2014年2月24日

ことば - 「フラット」と「ニュートラル」

勤務先での以前の上司がやたらと「フラットな視点」「フラットに考える」という言葉を発していて、それが嫌で嫌で。

Flat = 平坦 に考えるって何?と謎でしたけど、それが「中立な立場で考えて」という意味らしいってことに気付き、それを言うなら「ニュートラルに考えて」じゃねぇかと。

ニュートラルという言葉をフラットという言葉に置き換えて説明している例。(わけがわからなくなってますけど)

読売ADリポート ojo:adv.yomiuri
メディアニュートラルとは、あらゆるメディアを一度フラットな立場に置いて、広告目的に合わせて最も有効なメディアや組み合わせを考えていこうというアプローチだ。

ビジネス本の用語みたいだなぁと思ってけど、そこまで多用されていないようだし、「フラットな組織」(組織形態の呼び方。ピラミッドの反対がフラット)から来ているんじゃないのかと想像。

いきなりトヨタ自動車の社史に飛びますが、

トヨタ企業サイト|トヨタ自動車75年史|第3部 第2章 第2節|第3項 ピラミッド型組織の見直し
https://www.toyota.co.jp/jpn/company/history/75years/text/leaping_forward_as_a_global_corporation/chapter2/section2/item3.html
 人事部門は全社の各部門を巻き込みながら組織・人事制度の抜本改革を検討し、1989(平成元)年8月に事務・技術部門で「フラット化」と呼ばれる新制度を導入した。
それまでトヨタが採用していた「部・課・係」のピラミッド型組織は、チェック機能によるミスの防止や組織としての一体感の醸成、部下の育成などにも適し、トヨタの発展を支える重要な基盤であった。

PCの世界でのディレクトリと一緒で、どこにどうやってファイルを置くか、その方法論みたいなもんで、階層深くする方がいいのか、浅い方がいいのかなんてのと同じ話です。

この「フラット」って言葉が引きずって「フラットにものごとを考える」なんて変な用法になったんじゃなかろうかと。

ニュートラル(Neutral) という英語が馴染まなかったのが不思議なんですが、これはクルマのオートマ比率が高まり、ニュートラルという言葉を使わなくなったからなんじゃなかろうかと。(なのでトヨタの社史から引用した次第)

オートマ車の場合、シフトチェンジと言ってもP→D、D→R→Pってなもんで、Nはあってもなくても構わないような存在になってますもんね。

手動変速(MT) だと嫌でもクラッチとニュートラルは使わなくちゃならんわけで。
(変速時にクラッチを踏んでギアをニュートラルにしてから別のギアに入れるという操作のことです)

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