2010年5月31日

レコードコレクターズ誌の誌面刷新でジャケ写真の重要さを痛感する

ミュージック・マガジン社が発行している「レコード・コレクターズ」という雑誌、以前も書きましたが、長いこと継続して買ってます。

2010年5月号から誌面刷新。「文字が読みやすい大きさになりました!」ということで、話題にもなりました。
新しいレイアウト変更に慣れていないからの「違和感」だと思っていたのですが、どうやらこの「違和感」は「ジャケット写真」が原因のようです。

以下は産経新聞の記事から。

心は熱く、目には優しく…ロック音楽誌も高齢化の波、活字拡大
http://sankei.jp.msn.com/entertainments/music/100402/msc1004021420000-n1.htm
ここ数年、アンケートはがきを送ってくる熱心な読者のほとんどが50代半ば以上で、「字が小さくて読みにくいので大きくしてほしい」という要望が編集部に多数寄せられたという。
編集部内で協議した結果、5月号から文字数の拡大など大幅な誌面刷新の実施に踏み切ることにした。同誌の寺田正典編集長(47)は「編集部内では文字拡大による情報量減少を危惧(きぐ)する声もあったが、レイアウトに工夫を凝らし、減少は最小限にとどめた。実は私自身も最近、老眼鏡をかけて編集作業をしていることも影響しています」と話す。
雑誌の大きさは菊判のままです。

情報量が売りの音楽誌(テーマを掘り下げて扱う情報誌)が文字を大きくするとどうなるのかと思っていました。
たしかに文字は大きくなりました。レイアウトも工夫のあとが見受けられます。

誌面全体については問題無く、違和感の無いレベルに達していると思います。
上記ニュースにある、「レイアウトに工夫を凝らし」た結果なのだと思います。
特集記事は文字数が減って情報が減ったと思いませんし、特集記事で紹介するアルバム紹介も読みやすいです。
書籍紹介コーナーなどは以前より読みやすくなっているので好印象です。

しかし、巻末から読み始める「リイシューアルバムガイド」はどうもしっくりきません。
刷新後の5月号、そして6月号を買って読んでみても「違和感」があります。

今までだとリイシューアルバムガイドを見て必ずあった「これは買わなきゃ」というCDが無いんです。

毎号、国内で発売されるリイシュー(再発)盤がたくさん紹介されています。
国内盤は特集と連動していることもあり、ざっくり把握、気になったものをCD棚から探したり、注文したり。
輸入盤は貴重な情報源なので、特にじっくり読んでいました。
(早めに注文しないと無くなる限定版もあるので)

誌面刷新後、これが無いんです。

読んではいます。しかし頭に入っていかない。買おうという気にならない。
紹介されているCDが好みのジャンルじゃないからというのもあるのかと思っていたんですが、違うようです。
じっくり読んで、また読んで、これを繰り返してようやく、何で気付かなかったんだろうというものが出て来たりして。

では同誌のアルバム紹介ページをいくつか。

1987年1月号

1998年10月号
 
2010年2月号
 

2010年5月号
 
2010年6月号

小さい画像にしてみましたが、誌面刷新前に共通するのは「ジャケット写真の強さ」ではないでしょうか。
ジャケットで覚えている、ジャケットで選ぶということの多いCDやLPですから、ジャケットは重要。
これが新レイアウトでは薄れてしまっています。

ずいぶん前の1987年1月号(紙質も違うけど)は短冊式。
上部にジャケット写真とタイトル、曲名などの情報、下部にレビューという構成。

1998年10月号と2010年2月号はほぼ同じ構成。
ページの左半分にジャケット写真とタイトル、曲名。右側にレビューという構成。

2010年5月号、2010年6月号は、2列、3列組を使い分け。
字体が変わって大きめになっているのがわかりますかね。
一番痛いのは、曲のリストが無いこと。
「従来「大枠」で扱っていたアルバムには付けていた曲目表をオミットせざるを得」なかった。
ということですが、再発盤では結構重要なポイントだけに「ご容赦」しちゃって良いものかどうか。
(その割に文章の上部に空白が多かったりするという謎も)

