2013年2月28日

Last.fmで「おすすめ」された音楽を

iTunes や iPod で再生した履歴をLast.fmに送ってるんで、「Last.fm からのおすすめ音楽」は今まで聴いたことのなかったミュージシャン、iTunesライブラリに埋没してる状態の音源(リッピングしたものの再生機会に恵まれていない音楽)を発掘するのに役立ってます。

最近「おすすめ」されたのが、「ロリータ18号」と「チャットモンチー」。
おすすめ理由は以下の通りでそれぞれ違うんですけど、日本のバンドが上位になるのは珍しいんでチェックしてみた次第。

http://www.lastfm.jp/home/recs



ロリータ18号は「インディーズのあのへんの音楽」(あいまい)と思って自分には縁の無い音楽だと思ってました。(なので何でも入れてる iMacのiTunesライブラリに一曲も入ってませんでした)
全ジャンルでの「おすすめ」筆頭になったこともあり注文してみました。
(試聴して面白そうと思ったのもありますが)

「おすすめ」第二位のチャットモンチーはこれまた名前は知ってたけどというレベル。iMacのiTunesライブラリには、コンピレーションアルバムに収録されてた2曲だけ入ってました。
これまた試聴してみたら良さそうだったのでアルバム「告白」とミニアルバム1枚を購入。

ロリータ18号は通販なんでまだ届いてないんですけど、チャットモンチーは店頭購入なんで早速聴いてます。

チャットモンチーというバンド名を知らずに聴いたら「JUDY AND MARY」だと思って聴いていそうな感じ。(ボーカルがYUKIっぽいからですかね)
歌詞は薄っぺらいものかと思っていたんですけど、これがなかなかツボでした。

CDプレイヤーで再生してるとこういう「きっかけ」もないわけで、やっぱりなんだかんだ言って便利な世の中だよなと思います。

2013年2月26日

Banshee - Internet Archive(archive.org)に対応したメディアプレイヤー

Bansheeというメディアプレイヤーを使ってみました。

http://ja.wikipedia.org/wiki/Banshee
Banshee(バンシー)は、オープンソースで開発がされているメディアプレイヤーである。
Last.fmとの連携機能もあるし、MacOS Xで動く「iTunes以外の選択肢」としてどんなもんだろ、と思ったのがきっかけ。現在はβ版です。

http://banshee.fm/


起動してしまえば iTunesに似た画面構成で迷わず使えそう。
音楽プレイヤーとの連携もできそうですが、そっちは試してません。

iTunesで管理している音源をBansheeで管理するまでは考えていないんで適当にライブラリに入れて遊んでみようか、と思ってたんですけど、「オンラインメディア」のところに「インターネットアーカイブ」とあって「これは使えそう」となった次第。



上の画面はこの下にリンクを紹介している Tom Tom Club の2001年ライブ音源です。

Internet Archive
Tom Tom Club Live at Concert of Colors - Chene Park on 2001-07-15 : Free Download & Streaming
http://archive.org/details/tomtomclub2001-07-15.dsbd.flac16

Internet Archiveには結構な数の音源があるんでたまにチェックしてダウンロードしてましたけど、メディアプレイヤーソフトから直接利用できるというのは便利。
ブラウザで検索、ストリーミングで再生するより簡単ですし、Bansheeからブラウザに飛ぶのもワンクリックだからこっちで探した方が早いです。

CDをリッピングした音源を再生するソフト(CDプレイヤーの代替)としてじゃなく、能動的にオンラインメディアを検索、再生するソフトとしておすすめできます。(受動的なもの=インターネットラジオと定義)

2013年2月23日

10年前の曲はダサく感じ、20年前の曲はいけてると感じる (Madonnaはなぜダサくならないのか)

