログのみ)という順。


左側面にはヘッドフォンジャックだけ。
なんでヘッドフォンジャックだけ左なんでしょ。


通電状態での液晶画面。液晶は大きく見やすいのですが、机の上に置いた状態で上から見るには角度不足。


操作スイッチ部。
黒いスイッチは左から曲戻し、停止、再生、曲送りです。
その下にDISPLAY、PROGRAM、REPEAT、RANDOM、PAUSEの5つのスイッチ。
一時停止が別スイッチというのが「昔の仕様」だなぁと思いました。


音質の調整機能はありません。(音量の調整だけ)


上蓋の小窓付近。
CDの回転軸を中心に膨らんでいるというよくあるデザイン。
CDのロゴ、PORTABLE CD PLAYER という文字だけというシンプルなもの。



小窓は透明でCDレーベル面が反射するものだと照明が反射して目がちかちかします。

いつ頃の製品なのか、分解もしていないので内部の状態もわかっていませんが音はなかなか良いです。

2013年1月29日

携帯電話の修理完了 (au iida X-RAY)

先日修理に出した携帯電話ですが、ちょうど一週間で修理を終えて引き取ってきました。
安心ケータイサポート加入ということで修理料金は掛かりませんでした。




修理報告書によれば、故障内容は「下り音声不通」と記載あり。
修理内容は「基板セット交換」というものでした。

詳細内容としては、音声不良については音声回路が故障していたとのこと。
検査済の基板と交換する修理、正常性の確認をしたとのこと。

携帯電話のアドレス帳などのメモリ内容は修理前と同じ状態になっていたので代替機から再度データを戻すという作業が無くて済みました。

2013年1月18日に修理受付、修理先の富士通モバイルコミュニケーションズで1月23日に修理完了とのことで早い対応でした。
当面は折りたたみ式のフィーチャーフォンってことになります。

2013年1月28日

著作権法改正:日本レコード協会(RIAJ)の無神経さと内容の分かり難さ

前回のエントリでも書きましたが、日本レコード協会のWebサイトにアクセスすると出てくる画面、なんとかならんのでしょうか。
クラッキングされたWebサイトってこんな感じですよね。

http://www.riaj.or.jp/


短時間ながら前面に表示されるものでリロードしたんじゃ表示されないし、数時間後だと表示されるしでcookieを見てるのか。

拡大したもの。


昨年の著作権法改正を受けて(法改正のためのロビー活動をしたのがレコード協会だったりしますが)、法改正の周知をしているということなんでしょうが、表示方法、文面ともになんとかならないのかなと思います。

文面は以下の通り。(行頭数字は筆者が付加したもの)

ご注意下さい

  1. 違法にアップロードされたと知りながら、音楽や映像をダウンロードすることは法律違反です。
  2. その中でもCD、DVD、ブルーレイまたはインターネット配信で販売されていると知りながら音楽や映像をダウンロードすることは刑事罰の対象となります。
  3. 2012年10月1日から、法律により2年以下の懲役もしくは200万円以下の罰金まやはその両方が科せられます。

DVDのリッピング云々については触れられていませんが、レコード協会としては当初の改正案に含まれたDVDなどのリッピング禁止よりも、自民党と公明党が強引に押し込んできた「違法ダウンロードの罰則化」に重きを置いているということなんでしょう。

1 については今回の法改正以前から適用されていた内容です。(2009年の著作権法改正より)
2 が今回の改正で追加となった「刑事罰化」の内容。なんですが、この文だと対象と違法となる行為がわかりにくいかと。
「違法にアップロードされた」という前提があるはずなんですが、2 の文章だけ読むと対象が曖昧。
インターネット配信でも期間限定含め「無料配信」されてるものはどうなるんだっけ?とか新たな疑問も。
(違法にアップロードされたコンテンツじゃなければ問題無いという理解ですけど、違法にアップロードされたものかどうかを判断するのが難しかったりするわけで・・・)


違法ダウンロード撲滅キャンペーン STOP!違法ダウンロード
今回の法改正により、違法アップロードされていると知りながら音楽や映像をダウンロードする行為のうち、①「CD、DVD、ブルーレイ等として販売され、またはインターネットで有料配信されているなど、有償で公衆に提供・提示されている音楽や映像」を、②「有償で公衆に提供・提示されていると知りながら」、③「ダウンロードする行為(デジタル方式による録音又は録画)」は、個人的に使用する目的であっても刑事罰の対象となりました。
 CD等を購入したり、インターネット有料配信などを通じて購入できる音楽や映像であるにもかかわらず、違法な手段を用いて入手するケースは悪質であるため、厳しい刑事罰が科せられることとなりました。

業界の言い分がこの文に凝縮されているように思います。
特に太字にした箇所が「本音」の部分かと思います。
購入できるものなのに違法入手するのは悪質だから刑事罰化しましたよということですね。

「まだまだデジタル化されていない音楽や映像がたくさんある」という現実もあるわけですから、今後はそっちにも注力して欲しいと思う次第。(たいして売れないからやらないと思いますが)


前述の「インターネット配信でも「無料配信」されてるもの」についての区分けが書かれています。
これによれば期間限定無料配信などのコンテンツは有償提供という扱いのようです。

Q1:「有償で公衆に提供・提示された」とあるが、有償とはどんな場合を指すのでしょうか?

CDやDVDをお金(対価)を払い購入できる場合や、インターネットなどにより、ストリーミングまたはダウンロード配信によりお金(対価)を払って視聴・入手できる場合を指します。
また、権利者から有償と無償の両方で提供・提示されているコンテンツは有償で提供・提示されていることになります
ただし、映画などの予告編のように、映画の一部分を切り抜いて構成されたコンテンツが無償で提供・提示されている場合は、有償で提供・提示されていることにはならず、刑罰の対象にはなりません。
また、地上テレビ放送されている番組は、DVD等で発売されていたり、有料で配信されていない場合は、有償で提供・提示されていることにはならず、刑罰の対象にはなりません。

「ただし、」以降の内容は初耳でした。
YouTubeなどにアップロードされた映画の予告編をダウンロードし、PCやiPhone,iPodなどで視聴する行為は刑事罰の対象にはならないということのようです。
同じく地上波のテレビ番組でDVD化や有料配信(地上波で有料っていうのはInternet配信→NHKオンデマンドのようなもの?)されていなければ、これも刑事罰の対象にはならないそうです。
刑事罰の対象になってないけど「やってはいけないこと」(違法)なのか「やっても問題ないもの」(適法)なのかが不明確。(答えは「刑罰の対象ではないものの、法律違反」です)

