NHK総合の大河ドラマ「八重の桜」ですが、毎回必ずとかの頻度ではなかったものの、シーズン通じてなんとか視聴。録画してまで観ないけど、土曜日の再放送とか結構機会があるもんです。
NHK大河ドラマ「八重の桜」
http://www9.nhk.or.jp/yaenosakura/
前半は会津を舞台にした山本家と会津藩主松平容保と朝廷との関係、そして会津戦争の終わりまで。
後半は京都を舞台にした山本家そして新島襄との物語だったわけですが、後半は新島襄にスポットを当てすぎてしまい、新島八重という江戸時代(弘化2年)に生まれ、昭和恐慌が始まってる昭和7年まで生きた長い人生を描き切れてなかった(描いてなかった)のが残念。
前半については以前、会津に住んでる八重そっちのけで兄のいる京都での話ばっかりじゃんと思ったものですが、後半はこれじゃ新島襄と「同志社」の話になっちゃうじゃんと思っていたら、いやほんと、「八重抜き」でもいいんじゃないのというドラマになってしまってたんじゃないの?
「新島襄が死ぬのが遅すぎた」と言ってしまうと残酷なんだけど、新島襄が死んだのって明治23年なんですよ。(明治は45年間、大正は15年間)
なのに死ぬタイミングがずいぶん後になるなぁと思ったら、全50話の48話でようやく亡くなるという設定。なんだか中途半端な主人公の描き方だなぁと。
(新島襄演じるオダギリジョーが人気あるから終わりの頃まで引っ張ったんじゃなかろうかなどと邪知)
新島襄
天保14年1月14日(1843年2月12日) - 明治23年(1890年)1月23日)
新島八重
弘化2年11月3日(1845年12月1日) - 昭和7年(1932年)6月14日)
新島襄が亡くなったときの八重の年齢は44歳。(まぁ当時は数え年だろうけど、それは無視して)
新島八重が亡くなったのが86歳。
そんな盛りだくさんのエピソードがある方じゃないから無理ってのはやる前からわかっていたはずで、それならドラマとしてどう料理するかというのが制作陣の役割だと思うのですが、結局は「新島襄依存度」(オダギリジョー依存度と言い換えてもいいかも)の高いままドラマが終了してしまい残念だと思った次第。
NHKのあらすじのページにはわざわざ年表が付いているという丁寧さなんだけど、時代背景とかはわかるけど、「当時にしては長生きしていろんな経験をした女性」を描ききったのかといえば、それはなかったなと。
0 件のコメント:
コメントを投稿