誌面刷新以降、ジャケット写真の扱いが低くなったのか、位置はばらばら、サイズは縮小。
今までだとジャケット写真でピンときていたけれど、文字サイズを大きくしたレイアウトのため文章主体に見えてしまうという状態に。

レコード・コレクターズ編集部としては文字数とのバランスでこうしたということなのでしょうが、アルバムを紹介する記事なのに、結果としてアルバムの顔であるジャケット写真が目立たなくなってしまうという残念な状態になってしまいました。

レイアウトはこれからも見直しが行われると思いますますが、特にリイシューアルバムガイドのレイアウトは改善していただき欲しい点です。
ここから意見・感想を送ることができるので、意見として送っておきました)

   

2010年5月30日

ポータブルCDプレイヤー(CASIO PZ-2800)

カシオのポータブルCDプレイヤー、PZ-2800です。
ebayでは出品されているようですが詳細不明です。
Made in Thailandでした。

1bit DAC搭載、Digital Shock Guard採用のモデルです。

複雑な形状をしています。液晶は斜めに。
前の出っ張りは何か意味がありそうですが、分解していないので詳細不明。SP ON/OFFとあるからスピーカ?


操作部、ジャックは右側面に。
左からBBS(BassBoost)、ボリューム、REMOTEジャック、ヘッドフォンジャック、DCジャックです。


背面には何も無し。右側面奥に電池ケースの蓋があります。
電源はDC6V(センター+)、単3電池4本です。


珍しいなということで、ジャンク品105円也を買ってきただけの状態なので詳細不明です。
電池ケースの液漏れもひどい状態。
現時点ではスピンドルモータが回転しない(ピックアップは動く)という状態でCD再生できない状態です。

Classic音楽は1960年代のものが好きという話から録音の話まで

よく聴く音楽は、Rock, R&Bにはじまって、幅広いです。
打ち込み系なんかも気分によってはあり。HipHopは積極的に聴かないけど、Funkは好き。
Worldというジャンルで一括りにされかねない、AfricaのPopsも好き。
Latinという大きな枠で一括りにされても困るブラジルの音楽なども聴いてます。

このへんの脈略の無さ加減は ミュージック・マガジン の影響ですね。

で、Classic音楽。
深く聞き込んでいるわけでもないので、
△△の○○は▽▽の指揮が一番とか、そういう聴き方はしていません。

どこから聴いていけば良いのかわからない世界ではありますが、行き当たりばったりというのが実際。
CDになってから安価に入手できるようになったのもあって適当に選んで聴いています。

1960代の録音のものが好きです。
マルチトラック録音での制約があった1960年代のものが特に好きです。

1980年代半ばになるとデジタル録音、マルチトラック、マルチマイク録音が当たり前に。
これがどうも耳心地がよろしくない。
マイクを多用したハイ上がりの録音というのが苦手です。

1960年代というと、The Beatles の頃。
1963年2月11日に録音された、ファーストアルバム "Please Please Me" は2トラックでのレコーディング。

「たった一日」でのレコーディングということでも有名ですが、機材は2トラック。

The Beatles のアルバム名にもなっているのでポピュラー音楽用のスタジオかと思われていますが、元々は1930年代からのClassic音楽のスタジオ。
プロデューサーのジョージ・マーティンも元々はClassicをやってた方。

機材がしょぼかったんじゃなく、それが当たり前だった時代です。
時代は2トラック、4トラックの時代です。

Wkipediaでは、以下のページに詳しいです。(詳細となると英語ページになりますが)

その後、4トラックから8トラックへ。
1970年代に16トラックになって、1980年代半ばまでアナログ24トラック。
荒井由美のデビューアルバム「ひこうき雲」は24トラックかと思ったら16トラックだったようです。

ポピュラー音楽の場合は、トラック数が増える=音数が増える。ダビングを繰り返さなくても済む。
というメリットがあるのですが、Classicに関しては良いことだけではないように感じています。

スタジオワークで録り重ねていくものに対して、基本的に一発録りのClassic音楽。この違いでしょうか。

マルチマイクで録音し、ミックスダウンしたものをステレオ(または5.1chサラウンドなど)にスタジオで処理するのか、ペアマイクで録音(バイノーラル録音もここに)したものをそのまま聴くのかの違い。