この法改正は、2012年10月1日から施行され、2年以下の懲役もしくは200万円以下の罰金またはその両方が科せられます。ただし、権利者からの告訴が必要です(親告罪)。
次のねらいは現在の親告罪(権利者が告訴)から非親告罪(権利者からの申し出無しに取り締まる)なんじゃないかと思うとぞっとします。

関連サイト
政府広報オンライン
http://www.gov-online.go.jp/useful/article/200908/2.html
文化庁 平成24年通常国会 著作権法改正について
http://www.bunka.go.jp/chosakuken/24_houkaisei.html
文化庁「違法ダウンロードの刑罰化についてのQ&A」[PDF]
http://www.bunka.go.jp/chosakuken/download_qa/pdf/dl_qa_ver2.pdf
文化庁「違法ダウンロードが刑罰の対象となることについて 知っておきたいこと(Q&A)(子ども用)」[PDF]
http://www.bunka.go.jp/chosakuken/download_qa/pdf/dl_qa_child_ver2.pdf

2013年1月25日

「音楽CD 生産額が14年ぶりに増加」日本は世界最大のCD販売国

NHKニュース 音楽CD 生産額が14年ぶりに増加
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130124/k10015034841000.html
去年1年間に国内で生産された音楽CDは、若手の人気グループやベテランアーティストが相次いでヒット作を発表したことなどから、2246億円余りと前の年をおよそ160億円上回り、14年ぶりに増加に転じました。
日本レコード協会のまとめによりますと、国内の去年1年間の音楽CDの生産額は、シングル、アルバム合わせて2246億3100万円で、前の年を161億3000万円、率にして8%上回りました。
これは、生産額がおよそ5900億円に達した平成10年のピーク時から半分以下に落ち込むなか、14年ぶりに増加に転じたことになります。


すでにミュージックマガジンの記事で触れられていましたが、数字として出てきたようです。

#日本レコード協会からは1/23に生産実績の公開があるだけで、年間の数字は出てないようです。
一般社団法人 日本レコード協会
http://www.riaj.or.jp/

NHKの記事でも触れられていますが、若手の人気グループ+大物ミュージシャンの作品(アルバム)が押し上げたという感じ。
記事には出てなかったけど、山下達郎や松任谷由実らの集大成と言えるCDがリリースされた年でもありました。
震災のあった2011年より「生産額」が上回るのには訳があるように思います。
毎年そのような作品がリリースされるわけもなく、今後についてはやはり厳しいんじゃないのかと思います。

またこのニュースでは触れられていませんが、CDの販売に関して言えば日本が世界一になっているようです。フィジカルメディア(モノ)に対する心理が強いからなんでしょうか。

輸入盤だと(新譜でも)1,000円程度なのに日本盤だと倍以上という金額が「生産額」に効いているようにも思えますが。

USでのCD販売は低価格化で活路を見いだそうとしているようですが、これもいつまで続くのか。
(フィジカルメディア好きとしてはありがたいんですけどね)


昨年は著作権法改正もありましたんで、それにこじつけての解説が出てこないことを祈ります。

レコード協会などが広報のために設置したWebサイト。

閲覧者を不愉快な気分にさせるサイト構成はいかがなものかと・・・
(RIAJのトップページにアクセスするときもいかがわしいポップアップ的な画面が一瞬表示されますし、この業界の体質なんですかねぇ・・・)

2013年1月24日

ポータブルCDプレイヤー(SONY D-7WD)

ソニーのポータブルCDプレイヤー、D-7WDです。
1999年5月に発売された製品です。

widditシリーズの製品で「ごついデザイン」が特徴的。
本体側面にストラップホールが4つもあるという凝った仕掛けもあり、パイオニアのループマスター(Loopmaster)やパナソニックのSHOCK WAVEシリーズの後追いという感じも。
時代的にトランスルーセント要素も加わっているのも興味深いところかと。
 

上蓋には "widdit" のロゴが大きく。


上蓋を開いた状態です。そこそこ大きく開きます。
電池ケースは上蓋を開けたところに。シールが貼ってあるところが電池ケースです。
(使用電池は単3電池2本です)
よく見ると右側面方向(写真奥側)に白いスイッチが見えますがそれは後述します。


上蓋を内側から。素材はポリカーボネートとABS。
小窓はポリカでしょうね。


このCDプレイヤーの最大の特徴はここかも。
上蓋のロック機構なんですが結構凝ったつくりになっています。
上蓋側は樹脂製ですが、本体側のツメは金属製。


底面側にもロック機構のパーツが回り込んでます。


本体の底面全体と上面四隅の白い部分は柔らかい樹脂が用いられています。(なので褪色しやすいというデメリットも。半透明や乳白色のG-SHOCKと似てますね。

上蓋ロック部と電池ケースをアップで。上蓋のロック用のツメが大きいってことがよくわかるかと。


操作部は左側から。
液晶は小さいけどESP(音飛び防止機能)やトラック番号、電池残量やBass Boostの状態がわかるもの。


本体左手前(液晶下)のスイッチ。
ESP(音飛び防止機能)とSOUND。
SOUNDは、OFF→Mega Bass→GROOVEとなってます。(低音強調)


本体右側の操作スイッチ。
上面側左から、停止、曲戻し、再生/一時停止、曲送りの順。
手前側面は同順にHOLD(スライドスイッチ)、音量小、音量大の順です。


左側面にはストラップを留める金具が2箇所。
この配色は初代iMac(1998年発売)の影響なんですかね、やっぱり。


右側面にはヘッドフォンジャックがあります。
(出力はヘッドフォン端子のみ。ラインアウト無し)


写真を撮り忘れましたが、右後方部(角)にDCジャック(DC4.5V)があります。
防水、防まつ仕様ではないのでヘッドフォンジャック、DCジャックともにカバー類はありません。

で、このストラップホール、コンパクトカメラ用のものがそのまま使えそうですが、取扱説明書ではこのように使うものだそうです。


肩から斜めがけかと思ったらウエストベルトでした。

AVLSとRESUMEスイッチが無い!と思ったらCD装着部の目立たない場所にありました。(取扱説明書より)


どちらもスライドスイッチです。

電池の持ち時間などの仕様も取扱説明書より。


純正のニッケル水素充電池利用の場合、ESP ONで8時間。これなら現在のニッケル水素充電池だったら10時間超えだと思いますんで十分な仕様かと思います。

で、この widdit シリーズの製品なんですが、カセットテープのWalkmanのサイトに紹介文がありましたので引用させてもらいます。




musical TIMEMACHINE
WALKMAN
~ウォークマン道へようこそ~
http://www.asahi-net.or.jp/~an4t-tkns/taro/walkman/1997.htm

