2011年12月31日

ポータブルCDプレイヤー(KENWOOD DPC-X517)

ケンウッドのポータブルCDプレイヤー、DPC-X517です。
2000年夏発売のモデルです。
ケンウッドのプレスリリース
http://www.kenwood.com/newsrelease/2000/press20000510.html


2000年発売のモデルということもあって、CD-Rにも対応(対応強化版)。
音飛び防止機能、D.A.S.C.は圧縮の40秒、非圧縮の10秒、OFFと選択可能。
光出力は無いけどアナログラインアウトはあるので便利。

DPC-X517には、CDの読みとり能力を高めた制御機構ワイドキャプチャーを採用、振動によるディスク回転スピードの変化が起こっても、より確実に音楽データを読みとります。また、音飛び防止メモリーに16メガの大容量DRAM「40秒SUPER D.A.S.C.」を搭載。最大40秒間の音楽信号を蓄えることによって、ピックアップ読みとりエラーをによる音切れを防止します。
※D.A.S.C.・・・Digital Anti-Shock Circuit


メーカーが「斬新」と言い切ったデザインはほんとに斬新。
デザインがちょっと変わっていて、右手で握って操作をということのようです。
上面に見えるのは奥から液晶、再生・一時停止スイッチ、停止スイッチ。



上蓋を開くには、右手前の青い部分を押すという操作。


この青い部分が蝶番になっていて、上蓋が左右方向に開くのかと思っているとそうじゃないという変わったデザイン。


逆方向から。
青い部分はアクセントになっているだけです。回転するようなデザインになってるけどただのアクセント。
HOLDスイッチ、音飛び防止機能D.A.S.C.のスイッチがあります。




操作部です。
左からバスブースト、リピート、ボリューム、停止スイッチ、曲戻し、アナログラインアウト、再生・一時停止、曲送り、REMOTEジャック、ヘッドフォンジャック、液晶という順です。



電源は、単3電池4本またはDCジャック(センタープラス、4.5~6V)です。




実際は電池を一列分、2本だけ入れても動きます。長時間再生のための電池4本仕様です。
(ケンウッドは外付け電池ケースじゃなく、内蔵しちゃえ派でした)

音飛び防止の切り替えが簡単なんで、クルマで音飛び連発したら圧縮40秒モード、それ以外だったら10秒の非圧縮モードにと使い分けできます。
コンパクトなモデルではないけれど、操作スイッチが大きいこともあってなかなか便利。

大晦日にIKEA

大晦日の午後という空いていそうな時間帯にIKEA新三郷へGo。
CD収納棚とかベッドカバーやら布団カバーなどなど購入。

三郷のIKEAは初めてだったけど、常磐道からだと近くて便利。
(北からだと三郷料金所のスマートICで下りてちょっと走行)







レジでいつも「買いすぎた」と思うのは何故?

で、買い物を済ませてからはいつものホットドック。





隣の席の子供がおいしそうにソフトクリームを食べていたんで、私も真似してソフトクリーム(50円)を食べました。(苦笑)


CD収納棚は以前紹介していたものを購入。2mぐらいの長さがありましたが、助手席を倒せば軽自動車でも問題なく入りました。CD棚の問題はこれで解消かな。(解消するとまた買うという連鎖がこわいけど)

往復は常磐道を使いましたが、往路はすいすい。反対車線が混んでたって感じ。
帰りは夕方のラッシュも無くすいすいと。
軽自動車だしETC割引もあったしで、高速代も安くてすみました。

アド・バルーン

冬の晴れ間にアド・バルーン。







Nikon D70 + AF-S18-55mmF3.5-5.6

メモ:SONYのBAイヤフォンはネックチェーン

SONYから発売になったBA型イヤフォン、タイの洪水で発売が遅れましたが量販店の店頭に並んでいるのを見てきました。
結構お手頃だったりして試しに買ってという人も多いのかもと。

カタログ、パッケージを読めばわかるんですが、ケーブルがソニーお得意のネックチェーン式なんですね。左右の長さが同じY字式に対し、u字式。
iPhone対応モデルだとY字式なんだけど、ケーブルが短い+マイクとリモコン付の4極プラグ。




ネックチェーンだと首の後ろに渡りケーブル(右ch用のケーブル)を通すので落下しにくい、ちょっとした脱着に便利だというのはあるんだけど、扱いにくいというのが残念な点。ケーブルが絡みやすいというのが最大の欠点かと。
(左右でケーブルの長さが違うんですけどぉ、という突っ込みもありそうですが)

シングルBAかデュアルBAのものを試してみようかなと思っていたんですが、「ネックチェーンかぁ」ということで撤退。

2011年12月29日

2011年に何を使って聴いていたのか(2011年振り返り:オーディオ編)

2011年の振り返り、今度はオーディオ機器についてです。

ざっくり言えば、「音楽ソフト>オーディオ機器」という一年だったなぁと思います。

震災で学生のときから使っていたスピーカが落下、ウーファが割れて・・・という悲しい出来事があったのも今年。(パイオニアのS-101Cというスピーカでした)

ポータブルCDプレイヤー集めも一段落したし(最近のオークション落札価格はちょっと高すぎだと思うのですよ)、ヘッドフォンアンプはLovelyCubeがメインで震災のとき以外はずっと通電したままのような状態。

DACはMATRIX mini-iを使い続けてますし、このへんの機材は昨年と変わらず。





CD棚が整理できたこともあって、CDというメディアをよく再生した年ではありました。

後半はCDプレイヤーの同軸デジタル出力からTDA1543のNOS(ノン・オーバー・サンプリング)DACに接続してという利用方法が多かったです。


また、クルマのダッシュボードにポータブルCDプレイヤーを設置して「買ったばかりのCDを聞きながら帰る」なんていうのも久々にやってみたりしたのもこの一年。やっぱり買ったばかりのCDを聞きながらというのは良いものですね。

CDというメディアが「そろそろ」という話もあるけど、いままでにリリースされた大量のソフトがあるというのはやっぱり強み。ハイレゾ音源でのリイシューも増えてはいますけど、聴きたいものがあるかどうかなんで、そっちは先送り。
DVD-AudioやSACDハイブリッド盤が増えたこともあって、安価なDVD/SACDプレイヤーを導入しましたが、積極的にCD以上のものを買っているわけではありません。

アンプはデジタルアンプを増やしてみたものの、S.M.S.L.のSA-36がメインなまま。年末に出たステレオ誌の「付録デジタルアンプ」はもちろん入手しましたが、これで遊ぶのは年が明けてからになりそうです。

