1999年5月に発売された製品です。
widditシリーズの製品で「ごついデザイン」が特徴的。
本体側面にストラップホールが4つもあるという凝った仕掛けもあり、パイオニアのループマスター(Loopmaster)やパナソニックのSHOCK WAVEシリーズの後追いという感じも。
時代的にトランスルーセント要素も加わっているのも興味深いところかと。
上蓋には "widdit" のロゴが大きく。
上蓋を開いた状態です。そこそこ大きく開きます。
電池ケースは上蓋を開けたところに。シールが貼ってあるところが電池ケースです。
(使用電池は単3電池2本です)
よく見ると右側面方向(写真奥側)に白いスイッチが見えますがそれは後述します。
上蓋を内側から。素材はポリカーボネートとABS。
小窓はポリカでしょうね。
このCDプレイヤーの最大の特徴はここかも。
上蓋のロック機構なんですが結構凝ったつくりになっています。
上蓋側は樹脂製ですが、本体側のツメは金属製。
底面側にもロック機構のパーツが回り込んでます。
本体の底面全体と上面四隅の白い部分は柔らかい樹脂が用いられています。(なので褪色しやすいというデメリットも。半透明や乳白色のG-SHOCKと似てますね。
上蓋ロック部と電池ケースをアップで。上蓋のロック用のツメが大きいってことがよくわかるかと。
操作部は左側から。
液晶は小さいけどESP(音飛び防止機能)やトラック番号、電池残量やBass Boostの状態がわかるもの。
本体左手前(液晶下)のスイッチ。
ESP(音飛び防止機能)とSOUND。
SOUNDは、OFF→Mega Bass→GROOVEとなってます。(低音強調)
本体右側の操作スイッチ。
上面側左から、停止、曲戻し、再生/一時停止、曲送りの順。
手前側面は同順にHOLD(スライドスイッチ)、音量小、音量大の順です。
左側面にはストラップを留める金具が2箇所。
この配色は初代iMac(1998年発売)の影響なんですかね、やっぱり。
右側面にはヘッドフォンジャックがあります。
(出力はヘッドフォン端子のみ。ラインアウト無し)
写真を撮り忘れましたが、右後方部(角)にDCジャック(DC4.5V)があります。
防水、防まつ仕様ではないのでヘッドフォンジャック、DCジャックともにカバー類はありません。
で、このストラップホール、コンパクトカメラ用のものがそのまま使えそうですが、取扱説明書ではこのように使うものだそうです。
肩から斜めがけかと思ったらウエストベルトでした。
AVLSとRESUMEスイッチが無い!と思ったらCD装着部の目立たない場所にありました。(取扱説明書より)
どちらもスライドスイッチです。
電池の持ち時間などの仕様も取扱説明書より。
純正のニッケル水素充電池利用の場合、ESP ONで8時間。これなら現在のニッケル水素充電池だったら10時間超えだと思いますんで十分な仕様かと思います。
で、この widdit シリーズの製品なんですが、カセットテープのWalkmanのサイトに紹介文がありましたので引用させてもらいます。
musical TIMEMACHINE
WALKMAN
~ウォークマン道へようこそ~
http://www.asahi-net.or.jp/~an4t-tkns/taro/walkman/1997.htm
PUNK-IIプロジェクトのウォークマン型成果
98年より、ソニーカジュアルオーディオに新シリーズが登場。これまでのビーンズ・MV1・SPORTSなどを含めたシリーズとして、、PUNK-II(パン・ツー)プロジェクトという名前がつきました。このPUNK-IIの特徴は、とにかくデザインにこだわったところで、他にCDウォークマン、ラジカセ、ラジオのほかにボイスレコーダなどもラインアップされました。
このシリーズの中でもさらにシリーズとして新たに「widdit(ウィディット)」が登場。ストリートファッションを意識したややハードなイメージで、ラジカセ、CDウォークマンはこのシリーズにラインアップされていました。そのウォークマン版がこのモデル。
ストリートファッションってことですから、やはりパイオニアのループマスターと起源は同じということのようですね。
ちなみに widditシリーズ第一弾は、D-5WDでした。
なぜか残ってるWebページ。
http://www.oqx1.jp/works/PUNK2/widdit/index_1.html
CD Walkman (not Discman!)をクリックすると第一弾モデルの紹介になってます。
http://www.oqx1.jp/works/PUNK2/widdit/d-5wd.html
「with it -(いつも一緒)」を合言葉に、音楽を手放さずに楽しみたい世代へ送る“widdit”モデル第1弾。本体とのコーディネートにこだわったネックバンド方式のヘッドホンを搭載し、注目度もアップ。またボディはJIS防まつ形で、グリップスタイルとメタルバックルを採用したタフ&クールな横向きデザイン。飛躍的なガード力を誇る 連続音飛びキャンセラーの搭載で、「手に持って歩く」グリップスタイルを実現した。
D-5WDは防まつ仕様なんですね。
日本のCD販売、ポータブルCDプレイヤーの販売数ともに全盛期という時代の勢いを感じます。
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