Macsence UKB-600GP というのが正式名称なようです。(箱より)
現在は流通在庫も捌けているだろうから、中古での入手になるかと思います。
透過性のある乳白色とグレーの樹脂が使われたトランスルーセントなデザインでして、初代iMac(G3プロセッサのあれ)を意識したデザインとなってます。
底面も透けているんで基板が見えます。
製造は台湾。(シールに記載)
SMKって書いてあるけど、SMKという電子部品メーカじゃないと思います。(キースイッチに競合メーカのスイッチを使うとは思えないんで)
「メカニカルキーを採用」「ASCIIキーボード日本語版」と箱にシールが貼ってありました。2000年前後に7,000円程度で販売されていたようです。
ASCII配列なんで英語キーボードと同様の配列です。これに日本語(カナ)がキートップに印刷されているもので、昔の日本のMacではこれが標準だった配列。
キートップのフォントはイタリックになってます。
スペースバー(ちゃんと長い)の両端にcommandキーというMac用な配列です。
(かな漢字に切り替えるのにはcommand+spaceを押します)
ファンクションキーはF15まであります。右隅にはPowerキーも。
キートップを外してみましたが、ALPSロゴ入りのキースイッチ。
スイッチの軸は黒色。
ALPSのSKBMシリーズみたいな感じ。
キースイッチにはALPSのロゴと左角に4という数字、右角にアルファベットが入っていて、金型はちゃんとしたものみたい。(ロゴの深さもあるし、そんなに古い型じゃないように思えます)
カチャカチャという打鍵音はApple拡張キーボードIIよりもずっと大きめ。
黒軸ってこちらのサイトによれば静かなものみたいですが、これは明かに違います。
っていうか、1990年代末にALPSのキーボード用スイッチって製造されてたの?という謎もあります。(SKBMシリーズっていつまでなんだろ)
(参考サイト http://www5f.biglobe.ne.jp/~silencium/keyboard/html/alpssw.html)
OS X Mountain Lionの環境設定→キーボード→修飾キーでの認識は以下の通り。
"STRONG MAN KBD HUB" という名前で認識されてます。
仕様などは以下の通り。(Internet Archiveより)
FEATURES
- Elegant two tone translucent design to match your Flavored Mac
- Positive tactile feedback keyswitch control
- Built-in USB port on each end of the keyboard
- 5' (1.2 meter) USB cable
- 100% Power Macintosh compatible
- System requirement : Mac OS 8.1 or above
- Input Current : 55mA, 5V
- Operating Temperature : 5° to 55° (41° to 131°)
- Storage Temperature : -25° to 70° (-13° to 158°)
- Operating Humidity : 10% to 80%
- Storage Humidity : 5% to 90%
- Dimensions (L) : 18.0", (W) 6.5", (H) 1.6"
自宅利用であれば問題ないと思うけど、打鍵音が大きいので職場で使うには「うるさい」かと。キー配列はASCIIそのものなのでADB接続のAppleキーボードから移行するには問題ないかと。
キートップにはカナ文字が印刷されているけど、最近のJIS配列のものと違って英数キー、カナキーが無いんで、command+spaceの入力モード切替に慣れていない人には苦になるかも。(ローマ字入力な人からすれば、カナ文字が印刷されているのでキートップがうるさい感じになってしまっているのは残念なところ)