2011年10月30日

Paul Simon - "One Trick Pony" & "Graceland" リズムの人だなと再認識

Amazonで注文したのは随分前なんですけど、ようやくポール・サイモンのCDが届きました。
リイシュー(再発)なんですけど、発売延期になったと思ったらまた延期ということで半分忘れてました。

今日届いた2枚のCDは、"One Trick Pony" (1980) と "Graceland" (1986)。

「ようやく」届いたCDですが、2004年にワーナー(ライノレーベル)からボーナストラック収録+リマスターで出たものと同様のようです。今回はLegacyからの発売なんで、ソニーになってます。




2004年にリイシューされたCDを買った人は今回見送っても大丈夫かなと思います。
それ以前のCDを持っている、またはアナログ盤でしか持ってない(もしくはCDもアナログ盤も持っていない)という方は購入してみては?と思いました。

"One Trick Pony" は図書館で借りて済ませていたし、"Graceland" はアナログ盤は持っているけどCDはやっぱり図書館で済ませていたもの。
2004年リマスターと同じじゃないのかというのは、1975年リリースの "Still Crazy After All These Years" の2004年ワーナー盤と2011年レガシー盤で同じだったから。(CDDBのデータまで同じ)

2004年当時だと「ラウドネス・ウォー」なリマスターを想像してしまいますけど、そこはライノが手掛けたリマスタリングなのでちゃんとしてます。

今日届いた2枚のCDをCDプレイヤー+ヘッドフォンという環境でじっくり聴いてみましたが、英語の歌詞がわかんない私からするとポール・サイモンってリズムの人だなということを再認識。

1986年リリースの "Graceland" はリアルタイムで買っていたので、当時のポール・サイモンに対する批判、論争もよくわかった上での購入。

批判や論争についてはWikipediaを。
http://ja.wikipedia.org/wiki/グレイスランド_(アルバム)
このアルバムはバンドグループレディスミス・ブラック・マンバーゾなど南アフリカ共和国のミュージシャンと協力して製作された。このことは当時アパルトヘイト政策を行っていた南アフリカ共和国に対する西側諸国の文化的ボイコットを妨害するものとして、サイモンに批判が集中することになった。

よく言えば、サイモン&ガーファンクルの1970年の作品、「コンドルは飛んで行く」で南米ペルーの音楽「フォルクローレ」を取りいれ、1972年にリリースされた "Paul Simon" 収録の "Mother and Child Reunion" という曲で「レゲエ」、「スカ」を取り入れて「レゲエ」や「スカ」というものを多くの人が知るきっかけを作ったと言えます。この点を評価する声が多かったのも実際のところ。
エリック・クラプトンが "I Shot The Sheriff" をカバーしたのは1974年)
レゲエを知るには、エリック・クラプトン、ポール・サイモン経由でという時代が長かったのが実際のところ。

そういう人なんだから、今作でも「アフリカの音楽」を取り入れて多くの人がその良さに気付くきっかけを作ったと言えます。(逆の見方をすれば「搾取」「おいしいとこ取り」なわけで批判もあるでしょう)

Wikipediaの解説に補足するのであれば、当時「グレイスランド」を批判した側の論点は以下の通り。
  • アルバムそのものの完成度が高くない。
  • ポール・サイモンの弱点である歌唱力に伴うもの。(だからアート・ガーファンクルと別れてからは色々な要素を取り込んで話題をつくり、歌唱力不足を補ってきた)
  • 多彩なゲストを集めておきながら、ゲストたちが魅力を発揮させると自分の影が薄くならないようゲストに力いっぱいのことをさせていない。
  • あちこちから知られざる実力者、異能の持ち主たちを集められるだけ集めておいて、自分がお山の大将になって得意がっているようにしか見えない。
(参考:中村とうよう著「地球が回る音」初出は中央公論1986年10月)

ポール・サイモンのボーカル、歌唱力については同感。
アート・ガーファンクルの歌唱力と比べて明らかに劣るのはサイモン&ガーファンクルが好きな方だったらわかってもらえるかと。

Wikipediaのポール・サイモンの「明日に架ける橋」のエピソードがそのことをよく表しているように思います。
「明日に架ける橋(Bridge Over Troubled Water)」は当初ポール・サイモンがギターで作詞作曲したが、アルバムではガーファンクルの(ほぼ)独唱、そしてピアノのアレンジメントとなり、収録された。「コンサートでこの曲に贈られた拍手と賞賛はガーファンクルのものだ」と受け取ったサイモンは、その度に「これは僕がつくった曲なんです」と心で思ったという

「天使の歌声」と言われたアート・ガーファンクルと比較されてしまうんだから気の毒ではあるけど、コンプレックスを抱えた人なんだなということがよくわかるエピソードだと思います。
(ソング・ライターとしてのポール・サイモンは評価してます)


さて、今回のリマスターがどんな感じなのか波形で紹介。

One-Trick Pony の1曲目、"Late in the Evening"で比較。
上が1980年代の国内盤CD、下が今回のリマスター盤。
全体的にレベルは上がっているけども飽和無し。



Gracelandはアップテンポな "You Can Call Me Al" で比較。
同じく1980年代の国内盤CDと今回のリマスター盤。


こっちもレベルが上がっています。(One-Trick Ponyに比べ、飽和気味かなと思いますが)


関連
The Loudness War と Flat Transfer(リマスタリングCDについて思うこと)


  

2011年10月29日

CDプレイヤーのススメ - マランツCD6004

いま単体のCDプレイヤーを買うって人は少数派なんでしょうが、今でも各社からCDプレイヤーが発売されています。
そういう私も昨年、CECのCD3300RというCDプレイヤーを買ってますんで少数派。
光学ドライブの無いネットワークオーディオプレイヤーもいろいろ出ていますが、CD専用のプレイヤーをあえて買うというのも良いもんだと思います。

CECのCD3300Rを選んだ際はヘッドフォン出力の評判が良かったというのも決め手の一つでしたが、後継モデルCD3800はちょっと高いんですよね。製造品質も「イマイチ」ですし。

ネットワークオーディオもいいけど、手元にはCDがたくさんあるって人にはそんなに高くないモデルでも十分だと思います。
現行モデルでのおすすめは、マランツのCD6004です。4万円を切った値段で売られています。

Marantz - CD6004
http://www.marantz.jp/jp/Products/Pages/ProductDetails.aspx?CatId=HiFi&SubCatId=SACDCDPlayer&ProductId=CD6004


デザインの好き嫌いは人によって異なるものですけど、すっきりしたデザイン、シンメトリーデザインは好感を持つ人が多いんじゃないのかなと思います。

このクラスの製品には珍しく日本製です。福島県の白河工場で製造とのこと。

マイナーチェンジを重ねているモデルで、コストダウンではなく少しずつ内容を充実させている良心的なモデルだなと思います。

AV Watch - マランツ、iPhoneデジタル入力対応のCDプレーヤー
http://av.watch.impress.co.jp/docs/news/20110805_465619.html


AV Watchの記事にもありますが、大きく変わったなというのがヘッドフォン出力。
フルディスクリートヘッドホンアンプ搭載
スルーレートの低いオペアンプを使用せず、HDAM®SAテクノロジーを投入したフルディスクリート構成のヘッドホンアンプを搭載。単体ヘッドホンアンプを凌ぐハイスピードで高解像度なサウンドを実現しました。また、最大出力はCD6003から50%以上アップしています。