複雑になればなるほど加工され「鮮度」が落ちるというのは長岡鉄男さんの影響でしょうね。

デジタル録音、マルチチャンネルが当たり前の時代だけれども、古い録音でも優れたものはたくさんあります。
1960年代の録音=音が悪い というわけではありません。
安価で購入できる良い時代ですんで、お試しを。

録音という意味では、カンターテ・ドミノでしょうか。
私の卓上機材では鳴らしきれませんが、やはり優秀録音盤。
1976年1月〜2月にスウェーデンのストックホルムで録音された教会音楽です。
Classicではなく、宗教音楽というジャンルになってくるかと思いますんで音として楽しむぐらいの余裕を持って聴いてください。

このアルバムは長岡鉄男さんの推奨盤でした。
当時、秋葉原の石丸電気ではアナログ盤売り場に長岡鉄男さん推薦アルバムのコーナーがありました。
そこから買った一枚。
現代芸術のような音楽が多かったですし、愛聴できるかとなると微妙なんですけどもね。

カンターテ・ドミノは親しみやすい部類かと思います。
現在はSACD/CDのハイブリッド盤になっています。



教会で録音というつながりで、こちらはRockの一枚。
カウボーイ・ジャンキーズの"The Trinity Session" を挙げておきます。
1987年11月27日にトロントの教会で録音。
暗騒音を含むホールエコー。

このアルバムも長岡鉄男さんの推奨盤でした。
1988年発売時には日本盤も発売されましたが、こちらは音が良くないので輸入盤でどうぞ。
10曲目の "Sweet Jane" は、Lou Reed のカバーです。

ポータブルCDプレイヤー(SONY D-EJ720)

ソニーのポータブルCDプレイヤー、CD WALKMAN D-EJ720です。
2005年2月発売のモデルです。
AV Watchの記事。
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20050128/sony.htm
付属のガム型ニッケル水素充電池「NH-10WM」1本での駆動が可能なポータブルCDプレーヤー。本体のみの重量は172g、充電池を含む重量は196gと軽量。最大外形寸法は136.1×136.3×20.4mm(縦×横×厚さ)。
電源は内蔵充電池に加え、付属の乾電池ケースを利用し、別売の単3電池も利用可能。内蔵充電池のみの連続再生時間は最大27時間。アルカリ電池を併用した場合は、最大42時間の再生が行なえる。
音声面では低域を増強する「DIGITAL MEGA BASS」を搭載。2モードの音飛び防止機構用意した「G-PROTECTION STYLE 1/2」も備えている。音声出力はアナログライン出力を1系統用意。

これだけだとわかりにくいのですが、D-NE730/830では「MP3/ATRACフォーマットで記録したCD-R/RWの再生に対応」、D-EJ720では音楽CDのみに対応という違いになります。


違いは上蓋だけのようです。上蓋は2003年発売のD-EJ700のように縁の部分モデル名。
低価格帯モデル、D-EJ700の後継機という位置づけでしょうか。

縁の内側は梨地処理、中心部にWALKMANロゴ。
内側が鏡面になっているの角度によってロゴが浮かび上がって見えるという仕掛けになっています。


下半身はD-NE730と同じ構造です。

出力は、ヘッドフォンジャックのみ。リモコン側の設定でヘッドフォン出力かラインアウトを選択可能です。(リモコンもD-NE730のものを利用可能です)



操作部は裏面に。
外周に沿ったスイッチの配置です。
左から、HOLD、VOL -、 VOL +、 停止(CHG)、再生、曲戻し、曲送りです。
再生/一時停止と音量大のスイッチ下側に突起あり。


左がD-EJ720、右がD-NE730です。
グレーの色が違っていますが同じもののようです。


電源はDC3V(センター+)、ガム型充電池1本、外付け電池ケース(単3電池1本)です。
外付け電池ケースはD-NE730と同じもの。(下半身が同じなので取り付け固定部も一緒)


外付け電池ケースは外周からはみ出る形で固定されるのですが、電池ケースから本体への電源供給はケーブルで接続する方式です。
D-NE920のような接点式だと合体すれば完了となるのですが、コネクタに挿さないと完了となりません。
コスト面なのか、安全性なのかはわかりませんが、底面に接点を設けて・・・とするよりシンプルに作れるのは確かです。


