2014年8月2日

ことば - 「Windows 8.1 with Bing」という存在

Windows 8.1 with Bing 搭載モデル、各社から販売が始まっていますが、安いですね、これ。
画面としては Windows 7 の方が好きだけど、UIはヘンテコだけどOSとしては Windows 8.1 は結構良い印象を持っています。(USB3.0におけるUASPへの対応とか、なんでOSが Windows 8 以降じゃなきゃ対応できないのか謎要素多すぎるのも、Windows 7 に好感を抱かない点。デバイスドライバを提供してくれれば済む話じゃないんですかね?)

PC の OS としては、Microsoft が現状も圧倒的なんだけど、スマートフォンやらタブレットを含めた「OSのシェア」という意味では、Microsoft がどんどん低下。
そんな状態で OS のシェア拡大のために投入した「Windows 8.1 with Bing」(デフォルトの検索エンジンが Bing ってだけで、あとで Google に変更することは可能)という存在。
タイミングが微妙です。Microsoft の悪あがき、タイミングを逸したってことを思っている人多いんじゃないでしょうか。

たとえばこれが、Windows XP のサポート終了にあわせての施策であれば、Windows XP から Windows 8.1 へとすんなり移行しちゃった人が多かったと思うんですよ。
(最初から Windows 8.1 update ぐらいの軽さであればなおさら。ネットブックからの以降なんて道筋もあったでしょうし)

以前紹介したちょっと小さいEPSONダイレクトのノートPCだとこんな感じ。
Epson Direct Shop - Endeavor NY40S
http://shop.epson.jp/pc/note/ny40s/


左が Windows 8.1 with Bing 搭載モデル、右が Windows 7 搭載モデル。
どちらも 64bit版のOSが入ってのこの値段。
Windowsのバージョンが違うだけで、こうも違っています。(新しい方が安い!)

Windows 8 販売開始直後のバーゲンプライスは Windows XP のサポート終了を意識するには早すぎました。(ライセンスを格安で大盤振る舞いするタイミングが悪すぎ。Windows 7 より Windows 8 を使って欲しいという意味での価格設定だったんでしょうが)

で、今回の Windows 8.1 with Bing なんですが、こちらはプリインストール用のOSという位置づけ。すでにPCはあるけど、それに Windows 8.1 with Bing をというのは考慮されておらず、OSの値段が無いから安くなったPCを買ってね、というもの。
これが Windows XP のサポート終了前に発売となっていたら、Windows XP の継続利用をやめて新しいの買ってみるか、となったんじゃないんですかね?

Windows XP でもいいやって方、よくよく考えればそんなにPCって必要じゃないことに気付いてタブレットに流れているように思えますし、Microsoft としては客を逃がしてるよなぁとつくづく感じます。

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