2011年1月7日

Lovely Cube HeadAmp (16) LT1364を試す

Head-FiのLovely Cubeのスレッドでは、リニアテクノロジーの2回路入りOPAMP、LT1364の評判が良いようです。

LT1364
http://www.linear-tech.co.jp/pc/productDetail.jsp?navId=H0,C1,C1154,C1009,C1022,P1106


そんなわけで入手しました。
2回路入りでそんなに高くないのがありがたいです。

製品特長から抜粋
  1. 利得バンド幅: 70MHz
  2. スルーレート: 1000V/μs
  3. 入力ノイズ電圧: 9nV/√Hz
  4. 入力オフセット電圧: 1.5mV(MAX) 
  5. 入力バイアス電流: 2μA(MAX) 
  6. ±2.5V、±5V、および±15Vで仕様を規定

自分なりに解釈してみると、
  1. 70MHzと高いのが特徴的。(OPA134は8MHz、OPA627APは80MHz。以下、同順)
  2. スルーレートは信号の立ち上がり特性になるそうです。(20V/μs、80V/μs)
  3. 入力ノイズ電圧は、その名の通りノイズ特性で低い方が良い値。(8nV/√Hz、4.5nV/√Hz)
  4. プラス・マイナスのばらつき。低い方が良い値。(±0.5mV、±130μV)
  5. 入力バイアス電流については以前も書いていますが、Mod Packを使うには低い方が有利。(100pA、10pA)
  6. Lovely Cubeが±15Vの回路なので問題が無いというか好都合。(スペックでは±18Vまで。これはOPA134、OPA627APも同じ)
(スペックシートを斜め読みしてみましたが、理解不足の点がありましたらご指摘願います)

スペックはここまでにして、下駄無しでそのままLovely Cubeに。(ゲインは+10dB)
鳴らし始めたばかりですが、音は Burr-Brown(TI) の音に慣れた耳からすると上品な音。
女性ボーカルが心地よく、70年代のポップスなどが気持ち良く鳴ります。
これはいいや、というわけで当面はこの構成で。


OPAMPのデータシートの読み方についてはここを参考に。
http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Tachibana/9059/otasuke/opamp.htm

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