ヘッドフォンでは、ベイヤーのDT-990PROの利用頻度が高いです。これもっと早く買っておくべきでした。夏はGRADO、秋以降はDT-990PROという感じ。
イヤフォンの出番が少なくなり、寝るときにUltimate Ears 100を使うことが多いです。出っ張りが無いデザイン、刺激の無い疲れない音なので睡眠導入用には最適。(音で選ぶなら上位モデルの200がおすすめ)



2011年に何を聴いていたのか(2011年振り返り:音楽編)

今年を振り返ろうということで、まずは、自分が今年何をよく聴いていたんだろうかという話から。


リアルタイムの、2011年にリリースされたアルバムもそれなりに買って聴いてました。

ノエル・ギャラガーのソロ、ウィルコの自主レーベル第一弾、「元The Time」のオリジナル・セブン名義のアルバム、バングルス久々の新作、ブライアン・ウィルソンの新作、ビーチ・ボーイズ「幻のアルバム」スマイルが本当に出ちゃったとかいろいろありました。(スマイルはリアルタイムなんだかタイムスリップなんだか微妙ですが)


ノエル・ギャラガーのソロアルバムは思っていた以上に良かったですね。あー、これこれ。そこです、というツボ。熱心なオアシスリスナーじゃなかったけど、今回のアルバムは久々に良かった。

ウィルコの新作は「いろんなウィルコ」が入っていて、この一枚からウィルコを聴き始めるというのは幸せなことかもなどど。

オリジナル・セブンという名前で出した「元タイム」のメンバーの新作は今年プリンスの新作が出なかったこともあってよく聴きました。

バングルスは期待してなかったんだけど、良くてびっくり。1980年代の「マニック・マンデー」(プリンスの提供曲!)のあのバンドがオースティン・パワーズのサントラで再浮上して、今年のアルバムで第二の全盛期って感じ。

ブライアン・ウィルソンは毎年のように新作がリリースされてますが、昨年のガーシュインカバーに続き、ディズニーカバー。自分の原点を振り返るかのようなアルバムリリースでうれしい限り。2004年の「スマイル」でもそうでしたけど、「失われた期間」を取り戻すような活躍。来年も期待しちゃいます。

ビーチ・ボーイズの「スマイル」は、2枚組のものを買いました。90年代にも「スマイル」を発売するよって広告が出たことがあったけど結局リリースされずというのを経験しているので本当にリリースされるのか最後まで不安でしたが、本当にリリースされました。「スマイル」の楽曲の一部はすでにリリースされたアルバムにちょっとずつ入っていたり、「断片」はボックスセットで聴いたりしていたのだけど、ビーチ・ボーイズの「スマイル」として通しで聴くとやっぱり複雑な感じ。ブライアンの「スマイル」を参考にしているんで、アルバムの完成度はそっちがずっと上です。結局は未完成のアルバムだったのだなということがよーく理解できました。

他にベイルートの新作(前作を聴きまくったせいか、前作に及ばずの感)、ドラムスなどブルックリンをベースに活動するミュージシャンのアルバムも聴いてました。

フィル・スペクター関連作のリイシューもありがたかったけど、イギリスACEはすごい発掘をしてるし、過去音源のリイシューはどんどんやって下さい。お願いしますという感じ。(すでに多すぎてフォローできないぐらいですが)






CD棚が転倒、CDソフトケースへの移行、棚に余裕がということで、CDを買いまくった一年だったなと思います。ブックオフでのCD価格の「異変」があったり、CD WOW!でより安くCDを買うようになったこともこの一年の出来事。


写真のブルーベルズやオレンジ・ジュースを久々に聴き直してはまったり(オレンジ・ジュースはボックス買いました)、1990年代の「ブリットポップ」を今頃になって聴き始めたりというのもこの一年。特に「ブリットポップ」の一連のアルバムはとても安く購入できることもあってずいぶん買いました。
(勝手に「ブリットポップ」で盛り上がっていたらノエル・ギャラガーのソロが出て、再度ループ・・・という流れ)

2010年代になって1980年代や1990年代の音楽をじっくり振り返ってますけど、冒頭に書いていた今年の新作も1960年代から90年代から活動してた人ばかり。そういう意味では外れてないのだなと思ったりして。





2011年12月28日

昔ながらの「蔵」

手入れされた植木に白い土蔵。


赤いコーンが邪魔ですが、アクセントになったかな。

宮城県北部内陸では3月11日の大きな地震(震度6強)でこのような土蔵はどこも被害が出てますが、関東だとこういう昔からの土蔵も元気なんですね。
ほっとしました。

2011年12月25日

WINE - VISTAÑA チリの白ワイン (2)

「やまや」で買ってきた398円の白ワイン。
VISTAÑA SAUVIGNON BLANC(ヴィスターニャ・ソヴィニヨン・ブラン)が自分の中で「大当たり」だったんで、そのシリーズで買ってみました。

VISTAÑA CHARDONNAY(ヴィスターニャ・シャルルドネ)
ボトルの色が違ってますけど、白ワイン。


中辛口とのこと。


口の中がぴりりとする感じもあって、独特な感じ。(ちょっとの種類しか飲んでませんが)
中辛口でもいいのかもと思った一本。
ふわっとした味では以前紹介した「VISTAÑA SAUVIGNON BLANC」が良い感じ。

ブドウの種類が違うってことなんでしょうが、樽とか酵母みたいなパラメータも違っているんでしょうね。

2011年12月24日

任天堂 ゲームボーイカラー と ゲームボーイアドバンス 追加

ゲームボーイカラーの持ってない色を入手。

まずはゲームボーイカラーのクリアパープル。
薄い紫なんで「下品な感じ」ではなかったです。



続いて、レッド。


イタリアンレッドみたいな赤じゃないんですね。
紫っぽいというかなんと言うか。
(絵の具の赤に何を足した感じだかすぐ出てこなくなってます・・・)
これでゲームボーイカラーはパープルを入手すれば全色揃います。

ゲームボーイアドバンスはピンク。


透明に薄いピンクなんで「ファンシィ」な感じ。
電池もゲームカセットも丸見えです。


ゲームボーイアドバンスでは省略されてしまったヘッドフォン出力があるんで重宝します。




参考
任天堂 ゲームボーイカラー
http://www.nintendo.co.jp/n02/dmg/hardware/color/index.html
任天堂 ゲームボーイアドバンス
http://www.nintendo.co.jp/n08/hardware/gba/index.html