再生時間は取説より。
D-NE730より若干長めです。

音はD-NE730と同様です。
基本操作以外の操作にはリモコン必須となります。
音質に影響するG-PROTECTION、AVLSは初期値で「音質が良い」設定になっています。(G-PROTECTION1、AVLS=OFF)


ポータブルCDプレイヤー(SONY D-EJ800)

ソニーのポータブルCDプレイヤー、CD WALKMAN D-EJ800です。
2003年11月発売のD-EJ700の上位モデルです。

D-EJ800は2004年6月発売のモデル。
AV Watchの記事はこちら。
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20040525/sony.htm

先日投稿した「タイムドメイン推奨ポータブルCDプレイヤー比較」の時点では未入手でしたが、その後運良く入手することができました。

2004年発売ということもあり、最終期のモデルの一つになります。
(D-NE730/830は2005年発売)
ぱっと見た感じはD-NE730を分厚くした感じです。



電源はDC4.5V、ガム型充電池2本、外付け電池ケース(単3電池2本)です。
電池ケースの近くのスイッチは、G−PROTECTIONとAVLSの設定です。


上蓋の裏側(内側)はこのようにハニカム状のリブ強化されています。
中央部はリブが高く、外周部は低くという構造です。
D-EJ700との大きな違いでもあります。


操作部は外周に並んでいます。左からヘッドフォンジャック、音量-、+、停止(CHARGE)のスイッチ、再生、一時停止、選曲のジョグスイッチ、LineOut(アナログ、光兼用)、DCジャックです。
裏面にはHOLDスイッチのみです。


付属の充電スタンドを用いるとこうなります。
表面に△マークで中心部をマークしてあるので、そこを目安に差し込む形になります。


連続再生時間は取説より。


音質優先で使うのであれば、G-PROTECTION=1、AVLS=OFFに。
G-PROTECTION2は圧縮されて再生になります。(CD音質はG-PROTECTION1)

ガム型充電池2本という仕様はさすがに電池の入手性から考えると不経済。外付け電池ケースに単3電池2本という運用が良いかと。
操作性も良いし、音も良いしでお薦めのポータブルCDプレイヤーです。

SONYから付属電池ケースの無償交換が行われていますので、該当するかどうかご確認を。
「稀に乾電池ケースが発熱、変形する可能性がある事が判明」ということなので、交換を強く推奨します。
本体シリアル番号が該当していて、外付け電池ケースを所有していれば、中古購入であっても交換してもらえます。

付属「乾電池ケース」無償交換のお知らせ
http://www.sony.co.jp/SonyInfo/News/ServiceArea/041014/


Downtown Records 2010 Sampler 提供中です

RCRD関係で、The Like などを紹介していますが、今回はサンプラーについて。
Downtown Recordsで無料サンプラーを現在配布中です。

以下のページから申請可能です。



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ぜひお試しを。

2010年5月29日

ポータブルCDプレイヤー(SONY D-NE830)

ソニーのポータブルCDプレイヤー、CD WALKMAN D-NE830です。
2005年11月発売のモデルです。(2010年5月生産完了)
http://www.sony.jp/walkman/products/D-NE830/index.html
AV Watchの記事はこちら。
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20051017/sony2.htm


音楽CDの他に、MP3/ATRACフォーマットで記録したCD-R/RWの再生に対応しています。


NE730とNE830の違いは以下の通りです。
両機種の違いは、D-NE830がアルミパネル筐体や高品位ヘッドフォンを採用する点など。充電池も異なり、ATRAC3plus CDの連続再生時間はD-NE830が40時間、D-NE730が28時間となる。なお、充電池とアルカリ電池の併用時はD-NE830が105時間、D-NE730は90時間となる。
途中、ガム型充電池の生産完了があり、NE730との違いは外装とリモコンだけになっています。

実売価格では数千円の開きがありましたが、NE730のパネル表面に薄いアルミ板を貼り付けたという外装なので、買うのであればNE730の方がお奨めではありました。
すでにD-NE730、D-NE830は生産完了になっており、店頭から消えていっている状態です。
現時点では入手しやすい方を選べば良いかと思います。

