レンタルしない人ではありますが、興味深く読むことができました。
一般社団法人 日本レコード協会
プレスリリース 2011年CDレンタル店調査まとまる
http://www.riaj.or.jp/release/2011/pr111020.html
その結果によると、平均在庫枚数は、対前年比1.3%増の15,050枚となっています。 また、本調査結果のポイントとしては、在庫数15,000枚以上の超大型店は前年比3.5%増の46.5%となり、昨年に引き続き大型店の比率が上がっていることなどが挙げられます。
なお、全国のCDレンタル店舗数は、2011年6月現在2,810店で、昨年6月末の2,795店から微増しております。
詳しい内容がこちらです。
CDレンタル店調査 2011年度
http://www.riaj.or.jp/report/rental/2011.html
以下の点についてわかりやすく解説されています。
- CDレンタル店の店舗数と店舗面積
- レンタル用CDの在庫状況
- レンタル用ビデオの在庫状況
CDレンタル店の数は、1989年末がピークだったなんてことまでわかります。
CD販売枚数のピーク時にもレンタル店は現象傾向だったということです。
系列化された「今」の方が多いのかと思っていたけどそうじゃなかったんですね。
CD販売枚数のピーク時にもレンタル店は現象傾向だったということです。
系列化された「今」の方が多いのかと思っていたけどそうじゃなかったんですね。
最後のまとめの部分、CDレンタルを利用しない私でも実感してます。
まとめ
レンタル店のその他の傾向としては、CDレンタルコーナーの面積は増加しているものの、CDセルコーナーは縮小し、書籍レンタルやゲーム、古着売場等へ他業種への移行が進んでいる。このようなレンタル店の複合化の傾向は今後も進んでいくことが予想される。
マンガのレンタル(貸本屋ですね)を行うお店が増えているのは実感してます。(家人がごそっと借りていたりしたので)
他業種への移行という意味では、TSUTAYAとブックオフの複合店舗(入口は同じでレジは別)なんてのもありますし、どんどん変わっているんだなと再認識した次第。
で、中古CDを扱うブックオフ。
直営店では夏頃からブックオフで扱っているようなちょっと前の曲を紹介するBGMを流して販促してますね。売り場では、高額商品の棚を減らして特価コーナー(500円以下の棚)へ。そして店舗に占めるCDの売り場減少を実感しています。
とはいえ、ブックオフでの売上高前年比は下回ったままです。
BOOKOFF(ブックオフ) 株主・投資家情報
http://www.bookoff.co.jp/ir/index.php?action=month
ブックオフグループ直営店 月次データ
http://www.bookoff.co.jp/files/ir_mn/a3/getuji20111004.pdf
既存店売上高が前年を下回った要因は、前年下期からの傾向であるCDアルバム、DVDが前年割れになったことに加え、9 月上旬下旬に上陸した大型台風の影響により、営業時間の短縮を行ったこと等によるものです。なお、ゲームの既存店売上高は、5ヶ月ぶりに前年を上回りました。
買い取り用のクーポン券は以前からありましたが、レジで配布するクーポン券にも変化があります。
今回のクーポンをよく見たら本・CD・DVDの150円OFFと記載あり。
各店舗ではリピータを増やそうと、500円以上購入したら50円分の割引券の発行(上の写真左側のもの)に加え150円引きのクーポン券(同、右側)まで登場。
割引券の発行にクーポン券配布、そして半額セール。
中古CD棚の回転をよくするための策なんでしょうが、そうまでしないとCDが売れないという時代のようです。
買う側としては歓迎なんですけど、売る側になった時に値段が付かないんじゃないのかなと不安になったりしますね。
レンタル店全体で微増、在庫数1.5万枚の大型レンタル店舗が増えているけど、中古販売は振るわない状態。CDをPCでリッピングしたらそれでいいという割り切りなんでしょうか。
CD再生機器=PCやゲーム機という家庭も多いのかもしれませんね。
総務省 消費動向調査 結果
http://www.esri.cao.go.jp/jp/stat/shouhi/shouhi.html
ここに「主要耐久消費財等の長期時系列表」というものがあります。
CDプレイヤーは「過去の調査品目」になっていて平成16年(2004年)3月のものが最終版になります。
主要耐久消費財等の普及率(全世帯)※Excelデータです。
http://www.esri.cao.go.jp/jp/stat/shouhi/quarter/0403fukyuritsu.xls
2004年3月時点のデータを抜粋
「CDプレーヤー」は昭和62年(1987年)からの統計になってます。
平成13年(2001年)3月の62.1%がピークだったということは、以前JEITAの統計からわかったポータブルCDプレイヤーの出荷ピークが2001年だったことと合致しますね。
これからわかるのは、2004年3月での普及率比較をすると、
「CDプレイヤー < パソコン」
(CDプレイヤー=60.9% : パソコン=65.7%)であること。
つまり「2004年の時点でCDプレイヤーは無いけどパソコンはある」という世帯が上回っていたことになります。
ダウンロード販売に加え、CDレンタル店の充実。
CDというパッケージメディアが好かれていないというのは事実のようです。
関連
「CDが売れない」から「中古CDも売れない」になっているのかな?
http://tiiduka.blogspot.com/2011/06/cdcd.html
続「CDが売れない」から「中古CDも売れない」になっているのかな?
http://tiiduka.blogspot.com/2011/07/cdcd.html
ブックオフ店舗のCD棚の「異変」
http://tiiduka.blogspot.com/2011/09/cd.html
ポータブルCDPの出荷ピークは1998年と2001年。JEITAの出荷台数統計でわかるもの
http://tiiduka.blogspot.com/2011/05/cdp19982001jeita.html
CDあれこれ
http://tiiduka.blogspot.com/p/cd.html
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