2011年12月6日

消化映画 - 「羅生門」(1950年)

NHK-BSで放送されたものを録画試聴。
以前も観たことがありますが、2008年にデジタル復元されたものは初めて。

羅生門デジタル完全版 - goo 映画
http://movie.goo.ne.jp/contents/movies/MOVCSTD13666/index.html
1951年ヴェネチア国際映画祭グランプリ金獅子賞、52年米アカデミー賞名誉賞(最優秀外国語映画賞)を受賞した黒沢明監督作品「羅生門」を、ハリウッド最高のデジタル技術を駆使し、映像・録音を本来の状態に蘇らせた。撮影は「雨月物語」の宮川一夫。出演は、「七人の侍」の三船敏郎、「地獄門」の京マチ子。

土砂降りの雨のせいか映像が粗いという印象の強い映画でしたが、くっきりきれいになっていてまずびっくり。
「わからない映画」だなぁというのは何度観ても一緒でした。
一つの話でも視点が違えば・・・というのはわかるんですが、「藪の中」「闇の中」ということなのか。

原作の「藪の中」では、
http://ja.wikipedia.org/wiki/藪の中
現在までに『藪の中』の真相を探ろうと100編以上もの論文が作られ、議論されてきたが、結論は未だ出ていない。近年ではこの小説の題を借りて、関係者の言い分が食い違ったり証拠が不十分だったり証言者が少なかったりなどの理由で真相がはっきりしない事を表現する言葉として使用されている。同類語に「闇の中」「霧の中」がある。なお、海外では、これを映画化した『羅生門』(後述)の題を借りて「まるでラショーモンのよう」と言い表している。
とまで書かれてますね。

原作の「藪の中」と「羅生門」は青空文庫で読むことができます。

青空文庫 芥川龍之介 「藪の中」
http://www.aozora.gr.jp/cards/000879/files/179_15255.html
青空文庫 芥川龍之介 「羅生門」
http://www.aozora.gr.jp/cards/000879/files/127_15260.html




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