前モデルになる、CD6003ではSA8004(10万円)クラスのヘッドフォンアンプ回路を使っていたそうなんですが、それを更に改善。
カタログ表記だと下位のCD5003にも「高速電流バッファーアンプ搭載のヘッドホン出力回路 」と書いてあるんで、CD6004もそれと同じだろうと思っていたら全然別のモノ。このへんもっとPRしてもいいのにって思います。

CDプレイヤー + ヘッドフォンという組み合わせだけで十分ヘッドフォンを鳴らすことができると思います。(ヘッドフォンアンプ不要)


私のようになんだかんだ言ってCDを買ってる人ってまだまだいると思うんですよ。
そのCDをちゃんと再生したいというのであれば、4万弱とお手頃感があるこのプレイヤーはお薦めです。


参考
AV Watch - マランツ、iPhoneデジタル入力対応のCDプレーヤー

前モデル、CD6003発売時の記事
AV Watch - マランツ、iPodデジタル入力対応のCDプレーヤー
http://av.watch.impress.co.jp/docs/news/20090626_297031.html

関連
CEC CD3300R 据置のCDプレイヤー導入
http://tiiduka.blogspot.com/2010/06/cec-cd3300r-cd.html







マランツ CDプレーヤー CD6004/FN
マランツ CDプレーヤー CD6004/FN

今後は「光学ドライブ無し」になるのかな - Macだけじゃなくオーディオも

Appleが「フィジカルメディア」(光学ドライブ)に積極的では無いことは、未だにブルーレイディスクに未対応(サードパーティ製のソフトはありますが)なことや、MacBook AirやMac miniには光学ドライブが無いということからもわかります。



MacBook Airは薄さを追求したデザインなので「光学ドライブ無し」なのも頷けますが、Mac miniにまでというのは驚きでした。

「デジタルハブ」から「クラウド」へという流れの中で、Apple TVのように必要な映像、音楽はダウンロードで済ませるということなんでしょう。
(もちろん外付けの光学ドライブを接続すればいいわけですけど、内蔵しないというのは「英断」だなと思います。また、Apple TVではHDDを内蔵することすらしていないわけで、引き算がうまい会社だよなと思います)

「光学ドライブ無し」はAppleだけかと思っていたら、オーディオ機器にも広がっていて、リンのDSシリーズが先鞭をつけ、国内メーカでもマランツやパイオニアなどから「光学ドライブ無し」のプレイヤーが発売されています。

マランツ ネットワークオーディオプレーヤー NA7004
http://www.marantz.jp/JP/Products/Pages/ProductDetails.aspx?Catid=NetworkProducts&SubCatId=NetworkAudioPlayer&ProductId=NA7004



アナログレコードからCDへ、そしてさらにSuper Audio CDへ。音楽ソースの変遷はオーディオの歴史そのものであり、マランツは常にその先頭を走ってきました。そして今、音楽ソースはついにパッケージメディアからデジタルファイルへ

マランツのNA7004は1年前に発売された製品です。(実売7万円弱)
もちろんマランツでは現在もCDプレイヤー、SACD対応のプレイヤーも併売していますが、上記のように「パッケージメディアからデジタルファイルへ」という流れに対応した「光学ドライブ無し」の製品です。
  • iTunesライブラリをストリーミングできるAirPlayに対応(アップグレード価格:5,250円)
  • ネットワークオーディオ機能 (DLNA1.5に準拠したネットワークオーディオ機能)
  • iPod touch/iPhone専用アプリ「Wizz App」によるコントロール
  • USB DAC機能搭載 (USB:32/44.1/48/96kHz 16/24bit、同軸:32/44.1/48/64/88.2/96/176.4/192kHz 16/24bit、光:32/44.1/48/64/88.2/96/176.4/192kHz 16/24bit)
  • iPod/iPhoneデジタル接続対応USB入力端子を装備 
  • Bluetoothレシーバー「RX101」に対応するM-XPortを装備 
  • 視認性に優れた有機ELディスプレイ
  • ブラウザによるWebコントロール (PCやiPod touch/iPhone、PDA等のブラウザによるネットワーク経由のリモートコントロールが可能)

DAC(デジタル・アナログ・コンバータ)としての機能も備えており、ネットワークオーディオ対応+DAC+αという製品になってます。

単体での動作だけでなく、PC(Webブラウザ)やiPhone, iPad, iPod Touchからの操作もできるというのが大きな特徴でしょうか。

AV Watch - マランツ、DLNA/PC/iPod/BT対応のネットワークプレーヤー
http://av.watch.impress.co.jp/docs/news/20100907_392165.html

DENONからはネットワーク再生に割り切ったモデルも発売されています。

DENON ネットワークプレーヤー DNP-720SE
3万円台と低価格なモデルです。


  • Wi-Fi接続対応。ネットワーク機能
  • ネットワークから音楽ファイルの再生が楽しめます。
  • インターネットラジオを楽しむ
  • iTunesのミュージックライブラリーを楽しめるAirPlayに対応
  • iPhoneやiPod touchで本機の操作が可能となる“Denon Remote App”対応
  • USBメモリーのダイレクト接続、再生が可能
  • 文字のスクロール表示など、日本語が読みやすい3ライン大型有機ELディスプレイ
  • FM/AMチューナー内蔵
  • 光デジタル出力装備
  • デノンのコンポーネントの設計思想を継承したデザイン



標準でWiFi対応なのは便利ですけど、本格的なネットワークオーディオ機器というよりは、簡易的なものという仕様になってます。
DENONのネットワークCDレシーバ RCD-N7Wの単体版という感じかと。


今年はパイオニアからも新製品が出てきました。
パイオニア ネットワークオーディオプレーヤー N-50, N-30
http://pioneer.jp/components/networkaudio/


コンセプト
ディスク音源からオーディオファイルやミュージックコンテンツへメディアの多様化とともに音楽を楽しむスタイルも大きく変化してきています。その中でも、多くのアーティストが世界中の人々に向け、自由に発信できる場として活用しているのがネットワークメディアです。<中略>パイオニアのネットワークオーディオプレーヤーなら、これまでのCDコレクションも快適なライブラリーとして、今までに体験したことのない豊かな音楽ライフをあなたにお届けします。

PCなどに内蔵される光学ドライブメーカでもあるパイオニアから「光学ドライブ無し」の製品が出たことに驚きました。
マランツと同様、SACDプレイヤー、CDプレイヤーも併売していますが、これからはこっちだよという意志表示が「ディスク音源からオーディオファイルやミュージックコンテンツへ」というコンセプトなんでしょう。

マランツのNA7004以上にできることが多くて「難解」な商品だなと思います。AV Watchのレビュー記事がわかりやすくまとめているので参考になるかと思います。

AV Watch - 【新製品レビュー】DLNA/AirPlay/USB DAC全対応。パイオニア「N-50」を聴く
http://av.watch.impress.co.jp/docs/series/np/20111028_486367.html