「10年前の曲は格好悪く思え、20年前になると格好良く思える」

このことは1980年代に音楽を積極的に聴くようになってから思っていたことなんですけど、以下、まとまらぬまま。

1980年代当時の自分にとって1970年代の曲は時代遅れ感があって好きになれない感じでした。しかし、1960年代の曲は違和感無く接していました。(The Beatlesやブライアンジョーンズのいた頃のRolling Stones、Motownのヒット曲の数々・・・)
#とはいえ1980年代に Steely Dan の "Can't Buy A Thrill" (1972年リリースのファーストアルバム)のレコードを買って聴いて格好良い!と思ってたりもしてるんですが。


時代が進んで1990年代の自分にとっては1980年代の曲はCDだとスカスカな音でどうにも好きになれなくて、CD化されて入手しやすくなった1970年代の曲を「発見」して喜んでいました。

2000年代(ゼロ年代)になってみるとリマスタリングされた1980年代の曲がまた新鮮に感じるようになってきたけど、1990年代の音楽は重すぎ(Nirvanaなど)たり軽すぎたり(Blurなど)して聴かなくなっていました。
(1980年代の洋楽コンピレーションがリリースされて売れたのもこの頃。CMなどで使われるようになってましたしね)

2010年代になってみると1990年代の曲をまた発掘してみたりして、今頃になってNirvanaや当時の周辺の音楽を系統立てて聴いてみたりしています。


10年前の曲はダサく感じ、20年前の曲はいけてると感じるということの繰り返しみたい。

1980年代に流行したMichael Jacksonは1990年代になると『変わった人』扱いだったし、敬愛するPrinceも1988年頃をピークに失速。(その後も毎回リリースされるアルバムは買って聴いてますけどね)
唯一生き残ったのがMadonna(マドンナ)かなと。

彼女の場合、何が違ったんだろうかと考えてみると、この曲の存在が大きかったんじゃないかと思う次第。

Madonna - "Vogue" (1990年)


「ハウスミュージック」を取り入れた曲でマドンナのUSで一番のヒット曲。
(日本では、1989年に小泉今日子がアルバム "Koizumu In The House" をリリースしてるんだからさすがです)


マドンナのアルバムボックス(The Complete Studio Albums 1983-2008)には収録されてないこの曲が1990年代以降、現在に至るまで第一線で活躍できるベースになったんじゃないかと思うと不思議なもの。



で、その後もマドンナは積極的に活動するわけですが、ゼロ年代に入ってからそれまで『ダサい』とされてた代表のABBA(ほんとはみんな大好きだけどそのことは公言されないミュージシャンの代表!)を引用してヒットさせるんだからすごい。

Madonna - Hung Up (2005年)



で、ゼロ年代後半〜2010年代に入ってからはマドンナのフォロワーと言うべき  Lady Gaga が登場しというのが現在の状態。

Lady Gagaのアルバムを聴いてると前回書いたブロンディもそうですけどマドンナやグレイス・ジョーンズ(彼女も1980年代に大活躍)とか、リアルタイムで聴いてきた音楽の要素が散りばめられていて楽しいです。
大胆なファッションとかワイドショー的な部分で聴かず嫌いしてましたけど、ちゃんと聴いてみたら良かったです。(聴かず嫌いしてる人、ぜひ)



2013年2月22日

鼻歌で曲名を探せる便利な世の中(Lady GagaとBlondie)

Lady Gagaの "Summerbody" という曲、どこかで聞いたメロディだなぁと気付き、それから脳内iPod(512MB)がずーっとリピート再生。この曲なんだっけ?と気になって気になって。

Lady Gaga - "Summerbody"



このメロディ、ほら、あれという感じ。
曲そのものが1980年代って感じなんでいくつかの曲が入ってる感があるんですが、このメロディはなんだっけなと。

そういえば、iPod Touchに入れてた "SoundHound" を使って探してみました。
iPod Touchに向かって「あのメロディ」を鼻歌で。(結構間抜け)

で、出てきたのがこれ。SoundHoundはほんとこういう時に便利ですね。


この画面で試聴もできるんで「間違ってなかった」ってことを確認。
脳内iPodのリピート再生がようやく停止しました(笑)。


Blondie - "Heart Of Glass"