シルバーとブルーの2色展開でしたが、これはシルバーモデルです。
ヘアライン部はどうしてもキズが目立ちます。


内部はD-NE730と同じです。
上蓋の裏側を見るとD-NE730と同じ素材(PC+ABS樹脂)ということがわかります。


電源はDC3V(センター+)、ガム型充電池1本、外付け電池ケース(単3電池1本)です。
付属リモコンでヘッドフォン出力をLineOut(アナログのみ)に変更することが可能です。(ジャックは共有)


D-NE730の樹脂製カラーパネル、D-NE830のアルミパネルの違いだけ。
外付け電池ケースやリモコンは両方で使用できます。


基本操作以外の操作にはリモコン必須となります。
音質に影響するG-PROTECTION、AVLSは初期値で「音質が良い」設定になっています。(G-PROTECTION1、AVLS=OFF)

再生時間は取説より。

デジタルアンプ搭載でちゃんとソニーが作った最後のという意味ではこれが完成形の一つなんでしょう。
デジタル出力が無い点を除けば単3電池1本の電池ケースで運用可能だし、D-NE730かD-NE830は持っていて良いモデルなんじゃないかと思います。

ポータブルCDプレイヤー(Panasonic SL-CT510)

パナソニックのポータブルCDプレイヤー、SL-CT510です。
以前紹介したSL-CT520の一世代前の製品です。
2004年2月発売。
http://panasonic.jp/support/product/audio/SL-CT510.html
AV Watchの記事はこちら。
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20040108/pana.htm
ベーシックモデルながら、デジタルアンプや、高音質インサイドフォンを採用し、MP3再生時には、圧縮時にカットされた音楽データを補間する「デジタル リ.マスター」が利用できる。
また、出力レベルが許容範囲を超えないようにアンプの増幅率を自動的に制御する「D-AGC」(Digital-Auto Gain Control)も搭載。音の歪みを抑え、低音を強調する従来の「S-XBS」に加えて、より低音強調する「S-XBS+」でも、迫力のある低音を最大限に再現するとしている。
CT500はアナログアンプですが、CT510からデジタルアンプになっています。

形状は円盤形。角もラウンドということでとにかく丸いモデルですが、デザイン上のトリックで実機ではそんなに角が丸まっているわけではありません。


上蓋の開閉角度が大きいのはやはりパナソニックならでは。
プッシュリリース機能は省かれています。


電源はDC4.5V(センター+)、単3電池2本。
電池交換はCDを外さないとできないタイプです。
SL−CT520は底面が平でしたが、SL-CT510は単3電池仕様のため大きく膨らんでいます。


操作部は側面に並んでいます。
写真左から、再生、停止、曲送り、曲戻し、音量大、音量小の各スイッチ。ヘッドフォンジャック、HOLDスイッチ、DCジャックと並んでいます。
出力はヘッドフォン端子のみ。


音楽CDを高音質で再生するには付属リモコンで耐振モードの切り替えを行う必要があります。
SL-CT520のリモコンが使えました。

POS1よりPOS2の方が高音質になります。初期値では音質の良くないPOS1になっているので、リモコンを用いて設定をすることをお奨めします。
(SONYのG-PROTECTION1がPOS2、G-PROTECTION2がPOS1に該当します)

再生時間は取説より。


SL-CT520は単4電池でしたから、内部収納の単3電池だけでも随分と長時間再生できます。

ただし、POS1での状態という点には注意。



2010年5月28日

ポータブルCDプレイヤー(KENWOOD DPC-141)

ケンウッドのポータブルCDプレイヤー、DPC-141です。
いつ頃の機種か不明です。
Made in Thailand

1bit DAC搭載(1bit DUAL D/A CONVERTERの記載あり)、耐振メモリ機能無し。
大きめなシンプルなモデルです。

左から、OPEN、MEMORY、MODE、液晶をはさんで、再生/一時停止、停止、右端に選曲のスイッチ。

ケンウッドらしい尖った形状のボディです。(上蓋から先端部のくぼみが印象的)