輸入盤か日本盤か - CDの収録時間と集中力

CDの収録時間、「買う時」はたっぷり入っていた方が「お得感」があったりします。

中古CDの場合、ボーナストラック入りのCD(国内盤)とボーナストラック無しのCD(輸入盤)が同じ値段だったりすると悩みます。
  • マスターの「鮮度」では輸入盤の方が上かもしれない。(デジタルデータだから関係無いとも言えるけど、ミックスダウンした音源の処理が異なるんだから差があって当然)
  • 上の内容の続きですが、CDのマスター制作時の処理はオリジナル(輸入盤)の方が安全性重視の日本盤よりよいかもしれない。(アナログ盤ではカッティングに該当する部分)
  • ボーナストラックはアルバム構成を無視した存在なんで邪道という見方も。(R.E.M.とかはボーナストラック否定派、Beckは日本盤に大盛りでミュージシャンによって違いますね)
  • メディアとしての品質は日本盤の方が良さそう。
  • 日本盤には対訳が付いていたり、ライナーノーツが付いていたりとお得度が高い。
  • ボーナストラックはやっぱりうれしいもの。他の入手方法が無い曲だったりすることも結構あるし、ボーナストラック大歓迎。

まぁ、日本盤か輸入盤かという議論はいろいろあるけど、私としては上の内容で「葛藤」してます。
(「輸入盤」でも生産国を細かくチェックする人もいるでしょうし)


トータル38分のCDと70分のCDが同じ値段、後者の方が安い場合もあります。
曲数が多いから高いのは国内盤と輸入盤の違いみたいなものを別とすれば、曲数と価格は比例関係にはなってません。ボーナストラックが多いほどうれしいというのは更にお得度向上って感じ。


新譜、新品で買う時はよっぽどの差が無い限りは輸入盤です。(Beatlesの「再発」なんかも含め)
日本盤だけボーナストラック大入りの再発盤の場合は日本盤を選びます。(ストロベリー・スウィッチブレイドのCDのように)

悩むのは、中古CDの場合です。
同じ価格であれば、基本的にボーナストラック入りの日本盤を選ぶようにしてます。輸入盤250円、日本盤500円という差だと、お気に入りミュージシャンであれば日本盤かもしれませんが、たいていは安い方。(ほんとに気に入っているミュージシャンであれば新品購入してますし)


買ってから思うのは、ボーナストラック入りのCDとボーナストラック無しのCDを通しで聴くときの集中力の違い。

一枚の収録時間が長ければ長いほど「冗長」に感じ、途中で停止したくなります。
私の場合、60分を越えるようだと「長いな」って感じます。
ボーナストラック抜きで50分未満のものだと一気に聴くことができてリピート再生しても苦じゃないんですけど、この分岐点が60分前後にあるみたい。


アナログ盤の場合、片面20〜25分程度でしたんで、そのぐらいで一息ついて次の面という流れがあったんですが、CDになってからは通しで70分というものが結構あってさすがにくたびれます。

パンクとかだとアルバム収録曲数は普通だけど曲が短いから40分未満なんてアルバム結構ありますからね。一気に聴け!みたいな感じ。



今年リリースされたアルバムでは、Peter Gabriel(ピーター・ゲイブリエル)の "New Blood" がまさにそれでした。オーケストラを入れたセルフカバーアルバムで、知っている曲がほとんどだし、アルバムとしては気に入っているんですが、長い。

最初は1枚モノのCDを買ったんですが、何度も繰り返して聴くのが「苦痛」に感じるようになり、Vo抜きのインストゥルメンツのCDが入った2枚組を買い直したほど。
ボーカル抜きであれば、流して聞くこともできるんで、最初から2枚組の方を買っておけばよかったと思った次第。
集中して聴いていることができる時間には限界ってものがあるよなと思ったわけです。

iPodやiTunesで再生するときはどんどんスキップして聴いてしまいますが、CDプレイヤーで再生するときは基本的に最初から最後まで通しで聴くんで「集中力」が要るなと。
スピーカで再生しているときよりもヘッドフォンで再生している方が「集中力」が必要だなと。

まぁ、そんなこと思いつつCDをCDプレイヤーでちゃんと聴いているのでありました。


NYCTaperの2011年振り返り

すっかり年末モードで、どこも2011年を振り返る特集が多いですね。
NYCTaperでも以下のように、2011年のライブ音源を振り返ってます。

NYCTaper Top 25 Concert Moments of 2011: MP3 Downloads and Streaming Songs
http://www.nyctaper.com/?p=8306



1. Sonic Youth – “Inhuman” (Williamsburg Waterfront, August 12)
2. The War on Drugs – “Arms Like Boulders” ( Bowery Ballroom, January 8 )
3. Deerhunter – “Flourescent Grey” (Webster Hall, August 23)
4. Cass McCombs – “County Line” (Bowery Ballroom, May 12)
5. The Psychic Paramount – “Ddb” (Union Pool, July 26)
6. The Smashing Pumpkins – “Muzzle” (Terminal 5, October 18)
7. Low – “Witches” (Bowery Ballroom, April 27)
8. Screaming Females – “Lights Out” (285 Kent, November 5)
9. Lucero – “Across the River” (Mercury Lounge, July 23)
10. Godspeed You Black Emperor! – “World Police and Friendly Fire” (Brooklyn Masonic Temple, March 16)
11. Yo La Tengo feat. David Byrne – “Thank You For Sending Me An Angel [Talking Heads]” (Maxwell’s, March 23)
12. Destroyer “Kaputt” (Webster Hall, April 3)
13. The Antlers – “Putting the Dog To Sleep” ( Knitting Factory, May 8 )
14. Wye Oak – “The Alter” (Rock Shop, January 27)
15. White Fence – “Baxter Corner” (Bowery Ballroom, August 13)
16. Family Band – “Again” (Backyard Brunch Sessions, July 23)
17. Blitzen Trapper – “Good Times Bad Times [Led Zeppein]” (Maxwell’s, December 9)
18. Bill Callahan – “Say Valley Maker” (Bowery Ballroom, July 12)
19.  The Hold Steady – “How A Resurrection Really Feels” (Beekman Beer Garden, September 17)
20. Fucked Up – “Running On Nothing” (Warsaw, November 15)
21. Tristen – “Doomsday” (NYCTaper CMJ Day Party at Cake Shop, October 21)
22. Jessica Lea Mayfield – “Run Myself Into the Ground” (Glasslands, November 17)
23. Archers of Loaf – “Dead Red Eyes” (Music Hall of Williamsburg, June 25)
24. Guided by Voices – “Don’t Stop Now” (McCarren Park, June 18)
25. Mountain Goats – “This Year [with Craig Finn]” (Bowery Ballroom, March 28)