N50とN30の違いについても簡潔に書かれています。
なお、下位モデルとして32bit拡張処理機能を省き、USB DAC機能やデジタル入力(つまり単体DAC機能)を省いた「N-30」も実売4万円程度で発売される。機能差以外に、N-50ではアナログとデジタル回路用の電源トランスを別々にして干渉ノイズを低減したり、シャーシを2重構造にして剛性を高めるなどの工夫もとられている。
ということで、上位モデルのN50の仕様をまとめると、
  • 192kHz/24bitハイレゾリューションファイル対応
  • DLNA1.5に準拠したネットワークオーディオプレーヤー
  • パイオニアオリジナルのアルゴリズムに基づいたbit拡張処理「Hi-bit 32 Audio Processing」
  • PCからダイレクト入力が可能な「USB DAC」機能(本機の高精度クロックで伝送を制御する「アシンクロナス転送」採用)
  • 圧縮音源の転送レートに合わせ、自動で音質補正。「オートサウンドレトリバー機能を同載
  • iPod touch/iPhone/iPadまたはPC/Mac内のiTunesライブラリーの音楽コンテンツをネットワーク経由でストリーミング再生ができる「AirPlay」に対応
  • フロントUSB入力は、iPod/iPhone/iPadからのダイレクト入力とともに充電にも対応
  • PC音源などを収録したUSBメモリーの入力もでき、FLAC、WAVなどのハイレゾリューション音源をネットワークを介することなく再生することも可能
  • 高品位なフルカラー液晶を採用したディスプレイは、日本語での表示に対応した快適なGUI機能を実現
  • 多くのネットワークプレーヤーのように、機能設定や選曲にPCや携帯端末の画面に頼ることなく、リモコンと本体ディスプレイだけで多彩な機能の設定と操作を実現
  • iPod touch/iPhoneに専用App「Pioneer ControlApp」をダウンロードすることで、さまざまな機能の操作が可能
  • オプションのBLUETOOTHアダプターAS-BT200を取り付けることで、携帯型オーディオプレーヤーやPCなどのBluetooth無線技術搭載機器からのワイヤレス再生が可能
  • Android端末にも対応「Air Jam」
  • ホームネットワークへの無線LAN接続は、オプションの無線LANコンバーターを使用することで簡単に
と、書いているだけでお腹いっぱいに。(苦笑)

さすがにパイオニアでも伝える努力はしてまして、この図のようになるようです。



伝わりにくい商品だけにこのような図を用意したんだと思いますが、実際はそれ以上のことができるわけで、ほんとややこしいなと。

PCで音楽CDをリッピングしてNASへ。CDプレイヤーはN-50のデジタル入力に接続。「光学ドライブ」やディスクメディアを否定しているわけでは無いことがこの図から伝わってきます。
(光学ドライブ、CDプレイヤーも売ってるわけですし、そこへの配慮かなとも思いますが)

単体でも操作できるという点やカーオーディオでの実績なのか、液晶画面が大きく使いやすくなっている点(アルバムアート表示なんてうれしいですしね)は良いなと思いました。


参考
AV Watch - DMC? DMRって?、DLNAネットワークオーディオ“再入門”
http://av.watch.impress.co.jp/docs/topic/20101119_407218.html










2011年10月28日

松任谷由実 - ノイエ・ムジーク

昨夜、TwitterでCDもまだまだ捨てたもんじゃないよって感じの流れになったんですが、じゃ具体的にどれ?となった時に思い浮かんだのが松任谷由実のCD。

荒井由実時代のアルバムは以前も紹介していましたが、松任谷由実の作品もクオリティが高いと思います。(オーディオ的側面も含め)

リリース時に大量に売れたアルバムが多いので中古での入手が容易というのも良いところ。
ビートルズのアルバムですらCCCD(コピーコントロールCD)でリリースしちゃった東芝EMIですが、松任谷由実のアルバムにCCCDはありません。ここもポイント。

東芝EMIはCCCDに積極的で、ビートルズの"Let It Be... Naked"とボックスセットの"The Capitol Albums, Vol. 1"をCCCDで販売してました。ほんとあれは何だったんだろう。

閑話休題。
松任谷由実のCDは流通量が多いんで、250円とか500円で買ってきた中古CDをCDプレイヤーで普通に再生するだけ。
「同時代の音楽」という接し方では無いので冷静に聴くことができます。
(あー、この曲流行してたな、という具合です)

で、実際に聴いてみると松任谷由実のアルバムはどれもよくできてるなと思います。
やっぱり手間暇掛けてつくってます。掛けられる予算と時間が圧倒的だと思うのですよ。(参加ミュージシャンも豪華ですしね)

そんな「松任谷」時代のベスト盤が「ノイエ・ムジーク」という2枚組のアルバムです。
子供の人形がヘッドフォンをしてるジャケット。


Wikipedia - Neue Musik
http://ja.wikipedia.org/wiki/Neue_Musik
『Neue Musik YUMI MATSUTOYA COMPLETE BEST VOL.1』(ノイエ・ムジーク ユミ・マツトウヤ・コンプリート・ベスト・ヴォリューム・ワン)は、松任谷由実(ユーミン)の「松任谷」時代初のベスト・アルバム。1998年11月6日東芝EMIより発売された(TOCT-24001/24002)

ベスト盤ということでリマスタリングされているんですが、フラットネスなので大丈夫。



荒井由実時代のベストと同じく、全曲バーニー・グランドマンがマスタリングを手掛けています。
(1984年の"NO SIDE"から2010年まではバーニー・グランドマンが自らマスタリングをしていたようですね)

「ラウドネス・ウォー」なCDに馴染んだ耳だともの足りなく感じるかもしれませんが、細かい音までクリアに聞こえるんでそこはじっくりと。手間でもCDプレイヤーで再生してみて下さい。
ヘッドフォンでの再生だけじゃなく、スピーカで再生してももちろん良さは変わらず。

ありがたいことにブックオフの「特価棚」に置いてあることも多いんで機会があれば手にしてみてはと思います。

追記
リマスタリング前のCDとノイエ・ムジークの波形比較です。
守ってあげたい」で比較。
上が「昨晩お会いしましょう」収録のもの、下が「ノイエ・ムジーク」収録の波形。




関連
最近買ったCD 荒井由美 "Super Best Of Yumi Arai"
荒井由実 - "ひこうき雲"


Bikeride - 音楽雑誌を買っていても見落としてばかり

よしのぶさんのBlog、"Tempting Soda Records" から。

http://tmp-soda.blogspot.com/2011/10/bikeride.html
Bikeride / 37 Secrets I Only Told America (1999)
通称:ピンポンジャケ何故におばちゃんの卓球ジャケ…リリース時、誰もが衝撃を受けた迷ジャケット。各レコ屋が激プッシュしていたので、このジャケットでも手が出たのですが、危険すぎるこのセンス。

1999年頃ってどんな音楽聴いてたのか忘れましたが、アンテナに引っかかっていなかったのは実際のところ。仙台のHMV(今は亡き一番丁店)に通ってた頃のはずなんだけど。
しかも1999年ってことはiTunesが出る前だから、CDプレイヤーを駆使して音楽をちゃんと聴いていた時期。