どこまで似てるとかそういう話じゃなく、この年代全般への敬意の気持ちがありそう。

こうやって比べてしまえば「違う」ってなるんだけど、オマージュ要素は入ってるだろうななどと。


パフォーマンスの話題ばっかりでいまいちピンと来てなかったこともあってちゃんと Lady Gaga のアルバムを聴いてこなかったけど、ちゃんと聴いてみるとなかなか良いです。
他にも80年代っぽい曲が多くて元ネタなんだったけか?となったり。


2013年2月20日

ポータブルCDプレイヤー(オーム電機 CDP-500Y)

オーム電機のポータブルCDプレイヤー、AudioComm CDP-500Y(オーム電機の型番は 07-2387)です。
2009年には販売終了になっていることが確認できましたが、発売日は不明です。
オーム電機の直販価格は3980円でした。


円盤状のよくあるデザイン。
上蓋のロック部が一番手前にあること、アナログラインアウトがあること、再生や選曲などの操作部が上面にあって使いやすいことからクルマ用に使ってます。


上蓋を開いた状態。もうちょっと大きく開くと脱着が容易なんですが、上蓋に液晶表示や操作スイッチがあるからその制約もあるのかも。


底面はシール三枚と電池収納部の蓋。
時計で喩えると11時の位置にDCジャック(DC4.5Vセンター+)があります。
ACアダプターはSONYやPanasonicのポータブルCDプレイヤー用(DC4.5V)が流用できます。


電池ケースはヒンジ式。単3電池2本で動作します。
単3アルカリ電池2本で連続9時間の再生が可能とのこと。



左側面から右側面の方向にスイッチや端子を紹介。
左端にはHOLDスイッチ(スライドスイッチ)、凹んだ場所にアナログラインアウト、ヘッドフォン端子、回転式のボリュームがあります。


ボリュームの右はDBB(Bass Boost)のスライドスイッチ。(ON/OFFのみ)


上蓋のオープナー。
右側面は電池ケースのみとなっています。


液晶部は大きめでトラック番号、再生時間などが表示されます。
ESP(音飛び防止機能)をOFFにした状態が以下の状態です。


ESPをONにすると液晶表示に "ANTI-S" と書かれたグラフが表示されます。


曲を再生しているとグラフのバーが伸びていきます。



フルの状態で60秒間の音飛び防止になるようです。


CD-Rだけでなく、CD-RWに焼いたCD-DAイメージの再生も可能なんで便利かと。
見た目はイマイチですが、前述の通り上蓋を開きメディアをセット、上蓋の再生スイッチを押し、左手前のボリュームで音量調整ができるという使いやすさはありがたいところ。
音飛び防止機能は上蓋のESPスイッチを押すだけでセット、解除が可能ですし迷わずに使えるのが良いところかと。


以下はオーム電機の製品情報より。
● CDの音楽を手軽に楽しめるポータブルCDプレーヤーです。
● CDの動作状況が分かる液晶表示付き。
● リピート/ランダム/プログラム/イントロなど多彩な再生機能を搭載。
● 音飛びを防ぐESP機能付き。
● 低音を強調するDBBS機能付き。
● 誤動作を防ぐHOLD機能付き。
● 外部出力端子(LINE OUT端子)から他の機器に接続できます。
● CD−R/RW再生対応。
● ステレオイヤホン、クリップ付きリモコンを付属。
● 単3形アルカリ乾電池×2本使用で連続9時間再生可能。
  ※ 使用状況により異なります。
● 別売のAC/DCアダプター(03-3114)もお使いいただけます。
仕様
■ 型式:コンパクトディスクデジタルオーディオシステム
■ 周波数特性:20Hz〜20,000Hz
■ チャンネル:2チャンネル
■ S/N比:90dB以上
■ ワウ・フラッター:測定限界以下
■ 出力端子
  ライン出力 50kΩ
  ヘッドホン出力 最大出力レベル5mW+5mW
■ 電源
  単3型アルカリ乾電池2本(別売)DC3.0V
  (アルカリ乾電池使用の場合 連続再生9時間)
  外部電源ジャック 定格DC4.5V
  AC/DCアダプター(別売・03-3114)
■ 寸法:直径140mm×高さ30mm
■ 重量:237g(電池含まず)
■ 付属品:クリップ付きリモコン、インナーイヤーヘッドホン1.1m