一位はソニック・ユースでした。これは直後にダウンロードしてライブラリに追加して聴いてますが、大御所なのにフリーでライブ音源を配信しちゃう姿勢は素敵。

とにかく毎週何本もニューヨーク近辺で行われたライブを(もちろん許可を得た上で)録音、配信してしまうパワーはすごいなぁと思います。
ダウンロードしないでいたものも結構多いんで、これからいろいろ試します。

iVolume 3.6.5がリリースされてました

iTunesで管理しているファイルの音量調整をしてくれる、iVolumeが久々にバージョンアップ。






http://www.mani.de/en/ivolume/history.html

iVolume 3.6.5, 12/22/2011
• Compatibility: Fixed various issues that happened in special cases:
Fixed slow checking caused by FileVault 2 and Time Machine.
Fixed “write protected” errors with iTunes 10.5 and OS X 10.7 Lion.
Fixed “decoding” errors on Windows.
Fixed scrollers on OS X 10.7 Lion.
Fixed graphical glitches on Windows.
Getting immediate feedback of volume change in iTunes again.
Ignoring iCloud tracks that are not downloaded.
• Localization: Added Spanish translation.
• Convenience: Added Genre column.
• Service: Added newsletter subscription.

起動時に更新チェックされると思います。(うちのiMacではそうでした)
開発元からのお知らせメールを受け取る設定ができるようになってました。

私のiMacはMacOS X 10.6.x (Snow Leopard)のまんまなので、Lionで出ていたような不具合も無かったんですが、バージョンを上げました。

関連

iTunesで管理している楽曲の音量調整(iVolume)
http://tiiduka.blogspot.com/2009/09/itunesivolume.html
近況 CDの再リッピングやらiVolumeでの音量調整やらブックオフのセールやら
http://tiiduka.blogspot.com/2011/08/cdivolume.html

2011年12月22日

RCRD LBL の "Best of 2011" プレイリスト

今年は年間ベストものが多いようで、毎日新曲を配信している RCRD LBL でも各選者別に "Best of 2011" というプレイリストを配信しています。

http://rcrdlbl.com/genre/best%20of%202011



サーバー(Amazonクラウド)の処理のせいないのか、何度かダウンロードに失敗、ようやく成功という感じですが、もうちょっとしたら安定してダウンロードできるのかな?

2011年12月21日

Urban Outfitters - Features - Top Albums of 2011

Urban Outfittersは毎週、フリー音源の配布を行っていますが、2011年のまとめとして22曲入りのプレイリストを配布しています。

Features - Top Albums of 2011
http://blog.urbanoutfitters.com/features/best_music_of_2011





128kbpsという低ビットレートですが、いろんな曲を楽しめます。

2011年12月17日

Sam Coole - RCA Albums Collection

年末に掛けてボックスセットをあれこれ入手してますが、サム・クックのRCA時代のボックスセットも出てたんでポチッと。



ほとんどのアルバムはリイシュー盤で入手済だと思ってましたが、8枚組のこのボックスセットはなかなか入手できないアルバムも含まれているのでお薦めです。

1962年リリースの "Twistin' the Night Away" は学生時代にアナログ盤で入手して愛聴していたもの。
久々に聴きまくってますが、やっぱり良いですよ、これ。
サムクックについてはゴスペル歌手といしての時代と、ポピュラー音楽としての時代があるんですが、私は後者が大好き。

全部で8枚組という重量級のボックスセットですが、すでにリイシューされたCDを持っているという方だと重複が気になるところですが、このボックスセットじゃないと聴けないアルバムも多いので、サム・クックに興味があるなら、このボックスセットを買えば(ゴスペル時代を除けばけ)文句なし。

落ち込んでいるようなときにサムクックの音楽で気分を紛らわすことができてます。感謝。




CD WOW!だと3800円と安い!
http://www.cdwow.jp/CD/sam-cooke-rca-albums-collection/dp/23602263

2011年12月16日

WINE - KAARA チリの白ワイン

「やまや」で買ってきた398円の白ワイン。
KAARA SAUVIGNON BLANC(カーラ・ソーヴィニヨン・ブラン)






以前、店頭で見てラベル買いしてもいいかなと思っていたもの。

辛口です。完熟した〜という説明がありますが、同じ398円のチリワインでもVISTAÑAのようなフルーティさではなく、VIÑAPEÑAに近い味。
舌がぴりっと味を感じるぐらいの辛口でした。

これだったら298円のVIÑAPEÑAを買った方が良いかなと。
中辛口ぐらいのものが自分の好みなのかなと思ったワインでした。

2011年12月14日

スタックスの「資本提携」でついて思ったこと

スタックスから公式のプレスリリースが出ましたね。

漫歩者股份有限公司との業務資本提携に関するお知らせ
http://www.stax.co.jp/Pdf/KAKUI_20111212.pdf

 当社は創業以来静電型イヤースピーカーの製造、販売を営んでおりますが、長期に亘り 事業を継続する為、また売上の拡大並びに恒常的黒字体質を確立するため、提携先を模索 して参りました。
 今回の業務資本提携先の「漫歩者」は、主に中国に於いてマルチメディアスピーカー、イ ヤホン、自動車用音響機器を製造販売している企業であります。 今回の業務資本提携により、「漫歩者」の経営ノウハウが当社の経営改善に大きく寄与する と考えておりますが、同時に「漫歩者」は当社のブランド力を高く評価しており、今後は両 社共同による商品開発等に取り組んでいく計画です。但し所謂イヤースピーカー、ドライ バーユニットの生産は、今後も今まで通り日本国内にて生産して参りますのでご安心ください。
 もともと当社は海外に於いても高い知名度を有しており、今回の業務資本提携が、厳し い市場環境を乗り越え、今後の事業継続維持のみならずさらなる発展の為、財務基盤の強 化、経営の刷新、信用力の補完に大いに寄与するものと考えております。


週末出たに日経からの情報でいろいろな「憶測」がなされていますが、スタックスとしては上記のお知らせで「安心してくださいよ」ということですね。




どこの国の資本が入って・・・というのは投資家じゃない私にとっては「なるようにしかならないもの」。
過去に luxman が韓国資本、現在は中国資本になっているけど誰も気にしてませんよね?
過去に DENONとマランツが外資系ファンドがって話も同じですよね?日本コロムビアの工場を継続して使ってオーディオ機器を製造しているようですし。

今回のことで実感したのは、国内同業メーカには余力が無いんだなぁということ。
「ヘッドフォン・ブーム」って言われているけど、どこも大変なんだろうなということ。
実際に売れているのは低価格モデルのようですし、ULTRASONEやゼンハイザーがプレミアムモデルを作っても実際に買うのは一部の層。
今年のオーディオテクニカの記念モデルが中途半端な位置づけのモデルだったり、昨年のDENONの記念モデルが微妙な位置づけだったりするのが物語っているように思います。