気になったので調べてみたら、嗚呼さすが素晴らしき21世紀、myspaceで試聴できました。もちろん30秒とかじゃなく一曲まるごと。他のアルバムの曲もプレイリストに放り込んで試聴。

http://www.myspace.com/bikeride


ヘッドフォンで聴くと音質が粗いけどスピーカからだったら気にならないレベル。
(一曲まるごと試聴しないと気が済まないのは旧世代のせいなのか)

たしかにスタカン(Style Council)風味ではあるけど、ちょっと違うかなと思うのはスタカン・リアルタイム世代だからかな。
インド風の曲なんかはバーズのラーガ・ロックを思い出します。っていうかバーズっぽいのかな、全体的に。

音楽雑誌は継続して買い続けているけれど、こういう見落としがほんと多いです。
年間ベストの号を見て「こんなの出てたのか」と気付き、慌てて買ってというパターンも多いし。

それにしても "B" で始まるミュージシャン・バンド名、ほんと多いなと。
CD棚のBがすごいことになってます。

Lovely Cube HeadAmp (23) "UPC811C-A" 久々にOPAMPを交換

久々にOPAMPを交換しました。
ずっとOPA2111AMを使っていたのでたまには違う傾向の音にということで、NEC(現ルネサステクノロジ)のuPC811Cというものを使ってみました。

ルネサスエレクトロニクス 製品情報 UPC811C-A
http://www2.renesas.com/maps_frontend/mapsEScreen_ja_internet.php?ordercode=UPC811C-A


シングルDIPなので、シングル x2 to DIP8の下駄を使ってます。
左右でロットが違うけど気にしない気にしない。(笑)

OPA2111AMに慣れてしまった耳からすると空間表現が違いますね、やっぱり。
細かい音がしっかり出ていてなかなか。
安いOPAMPですけど良いですね、これ。

CEC CD3300R(CDプレイヤー)→ MATRXI mini-i → Lovely Cube →ヘッドフォン
という構成で聴いてます。

Twitterでルネサスのおすすめも教えてもらったんでちょっと遊んでみようかと思ってます。

2011年10月26日

最近のヘビーローテーション - Gorillaz

最近CDプレイヤーのトレイに乗る機会が多いCDをあれこれ紹介。

GorillazのアルバムをCDプレイヤー+ヘッドフォンという組み合わせで聴いてます。


Gorillaz についてはジャケ写真を見たことがあったけどリアルタイムで買うことは無く、中古で"Demon Days"を買って、それから病み付きに。最初に買ったCDがCCCDだったので通常のCDを買い直したりしてます。

アニメ風キャラのジャケットを見て、カニエ・ウェストのアルバムなどを手掛けた T. Murakami氏を連想して避けていたのかも。(苦笑)

http://ja.wikipedia.org/wiki/ゴリラズ
ゴリラズ(Gorillaz)は、アニメキャラクターとして描かれた2D、マードック、ヌードル、ラッセルから構成される架空のカートゥーン・バンド。

架空という設定でのバンドってことで、現在も活動中。
写真の手前、2010年にリリース(CDというフィジカルメディアでのリリースは2011年)された The Fall は、「音源はすべてiPadにより作成されている」んだそうですが、そういう時代でもあるんだなと。

古いテクノロジーにも関心があるようで、KORG(当時、京王技術研究所)のドンカマ(ドンカマチック)をタイトルにした曲なんてのも出してます。

Gorillaz - Doncamatic feat. Daley. Shot live in Phoenix Arizona




サブカル路線まっしぐらという感もあって、彼らの出すCDはなかなか凝ってます。




The Fall で顕著なんですが、ヘッドフォン(イヤフォン)で聴くと音の遊びがよくわかるというか、ヘッドフォンで聴くことを想定して音づくりしてるんじゃないのかなと思えるぐらいの音づくり。
一部の曲ではバイノーラルっぽい定位だったりして、ヘッドフォンで聴いてわかるという面も。

「宅録」って感じがしつつも、内側に進むわけではなく、独特の立ち位置の音楽だなぁと。
英語版のWikipediaでは "Genre"が "Alternative hip hop, electronica" となっていて確かにそうだわなと。「今の音」の一つなんだろうなと思います。


消化映画 - 「ミリキタニの猫」(2006年)

NHK-BSプレミアムで放送されたものを録画して観ました。

ミリキタニの猫 - goo 映画
http://movie.goo.ne.jp/contents/movies/MOVCSTD11003/
解説 - ミリキタニの猫
アメリカ、ニューヨークに実在する反骨の日系人ホームレス画家ジミー・ツトム・ミリキタニ。彼の数奇な人生と過去をめぐるドキュメンタリー。製作・監督は長年ドキュメンタリーの分野で活躍してきたリンダ・ハッテンドーフ。

ふと見始めたら止まらなくなってしまいました。淡々と話が進むのですが、途中から夢中になって観てました。
日系アメリカ人の画家の話なのかと思っていたら、彼の過去に関するドキュメント。
ミリキタニというのは彼の姓。ツールレイクの強制収容所での過去。

日系人強制収容所に関する話は、同じNHKで放送された渡辺謙 アメリカを行く「9.11テロに立ち向かった日系人」でハートマウンテンの強制収容所についてのドキュメンタリー番組を見ました。
この番組ではハートマウンテンに強制収容された経験を持つ政治家、ノーマン・ミネタ氏(9.11当時の運輸長官)の話。

この映画ではニューヨークで路上画家をしているジミー・ツトム・ミリキタニ氏の生活、9.11発生時も『騒然とした周囲をよそに、いつもと同じように平然と絵筆を動かしてい』た様子、なぜ戦争に反対するのか、など彼のルーツに関する話が次第にわかってきます。

ノーマン・ミネタ氏とミリキタニ氏では置かれている立場が全く異なるのに、どちらも強制収容された経験から来る強い心を持つという点では同じなのだな、と思った次第。




公式サイト
http://www.uplink.co.jp/thecatsofmirikitani/index.php



2011年10月25日

100円ショップで揃えるiPod,iPhone,iPad用USBケーブル

iPhoneのおかげなんでしょうが、100円ショップでiPod用のDockケーブルがいろいろ出てます。
以前から一部の100円ショップで取扱いがありましたが、ダイソーでも取り扱うようになってました。


左から順に、
  1. 以前からあるカールケーブルの短いもの(セリアシルク
  2. リール式ケーブルのもの70cm(セリア、シルク)
  3. ストレートケーブルのもの50cm(セリア)
  4. ストレートケーブルのもの約60cm(ダイソー

他にローソン100で扱っているUSBケーブル+Dockコネクタという組み合わせのものもありますが、今回は省略。

ダイソーのものは3月末に1本購入したんですが、その後なかなか店頭で見かけなくて「ダイソーで買ったんじゃなかったのかも」という感じになってたんですが、ちょっと離れた場所のダイソーに行ったら普通に売ってました。パッケージの記憶もそのまんまで「そうそう、これこれ」ということで買ってきました。
他にもリール式のものも置いてありました。

最近買ったのは3番目のストレート50cmのもの。これはロックが無い「現行の純正ケーブル」風でなかなか良いです。


左がセリアの3、右がダイソーの4です。


50cmと60cmということでどのぐらいの差なのかと比較してみたらこの程度。
そんなに大きな差では無いですね。(ダイソーのケーブルは約0.6mという表示なのでバラツキがあるのかも)


