音源については具体例を出してましたが、ハードウェアについては具体的な機種名を書かずにいた部分。
見切り発車というか、製品として不完全な状態で販売を開始し、ファームウェアの更新をしないと「完成品」にならないというものが多すぎます。(細かな不具合修正ならまだ分かるけど)発売後にフル機能が使えず、後日実施されるファームウェア更新でようやく対応するとか黎明期ならではのドタバタにどこまで付き合えばいいのか。ユーザからの意見を反映、機能拡張と言えば聞こえはいいけど、β版な状態で売ってるだけじゃないの?と思うわけです。
この部分の補足です。
(誤解が生じないように具体例を出した方が良いと思ったので)
フォステクス HP-A8
http://www.fostex.jp/products/HP-A8
製品発表は2011年秋、製品発売は2012年1月の機種です。
AV Watch : フォステクス、ハイエンドヘッドフォン/アンプを1月発売 -AV Watch
http://av.watch.impress.co.jp/docs/news/20111011_482986.html
AV Watch : フォステクス、「HP-A8」のDSD再生機能を強化
http://av.watch.impress.co.jp/docs/news/20121015_566188.html
なお、対応が予告されているUSB端子からのDSDファイル再生には、まだ対応していない。AV Watch : フォステクス、「HP-A8」でUSB経由のDSD再生に対応
http://av.watch.impress.co.jp/docs/news/20121115_573159.html
USB接続したPCからDSDファイルの再生を可能にするβ版ファームウェア「Version2.01B」を公開した。
http://www.fostex.jp/version_up/306
今年になってからもβ版のリリースが続いてます。4月15日リリースのβ版。
「システムの負荷を低減」や「安定化しました」という文言が出てくるあたりが『見切り発車というか、製品として不完全な状態で販売を開始し、ファームウェアの更新をしないと「完成品」にならない』と思う部分なわけです。
#「LCDのON/OFF」みたいな内容ですらβ版で提供というのはどうなんだろ。ユーザの声を反映した結果なんですかね?
10万円という価格帯の製品だからこんなに継続されるのか、10万円という価格帯だからこんな状態なのか。そして、いつまでサポートは続けられるのか。
以前であればファームウェア更新なんてメーカに送ってこっそりやられるものでしたけど、テレビや録再機の不具合修正が電波を用いてファームウェア更新される御時世。
ゲーム機のInternet接続が「当たり前」になった頃から機器の不具合修正や機能追加をInternetに接続しておけば更新できるのに違和感を感じなくなってますけど、利用者に使わせてから不具合発見、解消という風潮には違和感があります。(WindowsOSじゃないんだから!)
パイオニアのネットワークオーディオ機器、N-50、N-30でも機能追加が実施されてます。
パイオニア ネットワークオーディオ N-50/N-30
http://pioneer.jp/components/networkaudio/
ネットワークオーディオプレーヤー N-50/N-30 > ネットワークオーディオプレーヤーアップデート
http://pioneer.jp/components/networkaudio/update.html
【アップデートの主な内容】
- Apple Losslessファイルの再生に対応(96kHz/24bitまで)
- AIFFファイルの再生に対応(192kHz/24bitまで)
- WAV、FLAC、AIFF、Apple Losslessファイルのギャップレス再生機能を追加
- iPhone / iPod touch, スマートフォン用コントロールアプリ「Pioneer ControlApp」の操作性向上
こちらは機能追加のみの記載になってます。
Apple Lossless(ALAC) のように非公開だった仕様が公開され、それに対応という機能追加であれば歓迎ですが、不完全な状態での製品販売をするようでは客もいつか見放すんじゃないのかなと思う次第。いつまでサポートされるのかも不安ですしね。
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