2011年5月10日

DELL Vostro1200 "Turbo Memory"を追加

eBayで注文していた、Intel Turbo Memoryのモジュールが届きました。
注文したのは2GBのもの。
これが最大容量なんじゃないのかなと思います。

送料込みで$16.98(1400円強)というお値段だったので試してみました。



空いている拡張スロットに差し込んでネジ留め。(M2サイズのネジ2本は付属せず)



Turbo Memoryを有効にするには、BIOS設定で"Robson Card"(Turbo Memoryの開発コードネーム)をEnableに。(デフォルトがEnableなんですけどね)



そのままだとOS側で認識せず、機能しないのでドライバをインストールする必要があります。
最初にDellのドライバをダウンロードしてインストールしてみました。




Dellでダウンロードしたファイルをインストール。


ファイルの伸張が終わって、インテルのドライバのインストールが開始。
バージョンは1.0.1.1004と出ました。


インストール後に再起動。
Intel Turbo Memoryコンソールを起動したところ認識はされていますが「無効」な状態。
やはり2GBのTurbo Memoryだからでしょうね。



認識するけど機能しない状態でのバージョンは1.0.1.1004でした。


次にインテルのWebから最新のものをダウンロード。
英語版とマルチランゲージがあるので、後者を選択しダウンロード。
今回のバージョンは1.10.0.1012です。


インストール後に再起動して、Turbo Memoryコンソールを起動。
今回はしっかりと機能しました。やれやれ。


当面はこの設定で使います。
(2GBなので1GBずつWindows ReadyBoostとWindows ReadyDriveに使用)

Turbo Memory(Robsonカード)を入れてみた感想ですが、若干起動が早くなったかなという程度。

WindowsVistaのエクスペリエンスインデックスの値は変化せず。

Turbo Memory追加前のスコア(上から4.9、4.5、3.5、3.5、5.3)


Turbo Memory追加後のスコア(上から4.9、4.5、3.5、3.5、5.3)



Intel Turbo Memoryについては、「気休め」という見方が多く、その効果に疑問が出ていましたが、その後の流れを見ていても「過去の技術」という感じでしょうか。(SSDの隆盛と対照的ですね)


Intel Turbo Memoryに好意的な記事はITmediaの記事ぐらいかなと思います。

ITmedia +D PC USER
イマドキのイタモノ“Santa Rosa”の「Intel Turbo Memory」「Intel GMA X3100」を検証する

最も速かったのはReady BoostもReady Driveも有効にした状態だった。この状態では安定してほぼ40秒という起動時間であった。Windows Prefetchも効いていない状態に比べると20秒以上も短縮しており、さらにいえば、40秒のうちPOST時間が十数秒かかっていることを考えると、Intel Turbo Memoryの効果は絶大だと考えていいだろう。

Intel Turbo Memoryの効果は絶大だと考えていいだろう』というまとめになっています。そこまで言い切ってると各社で標準搭載して当然だと思うのですが、実際には普及していないものだけに、ちょっと言い過ぎなんじゃないのかなと。


同じような検証機を用いてもこちらでは慎重です。

PC Watch 多和田新也のニューアイテム診断室
Intelの新Centrino Duoプラットフォーム「Santa Rosa」の機能を見る

ReadyBoost/ReadyDriveはキャッシュメモリという性格上、安定した結果が出にくいため、今回のテストだけではTurbo Memoryのパフォーマンスについては明確な答えが出せないのだが、いくつかの傾向は見ることができただろう
私としては、PC Watchのこの記事の内容通りかなと思います。
ディスクアクセスが少しでも減る→省電力になるという部分でのメリットはあるんだろうと思います。
USBメモリのように外側に装着するものだと邪魔になったりしますが、Tuebo Memoryの場合は内蔵するので見た目の変化が無いこと、2GBの基板が1500円以下という現状であれば、試してみてもいいんじゃないかなと思います。


技術解説など
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