PUNK-IIプロジェクトのウォークマン型成果 

98年より、ソニーカジュアルオーディオに新シリーズが登場。これまでのビーンズ・MV1・SPORTSなどを含めたシリーズとして、、PUNK-II(パン・ツー)プロジェクトという名前がつきました。このPUNK-IIの特徴は、とにかくデザインにこだわったところで、他にCDウォークマン、ラジカセ、ラジオのほかにボイスレコーダなどもラインアップされました。
このシリーズの中でもさらにシリーズとして新たに「widdit(ウィディット)」が登場。ストリートファッションを意識したややハードなイメージで、ラジカセ、CDウォークマンはこのシリーズにラインアップされていました。そのウォークマン版がこのモデル。

ストリートファッションってことですから、やはりパイオニアのループマスターと起源は同じということのようですね。

ちなみに widditシリーズ第一弾は、D-5WDでした。

なぜか残ってるWebページ。
http://www.oqx1.jp/works/PUNK2/widdit/index_1.html

CD Walkman (not Discman!)をクリックすると第一弾モデルの紹介になってます。
http://www.oqx1.jp/works/PUNK2/widdit/d-5wd.html
「with it -(いつも一緒)」を合言葉に、音楽を手放さずに楽しみたい世代へ送る“widdit”モデル第1弾。本体とのコーディネートにこだわったネックバンド方式のヘッドホンを搭載し、注目度もアップ。またボディはJIS防まつ形で、グリップスタイルとメタルバックルを採用したタフ&クールな横向きデザイン。飛躍的なガード力を誇る 連続音飛びキャンセラーの搭載で、「手に持って歩く」グリップスタイルを実現した。

D-5WDは防まつ仕様なんですね。

日本のCD販売、ポータブルCDプレイヤーの販売数ともに全盛期という時代の勢いを感じます。


消化映画 - 「東京キッド」 (1950年)

ずいぶん前に観た記憶がありましたが、最近NHK-BSプレミアムで放送されたものを録画視聴。
美空ひばりの若いというか子供時代の映画です。

東京キッド - goo 映画
http://movie.goo.ne.jp/contents/movies/MOVCSTD14140/index.html


1950年公開の映画ですから、昭和で言えば昭和25年。敗戦の5年後という時代背景も反映された喜劇になってます。(美空ひばりは13歳!)

主人公の美空ひばりと「ひばりの師匠」川田晴久(流しの歌手役)、堺駿二(似顔絵描きの役)の掛け合いが絶妙です。(堺駿二さんは堺正章のお父さん。動きが素晴らしいです)
加えて榎本健一(八卦占い師兼アイスキャンディー屋。動きのキレがこれまた素晴らしい)、ひばりの実の父を演じる花菱アチャコと豪華な出演陣。

花菱アチャコはひばりが生まれた直後に渡米し、サクラメントの農園で成功したものの戦争(太平洋戦争)で帰国できず、最近になってようやく帰国できた、羽振りのよい実業家という役。

日本人の強制収容所までは言及無し。さすがに当時は「占領下の日本」ですからそこまでは無理かと。実話だとここで財産没収、収容所からヨーロッパの戦争へ従軍してとなるのは近代史のお話。
サンフランシスコ平和条約締結は翌年1951年)

ハワイでのロケを含む映像なんですが、タイトルとなっている東京をもっとじっくり見せて欲しかったと思います。(ドタバタの舞台であるアパートはもちろんセット。夜の歓楽街もセットですんで)

美空ひばりの現役時代をテレビを通じて知っている世代ではありますが、歌は上手いうえに演技も上手いんで驚きます。(「三人娘」時代より子供時代の方がよかったんじゃないかと思えるぐらい)

「柔」のような湿った曲よりも「ポピュラーミュージック」(なんちゃってな「真っ赤な太陽」じゃなくて)をもっと歌って欲しかったと思います。
そういう意味でも美空ひばりの原点を知ることができる映画だと思います。



消化映画 - 「トイレット」(2010年)

NHK-BSプレミアムで放送されたものを録画視聴。

公式サイト

トイレット - goo 映画
http://movie.goo.ne.jp/contents/movies/MOVCSTD16121/index.html
とある企業の実験室に勤務するレイは、家族から離れて一人で暮らし、誰とも深く関わらずに生きて来た。ロボット型プラモデルで1人遊びをするのが唯一の楽しみだ。しかし、母が亡くなり、残された家族に問題があると呼び出され、久しぶりに実家に戻って来た。そこにいたのは、引き篭もりの兄、生意気な妹、センセーという名前の猫、そして、英語が通じない「ばーちゃん」だった。

「トイレット」は日本映画ではありますが、撮影場所はカナダのトロント。全編英語で進行していきます。(なもんで字幕で観ました)


監督は荻上直子さん。
この監督さんの作品は「バーバー吉野」「めがね」をすでに観てましたんで、過度な期待をせず、気楽な気分でその設定を楽しむのが一番かと。
「バーバー吉野」「めがね」のような何じゃそれという展開にツッコミを入れながら楽しむのが一番。


「ばーちゃん」役を演ずる、もたいまさこさんが核になってる映画なんだけど、セリフが無いという不思議な映画。

「ばーちゃん」と孫3人+猫、主人公の同僚であるインド系の彼ぐらいしか出てこない映画なんで話はシンプルなんですが、映画のつくりがうまいのか最後まで飽きずに楽しめました。
(インド系の彼のクルマがスズキ・エスクード。インドに強いスズキのクルマを使ってるのかな、などと余計な想像)


日本映画でも海外ロケ、英語で制作するというこの手法はこれから増えていくとコンテンツビジネスになるんだろうな、などとも。(原作という意味じゃ日本には活用できるものがたくさんあるはずですし)

消化映画 - 「めがね」(2007年)

NHK-BSプレミアムで放送されたものを録画視聴。
以前に図書館でDVDを借りて観たこともあるんで二度目の視聴。

めがね - goo 映画
http://movie.goo.ne.jp/contents/movies/MOVCSTD11152/index.html

春の浅い頃、タエコはとある海辺の町の空港に降り立った。大きなトランクを一つ提げて、民宿「ハマダ」に宿をとった。観光する所もない田舎町だが、ハマダの近くには不思議な人々が集っていた。毎朝、浜辺で行われる「メルシー体操」、近所でぶらついている高校教師のハルナ、笑顔でカキ氷を振舞うサクラ。彼らのマイペースさに耐え切れないタエコは、ハマダを出て、町でもうひとつの民宿「マリン・パレス」に移ろうとするが…。

