2010年12月21日

MATRIX mini-i (15) 電源平滑コンデンサの交換後、再度次の計画を考える

昨日投稿した電源の平滑コンデンサの変更後、通電によるバーンインも進み、音にも変化が出てきました。
重心が低くなり、自分としては好ましい方向に。


昇圧トランスを用いた「AC120Vでの駆動」と「AC100Vでの駆動」での違いほど大きく変わっているわけではありませんが、良い感じの方向です。
(MATRIX mini-iを改造する前に昇圧トランスを用いてみることをおすすめします)

次のステップの改造を検討中です。
MATRIX mini-i (12) 次の改造項目などMATRIX mini-i (13) 次の改造項目をまた考えるでも書いている内容と重複しますが、次第にどこの部品が何の役割なのかがわかってくるといじりたい気持ちが高まってしまいます。(苦笑)

現時点で予定している改造項目。前回のものを修正。
  1. 出力段のOPAMPの交換。OP275をAD8599に変更。(ここを変えるとがらっと変わると思うので最後に実施する予定)
  2. 三端子レギュレータの変更=L7912CVを変更。STMicroelectronics L7912CVからLM317Tに変更。
  3. デジタルIC用の三端子レギュレータの平滑コンデンサを変更。(DACやDIR用)

1番目のOPAMPの交換は後回しにして、2と3をやっていこうと思っています。
どちらも電源関係なんですが、ここを強化するだけでもずいぶん変わるんじゃないのかなと。
(L7912CVの置き換え用のレギュレータは手配済みです。届いたら交換する予定です)

3番目の平滑コンデンサは、前回以外のところをやっていこうと考えています。
まずは、DACチップ (AD1955)への電源用の平滑コンデンサの変更を計画。
オリジナル状態の写真で言うと、下に2つ付いているニチコンFG(Fine Gold) 16V 330uFがそれです。


現在はニチコンFG 16V 330uFが付いてます。



上の写真で言うと、基板のU3, U4と書いてあるレギュレーター(刻印は86RA N06A)の出力を受けているC104, C106のコンデンサを変更しようという考えです。
ニチコンFGというオーディオグレードのコンデンサを使っていますが、より低インピーダンスなものの方が良いという判断。また容量も追加したい。

平滑コンデンサの電圧を測定してみたところ、6.3V程度。
下の写真の6.29VというのがAD1955用のコンデンサの根元で計った電圧です。


三洋のOSコン(SEPC)にするか、ニチコンHZにするかで悩んでます。(用途を考えるとOSコンかな?)

と、回路を想像しながら書いていたら、昨日書いていたデジタル部の平滑コンデンサは8bitコントローラのMICROCHIP PIC16F913用(フロント液晶パネルのコントローラ)なんじゃないのか?と思えてきました。多層基板なのでパターンを追うことができないのが残念。


DIRのAK4113VFのとこにもレギュレータがあるし、ルビコンTZV 16V 470uFがDIR用なんじゃないのかなと。


改造版のMATRIX mini-i だとニチコンHD 35V 470uFに変更されています。
耐圧は上げる必要は無さそうですが、低インピーダンスなものに変更したい場所。
ルビコンTZVも低インピーダンス品ですが)
表面実装用のコンデンサが付いていますが、スルーホールもありコンデンサを交換したい場所ではあります。

まとまらぬままではありますが、方向性としては見えてきました。

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