2011年12月13日

iTunes10.5.2 - アートワーク処理以前と同様に。ディエンファシス処理も同様に

iTunes 10.5.1 - アートワーク処理の仕様変更?」と題して、アートワーク処理が不便になったことを書きましたが、今日リリースされた iTunes 10.5.2 では「不具合」が解消されていました。



はい、この通り。



10.5.1から10.5.2へのアップデート内容は以下の通りです。


http://support.apple.com/kb/DL1427?viewlocale=ja_JP
iTunes 10.5.2 では、iTunes Match の機能が向上し、特定の CD の再生時または読み込み時にオーディオに歪みが発生する問題が解消しました。
iTunes 10.5.1 では以下の新機能も追加されています:
• iTunes Match。 CD から読み込んだ音楽を含め、ミュージックライブラリ全体を iCloud に保存して、iPhone、iPad、iPod touch、コンピュータ、または Apple TV でどこにいても好きなときにコレクションを楽しむことができます。
• iTunes in the Cloud。iTunes で購入した音楽およびテレビ番組は、iCloud に保存されるため、お使いのデバイスで、いつでも、どこでも、楽しむことができます。しかも無料です。
• 自動ダウンロード。デバイスやコンピュータから音楽を購入すると、その音楽のコピーがお使いの Mac、PC、および iOS デバイスに自動的にダウンロードされます。
• 以前に購入した項目をダウンロード。過去に購入した音楽、テレビ番組、App、およびブックを無料で再度ダウンロードできます。以前に購入した項目が iTunes Store にない場合は、ダウンロードできない可能性があります。
• iOS 5 搭載の iPhone、iPad、および iPod touch と同期。
• Wi-Fi で同期。同じ Wi-Fi ネットワーク上にある場合は、お使いの iPhone、iPad、または iPod touch を iTunes といつでも同期できます。
このアップデートのセキュリティコンテンツについて詳しくは、support.apple.com/kb/HT1222?viewlocale=ja_JP を参照してください。


「特定のCDの再生時または読み込み時にオーディオに歪みが発生する問題」というのは、プリエンファシスの掛かったCDを再生、リッピングする際の問題解消のようです。
(ディエンファシスしなくなっていたものをするように対応)


ONKYO DAC-1000でも当初はプリエンファシスされたCDに未対応→アップデートで対応となっており、「うっかり忘れてしまう」ものなんでしょうかね。

参考
オンキヨー株式会社 お知らせ
プリアンプ「P-3000R」、D/Aコンバーター「DAC-1000」ディエンファシス機能の追加について
http://www.jp.onkyo.com/news/information/topics/20110401_emphsis.htm

2011年12月12日

言ってるそばから - 近所のCD併売書店で100円盤を

近所のCDも扱っているという書店で半額セール継続中だったんで棚を一回り。
日本盤のCDがほとんどで、長期在庫のものが多いです。
CDコーナーを縮小するための在庫処分という感じ。
さすがに対象はすべてではなくて、ちょっと新しめのものは除外品。

日本盤CDの半額だけじゃなく、日焼けしたようなものだと100円コーナーに入れられてました。
以前は店内入口のワゴンに入ってたものじゃないかなと思いつつ、あれこれ買ってきました。




もしかすると持ってるかもと思っていたも2枚、やはり持ってました。(苦笑)
2名目の写真の両端は重複買いです。

一枚ずつ吟味して買ったCDは買った店とか細かいことを覚えているもんですが、まとめて買ったものだとジャケットをよく見ることも少なく、どうしても重複買いになってしまいます。まぁ、記憶力の問題でもありますが。

1997年前後のものばかり。一番CDが売れていた時代のもの。
「洋楽」では「ブリットポップ」やら「オルタナティブ」など1990年代になってから作られた「ブーム」や「ジャンル」の音楽。

100円という価格設定は店からすれば大きな損なんでしょうが、いつまでも置いておくのも・・・・ということなんでしょうがそれにしても通販中古店みたいな値付け。
これだけでは心苦しかったけど、めぼしいものは無く、棚のCDを見ながら同じミュージシャンのCDをまとめたりと並び替えをしてきただけです。

2011年12月11日

ロック名盤・レコード&ビデオ・ガイド -立風書房発行 1985年刊

「ロック名盤・レコード&ビデオ・ガイド」 という書籍、今みたいに情報が豊富、リイシュー盤が豊富じゃなかった時代に活用させてもらった一冊です。


立風書房発行、1985年刊、定価2500円。




1980年代半ばに発行されたこともあってか、カバーに使われているアルバムは80年代のアルバムが多いです。
左上右に Talking Heads, Sex Pistols, David Bowie, Rolling Stones, Prince, Culture Club, Michael Jackson, Beateles, John Lennon & Yoko Ono, Eurythmics, Iron Maiden, Billy Joel, The Cars・・・
ドラマ「グリー」で再ヒットしたJourneyのアルバムも見えますね。

今だとミュージック・マガジン社発行の別冊やクロスビート誌の別冊が似たようなものになるのかな。

1985年発行の書籍ですが、入手したのは1986年になってから。1986年4月か5月にNHK-FMのピーター・バラカンさんの番組で Steve Winwoodの新アルバムリリースにあわせ、"Traffic特集" をやったあとなんで、1986年の夏に買ったはず。

当時の情報源は、FM情報誌(FM fan)とミュージック・マガジン、ロッキング・オン、(コンパクトサイズの頃の)宝島あたりの雑誌とFM番組。
今と違ってミュージシャンのアルバムを列記しようと思ったら、レコード屋さん常備の分厚いカタログ冊子か雑誌の特集記事(今みたいに充実してないけど)、雑誌広告に頼っていたのがその時代。

情報に飢えていたんでしょうね。
こういうガイドブックがあるとは思っていなかったんでアルバム1枚分の値段だったけど買った日は結構興奮して読んでいた記憶があります。

通っていた中古レコード屋に置いてあった「ミュージック・マガジン」、誌名変更前の「ニュー・ミュージック・マガジン」のバックナンバーを(食費を浮かせて)買い漁ってました。
おかげで購読し始めた1985年以前のもの、1980年1月号の「ミュージック・マガジン」となった最初の号からバックナンバーを揃えたし、それ以前の「ニュー」が付く誌名の号もある程度まとめて読むことができたのはその後の話。

今では大御所バンドのU2は「アイルランドのニューヒーロー」というコピーが付いてます。
この時点では3枚+ミニアルバム。この頃はU2をリアルタイムで聴いてたのを思い出します。



「沼」に沈む要因の一つ、Steve Winwood のアルバムだとこんな感じ。Traffic時代から始まり、Brind Dace、ツトム・ヤマシタの "Go"、ソロ作へと結構細かく紹介されてます。





