2010年10月16日

beyerdynamic T 50 P (2) ベイヤーダイナミックのヘッドフォンについて学ぶ

ヘッドフォン beyerdynamic T 50 P (1) 写真比較の続きです。

ベイヤーダイナミックのヘッドフォンを買うのはこれが初めてです。
昔、イヤフォンを買う手前まで行ったけど在庫切れでAKG K12Pを買ったとか、その程度のおつきあい。



低価格モデルも多数出している老舗なのでDT231あたりを買おうかとも思ったけど、中途半端にそっちにせず、DT990とかにした方が良いんだろうなということでそのままでした。
(試聴してもピンとこなかったというのもありますが。店頭でのヘッドフォン試聴のコツが未だにわかりません。苦手ですね)

ベイヤーが苦手な理由、もう一つは製品が多くてよくわからん、という点。(これはULTRASONEもですが)
T 50 Pのようにピンポイントでわかりやすい製品が少ないという印象です。

日本の代理店のページですら、こんなですから、一見さんお断りって感じです。(言い過ぎだけど)
http://tascam.jp/products/headphones_full_size_beyerdynamic/
DT770、DT880、DT990と3本柱になっているようだけど、派生モデルが多いからわかりにくいんです。

今日わかったことは、体系立てて考えるとわかりやすくなるということ。さすがドイツの会社。



DT770シリーズ 密閉 DT 770 E/32 32 ohm



DT 770 E/600 600 ohm



DT 770 Edition 2005 250 ohm



DT 770 M 80 ohm



DT 770 PRO 250 ohm



DT 770 PRO/80 80 ohm






DT880シリーズ 半開放 DT 880 E/32 32 ohm



DT 880 E/600 600 ohm



DT 880 Edition 2005 250 ohm



DT 880 PRO 250 ohm






DT990シリーズ 開放 DT 990 E/32 32 ohm



DT 990 E/600 600 ohm



DT 990 Edition 2005 250 ohm



DT 990 PRO 250 ohm


以降はDT 990シリーズを中心に比較をしてみると、まずは外観。

色遣いが他と違ってポップに

シルバー/黒

E/600と一緒?

色々違ってる


つまりは、こういうことでもあると。



インピーダンス 外観

E/32シリーズ 32 ohm ポップな印象

E/600シリーズ 600 ohm シルバー基調

Edition 2005シリーズ 250 ohm シルバー基調

PROシリーズ 250 ohm 黒基調、パーツ違い



じゃ、同じ250 ohmの Edition 2005 と PRO では外観以外に何が違うのか、このあたりから応用問題になってきます。
DT 990 PRO と Edition 2005(海外ではEditionとの表記)の違いをまとめるとこうなります。




DT 990 PRO DT 990 Edition 2005

形式 ダイナミック・オープン型 オープン型

周波数特性 5-35000Hz 5-35000Hz

感度 96dB 96dB

インピーダンス 250Ω 250Ω

許容入力 100mW 100mW

歪率 0.2%以下 0.2%以下

ヘッドバンド側圧 3.5N 2.8N

ケーブル 3m(引き伸ばし時) / コイル 3m / ストレート

プラグ 3.5mm(ミニ) 3.5mm(ミニ)

質量 250g 290g

わかったようで、わからない。


HeadRoomでのf特比較。
開放、半開放、密閉の違い。




同じDT 990シリーズでの比較。DT 990 vs DT 990E/600(無印=Edition 2005かな)





密閉か開放かという選択肢だけならわかるけど、半開放という選択肢がある点も悩むところ。
同じシリーズでも音の傾向もそれぞれ違うんでしょう。



謎が多いなぁというのが、私のベイヤーダイナミックに対する印象です。

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