2011年12月11日

ロック名盤・レコード&ビデオ・ガイド -立風書房発行 1985年刊

「ロック名盤・レコード&ビデオ・ガイド」 という書籍、今みたいに情報が豊富、リイシュー盤が豊富じゃなかった時代に活用させてもらった一冊です。


立風書房発行、1985年刊、定価2500円。




1980年代半ばに発行されたこともあってか、カバーに使われているアルバムは80年代のアルバムが多いです。
左上右に Talking Heads, Sex Pistols, David Bowie, Rolling Stones, Prince, Culture Club, Michael Jackson, Beateles, John Lennon & Yoko Ono, Eurythmics, Iron Maiden, Billy Joel, The Cars・・・
ドラマ「グリー」で再ヒットしたJourneyのアルバムも見えますね。

今だとミュージック・マガジン社発行の別冊やクロスビート誌の別冊が似たようなものになるのかな。

1985年発行の書籍ですが、入手したのは1986年になってから。1986年4月か5月にNHK-FMのピーター・バラカンさんの番組で Steve Winwoodの新アルバムリリースにあわせ、"Traffic特集" をやったあとなんで、1986年の夏に買ったはず。

当時の情報源は、FM情報誌(FM fan)とミュージック・マガジン、ロッキング・オン、(コンパクトサイズの頃の)宝島あたりの雑誌とFM番組。
今と違ってミュージシャンのアルバムを列記しようと思ったら、レコード屋さん常備の分厚いカタログ冊子か雑誌の特集記事(今みたいに充実してないけど)、雑誌広告に頼っていたのがその時代。

情報に飢えていたんでしょうね。
こういうガイドブックがあるとは思っていなかったんでアルバム1枚分の値段だったけど買った日は結構興奮して読んでいた記憶があります。

通っていた中古レコード屋に置いてあった「ミュージック・マガジン」、誌名変更前の「ニュー・ミュージック・マガジン」のバックナンバーを(食費を浮かせて)買い漁ってました。
おかげで購読し始めた1985年以前のもの、1980年1月号の「ミュージック・マガジン」となった最初の号からバックナンバーを揃えたし、それ以前の「ニュー」が付く誌名の号もある程度まとめて読むことができたのはその後の話。

今では大御所バンドのU2は「アイルランドのニューヒーロー」というコピーが付いてます。
この時点では3枚+ミニアルバム。この頃はU2をリアルタイムで聴いてたのを思い出します。



「沼」に沈む要因の一つ、Steve Winwood のアルバムだとこんな感じ。Traffic時代から始まり、Brind Dace、ツトム・ヤマシタの "Go"、ソロ作へと結構細かく紹介されてます。





"Back In The High Life" は1986年リリースだから掲載されてません。
Talking Back To The Night"まで。



Blind Faceのとこには鉛筆で当時のレコード番号を書き足してますね。入手したアルバムには丸を付けたり、欲しいものはとにかくジャケットを覚えて中古レコード屋へという感じ。

CDソフトケースでお世話になっているフラッシュ・ディスク・ランチの広告が入ってました。
リストの申し込みは切手同封の上でというのが当時のルール。
東京の電話番号が1桁増えたのもこの後ですね。(03-3桁-4桁 でした)


Edselでリイシューされた Sly & The Family Stone の "Fresh" を通信販売でどきどきしながら買ったことを思い出します。

今と比較すればとにかく情報が少なかったから自分でせっせと情報収集してました。
このような本は稀で、雑誌、FMラジオ、数少ないテレビ番組などなど。
友人との情報交換で、今月自分はこれを買うから、友人はこっちでみたいな分業も。

FM番組は当然ながらNHKと民放1局(しかも全国展開中みたいな時代)だったから録音して何度も聴き直し。カセットデッキ2台を駆使してダビングしたり。
東京FM系の山下達郎氏の番組みたいなのが2時間枠で毎週帯番組として存在してたというと言い過ぎかな。でも当時のNHK-FMは平日夕方の「軽音楽をあなたに」、夜11時の「クロスオーバーイレブン」、夜10時台は坂本龍一氏だったり、ピーター・バラカンさんだったり日替わりパーソナリティの番組があったりという時代。

なんであんなに熱心に音楽に向き合っていたんだろうか、なんであんなに音楽を読んでいたんだろうか。
情報が多い今だったら検索すればほとんどの情報を得ることができるし、YouTubeで音楽を聴くこともできちゃう時代。
ワーナー・パイオニアからForever Youngシリーズで2000円(消費税導入以前)の低価格リイシューCDが登場。
Beach Boys の "Pet Sounds" を東芝EMIがフライングでCDリリースしてすぐ廃盤になったりとかの混乱もこのあたり。(Beatles の "Abbey Road" 以外にも「やっちゃってます」)

アルバム1枚の値段はその後「物品税」が廃止され「消費税」が導入となって値下がり。
渋谷にHMVの1号店ができて輸入盤を扱う「大型店」が増えたのはその頃から。


今では輸入盤の新譜価格が1500円以下というのが「当たり前」になり、中古CDはブックオフに代表されるチェーン店ができて250円とか500円で「名盤」を買うことができる時代。
(先日はブックオフでビートルズの「赤盤」と「青盤」の旧日本盤を各500円で入手。旧リマスターの Beatles "1"は250円棚ですし)

『デフレだから』と言えばそうなんだけど、アルバム1枚に接する機会も『デフレ』に連動してしまっているようで、そこがなんとも残念。中古CDが安いことは本当にありがたいです。でも、そうしなきゃ売れないということの裏返しなわけで。(売るときがあるのかわかりませんが二束三文なんでしょうね)

濃淡あれど継続して聴きたい聴いていたい音楽が常にあるというのは幸いなことなのか不幸なことなのか。音楽を再生する機器をあれこれ変更して、現状はCDプレイヤーからデジタル出力でTDA1543のノン・オーバー・サンプリングDAC(NOS-DAC)につなぎ、デジタルアンプにフルレンジスピーカという時代に逆行するような使い方をしているし、音楽、オーディオともにいろんな「ムーブメント」「ブーム」があったけど、自分の立ち位置ってそんなに変わらないもんだなと思ったり。




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