ということで、セリアのDockケーブルはおすすめです。
(分解してラインアウト用のケーブルを作るならそれ以外ということで)

関連
USB充電・転送可能なWalkman用USBケーブル(WM-PORT)
http://tiiduka.blogspot.com/2010/03/usbwalkmanusbwm-port.html

2011年10月23日

2011年秋の新製品まとめ(アンプやDAC, iPodトランスポート, ヘッドフォンアンプ)

前のエントリでも書きましたが、新製品が多くてほんとに不況なのか?という感もありますが、PCオーディオ用のアンプとDAC、ヘッドフォンアンプが多いなという印象。

まずはアンプから。
ラックスマンが今まで手掛けてこなかった価格帯にアンプを出してきました。134,400円という価格、他社だと高いけど、ラックスマンとしては随分安い値段だなと。

ラックスマン ステレオ・パワーアンプ M-200
http://www.luxman.co.jp/presspro/m200.html


組み合わせの一例として、2010年秋に発売されたUSB D/AコンバーターDA-200には高品位なボリュームおよびプリアンプ回路が搭載されており、M-200との接続により、PC/Mac等からのUSB接続を含むデジタル/アナログを問わない多彩な音楽信号を縦横無尽にコントロール可能なオーディオシステムが構築できます。

昨年発売されたDA-200と組み合わせて使うことを想定しているパワーアンプですが、他社のアンプ(プリアンプ機能のあるLovely Cubeでも)良いわけで、その辺は柔軟に考えれば良さそうです。

ラックスマン、PCオーディオに適したパワーアンプ -AV Watch
http://av.watch.impress.co.jp/docs/news/20111021_485359.html


TEACからはUSB-DAC搭載のプリメインアンプが。
また、ONKYOが「デジタルメディアトランスポート」として発売したND-S1シリーズと同様のコンセプトのDS-H01も出すとのことで随分製品が増えてきたなという感じ。

ティアック、USB DAC/ICEpower搭載の小型アンプ -AV Watch


USB DAC/ステレオプリメインアンプ『A-H01』およびiPhone/iPad/iPod用ドッキングステーション『DS-H01』を新発売
http://www.teac.co.jp/news/news2011/20111020-01.html


まずはUSB DAC搭載のプリメインアンプから。これ良さそうです。

USB DAC/ステレオプリメインアンプ『A-H01』
http://www.teac.co.jp/audio/teac/ah01/
『A-H01』は、高品位のUSB D/A コンバーターとプリアンプ及びICEpower®クラスDアンプを統合したホームオーディオの新しいソリューションです。一般的なプリメインアンプ、パワーアンプとして優れたオーディオ性能を発揮するだけでなく、PCオーディオという新しい世界へユーザーを誘います。 

ICEpower採用で店頭予想価格が45,000円前後というのは安いと思います。
DENONのCXシリーズでICEpowerを採用していましたが、TEACの新製品はそれよりもずっと安い価格です。



デジタル入力は、USB, COAX, TOSLINKの3系統、アナログRCA2系統と入力端子が豊富です。
出力も左右スピーカ、サブウーファーへの出力、前面にはヘッドフォン端子と不足無し。
付属リモコンでの入力切り替え、音量調整ができるのでKENWOODのKAF-A55からのステップアップに良い感じですね。
(KAF-A55で不満だった点がA-H01で解消されているんでおどろきました)

次に「iPodトランスポート」の新製品が2つ。

iPodやiPhone,iPadをデジタルで取り出してというのはWADIAが製品化し、ONKYOが拡げた市場ですけど、実際どのぐらい使われているのかなと思います。
操作感はiPod, iPhoneより劣るわけだし、Dock部から延長ケーブルを用いて手元で操作してるんでしょうか。

TEAC iPhone/iPad/iPod用ドッキングステーション『DS-H01』
http://www.teac.co.jp/audio/teac/dsh01/


『DS-H01』は、Reference01シリーズと同じ筐体を採用した、iPhone/iPad/iPodデジタルドッキングステーションです。Reference01シリーズにデジタルでiPhone/iPad/iPodを接続して手軽に音楽を楽しむことができるほか、D/Aコンバーターも搭載しているため単体のiPhone/iPad/iPod用D/Aコンバーターとしても使うことができます。 
店頭予想価格は3万円前後とちょっと高めの設定ですが、DACとしても使えるというのがONKYOとの違いでしょうか。

ONKYOはUSB-DDCとしては使えるけどアナログ出力無しですからね。
ND-S1の後継モデルもこの秋に発売開始になったばかり。
店頭予想価格は15,000円前後とのことですが、現在11,500円ぐらいからのようです。

デジタルメディアトランスポート ND-S10
http://www.jp.onkyo.com/audiovisual/option/index.htm


オンキヨー、iPhone/iPod対応トランスポート「ND-S10」 -AV Watch
http://av.watch.impress.co.jp/docs/news/20110706_458500.html


次はDAC。
昨年のONKYO DAC-1000の価格帯に新製品が2つ。

TEAC USB オーディオ デュアルモノーラル D/A コンバーター『UD-H01』を新発売
http://www.teac.co.jp/news/news2011/20110915-01.html


最大24bit/192kHz のオーディオデータをアナログ変換することが可能で、パソコンとのUSB 接続は高精度内部クロックによる制御を行うアシンクロナスモード対応。パソコンのクロック精度に起因するジッターを排除しています。D/A コンバーターにはBurr Brown PCM1795 を左右各チャンネルに配置し、非整数倍アップサンプリングによりすべてのデジタル入力信号を192kHz にアップコンバージョンしています。デュアルモノーラル構成はデジタル回路だけでなくアナログ回路においても同様です。IV 変換性能に優れたFET 入力オペアンプMUSES 8920 を左右各チャンネルに採用し高音質化を実現しています。

店頭予想価格は5万円前後とのこと。3系統(USB, COAX, TOSLINK)のDAC+ヘッドフォンアンプとして考えるとこれでも安いんじゃないかなと思いました。リモコン付属ですし。
ヘッドフォンアンプについても詳しく書かれており、A-H01のヘッドフォン出力よりもちゃんとしているんだろうと思います。

USBオーディオ デュアルモノーラル D/Aコンバーター
UD-H01
http://www.teac.co.jp/audio/teac/udh01/

ティアック、デュアルモノラルUSB DAC「UD-H01」 -AV Watch
http://av.watch.impress.co.jp/docs/news/20110915_477679.html


ラックスマンからも低価格なDACが出ます。

ラックスマン USB対応D/Aコンバーター DA-100
http://www.luxman.co.jp/presspro/da100.html


DA-100は、2010年秋に発売したDA-200の性能とデザインを引き継ぎ、筐体のコンパクト化と一部機能を簡略化することで、さらに多くの音楽ファンにPCオーディオの可能性を体験してもらうべく開発されました。
96kHz/24bitまでのフォーマットに対応したUSB入力(光/同軸は192kHz/24bitまで)や2つの音質を切替えて楽しめるデジタルフィルター機能の搭載、演算誤差を軽減する32bitプロセッシングDACの採用など、本格的なオーディオシステムにPCを接続するためのインターフェースとして、またヘッドフォンを接続して手軽にPCオーディオを体験するためのアイテムとして、さらに、既存のCDプレーヤーのDAC部を最新性能に置き換えるグレードアップ用コンポーネントとして、ラックスマンならではの高音質な回路ノウハウや物量をふんだんに採用したコンパクトなDA-100が、新しい音楽再生の価値と感動を提案いたします。