小林聡美+もたいまさこという最強コンビの映画。
監督は荻上直子さん。(「バーバー吉野」「かもめ食堂」「トイレット」など)

引用した映画の概要にある通りで実際に観てみないとわけがわからないと思います。
なんじゃそれ、という展開が続くので主人公の小林聡美同様、置いて行かれることになるかと。

与論島でのロケ。海がやっぱりきれいで、食事がおいしそうでおいしそうで。
市川実日子のクルマ(スズキ・ジムニー)のナンバーが ”4610” で「よろんとう」になってたりして芸が細かい。
他に薬師丸ひろ子が短いけどクセのある演技で出てきます。



2013年1月20日

お世話になったレコード屋さん(水戸)

The Kinks の "Live At Kelvin Hall" の中古CDを入手しました。



ライブ盤なんですけど、特に名盤というわけでもなく音質もイマイチなんですが、結構思い入れのあるアルバムで、久々に聴いてみたくなったというのがその理由。

中学のときだったか高校のときだったか忘れましたが、水戸の中古レコード屋さん「ロックボトム」で中古アナログ盤を買ったのがこのアルバムとの出会い。

ロックボトムというお店、水戸駅北口から伸びる国道50号沿い、銀杏坂を上ったとこにある雑居ビルの上階にお店がありまして、上りにくい階段と独特の店内が印象に残ってます。(階段がせまくて店舗は2階じゃなくて3階だったのかな)

銀杏坂から南町のあたりは以前だと歩いている人が多くて賑わっている界隈でしたけど、久々に行ってみると歩いてる人、ずいぶん減ってますね。サントピアというファッションビル(日本で二番目にできたファッションビルなんだそうで)が閉店してから結構経ちますし、ダイエー水戸店も撤退後は別のテナントが入っているけど以前の賑わいはありませんね。

北口には駅ビルのエクセル、駅前には丸井があるし、南口にはヤマダ電機の入ってるビル、ビックカメラのは入ってるビルと人の流れがずいぶん変わってしまっているのはわかってましたが、水戸市の商店街、南町から泉町、大工町に通じる商店街が寂しい状態なのはほんと残念。
(水戸市役所が3.11の震災で利用できなくなり、直近の情報では同場所に新築するようですけど、石巻市のように駅前の空いたデパートの建物を使うなどして人の流れを変えるってことも大事だと思うんですけどね。もともとの水戸市役所は水戸駅北口側の現京成ホテルの場所にあったわけですし)

閑話休題。
正月の帰省時に通りをクルマで通り過ぎたときにロックボトムがあった場所には(路上)看板も無く閉店しちゃったのかと思ってましたが、市内の別の場所に移転してるみたい。
本店は同じ茨城県の石岡にあるんですね。いままで知りませんでした。

ロックボトム 石岡
http://rockbottom-records.blogspot.jp/

ミュージックマガジンやレコードコレクターズに広告を出すようなお店じゃないんですが、増刊号にはなぜか広告を出していたんで、お世話になってたという人も多いんじゃないかなと。

ここでは結構中古盤を買いました。当時は今のように過去の作品のリイシューが盛んじゃなかったですから、中古でしか入手できないようなものが多かったこと、価格が安かったこと。


他に中古レコード店では水戸市泉町にある「ヴァイナルマシーン」というお店。
こちらは私が高校生だった頃にできたお店だったと思います。
商店街のある通りから路地を入ったところにあるビルの上階というお店。
(いまもあるのかな?今度帰省したときに探してみようかと思います)

このお店ではリトルフィートの「ディキシー・チキン」のアナログ盤。バーバンクレーベルの輸入中古盤などを買い求めた記憶があります。
マーヴィン・ゲイが亡くなったというニュースを知ったのもこのお店の中。たまたま店内に居合わせただけなんですけど、いまも強く印象に残っています。

水戸市内からタワーレコードが無くなってレコード屋さん事情もずいぶん変わっているんだと思いますが、ブックオフ(市内に2店舗)以外にも行ってみようかなと。

2013年1月19日

Macの起動ディスクを修復する簡単な方法

iMacのOSは10.6.8のまま。そのiMacも2007年リリースの初代アルミ。使っているうちに不具合も出てきます。

使用している際に電源スイッチを長押しして〜という画面が出てくることもあったり、システム終了をしても終了してくれなくて電源スイッチ長押しで強制オフなんてことも週に何度か。


「ディスクユーティリティ」を使えば起動ディスクのチェックは可能ですが、修復するには別の媒体(OSのDVD、DVDの内容をコピーしたUSBメモリ、別のシステムを入れているハードディスクなどなど)を使う必要があって不便。


OSの起動ディスク(起動用ハードディスク)をディスクユーティリティを用いずに修復する方法は以下の通りです。

  1. 電源スイッチを押す
  2. 起動音が鳴ったら shift キーを押しっぱなしにする
  3. グレーのAppleロゴの下にギアのマークが表示されたら shift キーから指を離す


くるくる回るマークの下にバーが表示されたらセーフブート成功。
あとは待つだけ。


Mac OS X:セーフモードで起動する
http://support.apple.com/kb/HT1455?viewlocale=ja_JP&locale=ja_JP

Mac OS X:セーフブート、セーフモードとは?
http://support.apple.com/kb/HT1564?viewlocale=ja_JP
  • 起動ボリュームのディレクトリチェックが強制的に実行されます。このチェックが行われている間は画面に進行状況バーが表示され、コンピュータの起動を完了するのに通常より時間がかかる可能性があります。

Safe Boot (セーフブート) は通常の起動より時間がかかる
http://support.apple.com/kb/TS1884?viewlocale=ja_JP
  • セーフブートは、ハードドライブのディレクトリチェックを強制的に行ないます。これは、ディスクユーティリティの「ディスクを修復」や、fsck -fy ターミナルコマンドを使って行なうのと同じ作業です。

ということで、Macが不調になったら PRAMクリア(起動時に command + option + p +r キーを同時押し)とセットで実施することをおすすめします。