"Back In The High Life" は1986年リリースだから掲載されてません。
Talking Back To The Night"まで。



Blind Faceのとこには鉛筆で当時のレコード番号を書き足してますね。入手したアルバムには丸を付けたり、欲しいものはとにかくジャケットを覚えて中古レコード屋へという感じ。

CDソフトケースでお世話になっているフラッシュ・ディスク・ランチの広告が入ってました。
リストの申し込みは切手同封の上でというのが当時のルール。
東京の電話番号が1桁増えたのもこの後ですね。(03-3桁-4桁 でした)


Edselでリイシューされた Sly & The Family Stone の "Fresh" を通信販売でどきどきしながら買ったことを思い出します。

今と比較すればとにかく情報が少なかったから自分でせっせと情報収集してました。
このような本は稀で、雑誌、FMラジオ、数少ないテレビ番組などなど。
友人との情報交換で、今月自分はこれを買うから、友人はこっちでみたいな分業も。

FM番組は当然ながらNHKと民放1局(しかも全国展開中みたいな時代)だったから録音して何度も聴き直し。カセットデッキ2台を駆使してダビングしたり。
東京FM系の山下達郎氏の番組みたいなのが2時間枠で毎週帯番組として存在してたというと言い過ぎかな。でも当時のNHK-FMは平日夕方の「軽音楽をあなたに」、夜11時の「クロスオーバーイレブン」、夜10時台は坂本龍一氏だったり、ピーター・バラカンさんだったり日替わりパーソナリティの番組があったりという時代。

なんであんなに熱心に音楽に向き合っていたんだろうか、なんであんなに音楽を読んでいたんだろうか。
情報が多い今だったら検索すればほとんどの情報を得ることができるし、YouTubeで音楽を聴くこともできちゃう時代。
ワーナー・パイオニアからForever Youngシリーズで2000円(消費税導入以前)の低価格リイシューCDが登場。
Beach Boys の "Pet Sounds" を東芝EMIがフライングでCDリリースしてすぐ廃盤になったりとかの混乱もこのあたり。(Beatles の "Abbey Road" 以外にも「やっちゃってます」)

アルバム1枚の値段はその後「物品税」が廃止され「消費税」が導入となって値下がり。
渋谷にHMVの1号店ができて輸入盤を扱う「大型店」が増えたのはその頃から。


今では輸入盤の新譜価格が1500円以下というのが「当たり前」になり、中古CDはブックオフに代表されるチェーン店ができて250円とか500円で「名盤」を買うことができる時代。
(先日はブックオフでビートルズの「赤盤」と「青盤」の旧日本盤を各500円で入手。旧リマスターの Beatles "1"は250円棚ですし)

『デフレだから』と言えばそうなんだけど、アルバム1枚に接する機会も『デフレ』に連動してしまっているようで、そこがなんとも残念。中古CDが安いことは本当にありがたいです。でも、そうしなきゃ売れないということの裏返しなわけで。(売るときがあるのかわかりませんが二束三文なんでしょうね)

濃淡あれど継続して聴きたい聴いていたい音楽が常にあるというのは幸いなことなのか不幸なことなのか。音楽を再生する機器をあれこれ変更して、現状はCDプレイヤーからデジタル出力でTDA1543のノン・オーバー・サンプリングDAC(NOS-DAC)につなぎ、デジタルアンプにフルレンジスピーカという時代に逆行するような使い方をしているし、音楽、オーディオともにいろんな「ムーブメント」「ブーム」があったけど、自分の立ち位置ってそんなに変わらないもんだなと思ったり。




WINE - VISTAÑA チリの白ワイン

やまやで買ってきたワイン。
298円から100円増しの398円のものを買ってみました。




チリのワイン、VISTAÑA SAUVIGNON BLANC(ヴィスターニャ・ソヴィニヨン・ブラン)
この前「この白ワインは「すっきり辛口」で良さそうだったけど」と書いていたもの




298円のスペイン産白ワインと比較してですが、「トロピカルフルーツを思わせる甘酸っぱい香りが特徴的な爽やかでフルーティーな」というラベルの表記の通り。
(やまやはワインの取扱いが多いだけでなく、こういうとこもていねいだなと思います)

フルーティーなんて言葉、なかなか使うことがありませんが、このワインを呑んだ瞬間に浮かんだのがこの言葉。

100円多く出して398円でこの味なのかと驚きました。
500円クラスになるとどうなるんだろうかと興味津々。

2011年12月10日

消化映画 - 「17歳のカルテ」(1999年)

図書館で借りてきたDVDで視聴。
予備知識、先入観無しで見始めたら観ている側が混乱してしまったという映画。

17歳のカルテ - goo 映画
http://movie.goo.ne.jp/contents/movies/MOVCSTD1456/index.html
60年代末、多感な少女が精神病院で体験した心の葛藤と友情の物語。監督は「コップランド」のジェームズ・マンゴールド。脚本はスザンナ・ケイセンの原作を基にジェームズ・マンゴールド、リサ・ルーマー、アナ・ハミルトン・フェランが執筆。撮影は「トゥルー・クライム」のジャック・N・グリーン。音楽は「フェリシアの旅」のマイケル・ダナ。出演は「オータム・イン・ニューヨーク」のウィノナ・ライダー(製作総指揮も)、「60セカンズ」のアンジェリーナ・ジョリー他。

1960年代後半のアメリカが舞台ということで、冒頭からサイモン&ガーファンクルの "Bookends" 、アストラッド・ジルベルトの「イパネマの娘」などが流れてきます。
予告編でも音楽が効果的。



「精神病院」を舞台にした映画といえば、ジャック・ニコルソンの「カッコーの巣の上で」が有名で、私も好きな映画なんですが、それの女性版?と思って見始めたというのが実際のところ。
「カッコーの巣の上で」で描かれていた病院の怖さみたいな部分もちらっとあり。
ウーピー・ゴールドバーグが性格俳優として良い演技。この映画でアカデミー助演女優賞を受賞したアンジェリーナ・ジョリーも良かったけど主演のウィノナ・ライダーが好演。(日本では「17歳」という邦題のせいで損をしてると思う)

前半は結構戸惑う映画でしたが、後半一気に進みます。


予告編では使われていなかったけど、強く印象に残るのは、ペトゥラ・クラークの「恋のダウンタウン」(Downtown)ですね。トニー・ハッチ作曲のフレンチポップ風の名曲なんですが、これからはこの映画とセットで記憶しちゃいそう。



http://ja.wikipedia.org/wiki/恋のダウンタウン
歌詞の内容も“疲れた時にダウン・タウンに行ってみれば、必ず元気をもらえるわ。ダウン・タウンはあなたを癒してくれるはずよ”というもの。
この曲がぴったりの映画だなと思った次第。




