中古CDの場合、ボーナストラック入りのCD(国内盤)とボーナストラック無しのCD(輸入盤)が同じ値段だったりすると悩みます。
- マスターの「鮮度」では輸入盤の方が上かもしれない。(デジタルデータだから関係無いとも言えるけど、ミックスダウンした音源の処理が異なるんだから差があって当然)
- 上の内容の続きですが、CDのマスター制作時の処理はオリジナル(輸入盤)の方が安全性重視の日本盤よりよいかもしれない。(アナログ盤ではカッティングに該当する部分)
- ボーナストラックはアルバム構成を無視した存在なんで邪道という見方も。(R.E.M.とかはボーナストラック否定派、Beckは日本盤に大盛りでミュージシャンによって違いますね)
- メディアとしての品質は日本盤の方が良さそう。
- 日本盤には対訳が付いていたり、ライナーノーツが付いていたりとお得度が高い。
- ボーナストラックはやっぱりうれしいもの。他の入手方法が無い曲だったりすることも結構あるし、ボーナストラック大歓迎。
まぁ、日本盤か輸入盤かという議論はいろいろあるけど、私としては上の内容で「葛藤」してます。
(「輸入盤」でも生産国を細かくチェックする人もいるでしょうし)
トータル38分のCDと70分のCDが同じ値段、後者の方が安い場合もあります。
曲数が多いから高いのは国内盤と輸入盤の違いみたいなものを別とすれば、曲数と価格は比例関係にはなってません。ボーナストラックが多いほどうれしいというのは更にお得度向上って感じ。
新譜、新品で買う時はよっぽどの差が無い限りは輸入盤です。(Beatlesの「再発」なんかも含め)
日本盤だけボーナストラック大入りの再発盤の場合は日本盤を選びます。(ストロベリー・スウィッチブレイドのCDのように)
悩むのは、中古CDの場合です。
同じ価格であれば、基本的にボーナストラック入りの日本盤を選ぶようにしてます。輸入盤250円、日本盤500円という差だと、お気に入りミュージシャンであれば日本盤かもしれませんが、たいていは安い方。(ほんとに気に入っているミュージシャンであれば新品購入してますし)
買ってから思うのは、ボーナストラック入りのCDとボーナストラック無しのCDを通しで聴くときの集中力の違い。
一枚の収録時間が長ければ長いほど「冗長」に感じ、途中で停止したくなります。
私の場合、60分を越えるようだと「長いな」って感じます。
ボーナストラック抜きで50分未満のものだと一気に聴くことができてリピート再生しても苦じゃないんですけど、この分岐点が60分前後にあるみたい。
アナログ盤の場合、片面20〜25分程度でしたんで、そのぐらいで一息ついて次の面という流れがあったんですが、CDになってからは通しで70分というものが結構あってさすがにくたびれます。
パンクとかだとアルバム収録曲数は普通だけど曲が短いから40分未満なんてアルバム結構ありますからね。一気に聴け!みたいな感じ。
今年リリースされたアルバムでは、Peter Gabriel(ピーター・ゲイブリエル)の "New Blood" がまさにそれでした。オーケストラを入れたセルフカバーアルバムで、知っている曲がほとんどだし、アルバムとしては気に入っているんですが、長い。
最初は1枚モノのCDを買ったんですが、何度も繰り返して聴くのが「苦痛」に感じるようになり、Vo抜きのインストゥルメンツのCDが入った2枚組を買い直したほど。
ボーカル抜きであれば、流して聞くこともできるんで、最初から2枚組の方を買っておけばよかったと思った次第。
集中して聴いていることができる時間には限界ってものがあるよなと思ったわけです。
iPodやiTunesで再生するときはどんどんスキップして聴いてしまいますが、CDプレイヤーで再生するときは基本的に最初から最後まで通しで聴くんで「集中力」が要るなと。
スピーカで再生しているときよりもヘッドフォンで再生している方が「集中力」が必要だなと。
まぁ、そんなこと思いつつCDをCDプレイヤーでちゃんと聴いているのでありました。
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