2013年6月22日

MacOS X - Rosettaアプリケーションとの決別(FreeHandのデータをどうするか)

前回はMacを新しくする=MacOSのバージョンが上がるということがどういうことか、なんで私はMacOS X 10.6を使い続けているのかってことを書いていたので、今回が本題。

iMac(2007)なので、最新のOS(OS X Mountain Lion=10.8)にも対応してるんですけどRoettaで動かさなきゃならないアプリケーションソフト、というかPPC用のアプリケーションソフトで作ったデータの処理をなんとかしなきゃならんので、iCloud も使えない古いOSで我慢してるというのが現状なわけです。

ほとんどのソフトはパッケージソフトを含めてバージョンアップで対応可能だし、実際によく使うアプリケーションソフトはIntelのコードで動いているんで問題ありません。
PPC時代のアプリケーションソフトで制作したデータでも一般的なものであれば代替ソフトがあるので問題ありません。メジャーなPhotoshopのデータ(PSD形式)だとPhotoshop以外でも対応してることがあるんで、ますます高額になった『Adobe税』の支払いを中止して別のアプリケーションソフトに乗り換えることも可能です。

私はハードウェア(Nikonのフィルムスキャナ COOLSCAN II)にバンドルされていたPhotoshop LEから使い始めて、機能制限の無いものはPhotoshop4.0から。
(Photoshop LEからちょっと安く製品版へ移行することができたのです)

職業としてPhotoshopを使っているわけではないですし、写真のレタッチが主でしたんで常に最新版にすることもなく、現在も Photoshop CS4 (11.0) のまま。
最新版は PhotoshopCC (14.0) はライセンス形態が変更になり、維持する(支払い続ける)には高すぎる金額となったこともあり、次はPhotoshop Elementsを買えばそれでいいやと割り切ってます。

閑話休題。
Adooeに買収された Macromedia の FreeHand を使っていました。Adobe Illustrator が同等の機能を持つということで、買収先のAdobeでは開発中止になって、MacOS版はPPCのコードで動いているというもの。
MacOS X 10.6.8ではRosetta経由でなんとか動くという状態で、OSを10.7以降にしちゃえば動かなくなるアプリケーションソフトです。

アクティビティモニタを表示すると「種類」が PowerPC になってます。



Nifty-Serveが盛況だった頃にFPHOTOというフォーラムに出入りしていて、そこで行われていた自分の写真を希望する方に送ってというのをやり始めた頃が一番 FreeHand を使っていた時期かもしれません。

作っていたのはこんな感じのポストカード。(2001年の年賀状)



本来のベクターイメージを駆使するという使い方よりは、写真をレイアウトしてというのが主で実際には「もったいない」使い方ではあるんですが、その使い勝手の良さから重宝してました。
(「ドローソフト」としての利用なんですけどね)


FreeHandで制作したデータは現在もiMacに接続したハードディスクに残したままで、こんな感じ。
FreeHand MX(11) というのが新しい方のバージョンで、FreeHand8で作ったデータも結構あったり。




ちゃんとした使い方をしていれば画像を埋め込んだり、テキストをアウトライン変換してそれなりにファイルサイズが大きくなるんですが、このリストを見てると「フォントが見つからない」とか「オリジナルの画像が見つからない」とか言われそうな感じ。(苦笑)

Adobe Illustratorへの乗り換えもAdobeから提供されているんですが、いまそんなに使うものじゃないからわざわざ維持費の掛かるアプリケーションソフトを買い増すのはとても「もったいない」状態。
(Adobe IllustratorではFreeHand形式のファイルを読めるようになってるらしいです)

他にFreeHandのデータを読み込むことができるものを探したんですけど、これが見つからない状態。FreeHandと同じようなことをできるアプリケーションソフトがあって、それがFreeHandのデータを読み込むことができれば一番なんですけど、そうなるとAdobe Illustratorしかないみたい。
オープンソースのものがあれば一番なんですけどもね。


Inkscape(MacOS + X11)やOpenOfficeの「図形描画」で同様のことができるようなので、新規に作る場合はそっちでと考えていますが、以前作ったファイルをどうするか。

FreeHandから書き出し可能なフォーマットは以下の通り。



無難にEPS(Encapsulated PostScript)にしておけば、MacOSのプレビューやOpenOfficeで扱えるんで、地道に書き出し作業をし、加えて(念のために)「印刷」からPDFへ書き出しておけばいいかなと思っています。

「もう使わないんだから削除しちゃえ」とも思うんですが、やっぱり過去の成果物は簡単に捨てられないものですね。

2 件のコメント:

  1. はじめまして。私も FreeHand を使っております。
    文中に、Illustrator で FreeHand ファイルが読み込めるとありますが、現在発売されている CS6 や CC では読み込め無いようになっていますので、もし新しく購入される場合は気をつけてくださいね。
    ちなみに、CS4、CS5 なら、マルチページごとなかなかの精度で読み込んでくれますから、購入の際は、中古品を探されるのをお勧めします。
    ちなみに、私は生涯 FreeHand で通すことを公言しております。(^^)

    よろしかったら、私のサイト「FreeHand で行こう!」ご覧頂ければ幸いです。
    昨日、Illustrator との機能比較記事を書きました。

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  2. ASPECTさま、コメントありがとうございます。
    FreeHandで行こう!、拝見しました。
    昔の「まーぱ」あたりの連載タイトルみたいですね。

    じっくり拝読しましたが、FreeHandだから整列があんなに簡単だったのか、文字間の処理とか今更ながらFreeHandの良さを再認識した次第です。
    VMware FusionでSnowLeopardサーバを動かすというのもありだな、と思いました。
    (イラレは買わないと思います)

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