1989年に発売されたモデルです。
PanasonicブランドとしてのポータブルCDプレイヤーは、1989年のこのモデルから始まると理解してます。
(1990年にSL-S300、SL-S500、SL-S700が発売になり、シリーズ化していきます)
SL-S30は16bit DAC(4倍オーバーサンプリング)を搭載、アルカリ電池2本で約4時間動作する小型モデルです。
以降の製品がこのサイズになっていることを考えても当時は(部品の集積度合を考えると)随分がんばったモデルなんじゃないかと思います。
古いモデルで、単3電池2本駆動ということでそんなに大きな期待は抱かないようにしていましたが、実際に再生してみたところ力強い音で驚きました。
低域はXBSをOFFにしていても多め。
プレイヤーからのホワイトノイズも皆無でヘッドフォン出力がちゃんとしています。
たまたまなのか、ボリュームのガリノイズ、ギャングエラーも皆無。ピックアップ周りは普通に見えますが、内部ではアルミダイキャスト製のピックアップユニットを搭載しています。
操作部は前面と右側面に。ショルダーストラップを取り付ける穴が左右に付いています。
PanasonicのポータブルCDプレイヤーのデザインはこの時にはもうできていたんだなと思わせるデザインです。
(前面に再生関係、右側面にヘッドフォンジャックとボリューム、再生モード切替)
背面にはDCジャック(DC3Vセンター+)とアナログLineOut。
以降のモデルにも踏襲される車載用キット取り付け時に使用するネジ穴もあります。
当初、ACアダプタでの再生でのみ動作という状態でしたので分解してあれやこれやと悩んでみました。
電極を磨いても駄目、テスターを当ててダイオードのチェックなどをしていたらいつの間にか動作するようになってました。ありがたい。
基板上には半固定VRやタクティールSWなどの機構部品が目立ちます。
基板裏面はICの実装面になります。
Technicsブランドのチップなど。
ヘッドフォンアンプはJRCの3415ですね。
詳細の仕様は取説より。
はじめまして。当方はこのSLーS30を今でも現役で使っております。1989年に新品で車載キットと合わせて購入し1997年迄は車でそれ以後は自宅でメンテナンスもする事なくノントラブルで不具合は全くありません。最近、静かな曲を聴くとディスクの回転音がシャカシャカと聞こえてきます。30年ですから大したものですね、そろそろ予備機を買っておこうかと考えております。
返信削除初代機を母の知人より譲り受け酷使の果て
返信削除故障(ピックアップ送りモーターの故障)
カーキットで使用もしました。パナの純正は
メタルテープ相当のEQ時数になっており
高域が有利でした。回転検出のため左右の
リールがギア駆動でうるさいのが難点。
本機はアンチショックが無いので乗用車でも
音飛びはしょっちゅうでした。当時T170の
コロナのカーステがパナのOEMでして2DINの
AM/FMシンセ+フェザータッチフルロジデッキ
メタル対応。子供ながらフルPanasonicで
キマってる事に満足感大でした。母の車だけど
さて久々の中古入手。もう車には繋げないけど
最近の車はAUX以降ちんちくりんなDSP処理
咬ましてるので本機の16bitサウンドは
もう聞けないよ。HELIXに差しても結局
別DACの音になっちゃう。一応BBだから
マルチビットDACではあるけど。…