メディアはSDHC対応、単三電池で動くものという選択肢でとにかく安いのって感じで選んだだけなんですが、ニコンの安価なデジタルカメラ、クールピクスL21というのを入手しました。
http://www.nikon-image.com/products/camera/compact/coolpix/life/l21/
仕様を抜粋するとこんな感じ。
- 有効画素数:8.0メガピクセル
- 撮像素子:1/2.5型原色CCD、総画素数8.29メガピクセル
- レンズ:光学3.6倍ズーム、NIKKORレンズ
- 焦点距離:6.7-24.0mm(35mm判換算で41-145mm相当の撮影画角)
- 撮影距離:レンズ前約30 cm~∞(広角側)、約70 cm~∞(望遠側)、マクロモード時は約5 cm~∞(広角側)
- モニター:2.5型TFT液晶、約23万ドット、輝度調節機能付き
画素数はこんなに要らないんですが、1年前のモデルでも8メガピクセルなんですね。レンズは「NIKKOR」という名前が入ってますけど、昔だったらNIKKORの名前は使わず、"NIKON LENS"で済ますとこだろうなとは思います。
焦点距離が41mm相当からのズームということで、ワイド端28mmが多いところ妙に望遠側になってます。(後継モデルの
COOLPIX L23では、28mm相当からのズームになっています)
単三電池を2本使うデジタルカメラですが、厚みはそんなにありません。グリップ部の膨らみとして処理されているんで、リチウム充電池を使うカメラとそんなに差は無し。
背面の単独スイッチでマクロのON/OFF、露出補正、ストロボのON/OFFができるのは便利。(メニューからやると面倒ですから)
液晶モニタは2.5型で十分な大きさ。つや消しで反射せず見やすいです。
電池室とSDカードスロットが一緒になっていて電池蓋はしっかりとしたロック付き。
不用意に開けると電池が抜け落ちます。(最近はリチウム充電池のものだと電池の抜け落ちを防ぐロックがあったりします)
影になってわかりにくいんですが、電池蓋の隣にマイクロUSBの端子があります。(カバー付)
(ここまでRICOH CX1で撮影。以下はCOOLPIX L21で撮影)
マクロモードで撮影をしてみました。ホワイトバランスはオート。
41mm相当からのズームレンズということもあって、ワイド端での歪みはそんなに気になりませんが、ちょっと望遠側にして撮影。(EXIF情報では7.9mm)
「オート撮影」時、ピント合わせは中央部で、ピントが合わないと赤、ピントが合うと緑の表示になります。
いつもの環境(自室)での接写テストではホワイトバランスも自然だし、露出も的確なんじゃないかと思います。
一番上のCX1を写したもの、三番目のルーペの接眼部では被写体の色に引きずられて露出がオーバー、アンダーになってますけどこれは補正してあげれば良い範囲。下の二枚のように光源の反射をうまく入れると露出補正無しでも使えますね。
電源ONから撮影可能になるまでの時間が短いのは良いですね。
機能面では、「カメラまかせで安心きれい。気軽に楽しむ、やさしい8メガモデル。ニコンクールピクスL21」というコピーが書いてありますが、「カメラまかせ」にできる人にはいいのかもしれないけど、普通のオート+手動で切り替えという使い方だと「邪魔な機能」に思えてしまいます。
先日紹介したOPTIO NB1000ではホワイトバランスがイマイチな感じだったんですが、COOLPIX L21ではそんなことも無し。
レンズの歪みはこんな感じです。(水平が出てませんが、書きながらの手持ち撮影なんでご容赦を)
ワイド端6.7mmで撮影。水平、垂直とも樽型ですね。
少しズームして10.8mmで撮影。ちょっと望遠側にするだけで歪みは無くなります。
更にズームして12.7mmで撮影。
電池はエネループを入れてますが、使っていても電池が減らないので仕様をよく確認してみたら、
- 撮影可能コマ数(電池寿命):約280コマ(アルカリ電池使用時)、約780コマ(リチウム電池使用時)、約500コマ(EN-MH2- B2※2使用時)
ニッケル水素電池だと約500コマとなっていました。いまどきの単三デジタルカメラ、なかなかやるな、という感じです。
風景用途にはワイド端が望遠寄りということもあって後継モデルのL23をおすすめします。
COOLPIX L21
COOLPIX L23