ER と Dr.HOUSE

WOWOWで平日夕方にやってるER(現在はシーズン3。無料放送です)を毎回録画視聴してますが、Dlifeで放送している医療ドラマ、Dr.HOUSEも同じように録画して楽しん観てます。
どちらも医療ドラマというジャンルなんですが、こうも違う切り口があったのかと思えたり。

Dr.HOUSE
http://www.dlife.jp/lineup/drama/house_s2/



ハウスの部下、フォアマンを演ずる役者さん、ERにも出てたよなぁと思ったら当たりでした。
http://ja.wikipedia.org/wiki/オマー・エップス

ER IIIでカーターの同僚、外科インターンを演じていた彼。ベントンに厳しく指導された後、事故で亡くなるという役でしたが、Dr.HOUSEでは主人公と衝突するいい役を演じてます。

USの場合、テレビドラマと映画にははっきりとした壁がありますが、ジョージ・クルーニーのような「テレビドラマから映画」というパターンで思いだしたのがヒラリー・スワンク
NHK総合で放送していた「ビバリーヒルズ青春白書」でスティーブの彼女役で出てたのを思い出しました。(アカデミー主演女優賞を受賞したときに「あーっ!」となりました)

#それにしてもなんであんなにビバヒルを楽しんで観ていたんだろ。謎です。

追記:2013.5.27
ER緊急救命室でアビーのお母さん役やブラザーズ&シスターズで母親役を演じてたサリー・フィールドも映画「リンカーン」でアカデミー賞にノミネートされてますね。エキセントリックな役が多い彼女がどんな演技をしていたのか気になります。

携帯電話を修理に出す (au iida X-RAY)

携帯電話の調子が悪く、本日修理を依頼してきました。
不具合は「通話音が聞こえない」というものでして、こちらの話す内容は通話相手に聞こえるけど、通話相手の声が聞こえないというもの。

修理に出した携帯電話は au iidaシリーズ の X-RAY という機種です。このへんに書いてますね。



昨年末あたりに「ちょっと聞こえにくいにも程があるんじゃないか?」と思ってお店(auショップ)に持ち込み不具合ということを確認したんですが、
  • 年末年始は通常以上に修理に時間が掛かること
  • 通常はemailで済むこと(携帯電話依存度が低いんです)
  • FeliCaの処理(おサイフケータイだと面倒ですね)
という事情もあって、今頃になって修理依頼をしたという次第。
(ケーブル接続のハンズフリー用イヤフォン+マイクを使っても症状は同じでスピーカが壊れているというわけでもなさそうでした)

修理期間は通常、一週間から10日程度とのこと。
通常故障であれば無償修理、水没や落下が原因の場合で5250円とのこと。(溜まっているポイントからの支払いも可能とのこと)


修理期間中に貸出機を出してもらえましたが、普通の携帯電話が少数派になってることもあってか三洋製とシャープ製の二択。
シャープ製の携帯電話は使ったことが無いんで、以前利用したことのある三洋製を貸し出してもらいました。W64SAというモデル。色は紫系のピンク。(ちなみに私は携帯電話をカバンの中でも探しやすいように「黒以外」で選んでます)



ワンセグ受信用のロッドアンテナがあったりしますが、室内では受信できず。

そういえば、auは一時期携帯電話にラジオを内蔵させるのに積極的だったよな、ということを思い出しました。(ストリーミングでの受信ではなく、実際にFMラジオを内蔵したモデルが多数出ていたこと)
AMラジオまで受信できる携帯電話がありましたが、2005年モデルでもう8年前の話なんですね。
3.11以後、「災害時にはラジオ」という流れができつつあるように思うんですが、ほんとのラジオ放送を受信できるモデルが無くなっているのは寂しい次第。(パケット通信で聞くことは可能になってますけども・・・)


auショップに行って修理前にデータ移行をしてもらったんですが、予想していた以上に時間が掛かり店内をじっくり見ることができました。

一番目立つところにはiPadとiPad miniの展示、iPhone5の展示と続いてます。iPhoneは実機4台の展示で力が入ってるなぁと。
他にもスマートフォンをあれこれいじってきましたが、やっぱりiOSが使いやすいかなという印象。(iPod TouchでiOSを使っているから、というのも理由なんですが)
Androidは機種によってずいぶん使い勝手が違うもんだなというのが印象的。
Windows Phoneも展示してありましたが、Windows 8じゃないんですね。Windows Phoneは面白そうだと思ったんですけど、"8" は日本では販売しないんでしょうか。実機展示されてたものの電源が入るだけの状態で使い勝手などは不明。


で、普通の携帯電話(フィーチャーフォンと言うんですかね)は2モデルのみ。(子供用を除く)
買い替えとなると選択肢がほとんどなくてスマートフォンにしなきゃという圧力みたいなものを感じます。(維持費用が高いんで買い替える予定はありませんが)

「緊急地震速報」に対応していて、今まで通り通話とメール受信ができればいいんですけど、あんまり使わないならいっそPHSに逆戻りというのも有りか、などと思えたりして。(実際には「家族割」があるんでキャリア移行は考えてませんが)

そもそも「学校で体罰」は法で禁じられてます

「いぢめ」で一騒ぎ、現在進行形なのが「体罰」のようです。
教育についての(ネガティブですけど)関心が高いようですけど、「いぢめ」については難しい問題だと思いますが、「体罰」については法律で禁じられているんだから、そこをまずちゃんと認識しないと。


学校教育法
http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S22/S22HO026.html

第一条  この法律で、学校とは、幼稚園、小学校、中学校、高等学校、中等教育学校、特別支援学校、大学及び高等専門学校とする。
<中略>
第十一条  校長及び教員は、教育上必要があると認めるときは、文部科学大臣の定めるところにより、児童、生徒及び学生に懲戒を加えることができる。ただし、体罰を加えることはできない。

学校教育法という「教員だったら知ってて当然、知らなきゃ駄目でしょ」という法律で「体罰」を禁じているということを知っている人が少ないように思います。不思議です。

私の頃は管理教育真っ盛りでしたんで、中学、高校では体罰が当たり前みたいな状態でした。
いまでも中学校のときの学年主任とか同じ中学の某先生のことを思い出すと嫌な気分になります。

スポーツ指導には必要みたな「根性論」もあるようですけど、桑田真澄さん(同年代だったりします)が積極的に発言している通り有害なだけじゃないかと思います。

小学校の頃に盛んだった「ウサギ跳び」とか「運動直後に水を飲むな」とかいう『迷信』が現在どうなってるのかを考えると、「体罰は必要」なんて話は過去の話になってなきゃいけないと思うんですけどね。

