番組は保管されているマスターテープ(もちろんアナログ)を聴きながら(操作しながら)、レコーディングに携わったメンバーが当時の思い出を語るという内容。
私は後追いで「荒井由美」、「ひこうき雲」を聴いた世代なので、活字で知ってるつもりでいたこともやはりそこはそれ、活字で知る情報以上のものがありました。
本人の他、松任谷正隆氏、細野晴臣氏、林立夫氏、駒沢裕城氏、吉沢典夫氏などなど、当時のレコーディングに携わった面々も豪華なんですが、やっぱり鈴木茂氏がいなかったのが残念。
ということで、「ひこうき雲」は1994年に再発されたCD(ALCA-9029)を持っていたんですが、2000年のリマスターはバーニー・グランドマンが手掛けていたということを最近知り(10年前なんですけどね)、先日「荒井由美時代」の2枚組ベスト盤を購入しました。
もしかしてラウドネス・・・と思っていたりしましたが、それは全然なし。フラットネスです。
以前のCDと比較して細かい音までしっかり聴き取れます。
1994年発売のCDも悪くないんだけど、2000年発売のものはクリア。
元の音を尊重したためなのか、マスターテープそのもののせいなのか、曲によってはヒスノイズが気になったりするところも。(冒頭の「ひこうき雲」で顕著なんですけど)
昨日いろいろ聴いてみて、ヘッドフォンの相性によってヒスノイズが強調されることがあるんだなということがよくわかりました。特定の周波数帯なわけで、そこが強調されるか、されないか。
(スピーカで再生するよりもヘッドフォンの方がシビアになってしまうノイズですしね)
同じ「ひこうき雲」という曲での比較。
上が1994年再発のもの、下が2000年発売のものです。(どちらも256kbpsのAAC)
関連
The Loudness War と Flat Transfer(リマスタリングCDについて思うこと)
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