2013年4月14日

イヤフォン - final audio design Adagio II

ファイナルオーディオデザインのカナル型イヤフォン、アダージョII (Adajio II) を購入。
ファイナルオーディオデザインのイヤフォンは、以前にヘッドフォンブック付録のピアノフォルテというイヤフォンを試したことがありましたけど、ちゃんとした製品はこれが初めて。

Adajio II 製品情報


紙製の箱の中には本体と保証書、大中小のイヤピースが入ってました。
製造国はフィリピン。
ダイナミック型のイヤフォンです。(口径は8mm)
色は3色展開。(ブラック、インディゴ、クリーム)

イヤピースはオーディオテクニカのファインフィットイヤピースのような感じ。しっかりしたものです。
遮音性はなかなか良好。
左右が一目でわかるデザインは良いですね。左は白、右は赤というリングでがデザインのアクセントになってます。(小さい文字で書かれてもわからんのですよ)

ファイナルオーディオデザイン

以前体験したムック本の付録イヤフォンである「ピアノフォルテ」が残念な音だったんで全然チェックしてなかったんですけど結構高いものから安いものまでいろいろ出してますね。

で、今回のアダージョIIは安い方のイヤフォン。
4,000円以下とお手頃感あり。
この価格帯には各社からいろいろなイヤフォンが発売されていますが「純正からのグレードアップ」の受け皿となる価格帯なんですかね。


最近はヘッドフォンばっかりで、イヤフォンを用いることが少ないんで店頭でチェックはしてるけど実際に買うのは安めのものばかり。
ヘッドフォンは耐久消費財、イヤフォンは消耗品という感じでどうもイヤフォンにお金をとなりません。(消耗品=壊れやすい→使い捨てみたいな側面とすぐに後継モデルがという両方です)
デザインや機構が独特だったりすると欲しいなと思いますけど、5,000円以上だと「もったいないな」と思いとどまります。


Mumford & Sons の "Babel" をポータブルCDプレイヤー(アイワXP-V30)で鳴らしてますけど、BassBoostがONになってる?と勘違いする位の低音寄りの音。

このバンド、グラミー賞に加え、先日のブリットアワーズでも受賞してるロンドン出身の人気バンドですけど、ポーグスホットハウス・フラワーズが好きだったっていう私みたいな人にはツボだったりします。イングランド〜アイルランドのトラッド系にカントリー風味を加えてという音。こういうの好きなんです。バンジョーが入ってたりしてほんとツボ。(大好きな俳優、スティーヴ・マーチンがバンジョーを演奏してるアルバムももちろん買いました)

Mumford & Sons - I Will Wait



このアルバム、アコースティックなんだけど重厚な音づくり。重くなりそうなもんなのにこの疾走感。前作が800万枚売れての2作目だそうですけど、こりゃ売れるよなぁ。コンサート(最近の言い方だと「ライブ(アクセント無し)」)が大盛り上がりのこのPVを観ているせいか、久々にコンサートに行きたいぞと思ったバンド。

閑話休題。
低音強調というのが世の中の流れで、イヤフォン、ヘッドフォンとも「低音」って感じの商品ばっかりになってます。(SONYのXBシリーズに、オーディオテクニカのSolid Bass、パイオニアのBass Head・・・)

で、このアダージョIIは「いかにも低音」ってデザインじゃないのに低音寄り。
クリーム色のスマートなデザインに騙されちゃいますけど、かなりクセのある、クセになる音。
低音強いってだけじゃなく、音楽の「楽しさ」の部分をぶつけてくれます。
ベース、ドラムのリズムをうまく鳴らし、アコースティックギターの張りのある音、ピアノやバンジョー、そしてヴォーカルもうまく鳴ってくれます。

日本のロックバンド、サンボマスターもこのイヤフォンに合うと思います。
ギター、ベース、ドラムというシンプルな3ピースバンドならではスピード感、一発録りというスタジオの雰囲気が伝わります。

とはいえ大味な部分があるんで「なんでもOK」というイヤフォンではないのは確か。そこが大きな魅力なんですけどもね。(GRADOのヘッドフォンみたいに「ヘッドフォンが音楽を選ぶ」傾向)
女性ヴォーカルをしっとり鳴らすなら他をどうぞ、疾走感のあるRockを楽しく、切なく鳴らしてくれます。





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