「上位機種DA-200 と同等の高品位なヘッドフォンアンプ回路を内蔵」と記載があるのでこちらもヘッドフォン出力に手抜きは無い様子。価格は71,400円とのこと。

ラックスマン、約7万円の小型USB DAC「DA-100」 -AV Watch
http://av.watch.impress.co.jp/docs/news/20111014_483736.html


オーディオテクニカはフルモデルチェンジですね。
USB-DAC(USB-DDC)、TOSLINKのみのDAC搭載ヘッドフォンアンプ、ヘッドフォンアンプの3モデル。

USBヘッドホンアンプ
AT-HA70USB ¥42,000
http://www.audio-technica.co.jp/products/dj-plus/at-ha70usb.html


  •  剛性の高い亜鉛ダイキャストボディ。
  •  トランジスターバッファー出力ヘッドホンアンプでパワフル再生。
  •  D/Aコンバーターは定評のあるAK4396採用でリアルサウンド再生。
  •  デジタル光出力・アナログライン出力搭載。
  •  CD音質を超えるハイレゾ音源が楽しめる96kHz/24bit対応。
  •  ALC搭載内蔵マイクロホンにより快適なIP電話が可能。
PCインターフェイスとしては、USB2.0のみ。(対応サンプリング周波数: 32kHz,44.1kHz,48kHz,96kHz)
出力はアナログRCAの他、角型光デジタル出力端子(対応サンプリング周波数:32kHz,44.1kHz,48kHz,96kHz)となっています。
マイク内蔵というのが面白い点ですね。


D/Aコンバーター内蔵ヘッドホンアンプ
AT-HA26D ¥35,700
http://www.audio-technica.co.jp/products/dj-plus/at-ha26d.html


  • 192kHz/24bitに対応可能な高品質D/Aコンバーター搭載。
  • 高性能光デジタル入力搭載。
  • ライン出力装備で高音質なD/Aコンバーターとしても使用可能。
  • 光デジタル入力信号を確認できるシグナルインジケーター。
  • 光デジタル信号のスルーアウト機能装備。
  • 高剛性アルミ合金ボディとダイキャストフロントパネルで不要振動を抑制。
入力端子は、アナログRCAと角形光デジタル入力(32kHz~192kHz、16~24bit)とのこと。光で192/24って大丈夫なのかな。
出力は、ステレオ標準ジャックのヘッドフォンの他、アナログRCAと光デジタルのスルー出力。

AT-HA70USBは亜鉛ダイキャストでAT-HA26Dはアルミ合金ボディとダイキャストフロントパネルという違いがあります。全部ダイキャストだと高いですからね。


ヘッドホンアンプ
AT-HA21 ¥25,200
http://www.audio-technica.co.jp/products/dj-plus/at-ha21.html


  • 高剛性アルミ合金ボディとダイキャストフロントパネルで不要振動を抑制。
  • 高音質再生を実現する厳選した音響用パーツを採用。
  • 低ノイズ、低歪曲かつパワフル再生。
  • ライン出力をムダにしないスルーアウト搭載。
  • 標準ジャック&ミニジャック搭載で2台同時使用可能。

DACは不要という層に向けての新製品で、入力端子はアナログRCA、出力端子は3.5mmステレオミニと6.3mm標準ステレオのヘッドフォン出力(2系統)。他にアナログRCAのラインスルー出力付。

オーテク、アンプ内蔵Bluetoothレシーバ「AT-PHA05BT」
-USB接続型やDAC搭載など据置ヘッドフォンアンプも
http://av.watch.impress.co.jp/docs/news/20111013_482879.html

ヘッドフォンの新製品ラッシュで思うことと復活して欲しい商品

オーディオ機器が売れなくなったと言われてから随分経ちますが、ここ最近のヘッドフォンの新製品ラッシュはすごいものがありますね。

マイペースのGRADOまでPS500を発売というのにはびっくり。
http://www.knicom.co.jp/ps500.html

写真を見た感じではHF-2に似てるなと思いましたが、実際はどうなんでしょう。

ULTRASONEはEditonシリーズの下に"Signature PRO"というのを設定してリリースへ。
無骨なデザインですけど価格次第かな。
http://www.timelord.co.jp/blog/news/ultrasone-signature-pro/?mode=consumer

auduio-technicaは定番の密閉型AHT-Ax00をATH-Ax00Xにモデルチェンジ。
長く販売されてきたモデルなのでそろそろそういう時期なのかもしれませんが、次はATH-ADシリーズのモデルチェンジなのかな。
50周年記念モデルもあれこれ出ているけど、あまり興味を持ちませんでした。
http://www.audio-technica.co.jp/50th/index.html

オーテクさんには1980年代に発売していたサウンドバーガーを復活して欲しいところ。



ポータブルCDプレイヤーですら絶滅危惧なのにあえてアナログ。
サウンドバーガーなら旅行先まで持っていき、そこで買い集めたアナログ盤を再生するという用途にも向いているんで欲しいモノだったりします。

2011年10月22日

フックト・オン・ビートルズ - Dr. Fink関係作品

フックト・オン・ビートルズという1992年にリリースされたアルバムです。

ジャケットがいかにも手抜きで普通だったらスルーしちゃうものなんですけど、演奏者名に "Dr. Fink"とあったので買ってきたというCDです。
ハードオフのジャンク箱で105円。たまにはチェックした方がいいですね。




http://artist.cdjournal.com/d/-/1193040397
様々な名曲をノンストップ・メドレーでつづるフックト・オン・シリーズのビートルズ編。6パート全31曲を意外とオリジナルに忠実なアレンジで聴かせてくれる。割と時代別に並べられている選曲と嫌味のない演奏にも好感が持て、この手の企画としては成功。

Dr.フィンク&ザ・ミステリー・バンドって実態がよくわかりませんが、Princeのバンド、Revolutionsでキーボード(シンセ)をやってた Dr. Fink だというのは確実なようです。

Dr. Finkは "Dirty Mind" から "Lovesexy" までの長い期間、Princeと一緒に活動していた人で、医者のコスチュームで演奏していた白人ミュージシャンだから見た記憶があるという人も多いんじゃないでしょうか。


上のCDジャーナルの解説だと通り一辺倒のことしか書いてないうえに、バンドの情報が全く無いんですが、こちらではバンドの正体もちゃんと書いてあります。

http://www.discogs.com/Dr-Fink-And-Mystery-Band-Hooked-On-A-Beatles-Tribute/release/999009

Dr. Finkは、ベースとドラム、キーボードを演奏し、プロデュース、ミキシング、録音もやったようですね。

日本での発売元がテイチクのOVERSEAS RECORDSという「がっかりレーベル」なのでジャケットデザインは日本盤仕様になってます。

#OVERSEAS RECORDSってT-REXやJimi Hendrixのブートまがいのものを沢山発売していたり、イギリスの60年代ロックの原盤がどうなっているのかわからないものをリリースしていたりとあまり良い印象が無いのです。

