2015年1月5日

「行動ターゲティング広告」に共通アイコン

Webブラウザの履歴などから表示される「行動ターゲティング広告」に共通アイコンを表示することにしたそうです。

一般社団法人 インターネット広告推進協議会 JIAA
行動ターゲティング広告に共通のアイコンを表示する「JIAAインフォメーションアイコンプログラム」の認定を開始
http://www.jiaa.org/release/release_i-icon_141224.html
http://www.jiaa.org/dbps_data/_material_/common/release/i-icon_release_141224.pdf
JIAAが行動ターゲティング広告に共通のアイコンを表示する「JIAAインフォメーションアイコンプログラム」の認定を開始
  • ガイドラインを遵守し、プログラムの運用規定に従って認定された事業者の広告サービスで、順次アイコンの表示を開始
  • 広告に表示されたアイコンをクリックすることで、インターネット広告での情報の取り扱いの確認やオプトアウト(利用停止)を行うページへのアクセスが容易に



「用語解説」がされてはいるものの、これでわかりますかね?
http://www.jiaa.org/release/release_i-icon_141224.html
行動ターゲティング広告 ユーザーがウェブサイトにアクセスした際の行動履歴等の情報を取得し、一定期間蓄積した情報を分析して、興味や関心を推測し、それに沿った広告を表示させるものをいう。
オプトアウト ユーザー本人が、行動履歴等の情報を用いた広告が表示されるのを停止する手続きをいう。オプトアウト(利用停止)の手続きを行う際には「無効化」と表記されることもある。

この動きを受けての記事がこちら。

朝日新聞デジタル
ターゲティング広告に共通アイコン 業界団体
http://digital.asahi.com/articles/ASGDV5TC5GDVUTFL007.html
 ウェブサイトの閲覧履歴やインターネット通販の購入履歴から個人の趣味や好みを推測し、それに合わせた広告をサイト上に表示する「行動ターゲティング広告」が急速に普及している。だが、利用者に「履歴がどう使われているのか」という不安感があることを受けて、業界団体が目印となるアイコンを作った。先月から一部広告に表示されている。
 個人情報に詳しい水町雅子弁護士は「広告の出どころを示すという方向性は評価できるが、利用者の不信感を払拭(ふっしょく)するには不十分。加盟社には申請を義務づけるなど、さらに厳格な運用を求めたい。リンク先のページを分かりやすくするなど工夫の余地はある」と話している。 

 朝日新聞記事にあるように、 業界団体自らが動いたという点は評価できるものの、リンク先のページでオプトアウトしようにも英語表記だったりなんてケースがあるのが現実というところでしょうか。

現状ではまだまだこれからのようで、Googleの行動ターゲティング広告ではこんな感じ。



以前からOptoutのタグで書いているように、ブラウザ単位での設定が必要になるのも面倒なんですよねぇ。
以前だとPC(いわゆるPCです。Macも含む大きな括りのね)だけでしたが、最近はスマートフォンもターゲットになってますんで、広告業者としてはうれしい状態だけど、監督官庁が動く前に取り組んでおかねばということなんでしょうか。

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