私より詳しい方の測定結果があるので自分では測定せずにおりました。気まぐれで測定してみるか、と思ったもので、その結果を。
使ってるコンピュータがMacOSなもので、Windows環境で動く高速リアルタイム スペクトラムアナライザー WaveSpectra をそのまま動かすわけにもいかず、サブ用途(テレビチューナ用と化している)のミニタワー PC(WindowsXP SP3)にEDIROL UA-1EXというUSB音源を接続してテストをしてみました。
測定方法は、フィデリックス さんの「クロックのジッターの測定方法その3(PCでここまでできる!)」という記事から。
kouさんのフォーマットに従って書いてみると、
測定条件
再生ファイル 11025Hz+229.6875Hz.wave 44.1kHz 16bit Fidelixさん提供
測定PC WindowsXP Pro SP3 + EDIROL UA-1EX (専用ドライバを用いるアドバンストモードで使用)
WaveSpectra設定
画面縦軸 レンジ160dB シフト Auto
画面横軸 7000~15000 リニア
FFT サンプルデータ数 131072
FFT 窓関数 Blackman Harris 7Team
フォーマット 24bit/48000ss Stereo
WaveSpectraでファイルを再生、測定したもの。(ファイルの中身)
再生機器をMacにしてのテスト
再生環境 MacOS X 10.6.6 + Quicktime Player 10.0
再生機器をMATRIX mini-i (USB)に変更し、MATRIX mini-iからは光(TOSLINK)でUA-1EXに。
USB Sound Deviceを選択、48kHz 16bitで設定。(24bitは選択肢が出なかったので16bitで使用)
デジタルでの測定結果。(D-D)
いつも再生している環境(USB-DDCにJAVS nano/S、DACにMATRIX mini-i)での測定
iMac (48kHz 24bit) --USB--> JAVS nano/S --TOSLINK--> MATRIX mini-i --COAX-->HDSL1-->TOSLINK-->UA-1EX
デジタルでの測定結果。(D-D)
ん、これってUSB-DDC(JAVS nano/S)の測定結果になるんですかね?
ということで、「中抜き」した測定結果。
iMac (48kHz 24bit) --USB--> JAVS nano/S --TOSLINK--> UA-1EX
デジタルでの測定結果。(D-D)
やっぱりUSB-DDCの測定結果になるようですね。
MATRIX mini-i単体での測定になるとやはりUSB入力での結果ってことになるんでしょうかね。
で、ようやくDA変換したものを測定。
いつも再生している環境(USB-DDCにJAVS nano/S、DACにMATRIX mini-i)でのアナログ出力の測定です。
iMac (48kHz 24bit) --USB--> JAVS nano/S --TOSLINK--> MATRIX mini-i --Analog RCA-->UA-1EX
iMacで再生しMATRIX mini-iでDA変換したものをWindowsPCで測定。(D-Aでの測定結果)
もうちょっとわかりやすいグラフで。
追記
kouさんからコメントで指摘がありましたが、悪すぎなんで再度よく確認してみました。
WindowsPCで測定してみたらどうなるのか?ということで試してみたのがこれです。
WindowsPC --USB--> MATRIX mini-i --Analog RCA--> UA-1EX
やはりフロアノイズが高い。
で、ちょっと考えてみたらこれってUA-1EXのノイズじゃ?ということで測定してみたのがこれ。
入力は無し。アナログRCAケーブルは接続された状態。
これではSN比が悪いわけです。
RCAケーブル抜いた状態ではノイズが改善。
追記
kouさんからコメントで指摘がありましたが、悪すぎなんで再度よく確認してみました。
WindowsPCで測定してみたらどうなるのか?ということで試してみたのがこれです。
WindowsPC --USB--> MATRIX mini-i --Analog RCA--> UA-1EX
やはりフロアノイズが高い。
で、ちょっと考えてみたらこれってUA-1EXのノイズじゃ?ということで測定してみたのがこれ。
入力は無し。アナログRCAケーブルは接続された状態。
WaveSpectraの記録を開始するとノイズがさらに大きくなって下の状態に。
これではSN比が悪いわけです。
RCAケーブル抜いた状態ではノイズが改善。
やっぱり測定のための環境を整えないと駄目ですね。反省。
注意
・クロックのジッターの測定方法その3の使用上の注意で書かれているように「ちゃんとした測定には相当な知識と技術と機材が必要」なのですが、どちらも不十分なのでやってはみたものの、取扱いに困る結果でした。
・ソフトウェアの使い方、WindowsPCでのサウンドデバイスの扱い方には自信無し。→ノイズまみれだということがよくわかったんで全然駄目ですね。
・WindowsOSでも測定してみたものの、扱い方が悪いのか何度も再起動してやってるうちに飽きたので結果無し。→追加しました。ノイズまみれですが・・・
・WindowsOSでも測定してみたものの、扱い方が悪いのか何度も再起動してやってるうちに飽きたので結果無し。→追加しました。ノイズまみれですが・・・
測定環境が悪いんで、以下の考察は無しで。
音が出ているかどうかの確認用に放置しているヘッドフォンでモニターするようにしていたので、テスト信号の高い音が再生されていてヘッドフォンを装着していなくても耳が痛い。実験する方は直接ヘッドフォンで再生しないようにした方がいいです。