2013年2月18日

エレコムのCDソフトケース(CCD-DPCシリーズ)を試す

エレコムのCDソフトケースが販売開始になったときに紹介していますが、1枚サンプルを譲っていただいたので試してみました。

CD/DVD用スリム収納ソフトケース - CCD-DPCシリーズ
http://www2.elecom.co.jp/accessory/media-case/ccd-dpc/index.asp

CCD-DPCシリーズの黒い方です。
材質は薄いものながら硬質な素材なんで、早速「爪のあと」が付いてます。
クリアケースよりも薄めの素材です。


折りたたまれていたものを開いた状態。ちょうど真ん中の部分を写してます。
左側にブックレットと帯、右側にメディアとバックインレイを入れるようになっています。


先日購入したパフュームのCDを入れてみました。



FDRのCDソフトケースと比較。



FDRのソフトケースは全体的にスリム。
エレコムのソフトケースは折りたたみ式なので厚みが出ます。


角度を変えて折りたたんだ部分の厚みがわかるように。
実際にはバックインレイの左耳の部分から折りたたむんで厚みは気にならないかも。



エレコムのソフトケースは見開きで使用するようになっており、CDケース(ジュエルケース)を意識したデザインだと思います。
日本盤だと付いている帯の収納場所が確保されていたりするのも便利。(昔の帯だと幅が広いんでイマイチかもしれないけど)


折り畳んだ状態であればFDRのソフトケースとほとんど同じサイズ。
しかしエレコムのソフトケースは折り畳んで使うということになるんで棚に収納するときに邪魔になるかも。(隙間にすべりこみやすい素材だけどすでに収納しているCDを挟んでしまうことがあるんじゃないかと)

全体としての感想ですけど、素材の強度に難があるかも。(写真でわかる通り爪で押した跡がつきやすいことと不織布との勘合部の強度が心配)

FDRのソフトケースはアウターのケース(塩化ビニール製)と不織布のCD収納袋という組合せなんで耐久性、しっかり感は上かと思いました。

CDの所有枚数が数百枚という方で日本盤が中心という方であれば重宝するかも。
2枚組用のCCD-DP2Cシリーズも用意されているのも便利かと。
10枚入りで300円強、30枚入りで900円弱という実売価格なので試してみるには良いと思います。

関連
エレコム - CDやDVDをスリムに収納できるソフトケースを発売
http://tiiduka.blogspot.com/2012/01/cddvd.html



世界の音楽ソフト売上シェア(2012年度版)

「日本は世界最大のCD販売国」と書いておきながら、その出典を出してませんでした。すみません。
日本レコード協会が発行している機関紙、昨年のものになりますがUSドル換算でのシェアは以下のようになっているそうで。

日本のレコード産業 2012年度版
世界の音楽ソフト売上シェア(単位:百万米ドル)
http://www.riaj.or.jp/issue/industry/pdf/RIAJ2012.pdf

23ページのグラフを抜粋。
2009年まではUS(いわゆる「アメリカ」)がトップの座に君臨してましたけど、2010年の数字では日本がUSを抜いて世界一となっています。



2010年を大きめに。


「2010年世界各国の音楽ソフト売上」なんてのもリストが出てますんで結構読み応えがあります。
もうじき2013年度版が出ると思いますけど、RIAJ(日本レコード協会)はこういう数字をオープンにする姿勢が明確なんでありがたい限り。
(他国や総元締めだと有料会員のみの閲覧なんですよ)

ベストヒットUSAはMJ特集ばっかり(ついに23回)

