2011年6月9日

"The Last Emperor" - 坂本龍一だけじゃありません

1987制作の映画「ラスト・エンペラー」のサウンドトラックアルバムです。



アカデミー賞では、ノミネートされた9部門(作品賞、監督賞、撮影賞、脚色賞、編集賞、録音賞、衣裳デザイン賞、美術賞、作曲賞)すべてを受賞した映画で、当時話題になりました。
最近だと「坂本龍一がオスカーをもらった映画」という感じなんでしょうか。

「教授」の映画音楽では「戦場のメリークリスマス」が日本では有名でしたが、この映画音楽で世界的に認知されたのかなと思います。(「戦メリ」ではイギリスアカデミー賞で作曲賞を受賞してますが)
曲としての認知度では「戦メリ」の方が上かなと思います。

で、このラストエンペラーの映画音楽なんですが、Wikipediaに記述がある通り、3人の合作となっています。


坂本龍一(日本)、Talking Headsのデヴィッド・バーン(USA)、蘇聡(コン・スー、中国)の3人。

Wikipediaから引用。
http://ja.wikipedia.org/wiki/ラストエンペラー_(サウンドトラック)
作曲は坂本龍一、トーキング・ヘッズのデヴィッド・バーン、中国の作曲家コン・スー。当初は坂本とバーンのコラボレーションで制作される予定だったが、両者のスケジュールが合わず実現せず。それぞれが作った楽曲には音楽的な関連性は無いが、発売当時のレコードA面に坂本、B面にバーンが割り振られ、坂本が静・暗、バーンが動・明という構成になっている。

授賞式にも3人揃って出席してます。



当時は日本人がアカデミー賞にノミネートされるだけでも大きな話題だったのに、日本人として初の受賞だったもんだからテレビ報道でも大きく取りあげられています。
(動画冒頭はNHKの「ニュースTODAY」。「クローズアップ現代」の国谷さんが出てます)
はデヴィッド・バーンもしっかり映っているんだけどコメントなどは一切無し。残念。
(映画のメインタイトルは「教授」じゃなくてデヴィッド・バーンが手掛けています)

Talking Headsのメンバーとして、そして今も彼のソロ活動を追いかけているので、このサウンドトラックアルバムも外せません。

アカデミー賞公式の動画ではデヴィッド・バーン→坂本龍一→コン・スー→デヴィッド・バーンという順にスピーチしていることがわかります。

"The Last Emperor" winning Best Original Score
http://www.youtube.com/watch?v=Z1IHDTMtsSY
(埋め込み禁止だったのでURLだけ)



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