いつ頃の機種か不明です。
Made in Thailand
1bit DAC搭載、耐振メモリ機能無し。
大きめなシンプルなモデルです。
左から、OPEN、選曲、液晶をはさんで、再生/一時停止、停止のスイッチ。
液晶下は、MEMORY/TIMEとPLAY MODEのスイッチです。
右側面には操作部やジャック類はありません。
左側面にBBS(BassBoost)、ヘッドフォンジャック、ボリュームが並んでいます。
電源は、DC6V(センター+)、単3電池4本です。
背面のDCジャックの隣にHOLDスイッチがあります。
出力はヘッドフォン端子のみ。
音はたいしたことないだろうと思っていたら、その逆でした。
電池4本、6Vで動かしているだけのことはありました。
カシオやるな、と思ったもので、分解をしてみました。
裏面の5本のタッピングネジを外すと分解できます。
ピックアップ部(トラバース)の上蓋側との設置部にバネが仕込んであるので無くさないように注意。
基板にも1本ネジ留めありです。
写真では外れていますが、電極部もしっかり基板を用いています。
2つのスライドスイッチはMマークの松下製。
ピックアップ部の下には茶色の銅シールドあり。(下側ケースに大きな面積で貼ってあります)
チップはSONY製でした。
・CXD2508Rは、CD Digital Signal Processor。
・A1782BRは、RF Signal Processing Servo Amplifier for CD player。
たくさんある黄色いコンデンサはELNA製。やるなという感じ。
基板裏側です。こちらにもSONYのLSI。SONY製のCXP5086H-597Qと下側はBA6394FP。
・CXP5086は、CMOS 4-bit Single Chip Microcomputer。
・BA6394FPはROHMのBTLドライバー。
上の写真のように基板実装のあとで手作業と思われる抵抗のハンダ付け、いろいろジャンパが飛んでいたりと手間が掛かっています。
(初期モデルなのかもしれませんね)
カシオ製だけど、SONY製のチップ、ELNAコンデンサを多用した製品だということがわかりました。
海外生産じゃないと安価に供給できないよな、というつくりのプレイヤーです。
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