以前も書いてますけど、BS朝日の音楽情報番組「ベストヒットUSA」の『マイケル・ジャクソン特集』連発にますます拍車が。先日で23回目の特集とのこと。(ギネス狙いか?)

http://www.bs-asahi.co.jp/usa/



2013年になってから、1/8と2/5の放送がそれ。
「デンジャラス」というアルバムに特化したとはいえ、やり過ぎですよ。>BS朝日さん
最近の音楽についてはチャート紹介だけで突っ込んだ特集をやって欲しいんだけどそれは無理なのかなぁ。


過去のコンテンツを掘り出してというのも限界なのか、オリジナルの映像を制作してまで放送するかと思うほどのもの。

マイケル・ジャクソンのことをもっと知って欲しいんであれば小林克也さんが本を出せばいいんじゃないの?などという領域に突入してます。

すでに西寺郷太さんの新書本に加え「マイケルの教科書」も文庫化されていてマイケルについてはそれを読んでおけばとりあえずOKな状態なんだから限られた音楽枠をもっと違うことに使って欲しい次第。

MJだけじゃなく、年代特集とかジャンル特集などやれることはたくさんあると思うのですが。
番組が開始した1981年から年間チャートを元にした○○年特集をやるだけでも面白そうなんですけど、そういうのじゃ駄目なんですかねぇ。




2013年2月17日

いまだ根強い「体罰擁護」って結局は

「体罰」に関しては以前も書いた通りで、学校基本法に定められた「一条校」であれば法律で明確に「体罰を加えることはできない」とされているんだから、それでも体罰容認、うちの子供には体罰ありで厳しく指導をという人は一条校以外の各種学校へ転校すべきかと。それこそ戸塚ヨットスクールみたいなところも含めてね。

先日久々に竹中労さんの本を読んでいたら以下のような記述が。

ちくま文庫 「完本美空ひばり」 竹中労著
第二部第一章戦争の中をゆく歌謡曲 より
たしかに、軍隊にはヤクザ集団よりも過酷な掟があり、野蛮な暴力による統制がその掟をささえていた。しかし掟というものは、ほんらい自縄自縛のルールである。外からよりも、むしろ内側から人間を支配して、一つの目的意識(あるいは責任感)に縛りつけるものである。
帝国旧軍での「野蛮な暴力による統制」は渥美清が演じた「拝啓天皇陛下様」にも出てきた通り。
暴力で組織を維持してきたからあーなった、暴力が暴力を連鎖させていった(こっちは現在進行形か)ということは日本の組織に巣くうものなのか。
(日本だけが特別だとは思っていません。個人尊重度合いの高いUSでも「アメフト」というスポーツだとその存在を映画などで知ることができます)

そんなわけで、体罰が子供の成長に必要という方は「ウサギ跳び」「運動中に水を飲まない」という今考えれば「百害あって一利なし」のことが以前は当たり前だったということを思い出すべき。

2013年2月16日

CDの買い方(レンタルアップ品を狙う)

中古 CDの買い方はいろいろありますけど、私があんまり利用していなかったレンタル店でのレンタルアップ品について感じたことなど。

『CDをレンタルする』という行為をしてこなかったので、レンタル屋さんに足繁く通うなんてこととは無縁だったんですけど、ブックオフとの併設店(ブックオフがツタヤのFCになっている店舗)などではついでにチェックするようにはしています。

売れ筋のアルバム(洋楽はレンタル開始時期の関係から皆無ですけども)をどっと揃えておいて、一定期間が経過したらレンタル用のCDを絞るために過剰になったCDを中古販売するという流れのようですけど、運が良ければ格安で中古CDを入手できるんで最近は以前よりマメにチェックするようにしています。

これは近所のGEOで買ってきたもの。


Amazonのマーケットプレイスよりは安いようです。




CDのケースはそのまんまじゃあんまりなんですけど、私の場合はCDソフトケースに入れ替えちゃうので問題無し。

行けば必ずあるというわけではなく、たまたまあったので安く購入できたわけですが、地方だと「中古レコード屋≒ブックオフ」というのが現状なんで選択肢が増えることは歓迎。

