2013年1月16日

「モノ離れ」とモノ離れできない自分

「モノ離れ」なんだそうです。

日本経済新聞
ナビタイムが明かした1200万人の足跡を追う
http://www.nikkei.com/article/DGXNASGF11012_R10C13A1000000/

公表されたランキング100位を眺めていると1200万人の足跡の先に見えてくるものがある。それは、「モノ離れ」だ。物販を主体とした施設がベスト10内にランクインしたのは三井アウトレットパーク・木更津のみ(8位)。
ま、ナビタイムのルート案内で目的地にしたランキングなんで、よく行く場所はわざわざナビタイムで案内させないわけなんでそのへんの事情も考慮する必要があるとは思いますけどね。

ここまでの記事であればブログで取り上げることも無かったんですが、記事では以下のように踏み込んでいます。

モノ離れはこうした音楽業界でも顕著だ。CDなど音楽ソフトの生産金額は1998年の6074億円をピークに下落に転じた。2012年は14年ぶりに前年比プラスとなったが、市場規模はピーク時の半分以下だ。有料音楽配信も09年を境に市場は縮小している。
一方、コンサートやライブに出かける人はほぼ一貫して増加している。コンサートプロモーターズ協会によると11年の年間動員数は2773万人(前年比6%増)だった。消費者はライブでのその時だけの熱狂、興奮に大きな価値を見いだしている。

音楽はFreeでOK、興業で儲ける(入場料の他、物販も)という仕組みになっているわけかと。
CDを売っても儲からないという仕組みの裏返しでもあるように思いますが。

新しくリリースするCDを期間限定でストリーミング配信するなんていう試みをしたり、過去のプロモーションビデオ(PV)をYouTubeで配信したりというのが当たり前になってきているんで、音楽そのものに関心が薄れているというわけではないと思っています。消されないPVが多数YouTubeなどに残っている≒権利者が黙認してるってことでもありますし。(申立があれば速攻で削除されますからね)

年末のNHK紅白歌合戦の視聴率が高かったということも音楽離れじゃないということでもありますかね。


『断捨離』とかの空気をつくってるマスコミ(新聞)がいまさら「モノ離れ」とわざわざ言い出すのは不自然な感じ。(「モノは捨てろ!」「モノは持つな!」という雰囲気はそれ以前からありましたが)


その新聞ですら購読している人が減っているのが実情かと。(記事が目当てで購読している人の数は以前からの惰性で毎月購読している人やチラシ目当ての人と比べるとどうなんでしょ。私は随分前に定期購読しなくなってますけど、実家では全国紙を購読してるんでその時だけ熱心に読んでます(苦笑)。


ブックオフで250円以下の中古CDを買わずにレンタルCDで済ませる人が多いのもモノを増やしたくないからなんでしょうね。
電子書籍、音楽配信も便利なんでしょうが、やはり手許に置いておきたいという私みたいな人間は少数派になってますね。
デスクトップPCよりノートPC、最近じゃノートPCでも邪魔くさく、タブレットで済ませたいという人も増えてきてるように思います。モノ離れはますます加速しそうな感じです。
(後者の例で言えば、デスクトップのiMacを使っているのが私ですけれど・・・)

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