サウンドトラックは見つけたら迷わず入手しようと思います。


消化映画 - 「シンドラーのリスト」(1993年)

図書館で借りてきたDVDで視聴。
DVD2枚組。

シンドラーのリスト - goo 映画
http://movie.goo.ne.jp/contents/movies/MOVCSTD12035/index.html
第二次大戦下、1200人のユダヤ人をナチスの虐殺から救った実在のドイツ人実業家の姿を、ドキュメンタリー・タッチで描いた大作。第66回アカデミー賞では最優秀作品賞・監督賞ほか、7部門を受賞した。トマス・キニーリーの同名ノンフィクション小説を「レナードの朝」のスティーヴン・ザイリアンが脚色し、「ジュラシック・パーク」のスティーヴン・スピルバーグが映画化。
映画が公開される前から話題になっていて、作品としては知ってる映画でしたが、ちゃんと視聴したのは初めて。重いテーマなんで借りてから放置、返却期限が迫っていたのでようやく観たというところ。

モノクロームの映像でポイントとなるところだけカラー。
とてもお金を掛けているなという点はさすがスピルバーグ作品。
映画の元になった話については、実際のシンドラーはこういう人だったみたいな話も出ていることは知っているけど、人物を扱うものなのでこっちから見たらこう、そっちから見たらそうじゃないというのは仕方が無いんだろうなと思います。

違和感を感じたのは、セリフが英語なところ。ドイツ語であるべきところが英語なので違和感を感じました。ドイツ兵同士の会話、ドイツ兵が命令するような場面ではドイツ語セリフだったりして「うーん」と
。「善と悪」というわかりやすい見せ方なんだけど、前述の通り、シンドラーという人にも善の面と悪の面があったと思うのですよ。この映画では善の部分だけ。
「善と悪」という対立構図じゃ宗教じゃないかと思ったけど、この映画はユダヤ教徒とナチスドイツを描いた映画なわけで、そういう意味ではそのままなのかなとも。

DVD2枚組で1枚は特典DVDだと思ったら続きが入ってました。
長時間の視聴だったけど一気に観ることができる「見せ方」、最後まで冷や冷やが続く「見せ方」はさすがだと思います。

何度も観たいか?と言われたらNo。一度は観ておいた方が良い映画だと思います。

映画「プライベート・ライアン」の冒頭シーン(上陸時のシーン)のように『戦争仕掛けたくて仕方無い人』に無理矢理にでも見せたい映画ではないけど。
祖父が傀儡国家の高級官僚で戦後首相になり、本人も首相になったというあの方に無理にでも見せるべきなのはプライベート・ライアンの冒頭シーン。「シンドラーのリスト」では通じないと思うので。


2011年12月9日

Difford & Tilbrook

以前、コメントでお薦めしていただいたアルバム。
k.d さんのコメント...
すでに持っているかもしれませんがスクイーズ関係では
アルバム「Difford&Tilbrook」がわたしは好きです

持っていなかったので入手しました。


2006年のリイシュー盤でした。
バーコードの箇所にパンチしてあるから、アナログ盤で言うところの「カット盤」なのかな。

1984年リリースなんで音づくりも80年代しているんですが、スカスカの音じゃなくしっかりした音。
2006年リリースのCDだからなのか、1984年リリースのものと同じなのかはわかりませんが。

#追記
私の入手したCDは、2006年にHip-O Selectからリリースされたものです。
Hip-OのカタログではSOLD-OUTになっていますが、ここにアルバム情報がありました。


で、音楽としてはツボでした。感謝。

Difford & Tilbrook
http://en.wikipedia.org/wiki/Difford_%26_Tilbrook_(album)

スクイーズの解散直後に制作されたアルバムで、ギターポップ好きにもお薦めの「ニュー・ウェイヴ」という感じになるのかな。
XTCとか好きな人なら気に入ると思う一枚です。

1984年にリリースされた "Difford & Tilbrook" というアルバム、Amazon.co.jpでは高値になっていたんでAmazon.comのマーケットプレイスで購入しました。
Amazon.comだとMP3で安価に販売されているんですが、日本からだと購入できないのでCDで。それでも送料と合わせてもプレミア価格よりはずっと安く買えました。




Amazon.comの方が安いです。

2011年12月8日

集めるつもりじゃなかった - フリッパーズ・ギター

フリッパーズ・ギターはリアルタイムで接していたけど、熱心なリスナーではなくてリアルタイムで買ったのは、「カメラ・カメラ・カメラ」マキシシングル」と「ヘッド博士の世界塔」だけ。




「カメラ・カメラ・カメラ」で良いな!と思ったんだけど、「ヘッド博士の世界塔」では、そのコラージュ的な世界感がどうにも馴染めず。大好きなブライアン・ウィルソンの曲を「引用」してるんで、どうしても評価が厳しくなります。

彼らのファースト・アルバム「three cheers for our side〜海へ行くつもりじゃなかった」を先にちゃんと聴いていなかったもんで、どうにも接し方がわからなかったというか。

ガンダムの初回放送時、友だちの中で話題になってたガンダムを試しに見てみたけど「期待していたような戦闘シーンの無い、サイド6での話」(第34話「宿命の出会い」)で拍子抜けしてしまったときと同じ感覚。
ガンダムのこの回は、アムロが父親と再会、落胆したり、アムロとシャアが対面して挨拶したり、「ホワイト・ベース、ガンダムがジオン軍」の戦闘シーンをシャアがテレビ観戦していたりと不思議な回なんですけど、初めて観たガンダムがこの回だったもんで、『なんて難解で暗いアニメなんだろう』って思ったもんです。(再放送開始までなんでこんな暗い話で人気あるのか理解できませんでした)

閑話休題。
フリッパーズ・ギターの(Double K.O.Corporation名義での)渡辺満里奈への楽曲提供もこの頃で、「大好きなシャツ (1990旅行作戦)」は良かったですね。当時通っていた仙台のレコード屋さんで渡辺満里奈のCDが置いてあったのが印象的でした。(輸入盤を中心とした小さな店だったんで)
フリッパーズ・ギターとしての活動期間中にリアル・タイムで接していたからと言って接し方次第だったということなんでしょうかね。今みたいにいろいろな情報が溢れている時代じゃなかったですしね。

