2010年10月28日

MATRIX mini-i (3) 昇圧トランスでAC120V駆動と内部写真その2

多入力なDAC、MATRIX mini-i ですが、順調に動いてます。通電したままで約1週間。そろそろバーンインも終わりかな、という感じでしょうか。

DACモードで使っていての感想ですが、クセが無く、味付けしないDACという意味で、私の目的に合っていたなと思います。(ヘッドフォンアンプとしては使っていません)

今日は昇圧トランスが届いたので設置しました。


MF-500-Uというステップアップ、ステップダウンに対応したトランスです。
AC100VからAC120V、AC120VからAC100Vに対応し、出力は500W。

音の変化が結構あります。120Vで給電していると重心が下がってバランスが良くなります。
USの電圧に合わせてAC115〜120Vでちゃんと動くように設計されているので、AC100Vだと若干電圧が足らないというわけですね。

いまのところ対象の機器はMATRIX mini-iだけなので直接つないでます。

Lovery Cubeが届いたらここから給電する予定です。


さて、またまた分解写真。
今回はケース下側を外し、基板裏面も観察してみることにしました。

ケースを固定しているネジはプラスM3x6mmの皿小ネジなんですが、材質が劣悪(柔らかい!)。すぐにドライバーでなめてしまいます。毎回冷や冷やしながら作業するのも面倒なんで皿小ネジを交換することにしました。


左側の5つが製品についていたもの。
ドライバーでなめているのがわかるかと思います。注意しながらでもこんな感じ。

右3つが近所のホームセンターで買ってきたもの。ワッシャーとナットと込みで10本100円。(さら小ネジM3x6mm 頭径6 ドライバー2番 ユニクロメッキ)
やっぱりJIS規格でちゃんと管理している部品だよなぁ、と日本製品の良さを再認識。
色はユニクロメッキなので銀色になってますから、そのうち塗装する予定でおります。

上下のケースを外した状態で基板上面。
フロントパネルは1枚のフレキで接続。ヘッドフォンジャックは基板に実装されています。


基板裏面で手前がトランス側。
スペーサーで支えているので、この分の高さ(スペース)を使って裏面にフィルムコンデンサをパラって使うこともできそうです。
表面で使われているチップコンデンサの穴は無し。

AD1955周辺の部分は表面も裏面も盛り上がりがあります。



ブリッジダイオード(Bridge Rectifier)のMCC製のKBP310


3端子レギュレータは、ST製のL7912CV。(とL7812CV)


で、ニチコン(だと思う)のHD 25V2700uFが2本。電源の平滑用だと思います。


手前の2つがニチコンFW 35V220uF。片チャンネルに2つずつ。


DAチップのAD1955周辺。左右に並んでます。
奥のコンデンサはニチコンFG(Fine Gold)16V330uFがそれぞれ1つずつ。


AD1955の周辺を上から。片チャンネル分です。
AD1955の上にあるのがOPA2134UA、その上がニチコンMUSE(?)10V100uFが2つ。


アナログ出力部のオペアンプ、OP275。全部で3つ。
RCA(アンバランス)出力のところに1つとXLR(バランス)のところに2つ。
手前2つと奥の1つでは周囲のチップ部品の配置が違っています。


テスターで電圧を測定。
DACチップのところのGNDと平滑用のコンデンサ(HD 25V2700uF)では13.83V。


ニチコンFWのところでの電圧は11.97V。


という感じでどこをどうしようかな、と思案中です。
改造記事がありそうだったHead-Fiではあまり情報が無く、評判が良いからそのまま使っているのかなと推測。

関連
MATRIX mini-i (9) iMac→nano/S→DACの接続
MATRIX mini-i (8) ONKYO ND-S1の稼働率向上、ケーブルの変更
MATRIX mini-i (7) チップコンデンサの構成追加
MATRIX mini-i (6) 接続機器の見直しですっきり便利に
MATRIX mini-i (5) 購入予定の方への割引クーポン $300が$290に
MATRIX mini-i (4) 内部構成図とチップ構成
MATRIX mini-i (2) 使い勝手とモード切り替えMATRIX mini-i (1) DAC到着内部写真入力端子の豊富なDACでまたまた悩む(2) - Matrix mini-i, Matrix cube







0 件のコメント:

コメントを投稿