2009年10月21日

Alessandro Music Series One と GRADO SR80

Alessandro Music Series One(以下、MS-1)が届きました。
最近ハウジング形状が変わってますが、中古なので旧型です。



GRADO SR80がツボだったので、買い増しです。
GRADOのOEMでAlessandroというところ向けに作られている製品で、値段設定が違っていて、SR125相当とかいろいろ噂があるけど、SR80とどう違うんだかということで購入。





アレッサンドロのヘッドフォンは直売で買えます。日本だとあぽろんという楽器屋さんかサウンドハウスで売ってます。
GRADOは直販していないし、USのディーラーはUSだけで販売という制約があるんで、営業方針も違います。

アレッサンドロ
http://www.alessandro-products.com/headphones.html

仕様はこうなってます。

Transducer type: Dynamic
Operating principle: Open air
Frequency response: 20 - 22K Hz
SPL lmV: 100
Nominal impedance: 32 Ohms
Driver match db: 0.1
Features: - Vented diaphragm
- Non resonant air chamber
- UHPLC voice coil wire
- Standard copper connecting cord

対するGRADO SR80の仕様がこれです。


Vented diaphragm
Non Resonant air chamber
Standard copper voice coil wire
Standard copper connecting cord
mini plug with 1/4" adaptor
Transducer type: dynamic
Operating principle: open air
Frequency response: 20-20
SPL 1mV: 98
Normal impedance: 32ohms
Driver matched db: .1
ちなみに仕様だけだとSR80とSR125での周波数特性などに違いは無いようです。

で、比較してみました。MS-1は中古なんでバーンイン済みと考えて、早速の比較です。
SR80はラージパッド(標準)と黄色いHD-414用の両方を使いました。
アームバンドの作りはほとんど同じなんですが、側圧が弱いのがMS-1です。バンドのカーブを変えることで調整できるのかな。(変形させるということ)
個体差といえば個体差かも。





イヤパッドはどれも自分の耳(頭)には合います。痛みとか苦痛は無いです。
ハウジングの位置は写真の通り、棒を短くして丁度良いです。


ヘッドフォンアンプはValve-Xを使いました。(1時間以上暖機してから)

音なんですが、音圧が違います。同じボリューム位置だと聞こえる音の大きさが違います。
二股にするアダプタを使って比較したらやっぱり違うというわけで、アンプから二股出力、都度ボリューム調整しながら比較しました。

高さ方向の音場が広いと思ったのがMS-1です。楽器が近く聞こえるのがSR80。
パワフルというか元気なのがSR80で、細かい音がちゃんと定位しているのがMS-1という感じ。
Rockでもいろいろありますんで、使い分けできそうです。

自分で以前から聴き馴染んでいるオーディオテストにしている楽曲をあれこれ聴いてみましたが、同じ形状のヘッドフォンを脱着しつつ音量調整しながらって結構大変ですね。
どっちもGRADOの音だなって思います。好きです。

一通り聴き終わってからATH-AD900にしたらマイルドで、こっちもありだよ、やっぱりと再認識した次第。



ヘッドフォンはスピーカと違ってあれこれ取っ替え引っ替えしながら音楽を聴くことができるんで便利ですね。

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