2013年1月17日

地方の文化を支える"TSUTAYA"

朝日新聞デジタル
ツタヤ、書籍販売で首位 最大手紀伊國屋を抜く
http://www.asahi.com/business/update/0116/TKY201301160471.html

DVDレンタルなどのチェーン店を展開する「TSUTAYA」(ツタヤ)の書籍販売部門の2012年の売上高が過去最高の1097億円になり、業界最大手の紀伊國屋書店を抜いて首位に立ったことが16日、わかった

書籍販売もとっくにトップになっているもんだと思ってましたが、2012年の売上高でトップになったということのようです。
他にジュンク堂とかもありますけど売上高は紀伊國屋書店が一番だったんですね。


地方に住んでいて実感するのは、レコード屋と書店の少なさ。
ブックオフはあるけど新譜を扱うレコード屋(CD販売店)が無い、なんてのはよくあることですし、ツタヤはDVDやCD、コミックスのレンタルだけでなく書籍やCDの販売もしているのはご承知のところ。

ツタヤの場合、深夜まで営業しているところが多いですから、ちょっと立ち寄ってみるという人が多いんじゃないかと思います。
(都会だと夜中遅くまで営業してる店が多いからあんまり意識しないとこだと思いますが、地方だと夜中までやってる店が限られるんですよ)
コンビニエンスストア以上のものを求めるとツタヤしかないという地方はほとんどなんじゃないかなと思ってます。(ワンダーグーなどのお店もありますけどもね)
レンタル商品の他、書籍も扱っているツタヤってその地域の文化の最後の砦みたいな位置づけになっているように思います。(でも扱ってる商品は単一的ですけどね)

私の場合、Tカードは持ってるけどツタヤで買い物することはあまりなく、書店部門も売れ筋ばっかりで立ち読み専門。マニアックなものはAmazonなどの通販という状態。(レンタル落ちのCD目当てでツタヤに行くことはありますけども)
レンタルCDの棚を見ても "J-POP" の他に "J-Rock" とか "歌謡曲"みたいな分類で棚が分かれていてわかりにくかったです。(同じミュージシャンでもあのアルバムはこっち、あのアルバムはこっちと分かれていることも多々)海外の音楽についてはアルファベット順じゃなくてあいうえお順なのも馴染めないとこと。Velvet Underground や Van Morisson のように「ヴ」で始まるミュージシャン名の場合、「う」の棚、「は」の棚にあるかは店舗によって違うようですね。いくつの店舗で確認したらまちまちなんだなと気付いた次第。

閑話休題。
紀伊國屋書店の売上高は店舗での販売に加え、「外商」も含めての数字でしょうから書籍の店頭販売だけのツタヤがそれを抜いたというのは確かにニュースかもしれません。
海外では本家本元のHMVが駄目になってしまいましたが、日本独特のレンタルという文化は意外にしぶといんじゃないかとも思いました。

2013年1月16日

1990年代初頭、"Nevermind"を聴いてなかった

タイトルの通りなんですが、1991年にリリースされた Nirvana の "Nevermind" ですけど、お薦めと言われてCDを貸してもらって試聴したけどピンとこなくてちゃんとNirvanaを聴くようになったのはカートの死後よりもっと後、レコードコレクターズ誌が特集記事を組んだ頃。
(隔週でFM情報誌、毎月音楽雑誌を複数購入していてもそんなもんです)

で、Nirvana。同時代の音楽なんだけどちゃんと聴いてませんでした。

最近になってからはそうでもないんですが、もともと"Heavy Metal"(ヘビメタ) や "Hard Rock" は苦手で(ジミヘンですら苦手でした)、当時の似た傾向の音楽でちゃんと聴いてたのは Living Colour
(Princeが駄目になってきたあたりでもありますが)

Living Colour - Time's Up


"Hard Rock"というジャンルに属するようですけど、生粋の "Hard Rock"好きからすれば邪道なのかとも思います。それはよーくわかるんですけど、当時は Nirvana よりもこっちにガツンときたというのが実際のところ。

Black Music という意味では、Living Colour以前に接していた Fishboneの影響もあるのかもしれません。

Fishbone - Freddie's Dead




さらに遡れば、1980年代の Prince でしょうね。
(1980年代後半は Princeの全盛期。リアルタイムで接することができたのは幸せなことだったなと痛感してます)

そんな Living Colour が Princeの楽曲カバーをしたのがこちら。
(日本編集盤の "Dread" に収録されています)

Living Colour - 17 Days


「モノ離れ」とモノ離れできない自分

「モノ離れ」なんだそうです。

日本経済新聞
ナビタイムが明かした1200万人の足跡を追う
http://www.nikkei.com/article/DGXNASGF11012_R10C13A1000000/

公表されたランキング100位を眺めていると1200万人の足跡の先に見えてくるものがある。それは、「モノ離れ」だ。物販を主体とした施設がベスト10内にランクインしたのは三井アウトレットパーク・木更津のみ(8位)。
ま、ナビタイムのルート案内で目的地にしたランキングなんで、よく行く場所はわざわざナビタイムで案内させないわけなんでそのへんの事情も考慮する必要があるとは思いますけどね。

ここまでの記事であればブログで取り上げることも無かったんですが、記事では以下のように踏み込んでいます。

モノ離れはこうした音楽業界でも顕著だ。CDなど音楽ソフトの生産金額は1998年の6074億円をピークに下落に転じた。2012年は14年ぶりに前年比プラスとなったが、市場規模はピーク時の半分以下だ。有料音楽配信も09年を境に市場は縮小している。
一方、コンサートやライブに出かける人はほぼ一貫して増加している。コンサートプロモーターズ協会によると11年の年間動員数は2773万人(前年比6%増)だった。消費者はライブでのその時だけの熱狂、興奮に大きな価値を見いだしている。

音楽はFreeでOK、興業で儲ける(入場料の他、物販も)という仕組みになっているわけかと。
CDを売っても儲からないという仕組みの裏返しでもあるように思いますが。

新しくリリースするCDを期間限定でストリーミング配信するなんていう試みをしたり、過去のプロモーションビデオ(PV)をYouTubeで配信したりというのが当たり前になってきているんで、音楽そのものに関心が薄れているというわけではないと思っています。消されないPVが多数YouTubeなどに残っている≒権利者が黙認してるってことでもありますし。(申立があれば速攻で削除されますからね)

