一区切りということでHDCDに関してまとめてみます。
Wikipedia日本語版
Wikipedia英語版
Windows環境であれば、以下の方法でHDCDを活用できます。
- HDCD.exe を使う(コマンドプロンプトで使うCUIソフト)
- foobar2000 + HDCDデコーダを使う(フリーウェア)
- dBpoweramp を使う(シェアウェア)
「マイクロソフトが買収した技術だから」ということはないと思うのですが、MacOSだとネイティヴ対応のソフトが見当たらないのが悲しいところ。(XLDが対応していたらと思うんですが・・・)
有志が作成したリストはこちら。
Head-Fi (HDCDロゴの入っていないものもリストアップされています)
http://www.head-fi.org/t/65414/hdcd-list
日本人ミュージシャン、日本盤についてはこちら。(Webアーカイヴ)2005年3月17日が最終更新のようです。
HDCDを探せ!
http://web.archive.org/web/20050404044454/http://homepage1.nifty.com/~ayumi/hdcd_wo_sagase.html
http://web.archive.org/web/20050404073826/http://homepage1.nifty.com/~ayumi/hdcd_list.pdf
マイクロソフトも以前は自社の MediaPlayer の紹介のところでHDCDについて紹介するコンテンツがあったのですが、今はコンテンツがすっかり「削除」されており、Webアーカイヴでのみ閲覧できる状態です。
Microsoftの「HDCDについて」(英語)
http://web.archive.org/web/20060116105944/http://www.microsoft.com/windows/windowsmedia/forpros/hdcd/hdcdourstory.aspx
MicrosoftのHDCD FAQ。(英語)
MicrosoftのHDCD情報(日本語)
HDCD (High Definition Compatible Digital) は特許を取得したエンコード/デコード プロセスです。コンパクト ディスク (CD) および DVD オーディオ上で、オリジナル音源の豊かさを細部まで完全に再現します。 既に 5,000 を超える CD タイトルのレコーディングに使用されており、うち 250 枚が Billboard トップ 200 ヒット、175 枚以上がグラミー賞ノミネート、300 枚以上がミリオンヒットとなっています。
当初 HDCD 技術は、卓越したオーディオ技術者である Keith Johnson と Pflash Pflaumer (英語) によって開発されました。 二人は 1996 年に、既存のデジタル形式との互換性を維持しながら、デジタル オーディオ録音と再生の品質を高めることを目的として、カリフォルニアを拠点とする音響技術ライセンス企業、Pacific Microsonics, Inc. (PMI) を創設しました。
その後、PMI は 2000 年 9 月にマイクロソフトと合併。 マイクロソフトは PMI の画期的な技術を PC 製品に取り入れる作業を続けています。 エンターテイメントの主要ソースとしてデジタル メディアの重要性が高まる中、この技術はデジタル オーディオ信号処理分野におけるマイクロソフト独自の利点となっています。
少なくとも 5,000タイトル 以上あったということがわかりますね。(この数字、ずーっと同じままでしたが・・・)
昨年、買い増しにつながるようなリマスタリングでリイシューされた The Beach Boys のアルバムのような例もあるんで「現在進行形」ではあるんですけど、先細り感はやっぱりあります。
制作側で使われているHDCDエンコード用の機材次第という状態なんでしょうか。
HDCDスタジオリストを見ると、バーニーグラウドマンのような「大御所」のところもあるので、当面は大丈夫かなと思いますが、今後増えていくとは思えませんからね。
「CDコンパチのそういうのあったよね」「このロゴなんだっけ?」と過去形になるのも時間の問題なのかもしれません。(すでにそうなりかけてますが)
0 件のコメント:
コメントを投稿