2012年6月16日

「私的違法ダウンロード刑罰化」やるべきことは「教育」と「アップロードの取締り」

「私的違法ダウンロード刑罰化」について再度。

2chソースで「戦犯議員」が出てたけど、「音楽議員連盟」などの利権議員さんが本丸ですよ。
InterneeWatchの記事にも名前が出ていましたが、自民党の河村建夫衆議院議員(元官房長官)らが「主犯」ということは記憶しておきたいところ。(まぁ、それを丸呑みしちゃった野田政権にも腹が立ちますが)

Internet Watchの記事ではあえて関連リンク先がこうなってますね。
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20120615_540420.html

河村建夫衆議院議員の活動報告 違法ダウンロード防止法案趣旨説明(同議員のホームページは現在アクセスできない模様だが、Googleのキャッシュなどで内容を確認できる可能性あり
 http://www.tspark.net/katsudo/33.html
記事を書いた方の思いが伝わってきます。(笑)


インターネットユーザー協会も反対声明を出しています。
日弁連の声明よりとてもわかりやすく書かれています。ご一読を。

Movements for Internet Active Users (MIAU) (日本語名「インターネットユーザー協会」)
『違法ダウンロード刑事罰化』について、議員向けの反対声明を発表
http://miau.jp/1338800400.phtml

見出しだけ引用します。
  • 摘発されるのは理解していない子どもたちです
  • 違法・合法の区別をつけることができません
  • 捜査権の濫用を招くおそれがあります
  • 慎重な議論が必要です

一つ目の「摘発されるのは理解していない子どもたちです」が重要かなと思います。
2010年の著作権法改正で、違法にアップロードされた音楽・映像ファイルのダウンロードが違法とされました。権利者側が違法ダウンロードの主体と見なしているのは主に中高生ですが、その約半数が未だ、ダウンロードが違法になったことを知りません[*1]。このような状態で罰則をつければ、多くの「違法になったとは知らなかった」子どもたちが摘発の対象となります。子どもたちに教育を受けるチャンスを与える間もなく刑事罰化へと進むのは、あまりにも拙速であると考えます。

すごくあたりまえな内容だと思うのですよ。
法改正されて「違法化」されてからも約半数(45%)が「違法とは知らない」んですから。

上記引用の注釈は以下のもの。
法制問題小委員会ヒアリング 「著作権法第30条に係る意見」(日本レコード協会)

日本レコード協会の意見
<10代・20代グループでの主な発言>
  • 「法改正は自分には関係ない」
  • 「タダで手に入る違法ダウンロードは止められない。お金を払うなんて信じられない」
  • 「自分の周りの友人・知人はみんな違法ダウンロードをやっている」
  • 「みんな(沢山の人達)が違法ダウンロードやっているのだから自分だけが警察に捕まることなど絶対ない」
このような違法状況の蔓延は、正規流通を阻害し、音楽を創作する者に対する正当 な対価の還元がなくなり、新たな音楽の創作に悪影響を与えることとなる。大量に流 通している著作権侵害ファイルの総量を減少させるため、『違法アップロードに対するそれと同様に、違法ダウンロードに対する刑事罰を導入する』という法改正の検討をお願いしたい。

55%が「わるいことだとわかってやっている」からといって、若年層をターゲットにした刑罰化をしちゃっていいものなのか。
まずは教育でしょ。やってはいけないという認知率が半数程度なんですよ。文教族議員さんはそっちを優先させるべきだと思うのですが。

法改正が成立、施行となれば何かのタイミングで見せしめ的な摘発が予想できますね。(押収したパソコンからは〜というもっともらしいアナウンスが想像できます)

見せしめでの「教育」(威嚇だと思いますが)をすべきなのか、ちゃんと著作物というものについて学ぶ機会を設けるべきなのか。私は後者だと思います。


敏感になってないと困る音楽の周辺でご飯を食べている人というか、「音楽評論家」はこのようなコメントを。

RO69(アールオーロック) 
 - 渋谷陽一の「社長はつらいよ」
違法ダウンロードに罰金最大200万円。新法案成立へ。
http://ro69.jp/blog/shibuya/69196
これまでアップロードのみに罰則があったが、ダウンロードも罰則の対象になる法案が成立する。
ただ実際に罰則が実行される事はまれで、一種の警告として作られた法律と思われる。

この鈍感さが渋谷陽一なんだよなぁと思います。
著作物を発行する側、権利者側でもあるからなのか、ただの鈍感なのか。評論家というよりは実業家なんでしょうね。


違法なアップロードを取り締まった方がいいという意見もありますね。
今年に入ってからも「Megaupload」が摘発されたりしているので、各国ともそちらの手は打っているように思います。

RBB TODAY (エンタープライズ、企業のニュース)
2012年1月20日(金) 18時15分
オンラインストレージ大手のMegauploadがサービス停止、著作権侵害でFBIが捜査
http://www.rbbtoday.com/article/2012/01/20/85329.html
米Megaupload(メガアップロード)は19日(現地時間)、サービスを停止した。また、同サイトの運営者は著作権侵害で起訴された。

とはいえ、2ちゃんねるのスレッドでは「Kyo Music City」という名の違法サイトがまだ健在のようですし、そっちは放置なんですかね。>日本レコード協会

【KMC】極悪 Kyo Music City 撲滅 192【毛虫】
http://logsoku.com/thread/awabi.2ch.net/download/1339079076/
このサイトは邦楽・洋楽などの音楽ファイルや映画・PVなどのDVD・Blu-rayを海外のうpろだを介してファイルのやりとりをする本当に困った犬畜生なフォーラム形式のサイトだがね。
上記ジャンル以外にも、アプリケーション、ゲームソフト、アニメ、コミック、雑誌、写真集、アダルト等を大量に流通させとってねぇ、ホントにいろいろと揃っとるでいかんて。 

違法アップロードを減らす努力、違法なダウンロードはやってはいけないことだという周知(教育)はまだまだやる余地があると思います。
TwitterやBlogで文句言ってるだけじゃ仕方がないので、地元の参議院議員(自民)事務所、および公明党本部へ電話で慎重に審議すべきであるとの意見は伝えました。
参議院での十分な審議に期待。


関連
自公の推す「違法ダウンロード刑事罰化」が衆院通過
http://tiiduka.blogspot.com/2012/06/blog-post.html
続「違法ダウンロード刑事罰化」リッピング編
http://tiiduka.blogspot.com/2012/06/blog-post_16.html
続・「私的違法ダウンロード刑罰化」やるべきことは「教育」と「アップロードの取締り
http://tiiduka.blogspot.com/2012/06/blog-post_20.html
著作権法改正 -「1998年をピークに」を掘り下げてみる
http://tiiduka.blogspot.com/2012/06/1998.html

友人から借りたCDの複製は?
http://tiiduka.blogspot.com/2010/01/cd.html
友人から借りたCDの複製は?の続き
http://tiiduka.blogspot.com/2010/01/cd_19.html


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