年末のNHK紅白歌合戦の視聴率が高かったということも音楽離れじゃないということでもありますかね。


『断捨離』とかの空気をつくってるマスコミ(新聞)がいまさら「モノ離れ」とわざわざ言い出すのは不自然な感じ。(「モノは捨てろ!」「モノは持つな!」という雰囲気はそれ以前からありましたが)


その新聞ですら購読している人が減っているのが実情かと。(記事が目当てで購読している人の数は以前からの惰性で毎月購読している人やチラシ目当ての人と比べるとどうなんでしょ。私は随分前に定期購読しなくなってますけど、実家では全国紙を購読してるんでその時だけ熱心に読んでます(苦笑)。


ブックオフで250円以下の中古CDを買わずにレンタルCDで済ませる人が多いのもモノを増やしたくないからなんでしょうね。
電子書籍、音楽配信も便利なんでしょうが、やはり手許に置いておきたいという私みたいな人間は少数派になってますね。
デスクトップPCよりノートPC、最近じゃノートPCでも邪魔くさく、タブレットで済ませたいという人も増えてきてるように思います。モノ離れはますます加速しそうな感じです。
(後者の例で言えば、デスクトップのiMacを使っているのが私ですけれど・・・)

2013年1月12日

電子マネーの使い勝手(nanaco と waon)

年明けから生活系のブログになちゃってますが、今回は「電子マネー」の話。

地方在住だとこの2枚かなと。電車を使わない生活なもんで、SUICAとかPASMOの話は別として。
(2000年に香港旅行の際に作ったオクトパスカードが初FeliCaでした)




セブンイレブンで使えるようになった "nanaco" が先行したんでカードを発行して使っていたけど、実生活面では "waon" を使うことが多いかなというのが私の状態。

コンビニ依存度の低い私には、"nanaco" をチャージしても使う機会があまりなく、後で出た "waon" でエコポイントを受け取ったり、近所のイオン、イオン系スーパーで使ったりと活躍中。

どっちの電子マネーも提携店が増え、ヤマト運輸の営業所で使ったりなんてこともしてますし、 "waon” は携帯電話版も利用中(メリットは無いんですけどね)。
どちらも自宅からWebブラウザでカード番号などを入力すれば残高確認できたりするのは便利なところ。


昨年あたりからヨークベニマルでも "nanaco" を使えるようになったんで使う機会が増えているんですけど、どうにも使い勝手がイマイチだなと思うのが "nanaco" 。
(近所のヨークベニマルにはセブン銀行のATMが設置されていないという理由もありますね。実家のある水戸だとヨークベニマル店内にセブン銀行のATMが設置されてるのになんでなんでしょ)

"waon" は後述する複数カードのポイント合算ができたり、たまったポイントを「お金」に交換するのが簡単だったりしてよく考えられてるよなと思います。


別のカードの話、クレジットカードの話になりますが、クレジットカードの利用に応じて付与される「ポイント」を以前は「商品券」に交換してたんですが、商品券への交換には手数料が必要になり、最近は電子マネーに交換(ポイント移行)するようにしてます。電子マネーの場合は手数料不要ですんで。

電子マネーを使ってもポイントがたまりますし、クレジットカードからのポイント移行でポイントがたまるわけですが、ここからの処理の違いが大きな違い。

"nanaco" の場合、ポイントがどさっと溜まっていても、レジで「ポイントを電子マネーに交換します」と宣言しないと駄目なんです。
セブン銀行のATMで "nanaco" にチャージしたりすることができるんだけど、ポイントを会計に使えるものに変更するにはレジでの作業が必要なんですね、なぜか。

コンビニのレジで「ポイントがたくさんたまっている」けど「チャージ残高0」だとレジで「残高不足です。チャージしますか?」と聞かれるのが "nanaco"。(支払時にはポイント確認できない仕組みなんだと思いますが)

事前にセブンイレブンのレジで「ポイントを電子マネーに交換」しておいたはずなんだけど、実際は交換されてなくて『なんで残高不足? 違うカード持ってきた?』となるのが "nanaco"。(複数回経験済み)

自分でたまったポイントを確認して電子マネーに交換することができる "waon" だと自分でやったという記憶が残りますんでそういうのが無いんですけど、私だけなんですかね。

閑話休題。
私の場合、"waon" は家庭の事情で、カード(写真のやつ)とFeliCa付き携帯電話のアプリの2つを所有してるんですが、使っているイオンカード(クレジット)を "waon" 付きのに変更すればこの1枚だけで済むんじゃないかと思いつき、申請をしたところ。
(オートチャージ機能もあるんでレジであたふたしなくて済むというメリットも)

こうなるとそれぞれの "waon" の残金とポイントをどうするか、なんですがけれど、残金は買い物の際に使い切ってしまえば良いわけで、ポイントは捨てるしかないのかなと思っていたら救済策が用意されてました。

ポイントを使いこなす>WAONポイントまとめてプログラム(ポイントの合算)

ポイント合算手順>WAON端末操作について


複数カードのポイントを使い切るという意味ではこれは便利。
家族で複数枚持っているけど電子マネーに交換する単位(waon は100ポイント単位で電子マネーに交換)に満たないポイント残高を有効利用できるということでもありますね。

2013年1月10日

反射型石油ストーブ トヨトミRC-D36C

今回は反射型石油ストーブのトヨトミRC-D36Cです。
今シーズン、自室用に購入したものです。


製品情報はこちら。
http://www.toyotomi.jp/products/heating-oil/oil-stove/rc-d36c/

トヨトミの反射型ストーブの上位モデルで大きさは幅が広く重量もそれなり。
タンクは4リットルとちょいと少なめ。

なんでこれにしたかと言えば、煖房能力が高い(火力が強い)こと、そして火力調整の幅がおおきいこと。
場所は取るけど、その分、反射型ストーブのキモである反射面に工夫がある点(多面反射板)。


ちょっと写真が斜めになってますが、反射面の特長がわかっていただけるかと。
また、通常の燃焼筒の上にガラスの筒が載っているのも特長で、「ダブルクリーン」という機能。
上の写真だと下に切れてますが、緑色のLEDは「エコランプ」というもの。この範囲で使うと効率が良いですよという目安になるもの。


エコランプ点灯の範囲でも燃焼部上部のダブルクリーンを使った燃焼。
この状態だと気密性の低い部屋でもかなり暖まります。


通常はエコランプ以下の状態でも十分。
最上位モデルだけあってあれこれ工夫がされています。

着火方式は単二電池を2本する電子式。アルカリ電池推奨なのでアルカリ電池を入れて使ってますがすぐに点灯するんでびっくり。

燃料タンクは4リットルと少なめで、この時期はまる一日使っていると灯油が無くなります。
(この時期は台所のスポンジが凍ったりする時期なんで寒いのです)

