2011年9月1日

ソニーの「分解ワークショップ」

SONYが主催する「分解ワークショップ」、おもしろい試みだなぁと思います。
対象が高校生なんでもちろん対象外なんですけど、「ものづくり」で工作するイベントはたくさんあるけど、「分解」ってのがソニーらしい点。

ソニー・サイエンスプログラム分解ワークショップ 高校生の参加者募集
https://msc.sony.jp/member/cp/ssp2011/


「分解ワークショップ」は、ソニーの現役エンジニアと一緒にテレビやパソコン、オーディオ機器などの電化製品を分解していくプログラムです。ソニー創業者である井深大は、幼少期に体験した「時計の分解」が自身の科学への好奇心の原点だったと語っています。日頃から何気なく使っている機器を分解し部品に分けることによって、機器のしくみや工具の使いかたを学びます。

私も家にあった時計やラジオを分解して遊んでました。
どうなっているんだろうと思って分解。壊してしまうことがほとんどでしたけど。

家にはハンダゴテが無かったんで、大きめの釘をプライヤで掴み、釘をコンロであぶってハンダを溶かして部品を取ったりなんてこともしてました。
通学途中に昔のテレビが捨てられていると中に入っている真空管を抜き出して大事に持って帰ってきたりとか。(テレビのキャビネットが木製だった頃の時代です)
乾電池で点灯する豆電球を壁コンセントに挿したら電球が割れて、ブレーカーが落ちて叱られたなぁとかいろいろ。(笑)


「ものづくり」に関心を持ってもらおうという試みは結構行われていますけど、「手順通りに作ったらできました」というイベントだと本当の「ものづくり」の楽しさはわからないんじゃないのかなと思うのですよ。
手順通りに(手取り足取りされながら)工作し、完成。そこで達成感はあるのかもしれないけど、それだと「作業者」になっただけなんじゃないのかなと思うわけです。

「手順通りに作ったんだけど動作しなかった。それを自分でいろいろいじくって直した」(失敗を克服)
「手順通りに作ったものを改造してみた」(改善)
とかそっちの方が本当に求められている「ものづくり」なんじゃないのかなと。

そういう意味で「分解」いいなぁと思ったわけです。

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