先日久々に竹中労さんの本を読んでいたら以下のような記述が。
ちくま文庫 「完本美空ひばり」 竹中労著
第二部第一章戦争の中をゆく歌謡曲 より
たしかに、軍隊にはヤクザ集団よりも過酷な掟があり、野蛮な暴力による統制がその掟をささえていた。しかし掟というものは、ほんらい自縄自縛のルールである。外からよりも、むしろ内側から人間を支配して、一つの目的意識(あるいは責任感)に縛りつけるものである。帝国旧軍での「野蛮な暴力による統制」は渥美清が演じた「拝啓天皇陛下様」にも出てきた通り。
暴力で組織を維持してきたからあーなった、暴力が暴力を連鎖させていった(こっちは現在進行形か)ということは日本の組織に巣くうものなのか。
(日本だけが特別だとは思っていません。個人尊重度合いの高いUSでも「アメフト」というスポーツだとその存在を映画などで知ることができます)
そんなわけで、体罰が子供の成長に必要という方は「ウサギ跳び」「運動中に水を飲まない」という今考えれば「百害あって一利なし」のことが以前は当たり前だったということを思い出すべき。
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