プリンスが好きでビートルズも好きという人であれば見つけたら買っておいた方がいいかもと思います。

Dr. FinkのWeb
http://www.doctorfink.com/index.html
AllMusic
http://www.allmusic.com/artist/dr-fink-p26367/biography

WKM - Tribute To Wakman

2003年にリリースされたウォークマンのトリビュートアルバムです。


レーベル: WKM PROJECT/ゲートレコーズ
規格品番 [組み枚数]:GAGH-0005 [1 Disc]

ウォークマン誕生25年を記念したトリビュート作品。テクノ的時間の中にオーガニックな空気を滲ませるケン・イシイ、浮遊感のある淡いエレクトロ世界を構築するコーネリアス、ポスト・ロック時代の童謡の趣を感じさせるクラムボンなど、多彩な解釈が面白い。


販売はソニーミュージックじゃなくてユニバーサルミュージック。Walkmanなのになんでと。
ジャケットはMD Walkmanを模したものになってます。裏面は当時のスティックリモコン風。


参加ミュージシャンはクラムボン、高木完、ケン・イシイなどなど。
カセットテープのギミックを使った音とかWalkman由来の音源もあってそこはWalkmanへの敬意が。
iTunesに取り込んだけど、CDプレイヤー、もちろんDiscmanじゃなくCD Walkmanでちゃんと再生してあげます。




消化映画 - 「君の涙ドナウに流れ ハンガリー1956」(2006年)

BS11で放送されたものを録画視聴。

君の涙 ドナウに流れ ハンガリー1956 - goo 映画

ランボー、ターミネーターなどを手掛けたハンガリー出身のプロデューサー、アドリュー・G・ヴァーニャが制作。
メルボルンの流血戦」を扱った映画で、そこに至るまでの過程がよくわかる映画。
「ハンガリー革命50周年」の2006年に公開されたという点からも、東欧革命を経た現体制の視点で描かれている映画です。

水球のハンガリー代表選手と民主化活動を行う女性が主人公。
ハンガリー動乱」という時代背景。1950年代の東欧の歴史がある程度わかっていないとわけがわからないかも。
ハンガリー動乱(ハンガリーどうらん)とは1956年にハンガリーで起きたソビエト連邦の権威と支配に対する民衆による全国規模の蜂起をさす。ハンガリー事件、ハンガリー革命とも。
#動乱というのは当時の体制側から見た言葉なので、ハンガリー革命の方が合っているように思います。

ソ連のスターリンが1953年に亡くなり、後継者フルシチョフによる「スターリン批判」。
ソ連と中国の関係悪化もこの頃。
東欧ではポーランドでの民主化の動き(映画でも触れられています)、そしてハンガリーでは「ハンガリー動乱」と呼ばれることになった民主化の動き。
(その後、1958年の「プラハの春」(チェコスロバキア)へと続きます)

冒頭、ソ連対ハンガリーの(水球の)試合でソ連贔屓が露骨な審判。(得点が無効にされたり、ルール無視のソ連選手にペナルティを与えない審判)
この部分だけでも「ソ連に押さえつけられているハンガリー」という印象を強く与えます。

メルボルン・オリンピックでの優勝を目標にしている水球チームのメンバーでもいろんな立場があるのはいつの時代でも一緒なのかなとも。
体制寄り、主人公のように民主化活動に関わるもの、ノンポリを通すもの。ノンポリなのかと思ったらオリンピック後に亡命とか結構複雑。

人の名前(政治家)がいろいろ出てくるのでハンガリーの歴史の勉強をしながら映画を観てという感じでした。




消化映画 - 「ジャッカル」(1997年)

NHK BSプレミアムで放送されたものを録画視聴。

ジャッカル - goo 映画
http://movie.goo.ne.jp/contents/movies/MOVCSTD2115/index.html

リメイク作品なんですね。オリジナルを観たいと思いました。

ブルース・ウィリスが悪役、リチャード・ギアが正義の〜という配役はどうなのかな?と思いつつ観ていたら、この映画、地上波で放送されたときにも観てるなと気付きました。(結構後になってから)

地上波での放送だと吹き替えかつ編集でカットされているんで違った映画になってしまっていることがありますが、最後のシーンのところで「やっぱりこれ、観たことある」と。

一匹狼の殺し屋を演ずるブルース・ウィリス、冷徹で不気味な役柄をうまく演じているなと思います。
プロの殺し屋で連想しちゃうのがゴルゴ13なんですが、彼のようにクールに徹しているわけでもありません。

1997年公開の映画なので出てくるコンピュータがApple Performaだったりして時代を感じますね。
武器製造人の役でジャック・ブラックが好演。いつものあのキャラクターで演じてます。

映画で使われている音楽もなかなか良かったです。
サントラ盤で確認してみたらFatboy SlimやMobyが参加してました。なるほど。





2011年10月21日

日本レコード協会(RIAJ)、ブックオフ月次データ、そして総務省のデータを見て考えた

日本レコード協会(RIAJ)からCDレンタル店舗に関するレポートがリリースされました。
レンタルしない人ではありますが、興味深く読むことができました。

一般社団法人 日本レコード協会
プレスリリース 2011年CDレンタル店調査まとまる
http://www.riaj.or.jp/release/2011/pr111020.html
 その結果によると、平均在庫枚数は、対前年比1.3%増の15,050枚となっています。 また、本調査結果のポイントとしては、在庫数15,000枚以上の超大型店は前年比3.5%増の46.5%となり、昨年に引き続き大型店の比率が上がっていることなどが挙げられます。
  なお、全国のCDレンタル店舗数は、2011年6月現在2,810店で、昨年6月末の2,795店から微増しております。

詳しい内容がこちらです。

CDレンタル店調査 2011年度
http://www.riaj.or.jp/report/rental/2011.html

以下の点についてわかりやすく解説されています。
  • CDレンタル店の店舗数と店舗面積
  • レンタル用CDの在庫状況
  • レンタル用ビデオの在庫状況
CDレンタル店の数は、1989年末がピークだったなんてことまでわかります。
CD販売枚数のピーク時にもレンタル店は現象傾向だったということです。
系列化された「今」の方が多いのかと思っていたけどそうじゃなかったんですね。

最後のまとめの部分、CDレンタルを利用しない私でも実感してます。
まとめ
レンタル店のその他の傾向としては、CDレンタルコーナーの面積は増加しているものの、CDセルコーナーは縮小し、書籍レンタルやゲーム、古着売場等へ他業種への移行が進んでいる。このようなレンタル店の複合化の傾向は今後も進んでいくことが予想される。

マンガのレンタル(貸本屋ですね)を行うお店が増えているのは実感してます。(家人がごそっと借りていたりしたので)
他業種への移行という意味では、TSUTAYAとブックオフの複合店舗(入口は同じでレジは別)なんてのもありますし、どんどん変わっているんだなと再認識した次第。


