1995年3月発売の機種です。
http://panasonic.jp/support/product/audio/SL-S160.html
DACは1bitのMASH。ガラスプレスレンズ採用のモデルです。
リモコン無し、外付け電池ケース無しというシンプルなモデルです。
音飛び防止機能やTrainモード(シャカシャカした音を減らす)もありません。
上蓋を開けるとプッシュリリース(CDを取り出す時に中央の軸を押すとCDのロックが解除される機構)と上蓋の開く角度が大きいフルオープントップ。
上蓋のシールは販売時のままかと思います。
シールに書いてあるのは、
- アルカリ乾電池2本で8時間再生
- ディスク交換が簡単 プッシュリリース&フルオープントップ
- 抗菌対応インサイドホン
フタには印刷でMASH、HEAT RESISTANT POLYCARBONATE BODYの文字。
上蓋の手前側、メディアが見えるようにするための窓だと思っていたらデザイン上のアクセントだけのものでした。
この通り、フタの裏側から見ると透明になっているわけじゃありません。
コストダウンモデルなんだと思っていたらこういう部分はちゃんとしてます。(デザインの好き嫌いは別として)
右側面にはスイッチがいろいろと。
角のところにボリューム、S-XBS(音質切り替え)、ヘッドフォンジャック、モード切り替え(Resume, Normal, Random)、HOLDスイッチ。
背面から。背面にはラインアウト(アナログのみ)とACアダプターの接続用DCジャック(DC4.5Vセンター+)があります。外付け電池ケース用の端子はありません。
底面部はこんな感じ。電池ケースの蓋は可動式で外れないもの。(電池交換時にフタを落とさなくて便利。ツメで引っかかっているだけですが。)
電池の持ち時間については取説より。
充電式電池RP-BP60D(NiCd充電池)で約2時間30分、パナソニックのアルカリ電池(当時のもの)で約8時間となっています。
充電池で2時間半は短いなって思いますが、当時のニカド電池使用の場合のものなので、最近のニッケル水素充電池を使えば結構持ちます。
PanasonicのポータブルCDプレイヤーの場合、リモコン端子がヘッドフォン端子と兼用なんですが、このモデルはリモコン無しということもあってヘッドフォン出力に余計な信号が流れないってのが良いなと思います。
(SONYはヘッドフォンジャックと別にリモコン用のコネクタを用いていたのですが、製造コストを考えるとPanasonicのやり方が正しいんでしょう)
この頃のポータブルCDプレイヤーに言えることですが、iPodなどと比べるとヘッドフォン出力がしっかりしているので鳴らしにくいヘッドフォン(低能率、ハイインピーダンス)でもそこそこ鳴ります。
S-XBSをONにするとイコライザが動作、取説によれば「迫力ある重低音で聞く」モードになります。
SONYのBass Boostだと2段切り替えで強弱を選ぶことができたりしますが、ON/OFFのみ。
SONYやAIWAのBass Boostはこれでもかって感じの低音増強ですけど、S-XBSは割と自然なイコライジングです。低域を強調したためにボーカル域が埋もれてしまうということが無いのは使っていて良いなと思う部分。
SL-S160はバッファメモリを搭載した音飛び防止機能を搭載していないのでやはり振動には弱いです。水平にしたまま持ち上げ、降ろすという動作を繰り返す分には音飛びせず。同じ水平にした状態でも左右に振ると音飛びします。(メディアの回転方向への耐性が低いということですかね)
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