そんなわけで、「ヘッド博士の世界塔」で馴染めず、フリッパーズ・ギターとしての関心はそれまで。
小沢健二、コーネリアスのソロ作品はよく聴きましたけど。

それ以外のCDはちょっとずつ集まっていたという感じ。集めるつもりじゃなかったんだけどちょっとずつ集まっていたという感じ。
ファーストアルバムはやっぱり良いなと思います。ここから聴き始めていたらもっと違ったんだろうなぁと今でも思うけど、そうじゃなかったんだから仕方が無いわけです。




2011年12月6日

消化映画 - 「羅生門」(1950年)

NHK-BSで放送されたものを録画試聴。
以前も観たことがありますが、2008年にデジタル復元されたものは初めて。

羅生門デジタル完全版 - goo 映画
http://movie.goo.ne.jp/contents/movies/MOVCSTD13666/index.html
1951年ヴェネチア国際映画祭グランプリ金獅子賞、52年米アカデミー賞名誉賞(最優秀外国語映画賞)を受賞した黒沢明監督作品「羅生門」を、ハリウッド最高のデジタル技術を駆使し、映像・録音を本来の状態に蘇らせた。撮影は「雨月物語」の宮川一夫。出演は、「七人の侍」の三船敏郎、「地獄門」の京マチ子。

土砂降りの雨のせいか映像が粗いという印象の強い映画でしたが、くっきりきれいになっていてまずびっくり。
「わからない映画」だなぁというのは何度観ても一緒でした。
一つの話でも視点が違えば・・・というのはわかるんですが、「藪の中」「闇の中」ということなのか。

原作の「藪の中」では、
http://ja.wikipedia.org/wiki/藪の中
現在までに『藪の中』の真相を探ろうと100編以上もの論文が作られ、議論されてきたが、結論は未だ出ていない。近年ではこの小説の題を借りて、関係者の言い分が食い違ったり証拠が不十分だったり証言者が少なかったりなどの理由で真相がはっきりしない事を表現する言葉として使用されている。同類語に「闇の中」「霧の中」がある。なお、海外では、これを映画化した『羅生門』(後述)の題を借りて「まるでラショーモンのよう」と言い表している。
とまで書かれてますね。

原作の「藪の中」と「羅生門」は青空文庫で読むことができます。

青空文庫 芥川龍之介 「藪の中」
http://www.aozora.gr.jp/cards/000879/files/179_15255.html
青空文庫 芥川龍之介 「羅生門」
http://www.aozora.gr.jp/cards/000879/files/127_15260.html




消化映画 - 「チャイナ・シンドローム」(1979年)

NHK-BSで放送されたものを録画視聴。
1979年のアメリカ映画。

チャイナ・シンドローム - goo 映画
http://movie.goo.ne.jp/movies/p5825/

テレビ局の女性キャスターが、原子力発電所を取材中に原子炉事故を目撃したことを発端とする、明日にも起こりうる悪夢を描くサスペンス・アクション映画。製作総指揮はブルース・ギルバート、製作はマイケル・ダグラス、監督は「ペーパー・チェイス」のジョームズ・プリッジズ
ジェーン・フォンダ、ジャック・レモン、マイケル・ダグラスと豪華な出演者。音楽はスティーブン・ビショップが担当。冒頭のシーンではいかにも西海岸って感じの軽やかな音楽が流れます。

そうそう、テッド役のおじさん、その後テレビドラマの「頑固じいさん孫3人」で主演をしてた方ですね。テレビドラマよく観てました。

有名な映画、社会派映画ということで名前を知ってるって人は多いと思うけど、実際に通しで観たのは初めて。こういう方多い映画なのかもと。このタイミングだから(BSだけど)放送できたのかななどと邪知。

PR報道のために原発に行った取材陣が・・・という設定なので、原発が発電する仕組みなどもきちんと説明されてます。取材時に起きた「事故」をきっかけに原発の欠陥に気付くエンジニア。
フリーランスのカメラクルーはその「事故」の際の中央制御室の様子を撮影、原子力の専門家にその映像を見せどういう状態だったのかがわかってきます。
一方、欠陥に気付いたエンジニアは、経済(稼働)を優先させたい経営者と意見が衝突して・・・という話。
証拠となるX線写真を受け取ったあとや、エンジニアが追い詰められてというシーンもあり、サスペンス・アクションなんだけど、妙にリアル。

経済を優先させて原発を再稼働させたい側が「やらせ世論」を使っていることがばれて・・・というこの国と一緒ですね。大きな事故のあとだから「やらせ」がばれた、報道できたんだろうなって思います。

映画最後のクレジット・タイトルは無音。この映画のやるせなさを物語っているなと思いました。





2011年12月5日

ポータブルCDプレイヤー(AIWA XP-250)

アイワのポータブルCDプレイヤー、XP-250です。
AIWA製ポータブルCDをまとめたリストには入ってませんが、「液晶付リモコン」がXP-270で、「液晶無しリモコン」がXP-250ということのようです。
1bit DACの低価格モデル(ベーシックタイプ)という位置づけのものです。

「リモコンヘッドホン付属」というシールが貼ってありますが、リモコンとイヤフォンが一緒になったもので、リモコン部にジャックがあって好きなイヤフォン、ヘッドフォンを接続することはできません。
リモコン端子はヘッドフォンジャック共用で4極式のものです。(右上に写り込んでいるのが付属の「リモコンヘッドホン」プラグです)



ピックアップ部はソニー製のもの。
音飛び防止機能はありませんが、ゴム系素材で浮かせてあります。



底面は電池ケースのみ。
電源は単3電池2本、背面にDCジャック(センター+、DC6V)があります。


左側面のスライドスイッチ。
DSL(BassBoostでOFF、弱、強の切り替え式)とHOLD/RESUME。
DSLは結構強めに掛かるようで、曲によってはブーミー過ぎてという感じ。




操作部。液晶はトラック番号と時間だけとシンプル。液晶左のF,M,Eは電池の残容量目安のLEDです。
左から、DISPLAY/ENTER、選曲、液晶をはさんで、再生/一時停止、OFF/CHARGE、PLAY MODEの各スイッチ。


液晶左側の拡大。
操作ボタンのつくりが凝っているなぁと思います。

再生中にDISPLAYスイッチを押すとトラック番号と曲の残時間、CD全体の残トラック数と残時間に切り替わります。


PLAY MODEは一曲リピート、全曲リピートを選ぶものです。
液晶部にリピートのマークが出ます。


デザインしたのか、たまたまなのかわかりませんが、色合いが良いと思います。
また、再生ボタンと停止ボタンなんてちゃんと見なくても分かるようになってます。

低価格モデルではありますが、SONY製のパーツを多用していたりして、なかなか良いCDプレイヤーだなと思います。
上蓋の覗き窓の部分の接着が弱く、外れやすくなっているものが多いように思います。