それまで使っていたシャープ製の反射型ストーブに比べ、電子点火になって着火は早いし、消火時のニオイも少なめ。(ワンプッシュの緊急消火時はニオイが出ますけど)

家電量販店では扱っていなかったり、高かったりしますが、Amazon.co.jpだと1.5万程度なので安いです。




2013年1月8日

反射型石油ストーブ コロナRX-2211Y

焚き火願望なんでしょうか、煖房は石油ファンヒーターより石油ストーブが好きで、自宅に数台、実科に一台所有しています。

こちらはコロナの低価格モデル、RX-2211Yというモデル。
コロナの場合は数字の下2桁が発売年を示しているので、RX2211Yは2011年モデル。
現行モデルはRX-2212Y

火力調整がほとんどできないモデルなので緊急時(停電時)の煖房、煮炊き用として実家で買ったもの。


灯油タンクはワンタッチ式で給油口を開けることができる「よごれま栓」で容量は4リットル。
着火方式は単一電池を2本用いるニクロム線ヒータ式。コロナの着火用ヒータは豆電球に似たソケット式のもの。もちろんマッチやガスライターでの点火も可能です。
(最近は電子ライターやガスコンロに用いられている電子着火式が主流です)

点火してから次第に赤くなってきてという昔ながらのストーブですが、点火時、消火時のニオイは結構抑えられています。(ワンボタンの緊急消火だと臭います)

新しいだけあって反射型ストーブの特長である反射面がきれいで6畳程度の和室であれば十分暖まることができます。(東北地方の低気密住宅ではちょっと火力が足らないと思います)



反射型ストーブの場合、燃焼筒の高さで火力が決まるようで、大きさは同じなんだけど火力が違ったり、本体の大きさと火力が逆の関係だったりします。

フォンヒータのように風が出ないので温風が当たってるところだけが暖かいということがないのが良いところ。
電子制御じゃないん点けたまま寝てしまったりすると危険ですんで、寝室はコロナのファンヒータを使って延長ボタンを複数回押して1時間後に消火するようにしてます。

じんわり暖まる反射型ストーブ、3.11の震災以降、停電時にも使えるということでその存在が見直されてきていているのはご存じの通り。

昔のストーブより替え芯のメンテナンスもそんなに気を遣わなくてよくなってますんで、災害時の対策用に買っておくんであればコロナかトヨトミの低価格モデルで十分かと思います。


2013年1月6日

近況:年末年始にかけて

更新ペースが落ちてますが、今年もどうぞよろしくお願いします。

さて、低空飛行してた旅客機を見上げて歩いていたら歩道の段差に躓いて派手に転倒したりとか、初っぱなから転倒。子供の頃は転んでも問題無かったんですけど、大人になってからだと結構痛みますね。(苦笑)
いやもういろいろ考えさせられました。左手で受けたんで怪我にはなりませんでしたが、明日あたりは痛みが出そう。ま、そんな連休であります。


年末に取り憑かれたかのようにはじめてしまったMP3/160kbpsでリッピングしたまんまのデータの再リッピングは近所の図書館で予約したものをAAC/320kbpsで再リッピングすればひとまず完了としないとキリが無いなと実感。
CD棚から探し出せればまだしも、探したけど結局見つからない(以前に図書館で借りて済ませたまんま)というのがなかなか多くてアルバム数にしてあと『1685アルバム』だそうで、そのうち再生回数が多いものは買い足すとして、再生回数が少ないものは「もういいや」という感じ。

CDレンタル店(ツタヤ)でユーリズミックス(1995年のリマスター日本盤)のレンタルアップCDが100円だったんで、そういうのをマメに探すという手もあるなと気付きました。
ま、どこの店もシングルCDがほとんどでなかなか探しているものに出会えませんが、見つけたらお買い得。


最近のヘビーローテーションは、1970年代NYパンクの代表格、Televisionの2作目 "Adventure" だったりします。NYパンクでは Talking Heads が大好きで(1980年代にリアルタイムでも聴いてましたが)、Television はファーストが有名でセカンドアルバムの"Adventure"は地味な存在ですけど、Talking Heads 好きの私にはこっちがツボでした。250円棚で見つけてという話は後述。




新譜では、The xx (エックス・エックス)の新作が良かったです。つかみ所の無い音楽なんですが、夜中向きの音。クルマの運転中には向かないとは思いますけど。
夜中にヘッドフォンでCDを再生しながらぼーっとする、小音量で再生しながら読書をするという感じ。




昨年の正月は、ブックオフで書籍とCDの半額セールをやってましたが、今年は書籍の20%OFFだけと寂しい状態。そのおかげなのか、250円棚と500円棚に大きな動きも無くという感じではありました。

とはいえ、よく探すと前述の Television "Adventure" が紛れていたりするんでチェックはしてます。
(ボーナストラック無しのを最初に250円、そのあと別の店舗でボーナストラック+
リマスタリング盤を250円でした。安いです。前者はなぜかサウンドトラックの棚に並んでました)


ヘッドフォンは、昨年末にオーディオテクニカのATH-M50を購入。
地味なモデルですけど海外(欧米)で評判の良いモデルなんですよね。ATH-M50はMONITORシリーズみたいですけど、ハウジングの反転やカールケーブル採用でDJヘッドフォンでもあるんですが、同社のATH-PRO700系の音とは違って低音強調感は無くなかなか好印象。装着感は側圧弱め。頭を激しく動かすとずり落ちます。ヘッドバンドも圧迫が感無く気に入りました。




ヤフーオークションでは偽物も出回っているくらいで逆説的に言えば人気モデルなんでしょうね。
(オークションでの並行輸入品、海外発送品はちょっと遠慮しておいたほうが良いかと思います)



一時期の異常な円高が終了し、円安傾向(それでもドルに対し円が高いと思いますけど)になっており、円高で価格を下げた輸入代理店各社がいつ値段を上げはじめるのかが気になるところ。

Amazon.com(円での支払いもできますが)やAmazon.co.ukでの買い物は為替変動時期だと躊躇しちゃいます。(Paypalのように当日のレートで決済ならまだいいんですが、後日のカード決済日のレートだと不利になる可能性大)
輸入CDはタワレコやHMVでは円高をそこまで価格に反映していなかったんであまり変動しないかも。Amazon.co.jpとWOW HDで値段を見比べてどちらかで買うということが続きそうです。