で、中古CDを扱うブックオフ。
直営店では夏頃からブックオフで扱っているようなちょっと前の曲を紹介するBGMを流して販促してますね。売り場では、高額商品の棚を減らして特価コーナー(500円以下の棚)へ。そして店舗に占めるCDの売り場減少を実感しています。
とはいえ、ブックオフでの売上高前年比は下回ったままです。

BOOKOFF(ブックオフ) 株主・投資家情報
http://www.bookoff.co.jp/ir/index.php?action=month

ブックオフグループ直営店 月次データ
http://www.bookoff.co.jp/files/ir_mn/a3/getuji20111004.pdf

既存店売上高が前年を下回った要因は、前年下期からの傾向であるCDアルバム、DVDが前年割れになったことに加え、9 月上旬下旬に上陸した大型台風の影響により、営業時間の短縮を行ったこと等によるものです。なお、ゲームの既存店売上高は、5ヶ月ぶりに前年を上回りました。


買い取り用のクーポン券は以前からありましたが、レジで配布するクーポン券にも変化があります。
今回のクーポンをよく見たら本・CD・DVDの150円OFFと記載あり。



各店舗ではリピータを増やそうと、500円以上購入したら50円分の割引券の発行(上の写真左側のもの)に加え150円引きのクーポン券(同、右側)まで登場。

メール会員になっていると各店舗のセール情報が送られてくるのですが、店舗によっては500円以下のCDアルバム半額セールを実施したりとテコ入れ中。


割引券の発行にクーポン券配布、そして半額セール。
中古CD棚の回転をよくするための策なんでしょうが、そうまでしないとCDが売れないという時代のようです。

買う側としては歓迎なんですけど、売る側になった時に値段が付かないんじゃないのかなと不安になったりしますね。

レンタル店全体で微増、在庫数1.5万枚の大型レンタル店舗が増えているけど、中古販売は振るわない状態。CDをPCでリッピングしたらそれでいいという割り切りなんでしょうか。

CD再生機器=PCやゲーム機という家庭も多いのかもしれませんね。



総務省 消費動向調査 結果
http://www.esri.cao.go.jp/jp/stat/shouhi/shouhi.html

ここに「主要耐久消費財等の長期時系列表」というものがあります。
CDプレイヤーは「過去の調査品目」になっていて平成16年(2004年)3月のものが最終版になります。

主要耐久消費財等の普及率(全世帯)※Excelデータです。
http://www.esri.cao.go.jp/jp/stat/shouhi/quarter/0403fukyuritsu.xls

2004年3月時点のデータを抜粋

「CDプレーヤー」は昭和62年(1987年)からの統計になってます。



平成13年(2001年)3月の62.1%がピークだったということは、以前JEITAの統計からわかったポータブルCDプレイヤーの出荷ピークが2001年だったことと合致しますね。

これからわかるのは、2004年3月での普及率比較をすると、
「CDプレイヤー < パソコン」
(CDプレイヤー=60.9% : パソコン=65.7%)であること。

つまり「2004年の時点でCDプレイヤーは無いけどパソコンはある」という世帯が上回っていたことになります。

ダウンロード販売に加え、CDレンタル店の充実。
CDというパッケージメディアが好かれていないというのは事実のようです。

関連

「CDが売れない」から「中古CDも売れない」になっているのかな?
http://tiiduka.blogspot.com/2011/06/cdcd.html
続「CDが売れない」から「中古CDも売れない」になっているのかな?
http://tiiduka.blogspot.com/2011/07/cdcd.html
ブックオフ店舗のCD棚の「異変」
http://tiiduka.blogspot.com/2011/09/cd.html
ポータブルCDPの出荷ピークは1998年と2001年。JEITAの出荷台数統計でわかるもの
http://tiiduka.blogspot.com/2011/05/cdp19982001jeita.html

CDあれこれ
http://tiiduka.blogspot.com/p/cd.html

仮想環境で動く"ゲームボーイ" - ニンテンドー3DS バーチャルコンソール

OS上で動かす仮想環境は、MacOS XでVMware Fusionを使ってますけど任天堂の携帯ゲーム機でも仮想環境で昔のゲームを動かすことができたんですね。

ニンテンドー3DS バーチャルコンソール
http://www.nintendo.co.jp/3ds/eshop/vc/index.html



ソニーがアンドロイドOS上でPS用ゲーム機を動かすという話は知ってましたが、任天堂でも3DSから昔のゲームを仮想環境で動かすことができたんですね。
ゲームボーイ以前の「ゲーム&ウオッチ」(友人が持ってて借りて遊んだ記憶あり)のゲームを最新のゲーム機でというのはどんなもんなんでしょ。
400円というお値段はぎりぎりの線かな、などと。

3DSにしてようやく仮想で動かすことができたのか、3DSの魅力(商品力)向上のための策なのかわかりませんが、過去の資産を有効に活用ってことなんでしょうね。

MacOS Xの仮想環境にMS-DOSを入れて、Vz-Editorを走らせ文書作成なんてことはしないけど、ゲームだったら確かに「あり」ですもんね。

任天堂ではWiiでバーチャルコンソールというのをスタートし、セガのメガドライブ版やMSX(!)版のゲームを販売してるんですね。移植+販売という仕組みが必要だけどゲーム機の仮想環境、なかなか奥が深いです。

任天堂 ゲームボーイポケット カラーバリエーション(2)

先日の続きですけど、ゲームボーイ。(ゲームボーイポケット)




その後も気に掛けているんですが、発売された全9色のうち4色しか揃ってません。


ゲームボーイポケット

グレー・赤・黄・緑・黒
発売日:1996年7月21日
希望小売価格:3,800円(税別)

発売日:1996年10月19日
希望小売価格:7,800円(税別)
特製プラスチックケース入り

発売日:1997年4月18日
希望小売価格:7,800円(税別)
特製プラスチックケース入り

ピンク
発売日:1997年7月11日
希望小売価格:3,800円(税別)

クリアパープル
発売日:1997年11月21日
希望小売価格:3,800円(税別)

赤とクリアパープルは見たことあるけど、購入に至らず。
ピンク、銀、金はまだ目にしたことがないです。

2011年10月20日

ポータブルCDプレイヤー(AIWA XP-V310)

アイワのポータブルCDプレイヤー、XP-V310です。
AIWAのポータブルCDプレイヤーでは2000年8月となってますね。
以前取りあげているXP-V30との大きな違いは「CD-R/RW再生可能」ということのように思います。


デザインはXP-V30に似てますが、上蓋が上面全体になっていたりして凝ってます。
下半身のスイッチを上蓋のアクチュエータが押すという構造になってます。

下半身側


上蓋の裏側



左側面はHOLD,RESUMEのスライドスイッチのみ。


正面はDSL(Dynamic Super Loudness)、選曲が左側にあり、右側にSTOP(Charge)、Play/Pause、PlayMode、上蓋のOpenとなってます。


左側面はボリュームとヘッドフォンジャックのみ。(ヘッドフォン、Line Out兼用のジャック)


電源は単3電池2本、DCジャックはDC5〜6V(センター+)となってます。



XP-V30の翌年に発売されたモデルなので外観変更ぐらいなんだろうと思ってましたが、音は別モノでした。
個体差があるのかもしれませんが、XP-V30の方がずっと良いように感じました。
外装にお金掛けた分・・・なんてこと想像してしまいました。