洋楽はどうなのかというと、たまに1980年代や1990年代にリリースされたものを見かけますが、これだと痛みも激しいしブックオフで買ったほうが安いかなと。

近所だとGEOとTSUTAYAがあるんですけど、TSUTAYAの場合は盤面のレンタル許諾シール以外にもお店の管理番号のシールがあちこちに貼ってあってがっかりという感じ。
そうそう、紙ジャケやデジパックのCDだと管理用のバーコードとかが直に貼られていて剥がすと悲惨なことになったりします。

2013年2月9日

東京サウンドの業務終了と「メイドインジャパン」

東京サウンドが業務終了とのこと。

http://www.tokyosound.co.jp/




東京サウンド、営業停止=日本初のエレキギター開発
http://www.jiji.com/jc/c?g=ind_30&k=2013020700700

 帝国データバンクが7日発表したところによると、楽器メーカーの東京サウンド(東京)が1月31日に営業を停止した。日本で初めてエレキギターを開発した老舗。負債総額は約2億2000万円。
 同社は1933年の創業。「Guyatone」(グヤトーン)ブランドのギターで知られ、90年2月期には売上高が10億円を超えた。しかし、若者のギター離れや欧米の有名ブランドに押されたことで売り上げが減少、資金繰りが悪化していた。修理などは2月末まで対応する。(2013/02/07-17:08)

私としては楽器メーカとしてというよりは真空管ヘッドフォンアンプの Valve-X の会社ではありましたけれど、日本からまた一つ個性的なメーカが消えてしまったことはほんと残念。

ちょうどNHK総合ではテレビ放送60周年記念ドラマで「総合家電メーカ」を取り扱ったドラマを放映してました。


NHK テレビ60年記念ドラマ メイドインジャパン
http://www.nhk.or.jp/drama/madeinjapan/
円高、欧州債務危機、中国・韓国等新興国の追い上げ。
製造業が軒並み危機を迎える中、巨大電機メーカーが、「余命三か月」の倒産の危機に追い込まれた!
会社の命運を握るのは、営業、財務、工場の現場で先頭に立ってきた3人の男。
かつて世界中でテレビを売りまくった営業マンが、会長の特命でリーダーとなり、
秘密裏に七人の「再建チーム」を結成。起死回生の倒産回避に奔走する。
 
だが彼らの前に、一人の日本人技術者が立ちはだかる。
男は営業マンの盟友だったが、会社をリストラされ壮絶な過去を経ていた。
今、男は己のリチウムイオン電池技術を武器に、自分を切り捨てた友へ宣戦布告する。
「技術は誰のものか」という争いの中、日中の巨大企業の激突が始まる・・・。
 
日本人にとって、会社とは、人とは何なのか?
「メイドインジャパン」は生き残ることができるのか?
―ドラマは戦後の日本を支えてきた物づくりの意義を問いつつ、逆境を乗り切ろうとする日本人の姿から、 「メイドインジャパン」とは何かを正面から見据え、描いていく。

  • ドラマ制作時から放映時までの環境変化(いわゆる『アベノミクス』ってやつ)が反映されていないこと。(総合家電系メーカだと現地生産が多いから自動車メーカほど為替変動の影響を受けないんでしょうが)
  • 三話で完結のドラマなんだけど真ん中の第二話を見ただけで話の全体(とっかかりと終わり方)がわかってしまう構成になっている手抜き感。(日本でのテレビ放送60周年記念ドラマなのに!)
  • ドラマでは国からも見放されるという設定でしたけど、実際どうなの?という疑問。
  • 中国を『悪役』にしちゃまずいだろうというわかりやすい「配慮」
などなどツッコミどころが多い『力作』でした。


