MacOS X で動作する仮想化アプリケーションソフトは、VMware FusionとParallels Desktopがありますが、私はVMware Fusion Version 2を使っていました。
(Parallels Desktopは試していないのでわかりません。たまたまそうだったというだけの話です)
いままでは仮想で動かすものと言ってもWindowsOS、それも使っていない Windows XP Home Edition のパッケージがあるからという程度で、積極的に使っていたわけではありません。
動かしているMacが、iMac(mid 2007) と古く、メモリは4GBで 2.8GHzのIntel Core 2 Extremeプロセッサという環境だし、VMware Fusionのバージョンも古いままだったということもあり、動かすと遅いんですよ、ほんと。
すぐ近くに Windows Vista が動いているノートPC(DELL Vostro 1200)があるので、Windowsじゃないと動かないものはそっちで作業した方が効率が良いという状態でした。
OS X Mountain Lionにバージョンアップしたら、購入して使っていたVMware Fusionが動かないという状態になり、こりゃ「バージョンアップする」か「もう使わないことにする」しかないなという状況になりました。
いきなり購入するのもなんだし、仮想環境でドローソフトの FreeHand MX を動かしてみるというのも良いかなと思って、新しいVMware Fusionの無償評価版をダウンロードしてインストールしてみました。
製品情報
VMware Fusion: Mac をデスクトップ仮想化に使用して、Mac 上で Windows を実行
http://www.vmware.com/jp/products/desktop_virtualization/fusion/overview
無償評価版のダウンロードはこちらから。(登録が必要です)
https://my.vmware.com/jp/web/vmware/info/slug/desktop_end_user_computing/vmware_fusion/5_0
(旧いバージョンもダウンロードできますが、最新のVersion5を入れてみました)
販売代理店はこちら。(日本ではact2が販売しています)
http://www.act2.com/brands/vmware/
ライバル商品の「Parallels Desktop」はこちら。トライアル版も用意されています。
Parallels Desktop for Mac
http://www.parallels.com/jp/products/desktop/
さて、まずはWindows XPでの評価から。
こんな感じで動いてます。
Windows XP + FreeHand MX
以前の仮想環境を引き継いでの起動が可能でした。
Windows XPへの割り当ては、メモリ512MB、プロセッサは1つという状態。
旧いOSだけあって動いてしまえばなかなか軽快。
以前のVMware Fusionよりも軽快に感じました。
以前作成したFreeHandのファイルもこの通り。
画面サイズが小さいんですけど、これは設定で大きくすることもできます。
これなら「使わない」という選択肢は外し、バージョンアップすべきだなと思いました。
ちなみにVersion 5でのゲストOSは以下の通り。
http://www.vmware.com/jp/support/product-support/fusion/faq/requirements.html
対応するOSも以前より増えてます。
- Windows XP
- Windows Vista
- Windows 7 (all versions, including 32-bit and 64-bit)
- Windows 8 (all versions)
- Ubuntu (most versions including 12.04, 11.10 and 10.04)
- Linux, Solaris, and FreeBSD
- Mac OS X Leopard Server
- Mac OS X Snow Leopard Server
- OS X Lion and OS X Lion Server
- OS X Mountain Lion and OS X Mountain Lion Server
(VMware Fusion Version 4の途中からServer版じゃないMacOS LeopardやSnow Leopardが外れていますが、これはAppleのライセンス見直しによるもの)
ちなみに「Parallels Desktop for Mac」だともっと対象OSが多くて、MS-DOS6.22やWindsows3.1、Windows95などもサポート。かなり多いです。
Parallels Desktop 8 for Mac システム要件から
http://www.parallels.com/jp/products/desktop/
サポートされるゲスト OS
32 ビット OS
64 ビット OS
- Windows 8
- Windows 7 SP1
- Windows Vista SP0、SP1、SP2
- Windows Server 2012
- Windows Server 2008 R2、SP2、SP1、SP0
- Windows Server 2003 R2、SP2、SP1、SP0
- Windows XP Professional SP3、SP2、SP1、SP0
- Windows XP Home SP3、SP2、SP1、SP0
- Windows 2000 Professional SP4
- Windows 2000 Server SP4
- Windows NT 4.0 Server SP6
- Windows NT 4.0 Workstation SP6
- Windows ME
- Windows 98 SE
- Windows 95
- Windows 3.11
- MS-DOS 6.22
- Red Hat Enterprise 6.x、5.x、4.x
- Fedora 17、16、15
- Ubuntu 12.04、11.10、11.04、10.10、10.04
- CentOS 5.x、4.x
- Debian 6.0、5.0
- Suse Linux Enterprise Server 11 SP2
- Suse Linux Enterprise Desktop 11
- OpenSUSE Linux 12.1、11.4
- Mandriva 2011、2010
- Solaris 10
- Open Solaris 2009.06
- Chrome OS
- FreeBSD 8.x、7.x
- OS/2 Warp 4.5、4
- eComStation 1.2
- Mac OS X Leopard Server 10.5.x
- Mac OS X Snow Leopard Server 10.6.x
- Android OS
- Windows 8
- Windows 7 SP1
- Windows Vista SP0、SP1、SP2
- Windows Server 2008 R2、SP2、SP1、SP0
- Windows Server 2003 R2、SP2、SP1、SP0
- Windows XP Professional SP2
- Red Hat Enterprise 6.x、5.x
- Fedora 17、16、15
- Ubuntu 12.04、11.10、11.04、10.10、10.04
- CentOS 6.x、5.x
- Debian 6.0、5.0
- Suse Linux Enterprise Server 11 SP2
- Suse Linux Enterprise Desktop 11 SP2
- OpenSUSE Linux 12.1、11.4
- Mandriva 2011、2010
- Solaris 10
- Open Solaris 2009.06
- Oracle Solaris 11
- FreeBSD 8.x、7.x
- Mac OS X Mountain Lion 10.8
- Mac OS X Lion 10.7x
- Mac OS X Lion Server 10.7.x
- Mac OS X Snow Leopard Server 10.6.x
- Mac OS X Leopard Server 10.5.x
「VMware Fusion」と「Parallels Desktop for Mac」のどちらが?という人も多いと思いますが、サポートされているゲストOSで選べば良いのかなと思います。
VMware Fusionは安価ですが、サポートOSが少ない(必要最低限)、Parallels Desktop for Macは値段が高いけど、サポートOSが多いという感じ。
私の場合、VMware Fusionを選んでいるわけですが、これはWindows XP以降のサポートで支障が無いからだったりします。
Parallels Desktop for Macは乗り換え版が安価に販売されているので、それを買ってというのもありですね。(継続して使うとなるとバージョンアップ費用も考慮する必要がありますが)
結論として、新しいVMware Fusionは使えるということがわかりました。
これで気を良くして、次はPowerPCアプリケーションソフトのサポートがあるOSの仮想化を試してみようということになりました。(つづく)
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