1996年発売のモデルです。
いかにもケンウッドという感じのデザインです。
生産国はタイでした。
電池ケースは取り外し式。
底面の固定ネジは6本と多め。(タッピングネジが長めです)
低価格帯のモデルなので、液晶表示がシンプル(再生中のトラック番号または再生トラックの分と秒の切り替え式。何曲目の何分何秒目というのが普通ですんで割り切ってます)
CDのチャッキング(ロック)が無いように見えますが、ちゃんと固定されます。
左側面はBASS BOOSTとHOLDのスイッチ。
一段階のスライドスイッチが2つ並んでます。
右側面はボリューム、リモコン用端子、ヘッドフォンジャック、DCジャックが並んでいます。
下位モデルということもあり、ラインアウトはありません。
DCジャックはDC6Vとなっています。
操作部左側。大きな三角が上蓋のオープン、中央側にPlay Mode、Repeatのスイッチ。
操作部右側。こちらの大きい三角は再生・一時停止、その下に停止スイッチ。
液晶右に選曲スイッチという配置。
音は独特です。低音が強めで最初はBassBoostのスイッチがONになったままになってるんじゃないかと思ったぐらい。
BassBoostをONにするとそれより低音が強調されるんでスイッチの故障じゃないようです。
ま、そんなわけで分解してみました。
黄色の電解コンデンサはELNA製、横になってる大きい紺色のものもELNA製。
基板裏面(底側)です。
ジャンパ線がありますね。
で、気になったのがここ。
Technicsのロゴ入りのIC。SONY系の部品じゃないんですね。
Technics MN662740REと読めます。
検索してみたら、「Signal Processing LSI for CD Players」とのこと。
こちらも M ロゴ入りで旧松下系のIC。
MN150813AZD と読めます。Micro controllerとのこと。
こちらも M ロゴ。AN8806SBで、「Three-beam Method Head Amplifier Ic For Cd Player」とのこと。
M ロゴがまだまだ続きます。
8819NFB-Mと読めます。「4Ch. Linear Driver IC DC-DC Converter Control for CD」とのこと。
ようやく見慣れた型番のIC。BA3578FSはローム。「Headphone driver for digital audio」となってます。
BassBoost、Holdのスライドスイッチにも M ロゴが入ってましたんで、旧松下電子部品製のようです。
1bit DAC(上蓋には1Bit Dual D/A Converterと表記あり)なんですけど、1996年のモデルにTechnicsブランドのICが載っているとは思いませんでした。
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