実際の話、資金力の無い会社は前述の東京サウンドのように去るしかないわけで、格好良いストーリーが用意されているわけではありません。(静電型イヤスピーカのスタックスが中国資本になって「延命」するケースもありますけどね)

2013年2月1日

消化映画 - 「ニッポン無責任野郎」 (1962年)

BS-TBSで放送されたものを録画視聴。

ニッポン無責任野郎 - goo 映画
http://movie.goo.ne.jp/movies/p20935/index.html

ひょんなことから知り合った明音楽器営業部長の長谷川から会社の派閥争いを嗅ぎつけると、絶好のチャンスとばかり入社をこころざした。次期社長の椅子を狙う王仁専務と幕田常務の間を縫って「明音楽器は貴方のもの」と、天性のハッタリとオトボケでまんまと入社に成功。丸山英子の預金を見つけた源等、通帳ほしさに一円玉を預金して一〇〇万とオオボラ吹いてすかさず結婚を申込む。

ご存じ植木等主演の喜劇。
冒頭シーンは東横線の自由が丘駅。そのまま自由が丘駅周辺の風景が出てきます。
強引な展開なんだけどそこはそれ。痛快です。

植木等という人はこのシリーズの映画のキャラクターとは真逆の性格だったそうですけど、映画ではのびのびと演技。

クレイジーキャッツ(リーダーはハナ肇)が大好きな私にとっては大切な映画。



NHKのAKB推しとか倖田來未のオザケンカバー

NHK総合で定期的にやってるAKB48の番組、あれっていったいなんなんだろうと思いつつ記述。
秋元康という人を好意的に思っていないせいなのか、NHKのテレビ、ラジオでのAKB関連の番組が多いよなぁと感じてましたけど、ほんと多いと思います。
音楽番組がどんどん減っている中で、AKBの露出の高さはやはり目立つかと。

東北地方在住だとAKB以外に「被災地応援にかこつけた「応援ソング」のインチキ臭さ(ジングルにして流すなどしょっちゅう耳にしますけど、これって全国放送でも一緒?)、被災地応援番組とやらに出てくる「過去の芸能人」の多さにもうんざり。
「絆」という薄っぺらい言葉と同様の匂いが嫌いってだけですが。

で、AKB。NHK(Nihon Hosou Kyokai)と似た略称だからとかそんな理由じゃないわけでしょうし、売れてるからNHKでの露出が多いのか、NHKでの露出が多いからますます「人気」なのか。

秋元康という人を認識したのは世代的に同時進行だった「おニャン子クラブ」ですけど、その前に小泉今日子の「なんてったってアイドル」を手掛けてたわけでキョンキョンの曲はお気に入りなんで全否定してるわけじゃありませんよ、ほんと。
秋元康と結婚した(なぜか誤解してました。ということで訂正))
「おニャン子クラブ」でも渡辺満里奈のソロ曲にはフリッパーズギターが関係してたり、その後あの大瀧詠一プロデュースでアルバム一枚出してたりしてCDが揃ってたり。同じ苗字の渡辺美奈代はソロアルバムでムーンライダース人脈が関わったアルバムもありますし。すべてが秋元康制作ってわけでもありません。(後者が出てくるスッポンコラーゲンのCMはちょっとどうなの?って思いますけども)


倖田來未という人はもう旬が過ぎたのかなと思ってましたが、ここにきて小沢健二の「ラブリー」をまさかのカバー。
PVの出来がこれまた度を超していてお薦めです。



いわゆる「渋谷系」を代表するアルバム「Life」からのあの曲をなんで倖田來未が?というのはほんと謎。誰か止めなかったなんでしょうか。


オザケンのオリジナルはこちら。



まぁ、この曲もいろいろなとこからの「引用」でできあがってる曲なんで当時はパクリがどうのと言われたものです。

小沢健二のピークの映像はこの辺じゃないかと思ってます。
スカパラ(東京スカパラダイスオーケストラ)もバックで演奏してるという贅沢な映像。(裏方に徹してますけど)