右側面には操作部やジャック類はありません。
左側面にBass Boost、Line Outジャック、ヘッドフォンジャック、ボリュームが並んでいます。



電源は、DC6V(センター+)、単3電池4本です。
背面のDCジャックの隣にPOWER ON/OFFのスイッチがあります。
電池駆動の際もON/OFFできるという変わった仕様です。


外観、操作部が左側面、電池4本駆動、そしてタイ製ということで、カシオのOEM製品のようです。
カシオPZ-100とは同サイズ。
操作部の配置や電池蓋の形状、LineOutの有無などなど違いはありますが間違いないかと思います。

音はPZ-100に準じます。電池4本モデルはやっぱり違うなぁと思います。
ヘッドフォンを十分に鳴らしてくれます。

DPC-141もPZ-100も安価で流通しているので、ぜひお試しを。

ポータブルCDプレイヤー(CASIO PZ-100)

カシオのポータブルCDプレイヤー、PZ-100です。
いつ頃の機種か不明です。
Made in Thailand

1bit DAC搭載、耐振メモリ機能無し。
大きめなシンプルなモデルです。

左から、OPEN、選曲、液晶をはさんで、再生/一時停止、停止のスイッチ。
液晶下は、MEMORY/TIMEとPLAY MODEのスイッチです。


右側面には操作部やジャック類はありません。
左側面にBBS(BassBoost)、ヘッドフォンジャック、ボリュームが並んでいます。


電源は、DC6V(センター+)、単3電池4本です。
背面のDCジャックの隣にHOLDスイッチがあります。

出力はヘッドフォン端子のみ。


音はたいしたことないだろうと思っていたら、その逆でした。
電池4本、6Vで動かしているだけのことはありました。

カシオやるな、と思ったもので、分解をしてみました。
裏面の5本のタッピングネジを外すと分解できます。
ピックアップ部(トラバース)の上蓋側との設置部にバネが仕込んであるので無くさないように注意。
基板にも1本ネジ留めありです。
写真では外れていますが、電極部もしっかり基板を用いています。
2つのスライドスイッチはMマークの松下製。


ピックアップ部の下には茶色の銅シールドあり。(下側ケースに大きな面積で貼ってあります)


チップはSONY製でした。
・CXD2508Rは、CD Digital Signal Processor。
・A1782BRは、RF Signal Processing Servo Amplifier for CD player。

たくさんある黄色いコンデンサはELNA製。やるなという感じ。


基板裏側です。こちらにもSONYのLSI。SONY製のCXP5086H-597Qと下側はBA6394FP。
・CXP5086は、CMOS 4-bit Single Chip Microcomputer。
・BA6394FPはROHMのBTLドライバー。


上の写真のように基板実装のあとで手作業と思われる抵抗のハンダ付け、いろいろジャンパが飛んでいたりと手間が掛かっています。
(初期モデルなのかもしれませんね)

カシオ製だけど、SONY製のチップ、ELNAコンデンサを多用した製品だということがわかりました。
海外生産じゃないと安価に供給できないよな、というつくりのプレイヤーです。

Peter Case - "I Dig What You're Putting Down"

Peter Caseの新しいアルバム " WIG! "の発売にあわせ、PVが公開されました。
昔のハンサムなイメージがあったので同姓同名の人かと思ってしまいました。



WIG! についてはこちらを。


アナログ盤の発売は最近だと普通になってます。CDとAD(アナログ盤)同時というパターンが多いです。
しかしみなさんどんどんと大手から離れていきますね。Paul Wellerもですし。

それにしても、昔のアルバムジャケットとはえらい違い。


Amazonは予約受付中になってます。



2010年5月27日

ポータブルCDプレイヤー(SONY D-NE720)

当初公開していたものの、モデル名を間違えておりましたので修正しています。

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ソニーのポータブルCDプレイヤー、CD WALKMAN D-NE720です。
2005年発売のモデルです。

海外向けのモデルのようです。
基本的には同年発売のD-NE730と同じもののようです。

イギリスのサイトになりますが、仕様なども細かく表記されています。
http://www.sony.co.uk/product/paw-cd-walkman/d-ne720


