<用意する部品>
- SOICのオペアンプ
- SOICからDIPへの変換基板
- DIP8ピン両凸ヘッダーピン
変換基板はマルツで売ってるものを使ってます。1個あたり40円しないという値段と基板側がハンダ処理されていて作業しやすいので使ってます。
マルツ MSOIC&MSOP-DIPD-8*10
https://www.marutsu.co.jp/user/shohin.php?p=65513
秋月電子のは9個で100円。安いです。秋葉原に行ける方はこっちがお勧めかな。
http://akizukidenshi.com/catalog/g/gP-01115/
共立ではこちら。http://eleshop.jp/shop/g/g81P311/
用途が違いますが、シングルのSOICオペアンプをデュアルのDIPに変換する基板もあります。こちらは1個あたりのお値段。
MOPAMP-SOICS-DIPD
https://www.marutsu.co.jp/user/shohin.php?p=64611
変換基板には、脚が付いていないので、DIP8ピンのヘッダーピンを使います。
<使用する道具>
写真以外では、ハンダゴテですね。私は温度調節機能付のPX-201を使ってます。温調はやっぱり便利です。ハンダゴテそのものが長く使えるものですし、補修部品も販売されているので安心感も。
ハンダゴテの状態維持のためにチップリフレッサーも使ってます。
写真のものは、
・フラックス(非腐食性の無洗浄タイプ)とプリント基板用フラックス洗浄剤
・ハンダはアルミットのKR-19RMAを使ってます。写真のは0.6mmのもの。作業しやすいのでお勧めです。
・ピンセットは逆作用(つまむと開く)のもの。ダイソーで買った安物です。力が強すぎないので便利。
・ルーペ 細かい作業になるんでルーペは必須かなと思います。(老眼のせいもありますが・・・)
倍率はこのぐらいの作業で扱いやすい10倍のものを使っています。接近する場合は向きを逆にして使ってます。ダイソーの8倍ルーペもお勧めです。
左からPEAKの15倍、10倍、ダイソーの8倍。
手前は動作確認のときに使ってる1回路DIPを2回路DIPに変換する基板。
<作業概要>
ハンダ付けする箇所にフラックスを塗っておくと仕上がりがきれいになります。作業しやすいので慣れないうちはやっておいたほうが良いかと思います。
(マルツの変換基板と使用するハンダでは必要性をあまり感じませんが)
こんな感じで、逆作用ピンセットで変換基板とオペアンプを仮固定します。
脚と基板側がきれいに揃うまで何度も調整します。
この際、SOICの1番ピンと変換基板の1番ピンの位置を間違えないように注意。
写真の白い○がSOIC向けの1番ピンの位置です。数字の1はDIP用の位置なのでお間違いなく。
上の状態でハンダ付け作業を開始。最初に対角線にハンダ付けしておくと位置ずれしなくて良いです。
一通り終わったものをルーペでよく確認します。角度を変えて見ることも忘れずに。
で、DIP8ピンのソケットを付けて基板と合体。
連結ソケットは上下の向きがあるので注意。段差が付いている方が上。テーパーになっているのが下になります。
また、黒い部分の向きもあります。1番ピン側の凹みと変換基板の凹みのマークは合わせましょう。(間違えても使えますが気分的に)
以上でハンダ付けの作業は終わりです。
フラックス除去剤と綿棒を使ってきれいにしたら終了です。
で、この後に動作確認をするわけですが、1番ピンの位置さえ間違えていなければ大丈夫とは思いつつもちゃんとハンダ付けされているか、加熱しすぎて壊してしまっていないかのテストを行っています。
私はYAHAアンプで動作確認しています。
こんな感じで抜き差しが簡単なので動作確認に便利。
2回路入りの場合はそのまま、1回路のものは変換基板経由で。
接続するヘッドフォンはインピーダンスの高いものか100円ショップのヘッドフォンを接続して動作確認しています。(壊れにくい or 壊しても構わないものということで。後者がお勧めですけど)
動作確認が終わったら全て終了となります。
変換基板の白い部分にオペアンプの種類を書き込めるようになっているようですが、私はこのサイズに文字を書き込むことができず、黒い部分の側面にマジックで書くようにしてます。(黒い部分に黒いマジックなんで読みにくいですがなんとか読めます)
0 件のコメント:
コメントを投稿