2009年9月29日

ボリュームの話題が多いんで

ボリュームの話題が多いので、簡単に用語解説。
ボリュームというと体積なんですが、オーディオで言うと音量調整用のあれです。

英語だと"Potentiometer"となり、略してPotとも。
日本語読みだとポテンショメータ。可変抵抗って言ったほうが通じるか。

電子式のボリュームがどんどん増えているので、使ったことが無い、触ったことが無いなんていう人もいるかも。
(テレビは完全に置き換わりましたね。ノートPCもほとんどスイッチを押すタイプになっているかと)

日本のメーカだと、東京光音やALPS製品が有名ですが、海外ではDALE(Vishay)や中国・台湾のものなど多数あります。
外観そっくり、端子ピッチに互換性があったりして、コピー品なんじゃないの?なんてのもありますが。

オーディオ用のボリュームだと「デテント」とか「ミニデテント」なんて用語も出てきますが、「デテント」はALPS RK40という廃機種になったボリュームを指しているようです。
その小型版の「ミニデテント」はALPS RK27という現行品。

RK40は製品から外したものが高値で流通していたりと根強い人気があるようです。
RK27は現行品なのでパーツ屋さんで購入できますが、通販だったら海外のお店から買ったほうが安いなんてこともあります。(書いている時点でのレート$1=89.35円)
ちなみに私はUSのお店で買ってます。

RK50という真鍮の塊のようなボリュームもありますが、でかすぎ&高過ぎでなかなか使う用途は無いのではないかと思います。(もったいなくて鑑賞用になってしまいそう)

ポータブルヘッドフォンアンプだと、RK097というのが最近のiBasso製品に使われています。
(ちょっと前までは同じサイズの台湾Alpha製でした)
Dr HeadにはRK09LというRK097のローコスト版が付いてました。
(RK09Lはスナップインなんで、背面に金属板が付いてます)

メーカーの製品紹介だと車載対応という区別しかなくて、どっちがどうなんだかわかりにくいのですが、車載用途にも使えるということは、利用できる環境温度の違いを指しているようです。
(クルマの中だと寒さ、暑さが半端じゃないですからね)

そうそう、オーディオ用に使うならAカーブ、測定器ではリニアなBカーブという選択になります。
(オーディオ機器でもBカーブのボリュームを使っているものもありますけど)

抵抗値が「ノ」みたいな感じで上がっていくのがAカーブ、「/」なのがBカーブです。

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