再生時間は取説より。
なぜかD-NE730より若干短いです。同じJEITAの測定方法なのですが、何かが違うのでしょうが・・・



TOKI ASAKO "RANHANSHA GIRL" 発売

土岐麻子さんの新しいアルバムが届きました。"乱反射ガール" です。

オフィシャルサイトはこちら。http://www.tokiasako.com/

初回限定のDVD付きパッケージを購入しました。
DVDには、ビルボード東京と赤坂BLITZでのライブから5曲。
タイトル曲、乱反射ガールのPVなどが収録されています。
ということで付録DVDの内容と彼女の動画をいくつか。

ビルボード東京でのライブから3曲。
・smilin' アルバム"Touch"収録曲。小編成+ストリングスでボーカルを堪能。
・Famingo ベストアルバム"VOICE"収録曲。徐々にアップテンポに。編成は前曲と一緒。
ファンタジア アルバム"Talkin'"収録曲。

ここから赤坂BLITZでのライブ。
・SUPERSTAR アルバム"Touch"収録曲。アルバムバージョンに近い演奏。
・How Beautiful 同じくアルバム"Touch"収録曲。(ユニクロのCM曲)こちらもアルバムバージョンに近くゆったりと。

動画はオフィシャルのものを。
アルバムトレーラ


乱反射ガールPV




メジャーデビュー以降



Jazzスタンダードや他のアーティストとのコラボレーション



Cymbals、Mansfieldのアルバム。




Amazon-土岐麻子
 

雑誌「Stereo」誌7月号 (続報)

先日書いた「雑誌「Stereo」誌7月号にFostexのユニットが付録」へのアクセスが多いなぁと思っていたらmixiのコミュからリンクされていたようです。
リンク歓迎なんでよろしくお願いします。

Twitterでluxmanさんが付録写真の「スクープ」を飛ばしていて、ユニットが付録なのではなく、ユニット工作キットが付録だと知りました。
下記Blogに詳細が出ていますのでご確認を。

音楽之友社さんのBlogにも詳細情報が出てきていますので、あわせてご覧下さい。


朗報!付録にスピーカー・ユニットキット(ペア)が付く! 予約受付開始
http://www.ongakunotomo.co.jp/kagutsu_news/k29.html


コイズミ無線で販売している「フォスター製」、「ダイトーボイス製」の6〜7cmのフルレンジユニットを追加しました。


形式 Fostex
P650
Fostex
FE83En
Foster
FF57BK
Foster
FF70BK
Daito Voice
F66U63
インピーダンス
最低共振周波数 150Hz 165Hz 140Hz - 160Hz
再生周波数帯域 f0~20kHz f0~30kHz - 125Hz~20kHz f0~20kHz
出力音圧レベル 85dB/w(1m) 88dB/w(1m) 82dB/w(1m) 82.5dB/w(1m) 84dB/w(1m)
入力(NOM) 5W 7W(Mus.) 5W 10W 10W
m0 1.7g 1.53g - - -
Q0 0.75 0.84 - - -
実効振動半径 2.6cm 3.0cm - - -
マグネット質量 74g 140g - - -
総質量 249g 350g - 228g -
バッフル穴寸法 Φ58mm Φ73mm Φ51mm Φ61mm Φ60mm
価格 2310円 3276円/unit 1375円/unit 1690円/unit 1690円/unit


手軽に作るならダンボールあたりからなんでしょうが、コイズミ無線ではバスレフ型エンクロージャも販売しているのでそれを使うというのもありだと思います。

Stereo誌での試聴BOXは、
バスレフ式、t=13mm、サイズW100 x H212 x D119mmで1.28Lとのこと。

例えば、ダイトーボイス SV-761 2380円/本 を買って済ますというのも手かなと思います。
(箱として組み立てられており。仕上もされているので。ユニットは工作しなければなりませんけどね)


ユニット側のバッフル穴φ58mmに対し、開口直径60mm。
W135 x H170 x D85mm で 1.4L。(ダクトは要調整かと思いますが)

付録ユニットの他に上で書いたFF66U63を買ってきて違いを楽しむなんてのも可能です。


で、雑誌の方は、セブンネットショッピングでの予約は一時中止になっていましたが再開されているようです。
またAmazonでも予約開始になってます。