2014年5月5日

イヤフォン - オーディオテクニカ ATH-IM50 安価だけどこれ良いです

イヤフォンは安いものばかり、しかも音にクセのあるものばかり買ってたもので、ちゃんとした基準になるようなものってことで2013年11月に発売された オーディオテクニカ の ATH-IM50 というイヤフォンを購入。
(ヘッドフォンもちょっとは増えたけど、わざわざ紹介するレベルのものは無し)

オーディオテクニカ - ATH-IM50
http://www.audio-technica.co.jp/atj/show_model.php?modelId=2385

  • 1つの空間内に同調する2つのドライバーを内蔵した専用設計チューニングのデュアル・シンフォニックドライバーを搭載。
  • 音の雑味となるドライバーの歪みを抑え、高解像度で締まりのある低域を再生。ダイナミック型ドライバーの振動板で放射される音波を均一にすることにより、音の歪曲現象を防止します。
  • 高信頼性接続とメンテナンス性を両立したワイヤー入りの専用着脱コードを採用。堅牢で確かな接続を行なうことができる専用の着脱コードを採用。フレキシブルに調整可能なワイヤーにより、素早くフィットします。
  • 快適な装着感と高い密閉性を兼ねたデザインで、幅広いシーンで正確なモニタリングが可能。ボディの内側をラウンドフォルムにし、より耳の奥に装着可能。密閉感を向上させ高音質化を図りました。
  • 優れた遮音性能を実現するコンプライ™フォームイヤピースを付属。人の体温でイヤピースの素材が非常に柔らかくなり、耳の内側に圧迫することなく密着します。
というのが製品特長だそうです。


以下は私の雑感。
  • 実売価格で5千円以下、というのはかなり安いんじゃないですかね。コストパフォーマンス云々言うようなものじゃない趣味の製品ですけど、3980円クラスのものとはレベルが違うわけでさ。
  • BAじゃないです。ダイナミック型です。(IM0xシリーズがBAで、IMx0シリーズがダイナミック型)安価なBA型買うより良いと思います。
  • 製品情報では、「インナーイヤー(耳栓型)」ではなく、「DJ・モニター」に属するんで、オーディオテクニカの製品情報を辿っていくと「なんでインナーイヤーに載ってないの?」となりました。扱いが別なんですね。
  • 普通のイヤフォンとはいえ、片側に2つのダイナミック型のドライバユニットが入っているという特殊なもの。(2ウェイという使い方でも無いし独特)
  • ケーブルの脱着が可能で長く使えそうってのは良いですね。(独自端子だけど)
  • 価格帯を考えれば、十分な太さ、取扱いやすいケーブル。上級モデル(お高いの)と共通だから、その点はお得な感じ。
  • ケーブルはワイヤー入りで耳の後ろに通すタイプなので慣れは必要というのは、低価格帯なので「お得」と感じるか、「そんなの要らない」と思うかは微妙かも。
  • コンプライのイヤフォームはほんと普通に使われるようになりましたね。USのコンプライから直接個人輸入してた頃が懐かしいです。
  • ケーブルは高級品も別売りされていますが、イヤフォンの値段より高いというものなので、純正のもので十分じゃないかと思います。(オーディオテクニカは脱着式で2種類の端子を採用していてよくわからん状態になってしまうと思うんだけど)
  • ハウジングは(ATH-CK10のように)小さいってほど小さくないし、(ATH-CKS90のように)大きいってほど大きくないです。装着時に両耳に手のひらを当てると出っ張りを感じます。
  • ファインフィットイヤピース採用なので、ソニーのハイブリッドイヤピースと交換なんてのも容易で便利。(写真の状態はオーディオテクニカ純正の別売りファインフィットイヤピースのいろんな色が入ってるものと交換)

#この段、追記。
比較対象(常用するイヤフォン)がかなり偏っているので、そのへんは注意して下さい。
最近のものだと、こんなのを中心に使ってる人ですから。
イヤフォン - Superlux HD381F
http://tiiduka.blogspot.com/2014/03/superlux-hd381f.html
イヤフォン - final audio design Adagio II
http://tiiduka.blogspot.com/2013/04/final-audio-design-adagio-ii.html
個性の強いモデルばかり、わざわざ選んで使っているので、このイヤフォンが至極真っ当に鳴っているように思うという面もあると思います。
(ドンシャリ傾向というレビューも見かけたけど、そうかなぁ?そんなことないと思うんだけど、と思いました)

外部アンプ(ヘッドフォンアンプ)無しでも十分な音量を稼ぐことができるんで、主に iPod nano 6th と組み合わせて使ってます。
高級品ぽいイヤフォンの先に小さい iPod nano 6th というアンバランスさが気に入ってます。(価格帯を考えれば変じゃないと思いますが)

「モニターシリーズ」に属する製品ってこともあって、キャラクターの強い音ではありません。(クセのあるイヤフォンをよく使うから人だから特にそう思うんだろうなぁ。とはいえ、聴いていて楽しい系の音なので、クセはあるんだろうと思います)
地味でもないし、結構バランスの良い音、ATH-M50というヘッドフォンに似てるなぁと思うのは私だけかな。

遮音性は十分。装着感も慣れれば問題無し。ワイヤ入りなので自分の耳に合わせるのに苦労しましたが。徒歩通勤時に使ってますが、クルマが後ろから接近していることに気付かないのでその辺は注意。

とにかく、この音、この部材を投入した製品が4000円台というの安過ぎ。ちょっと値付けを間違えてませんか?と思います。
私のようにクセの強いイヤフォンばかりという人も楽しめるちゃんとした系のイヤフォンだと思います。


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